黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

金の配分

2010年01月31日 20時45分52秒 | Weblog
1月31日分。

 毎度。昨日の夜から、ちまちまーっと「戦場のヴァルキュリア2」を、手探りしながら薦めているところであります。幽霊です。ちょっとばかり主人公が、私の気性からすると熱血過ぎるというか、素直な「おバカ」過ぎるという辺りが気にはなりますが、そこはそれ。そういう主人公を置くことで話が進むんだから、しょうがない。私が何かしら考えようとすると、ついうっかりと動きの鈍い人物を進行役の場所に置いてしまって、話がいつまで経っても進展せんがな……という間抜けなことになるのもしばしば。やーれやれ。
 とりあえず、ヴァルキュリアはまだ二月。後はレーヴァテイン杯の初戦がまだ残ってますが、そっちへ挑む前に各兵科のレベル上げをしているところ。各科、ともかくもレベル四までは上げました。若干不安が残るので、初戦に挑む前に、出来れば全部六まで、最低でも全部五までにはしてからやるつもりでいます。あんまりこういうゲームは得意じゃないのですよ、地味に。システムとしては、ターン制アクションゲーム、というところでしょうか。戦術シミュレーションの面と、アクションゲームの要素が半々くらい……かな? そんなに際どいアクションが必要なわけでもないので、まあまだ気楽にやれます。
 ただ、さすがに一日ゲームばっかりやっとるわけにもイカンわけで。洗濯は昨日一回目を回してありましたが、まだ残ってる連中もいたし、ワイシャツにアイロンもかけないといけませんでしたし。その他公共料金を払いに行ったり、足りない日用品類を買い足したり。今は米研いで、水につけているところです。水を吸ってさえしまえば、後は二十分もかからずに炊けるんですけどねー、圧力鍋だし。八合まとめ炊きですが、さて焦げないで炊きあがるかしらん。ある程度炊け具合は安定していますが、それでも毎回細かに差は出ます。芯が残っていた、なんてことは無いんですけれどもね。

 何日かぶりに、つらつら思考でも。今日は、タイトルの通り……と言っても、何のことやらって感じですな。ええと。上でゲームの話をしてますが、やっぱりゲーム中にもお金の概念があって、お金を支払うことで新しい兵装を「開発」することが出来ます。ちょっと銃の威力が上がったり、ちょっと装甲服の防御力が上がったり、その他特殊な効果を発生させる装備を作ったりできるわけですね。当然、序盤は色んな物を作っていかないといけないのですが、序盤だけにこれまた当然、お金はちぃとも足りません。しょうがないので、何度もトライ出来るミッションに挑んで小金を稼ぎ、少しずつ手をつけていくことになります。
 さてさて。ある意味で時間さえかければいくらでもお金を作り出せるゲームですら、何に金を使うのかという配分の問題、つまりは「優先順位」の問題があります。現実世界では、なにをか言わんやという状況ですね。ぶっちゃけ、国会での審議というのも、多くは「どこにお金を使うのか」「何のためにお金を使うのか」を練るためのもの、と言えますし。んで、私自身が今つらーっと考えている物語でも、これまた例によって、お金の問題を考えないといけないなー、と思うわけなのです。ええ、ここに話が繋がるのですよ、ようやっと。
 学校を舞台にした日常系のお話を考えるなら、あまり政治的なお金の動きやらを考える必要性はありません。お金が絡むとすれば、主人公のおサイフ事情とか、ちょっとその上位階層として主人公の家の家計事情とか。これらもさほど重要性が高い要素ではないのでしょうが、さらにもう一段必要性の薄くなりそうなお金の話としては、主人公の通う学校の財政状況とか。ただ、その学校が割と特殊な事情に基づいて運営されているとか、国家の何かしらの計画によって設立されているとか、そういうことになると、いくらかはお金の話も、背景事情としては考えておく必要が出てくるでしょうね。
 ああ、やっと本題だ……。で、私の考え込んでいるやつについては、学校とかではなくて、ある意味での箱庭環境なのです。前に、海のど真ん中にある島であるということは書きましたが、一応は日本国に属しつつも、島の運営自体は独立自治区的な代物を想定しているわけでして。こうなってくると、物語の中で直接的にお金の配分がどうこうという話は出てこないにしても、彼らの暮らしている世界においてのバックボーンとして、お金がどういう風に配分されているのか、は考えておかないといけません。そんなにガッチリ思考して組む必要は無いにしても、「何に力を入れているのか」「その代償として薄くなっているのはどこか」辺りは考えておかないと。
 この間に、「技術レベル」の話は書きました。技術の発展って、すごくお金が要るものですよね? しかも、ゲームみたく、「科学」の分野に資金を投入すれば全部の技術力が上がる、ってなわけにはいきません。物理学だってあるし、化学だってあるし、生物学だってある。物理学と一口に言っても、宇宙物理とかもあれば量子力学もあるし、完全に基礎の基礎を研究する分野だってあるでしょう。そこらまでガチガチに考えるつもりは無いのですが、ただ、この独立運営となる「島」の中で、どの辺りの分野に重点を置いているのか、すなわちどの分野に金をつぎ込んでいるのか、は想定しておかないといけません。何せほら、SFっぽい雰囲気のものを書こうかなとか思ってるわけですから、ね。
 今の時点で想定出来ているものも幾つかはあって、最初からイメージとして持っていたのが、遺伝子工学方面と、それからマン・マシン・インタフェースの分野。要はまあ、バイオ系と、それから『攻殻機動隊』的な雰囲気を作るための分野、ですね。これに加えて、この間にちまっと考えた食糧の話(外から輸入してこなきゃ、とか養殖は……とか)から繋がって、農産物なり養殖に関する技術には金を割く必要があるでしょう。それと、海のど真ん中にある以上、電力をどっかから電線引っぱってきて供給、ってなわけにはいきません。これをどうにかしようと思ったら……まあ、やっぱり原発になるだろうなぁ。原発と合わせて、クリーンエネルギー方面も同時進行で使うことになるでしょう。
 ああ、そこまではある程度既に考えついていたのですが、今整理して一個、抜けているものを思い付きました。ゴミ処理だ……。海上でぽつんと存在している以上、ゴミをいちいち運び出していては結構なコストになります。燃やせる物は燃やしてしまって、これを火力発電に突っ込んでやれば、少しはマシになるだろうなぁ。ただ、燃やせない代物どもをどう処理するか、という部分については、廃棄物の量を減らす(微生物に分解してもらうとか)か、でなければ廃棄物を再利用するかも考えないと。んー、クリーンセンターって、ゴミを燃やすついでに熱が出るからってんで、温水施設とか併設してるんだよねぇ。そうか、そういう物も作れるのか……娯楽施設という分野も考えなきゃ。
 うん、なかなか面白いですね。こうやってこねくり回しながら、さて書こうか書くまいか、そんなことも考えるのでした。

 ではでは。ひゅう、どろん。

歌え

2010年01月30日 22時36分03秒 | オフ
1月30日分。

 毎度。オフのカテゴリにするほどの話でもないかなーとは思いつつ、まあ某所チャットの腐れ縁と二人してカラオケに出張ってきました。幽霊です。そのついでに本をまた買い込んでみたり、二人してなんか気になった同じゲームを買ってみたりで、それなりに散財したような。それにしてもまあ、新宿でのカラオケってのは、割に高くつくもんですなー。毎々のことなので気にしませんが。プレミアDAMの部屋ばっかり選んでるから、という気もしますけれども。二人であの部屋は、ちょっと回転効率悪い気もします。多分あれ、五人くらいでもゆったりとか、そんな部屋ですし。その分、ちゃんと払ってますけどね?
 合間合間にサボりつつ、あまり歌っている時間自体は長くなかったかもしれませんが、とりあえず四時間ほど。先に暇つぶし用の本を買ってから入るとか、そんなせこい手もやっておきつつ、お互い適当に歌いたいものを放り込んで、一人頭十五曲とかそのくらいずつ歌ったのではなかろうかと。歌った履歴を写メで残してはあるのですが、全部打ち込むのも面倒くさくなったので、割愛。私自身は、「続・溝の口太陽族」とか「PHANTOM MIND」とか、後は「帰り道(化物語)」の三つを新しく試して、それ以降は普段通りのやつをおさらい的に歌ったくらいで大体満足。だた、水樹奈々はきつーい。
 それが終われば、後はあちこちフラフラして、飯食って、午後七時に解散。奴さんは雀荘行って一局か二局かやってから帰るかーとか言ってましたね。私自身はさっさと帰ろうかと思ったのですが、図書カードがほとんど弾切れになったので追加しに移動。それからゲーセンへ寄ってコイン三枚投入して、九時前くらいに撤収しました。昨日にかなりの睡眠時間を取り返しておいたお陰で、体調不良も無く、安定して遊べましたね。朝の内に洗濯も終わっているので、後は明日にワイシャツだけアイロンをかけてやれば雑用も終了です。良きかな良きかな。
 ……ってなわけで、「戦場のヴァルキュリア2」を二人して買ってきてしまったので、とりあえず開封して試してみることにします。モンハン以降は何もやってませんでしたが、しばらくはコレに時間を使っていくことになりそうですね。まあ、体調に異常が出ない程度の加減でやらないと、まーた仕事中にひどい目にあえますけれども。

 ではでは。ひゅう、どろん。

ああ、やれやれ

2010年01月29日 21時19分09秒 | Weblog
1月29日分。

 毎度。ようやっと、残業も、飲み会も無くさっさと帰ってくることが出来ました。これでやっと睡眠時間を一気に戻せる……。幽霊です。いやまあ、結局はいつもの後輩と帰りがけに鉢合わせたので、あっさり塩ラーメンだけ食って来ましたけど。珍しく、まあまあ塩の美味い店があるのが幸いです。いや、何せ火曜日から延々と外食ばかり続いていて、いい加減濃い味は飽き飽きというか胃が重たいというか困ったもので。あんまり胃腸は強くないんですってば……。
 少しいつも以上に身体と気分を休めてやりたいので、今はエッセンシャルオイルを炊いてます。今日から新しい種類のオイルも一つ追加して、新しい調合でレッツチャレンジ。普段というか今までは「レモングラス」に「グレープフルーツ」でしたが、今回は更に「ユーカリ」を買ってきて、追加してみました。レモングラスの少し鼻に強い酸味の香りと、それをいくらか弱めつつ甘みを増すグレープフルーツ、というのが従来で。今回からは、更に少しミントに近い香りのユーカリを加えて、どことなくシトラスのような風味に。ペパーミントとユーカリでどっちにするか迷いましたが、ユーカリで良かったかも。気に入りました。今後もしばらくは、この調合で大丈夫でしょう。
 ちなみに、レモングラスもユーカリも、どっちもある程度強めの浄化作用的な効果が言われているもので、組み合わせの相性としては悪くなさそうです。あまりごちゃごちゃと混ぜすぎてしまうと香りを壊してしまいそうですが、後はサイプレスを取り入れてみても良いのかも知れません。が、三種類までにしておく方が良さそうかなーとは思いますが。サイプレスを使うなら、レモングラスを外して、ユーカリとグレープフルーツで組むのが良いのかな? ともあれ、今回の調合は効果がありそうで、気分は結構落ち着いてます。昨日まででそれなりに続けて会社関係の人間と食事したり飲んだりしてたので、人疲れがね。
 さて……明日はカラオケかー。体力を残しておきたいので、今日もつらつら思考するネタは割愛にします。あんまり何度もやるのもアレですし。なお、身内向けですが、来月後半のどっかしらでカラオケオフでもやろうかと、某メンチが申しております。参加者募集中ー。

 ではでは。ひゅう、どろん。

胃がやられるー

2010年01月28日 23時31分46秒 | Weblog
1月28日分。

 毎度。今週はどうにも自室へ戻ってくるのが遅くなってばかりで、まともに自炊の食事をしていません。お陰でどーにも、濃い味のものばかりで……胃がやられそう。幽霊です。昼はほぼ他に選択肢がないので会社の社員食堂ですし、夜はどうにも今週は付き合いの類が多くて、月曜だけは自炊したような記憶がおぼろげにありますが、火曜は他の部の先輩と飯食ってましたし、水曜は手伝いに駆り出された後でラーメンとケーキという妙な取り合わせ、これで今日は飲み会でしたし。胃が、胃がやられる。他のオードブルとか鍋とか要らないから、茶漬け一杯で終わりにしてくれー。
 外での食事というのは、味にすぐ飽きてしまって困ります。自分でやるときには、それもあってかなり薄目に味をつけますしね。外食というのは満足度をちょっと無理矢理にでも引き上げるために、味を濃いめにする傾向があります。反対に、自然食品を扱っていることを売りにしているお店では、わざとやや薄目にする。料理や食材の味が濃いというのは、昔にはちゃんと理由のあるものが多かったわけで。漬け物なんてかなり味が濃いものですが、アレは元々保存食だから。正月のおせちも味の強い物が多いですが、あれも何日かは保つように、だったわけです。スパイスをかなり使う料理なら、食材の傷みを若干誤魔化すため(新鮮な食材の入手が難しい場合に多い)にそうなってますね。インドのカレーなんて、大元は日本で言うカレーとは全然違って、スパイスで煮込んだ何かしら、という代物ですし。
 今の日本でなら、そういった理由で味を濃くする必要性は、あまり無い筈なのですよね。食材の安全性というものに対しては、世界でもトップクラスでやかましい国ですし。ついでに、外国に何カ所か好きで旅行した人の話を聞いてみると、日本って食事にせよ娯楽にせよ、随分恵まれた国なんだなーということが分かります。ちょいと都心部ではコストが上がってしまう難点はありますし、昨今のニュースでは日本もうダメじゃね? 的なニュアンスをマスコミさんが煽ってはいますけれども、ね。恵まれた国であることは、確かです。それだけ頑張った人達もいたのでしょうけれど。
 ……うん、何か詮無いことを書いている気がするので、さっさと今日も切り上げます。明日はせめても、もうちょっと夜はゆっくり自室でサボりたいものですよ、ホント。疲れた、飲み会で……。

 ではでは。ひゅう、どろん。

言葉の印象って

2010年01月27日 23時29分18秒 | Weblog
1月27日分。

 毎度。午前中は事務所のオフィスでそれなりに仕事、昼休み前から移動を開始して、昼は適当にカレー屋に入り込んで二十分飯、午後からは関連会社の方で税金申告書の作成で七時まで残業と、それなりにまあ忙しいような一日でした。幽霊です。そんなに無用に充実して無くていいから、仕事。もっとぐだぐだ、うだうだサボってるくらいで良いんだって。そんなに真面目に仕事なんてしたくないんだって。……と、文句を言ってみてもまあしょうがないので、ぼつぼつ片付けてきました。ちゃんと要求された分の仕事は終わらせてきましたよ?
 まあ、そこら辺の話には全然関係ないところへ話題を飛ばすわけなのですが。そんな忙しい中でも、ちょびっと暇を見付けて、ネットのニュースを眺めてみれば……。またしても政治ネタでちょっと恐縮ですが、同じ参院予算委員会の話なのに、捉え方というのか、記事の書き方が全然違うもんだなーと思えるニュースを発見。まずは朝日新聞の記事で、それからこっちが読売新聞の記事ということで。個人的には、何日か前に国会中継の谷垣さんの質問の箇所を眺めた感想として、読売新聞側の論調に賛成します。あ、ニコ動とかにも国会中継の動画がそのまま上がっているので、一度見てみると面白いかと。下手なバラエティより楽しめました。結構、ためにもなりますよ?
 こういう風に、記事を比べて読んでみると、同じ事柄を伝えるにも、随分と違いが出てくるものだなーと思います。うっかりすると、単語一つ違っただけで、語尾の口調をちょっと変えただけで、その言葉の印象というのは随分違ったものになるわけでして。「お腹が空いたなー」と言うのと、「腹減ったぞ」と言うのとでは、結構イメージが違いますよね。更に遊んでみるなら、「私は空腹を覚えています」なんて風にまでしてしまうと、全部言っている内容は一緒なのに、雰囲気は全然変わってしまう。
 実際、うちのブログでも、ある程度柔らかい印象で伝わるように、これでも単語や言葉遣いは選んでいます。普段に私が誰かと会って、口で喋っている言葉遣いとは、ぜーんぜん違う調子になっているくらい。頭の中で考えている言葉だと、「んだよウゼェってか失せとけってかくたばれ」くらいの悪口雑言は割と頻発してますね。ただ、ココに載せる話というのは、多少なりとも人目に触れるという前提で打ち込んでいるので、それなりに言葉については自己規制がかかっているし、フィルターもかかっているし、相当オブラートにくるんでもいます。これはつまりは、うっかり炎上したりしないように、という配慮に基づいてのことであって、回りくどく見える面も否定は出来ないところです。自分でも随分遠回しだなーと思うこともあるのですが、直すのも面倒くさいのでそのまんまに。
 そういうことをやってるから、ちょっとしたブログのテストみたいな代物で、女性のブログとかいう判定を出されたりするのでしょうねー。何やら以前に、四十歳前後の女性のブログ、とかそんな評価をくらった記憶があります。ワカランでもないかな、と苦笑いしましたよ、アレは。

 さてはて。ちと今日はうっかりアルコールを飲まされてしまったのと、帰ってくるのがそもそもやや遅かったので、後半のつらつらは無しです。眠たい……。
 ではでは。ひゅう、どろん。

紙切れと格闘

2010年01月26日 23時52分36秒 | Weblog
1月26日分。

 毎度。突発的にどっからともなくメールが飛んできて、今週末はカラオケに行くらしいということに決まりました。幽霊です。相も変わらず突発的に思い付きで言ってくるやつだ……どっかの幽霊と、案外性分が似ているような気もします。ともあれ、そういや先週も新宿へ出向いたような記憶がありますが、またしてももう一回新宿へ出ることになる、と思います。一ヶ月の内に三回かよ、まあそんな月もありますかね。
 そっちはそっちとして、ほぼ一日、会社で紙切れというか、紙の束と格闘戦をやらかしておりました。いや、今日の午後からある会議の出席者分四十部くらいの印刷とか、明日にある会議二つのための資料印刷とか、そんなんばっかりでして。特に出社してから昼前までは本当に修羅場も良いところで、先輩と二人して時計をにらみながら、印刷→紙を三つ折り→印刷→三つ折り→印刷→以下略、最後に製本といった感じで三時間休み無しでした。間に合ったから良かったようなものの、うちの部のコピー機はいい加減経年劣化が酷くて……。そっちのご機嫌伺いに疲れた気配もありますな。ヤレヤレ。経費節減うんぬんのせいで、入れ替えのゴーサインがなかなか出ないのが困りますな。
 明日は明日で、系列会社の税金申告絡みで事務応援に来いとか言われたので、午後からでばってきます。まあ、どっちみち都内なので、出張という感じではないのですけれどもねー。手当も付かないし。手当不支給の場所として指定されてるのですよ、いやはや。仕事も暇すぎるのはちと困りますが、あんまり忙しいとか慌ただしいってのも、ちょっとねぇ。バリバリ仕事して出世したいという人なら別なのでしょうが、出世願望は……あまり無いですし。給料があまりに上がらないのは、さすがにキツイですが。そういや、今年の春闘も、やはり賃金アップよりは、ともかくも雇用維持の方に傾かざるを得なさそうですね。まだもうしばらくは、安アパート暮らしかなー。
 まあともあれ、今日は少し気を和らげておきたいので、随分と久々にエッセンシャルオイルをポットに放り込んでます。レモングラスとグレープフルーツ、という組み合わせは依然と変わっていませんね。若干、薄目にミント系を入れても良いのかも知れません。うん、少しくらいは偏頭痛が治まっている、ような気もします。多分、気分の問題でしょう。

 さてさて。昨日までで乗り物絡みの話はお終いですが、今日は今日で、別のことをちまっと考えてみます。今日は、食べ物の話。物語世界でも、やっぱり人がいれば生活があるわけでして、そうなると当然、食べ物が必要です。人間の三大欲求と言えば、「食欲」・「睡眠欲」・「性欲」で言われる通り。最後のはまあちょっとさておくにしても、少なくとも食べるということをしないと、人間死にますし。作中の彼らも暮らしている、生きているんですよという表現として、食事というのは結構大事です。
 んーで。食べるという行為自体にそう変化はないのでしょうが、食材とかについては、ちょっとくらい差が出てくるかも知れません。とりあえず、想定している時代は現代よりも三十年とかそのくらい後、一応は日本国内というイメージになっています。ただ、場所的には海のど真ん中の人工島というところで考えているので、食糧を自給するとなると、それなりの工夫が必要になる環境設定ではありますね。一応、若干の逃げ道も考慮はしているのですが、それだけだとなー、さすがに限度があるなー。野菜類はまあ何とかなるでしょうが、メンドクサイのは肉類を考慮する場合です。魚介類はまあ、周辺が海なわけですから、養殖なりすればとりあえずいくらかは確保が出来る筈。ただ、肉は難しい。
 合成品を考えるというのも手ですし、ちょっとした冗談としてその類のネタを突っ込むつもりではあるのですが。合成の肉って、案外作るのにコストがかかりそうな気もします。かといって、土地面積がかなり限られる環境設定ですから、素直に畜産やるってのもちょーっと厳しい。ブロイラーをそれこそ、ぎっしりみっしりと、まさに「家畜」扱いで機械的に育てるってんなら、まだ可能は可能でしょうけれども、ねぇ。つくづく思うのは、今の日本って、かなりの種類の食材を使ってるんだな、ということ。自前でこの種類を補おうと思ったら、実際問題無理があるのでしょうね。昔から国土の豊かな国ではありましたが、今はもう外国の素材すら平然と使うしなー。
 さて、海のど真ん中の島ということになると、食料の供給はどうしても、外から仕入れてくる必要性に迫られます。そうなると……主なルートは、船か飛行機か。どっちにしても、若干コストが割高になりそうですねぇ。まあ、設定上、あんまり味にこだわらないような連中ばっかり集まってくるような島なので、ジャンクフードの供給さえ滞らなければ大丈夫っちゃ大丈夫そうではあるのですけれども。まあ、その辺も面白おかしく書けるなら、ネタとしては使えるかな?
 ……む、もうちょっと考えを練ってみたかったのですが、若干帰ってきたのが遅かったこともあって、そろそろ日付が変わりそうです。明日も仕事だし、ということで、今日はちょっと中途半端ですが、この辺で一旦切り上げます。

 ではでは。ひゅう、どろん。

やっぱり本は売れないのか?

2010年01月25日 23時09分50秒 | Weblog
1月25日分。

 毎度。四連休から明けて仕事へ行くと、さすがに身体が怠け過ぎていて、なかなか調子が戻ってこないものですね。幽霊です。いや、いきなり一時間半残業とかそんな状況になったもので、身体が全然ついてきませんで。終盤は偏頭痛に顔をしかめっぱなしになりながら、般若面でも被ってるんじゃないかって表情で仕事してたような気もします。今でもまだ痛いんですけどね、頭。頭が悪い、ってのは元からなので放っておいて下さい、きっと精神疾患の一種でしょう。治し方は誰が知ってるんだろう?
 置いておいて。タイトルの話ですが、とりあえずこんなニュースを発見したので貼っておきます。09年の書籍・雑誌販売が2兆円を下回ったという記事ですね。個人的には、二兆円なんてラインは維持してたんだなーと、むしろ少し驚いたくらいではありますが……。とりあえず、この記事の話からすぐに「活字離れ」に持っていくことは、あまり意味がなさそうではあります。とりあえず最初に思い浮かぶ事柄として、この統計というのは古本の市場について加味されているのかどうか、というところ。加味されていない可能性の方が高そうな気もしますが、そうなると、かなり実態と離れてしまうんじゃないかな? それと、09年については不況不景気と延々言われていた中で、みんな消費をかなり抑えこんだ年でもありました。本なんて、抑え込まれる筆頭の部類なんじゃないかなーと思うのですが。
 何となく考えているのは、本を好きこのんで読むような人間というのは一種の変人か、よく言って物好きであって、その絶対数自体は、少なくともここ十年とか二十年くらいなら変わっていないんじゃないかな、と。変動しているように見えるのは、普段あまり本を読まない人達が、何かしらのキッカケで本を買おうという流れがあったかどうか、その流れがどのくらいブームになったのか、という部分によるのではないかということですね。ただ、雑誌については購読者数は減っている傾向が確かにあるかも知れません。だって、数のさばけそうな分野の雑誌に載っている記事なんて、その大半はネットで代用出来そうですもの。それが出来ない、かなり突っ込んだ内容か、極端にマイナ分野の物については、購読者数はあまり増減しないか、微減という程度ではなかろうかなーと考えます。
 トータルで見るなら、本の業界というのは、やっぱりまあ斜陽産業……とまでは言わないのかも知れませんが、パイの絶対数は減り続けているのだろうという推測は出来ます。本じゃなくても情報は手に入るし、読み手となってくれる人口も減っているわけですし。全体の人口はともかく、団塊の世代の大量退職があった筈なのですから、余暇に本を読むというリタイア組が増えていれば、金額は増えそうなものなのですけれどねぇ。この辺を考えてみても、「近頃の若者は本を読まない」という話だけではないだろうな、と思うのですが。
 余談。雑誌については、特に大衆紙的なところは、記事の質が落ちてるんじゃないの? という気もします。広告ばかりで中身の記事が少ない雑誌なんて、結構ザラにあるでしょう。オススメのお店紹介、なんて記事の雑誌も、載ってるお店のいくらかは、お店側からお金を貰って載せているものがある筈。実際問題、ぶっちゃけてしまえば、雑誌に載ってる店という宣伝を掲げているお店を、私は信用しません。むしろ、そういうお店は避けます。大概、そういうお店は「高い」「混んでいる」「不味くはないけど……ねぇ?」という程度である、という印象が強くて、信用する気になれないのです。特に、東京ではそういう傾向が強いと思うのですが、これは私の偏見なのかどーなのか。一般大衆という書き方をすると、何か小馬鹿にして、知能のない連中みたいなイメージを抱きがちですが。馬鹿じゃないのですよ、みんな。

 もうちょっと続く、昨日・一昨日の話のこと。一繋がりの話としては、今日で一旦お終いにしますけれども。昨日の最後でふっと思い付いた案は、一晩経って若干の粗と難点に気が付きましたが、ちょいちょいと別の小細工を付け加えてやることで、まあ何とか形になりそうです。とりあえず、空飛ぶギミックについては、この案で大体固めてしまうことにしましょう。つらつらここで頭の運動をしている間に、少しは使えそうな物が出てきてくれたようです。感謝感謝。さて。今日は昨日までのように、どういうギミックにしようかなという部分の話……からは、ちょっと脱線します。本筋だった部分については、既に自分の中で大体方向性が定まってしまったので。今日の分は、オマケというか余談というか、そんな感じですね。
 えらく色々としょーもないことを、推進方式がどーとか考えていましたが、コレはコレでしょーもないながらも物語を描き出すときに影響が出る事柄なのです。前提条件として、街中で乗り回すことを考えている、というのは昨日か一昨日かに書いた記憶があります。んで、街中で乗るからには、さすがに超音速飛行なんてわけにはいきませんよね? どんだけの被害が出るか分かったもんじゃありません。窓ガラスがパリーン、とかくらいでは済まないでしょう。それに、街中での移動程度を考えるのであれば、そんなに過剰なスピードは必要ありません。街中を時速百キロで突っ走る必要がどこにあるか、というわけですね。そういう必要性のある場面を想定しているなら、最初からそっちを起点にして考えます。
 今回延々と考え込んでいたのは、ある程度ですが、先にお話全体の雰囲気とか、街のイメージとか、その「空飛ぶ」ギミックに乗る人物のことが出来てきていたから、でもあります。既にある程度出来上がっているところに、全然噛み合わないパーツを突っ込んでしまうと、全体のバランスが崩れてしまう。うっかりすると、どこか一箇所の歪みを直すために加えた修正が、また別の所へ、更にまた別の箇所へ、そして修正のための修正が加わって、また修正のための修正をするために修正、ということもあり得ます。……さすがに、そこまでやるのはメンドクサイ。というわけで、「収まりの良い」加減の物を考えないといけなかったという次第です。
 それから、推進方式の違いというのは、「アクション」してもらうときに、地味ぃ~に影響が大きいところだったりもして。例えば、いざその「空飛ぶ」ギミックで「離陸」(もうちょっと軽く、「発進」の方が良いかな?)しようとする、と仮定します。推進方式のパターンとして、「ジェット推進」・「グライダー」の二つで考えてみるとしましょう。

1つめ:ジェット推進の場合
 ジェット推進の中でも、出力の高い戦闘機なんて物騒な代物をわざと考えてみましょう。戦闘機が離陸するとなると、さて必要な物がありますね? ……ええ、ジェット推進の飛行機が離陸するには、長い滑走路が必要になります。もしくは、空母から発進するような場合には、専用のカタパルト設備を使いますね。街中で、そんな長距離の空いた道路なんてあるかいな、というツッコミが早くも一つ思い浮かびます。専用設備があれば短距離で離陸できますが、どこに着陸するんだ、というのも問題。それと、離陸のときに、かなりの轟音がするでしょうなー。少なくとも、街中で気楽には乗り回せません。
 ジェット推進という括りの中でも、離陸のための距離というだけが問題なら、VTOLという手も考えられないでもありません。が、これはこれでやかましい。ついでに、燃費も悪いし、路面に相当なジェット噴射を叩き付けることになるので、機体周辺にもの凄い轟音と突風を巻き起こすことになりそうな気がします。あれですね、エレガントさに欠けます。
 あと、ジェット推進ではなくて、ヘリコプターのような形でも、突風と轟音という問題は解消しません。うっかりローターを電線やら街路樹やら、もしくは他の建物にかすりでもしたら、あっという間に墜落確定ですし……。ここまで本格的な機構を要するような推進方式は、個人規模で、街乗りするものという用途にはちょっとそぐわないということですね。

2つめ:グライダーの場合
 ジェット推進(とヘリコプター)については、離陸するだけでもえらく手間というか、大仰になりすぎるというのが、上での結論。では、逆に推進機構としてはもう翼のみ、動力は風と空気と重力のみ、というグライダーではどうなるか。……実は、こっちはこっちで、あんまり街乗りという用途には向いていません。離陸に限定しても、別の手間があります。
 グライダーの場合、自力だけでは「発進」する手段がありません。離陸するためには、ある一定までの速度を何かしらで確保する必要があります。モーターグライダーとかなら話はまた別ですが、モーター等なしのグライダーで考えるのならば、順当なところで「車に引っぱって貰う」という離陸手段が必要でしょう。となると、轟音やら突風やらの問題点は無いにしても、これはこれで自力だけじゃなーんも出来ない、という困ったデメリットが。街中で気楽に乗り回すというのには、これも不自由ですね。それと、着陸もまた結局は滑走距離が必要になる。実のところ、離陸距離とか、離陸できる場所という問題点は、ジェット推進と大して変わらないということが判明してしまいました。

 ということで、「離陸」というアクションだけでも、上二つの方法は随分手間がかかってしまいそう。勿論、現代の空戦を描くならジェット推進の戦闘機は格好良いし、空に生きるみたいな雰囲気の話を書くのであれば、グライダーやハンググライダーは綺麗にはまってくれることでしょう。ただ、今私の思い描いている世界の中では、ちょーっと合わない。ついでですが、ジェット推進では街中での小回りなんてものは期待できないし、グライダーでは「街中の交差点を曲がる」なんてことは出来ません。グライダーが街中を飛んでいる時点で、ほとんど墜落寸前の高度ですしねぇ。それはジェット推進でも一緒か。つまり、私がやりたいのは、「空飛ぶ」ギミックで街中の風景を、それもゆっくり流れる街中の景色を描写したい、ということなのです。この要望は、ジェット推進では難しい。グライダーでは、速度はジェット推進よりマシなものの、手軽さに欠ける。
 やりたいことは一つなのですが、ギミックにどんな技術を採用してうんちくをこじつけるかによって、結構「アクション」の幅というか、選択肢が変わってしまいます。実際、今回思い付いた仕掛けを使うとなると、若干だけ、想定していた「アクション」の選択肢と違ってしまうという事態が既に発生していたりして。まあ、そう大した規模の影響にはならないようなので、そのまま使ってしまおうとは思っていますけれども。ちょこっとしたところでも、選び方によっては後々で影響が出る、なんてのはよくあることでして……。今回の決定が、そういう後々の時限爆弾にならないことを祈りましょう。なってしまったら、そのときはもう笑って済ませるとしましょう。あははー。にぱー。

 ではでは。ひゅう、どろん。

おお、寒い寒い

2010年01月24日 20時46分34秒 | Weblog
1月24日分。

 毎度。昼間はある程度暖かかったようなのですが、夜になるとやっぱり一気に気温が下がってきてしまいますね。幽霊です。連休も今日でお終いですが、結局またしても一日寝て過ごすというオチがついてしまいまいた。ま、予想通りといえばその通りなので、そんなもんかなーとも思いますが。とりあえず一日は出かけて本も調達できているし、骨休めしてたってことで良しとしましょう。お金にもうちょい余剰があればねぇ、温泉にでも一泊二日とかで行っても……とか考えたのですけれどもね。別にスーパー銭湯とかでも良いんだよな、ということに今気が付きました。もう少し早く気が付いて欲しいなぁ、自分。
 寒さで指の動きが大分悪くなってきてますが、ちょうど今は外で洗濯機を回している真っ最中で、この後に今度はワイシャツのアイロンかけをしないといけないので、エアコンを使えません。何せこのアパート、電力の定格が15アンペアという凄いところなので……。間違いじゃないですよ、毎月の電力費の請求書に書いてあるので。こんな状態なので、エアコン起動中に電子レンジをうっかり使ってしまうと、百パーセントでブレーカが落ちます。割と冬場の朝はこれをやらかしてしまって、しまったなーとかぼやいてますね。自分の部屋にいるだけなのに、修行してる気分になれます。南無三。
 どうでも良いですが、連休中ろくにネットニュースも見ていなかったので、今更のタイミングでサイトを三つ四つ流して眺めてます。どこの大手ニュースサイトでも、主要記事に並ぶのは、どこもかしこもオザワ、オザワ、オザワかー。もうちょっと他に話題無いのかよ、と思ってしまいますが……。テレビを一切見ない生活(そもそもテレビが部屋にない)が常態化してるので、ワイドショーやらニュース番組でどういう扱いになっているかは、知りません。が、もちっと別のことを審議しないとイカン期間じゃなかったけかなー、とも。国民のための議論じゃなくて、政治家の勢力争いですな、今の状況は。個人的には、これだけ不信感を持たれた幹事長を続投させてるってのは、どういうつもりなんだか、とも思いますけれども。身の潔白の証明は、国会と別でやってくれというのが率直なところです。

 さておき。昨日の続き、という感じで。個人単位で「空を飛ぶ」ギミックについてつらつらと考え込んでいたわけなのですが、まあもうちょっと進めてみようかな、と。昨日の時点では、とりあえず重力制御的なものはオーバーテクノロジーすぎて却下、パラモーターそのまんまという感じでは、ちょっと近すぎてツマラナイ、というくらいが結論だったような。
 技術的なうんちくのこじつけもまあ考えないといけないのですが、もう一個考えておかないといけないのが、どういう見た目にしたもんか、ということ。大事ですよ、見た目。まあ正味な所、これだけつらつら考えてはいる割に、実際には作中物語での出番って、そんなに多くはない予定だったりします。ただ、こういうのは憧れとしてずーっと持っているわけで、どうせ出すならコレはちゃんと考えたいよなー、というだけのことでして。だからこそ、見た目とかも少しは考えないといけませんな、ええ個人的な満足のために。
 ひとまず、昨日今日でざっと浮かんだのは、スクーターのタイヤ部分がローターになっているようなやつとか、いっそ昆虫というかトンボのようなデザインか、はたまた空を泳ぐイルカのようなフォルムか、という辺りがまず筆頭で。その辺りの派生系として、トビウオとか、スズメバチとか、いっそ開き直って凧、同じ語感というか語の音で空飛ぶ蛸とか……それはキモイですな、さすがに。凧という発想が出たので、敢えて動力を積まないグライダー式の物というのも候補には入ってきます。グライダー式となると翼が結構大きい物というイメージになりますから、カモメとか。ローター式の案を重点で考えるなら、エイ(海にいるアレです、イトマキエイとか)のような姿、というのも考えつきますが、んー……ありきたり? 見た目だけから絞っていくのは、ちょっと難しいかなー。
 想定している用途として、街中である程度自由に取り回しをするという前提が、実はあります。作中ではあくまで試作品として、個人か、個人研究所規模で一台だけ作った代物という考えでいるので、オーバーテクノロジー傾向に行ってさえいなければ、昨日気にしていた社会への影響という部分は考慮しなくて済むのですけれども、ねぇ。その原理なら重力制御でも良いじゃんと思えそうですが、実際にはその途中段階の技術は各所に普及しているということを考えないといけなくなるので、やっぱり却下です。あと、これとは別に、少なくともジェット推進メインというのは、街中運用を想定しているだけに、却下。轟音と速度制御の問題が……うん、間違いなく公害認定ですね。
 動力という面から考えると、実用性が高そうなのは、やっぱり結局はローター式かグライダー式。でなければ、さっきもデザインの面で考えていたものですが、トンボとかハチとかのような昆虫的な飛び方でしょうか。ちょいと捻って、飛ぶのではなくて、「跳ぶ」、つまりは跳躍、ぴょんぴょんジャンプするという転換の仕方もあるっちゃあるのかも。自転車式に自分でペダルを漕ぐ、鳥人間コンテストのやつみたいな動力もありますが、さすがにそれはちょっと避けたいかな? ちと生々しすぎるというか体育会系すぎますし、せめてももうちょっとSFしたい。
 跳ねるというイメージをもうちょっと考えるとするなら、攻殻機動隊でタチコマ(フチコマ)がやっていたような、ワイヤアクション的な手もありかも知れません。跳ねるというより、これだとターザンとか、空中ブランコを乗り継ぐような動き方になります。映像作品にするときには、結構見栄えのしそうな雰囲気ではありますね。空中を真っ直ぐに飛ぶような動きというのは、動画的には案外、平坦に見えるもの。上下動が加わる方が、空中にいる、という視覚イメージは強くなりそうです。そうそう、話が若干逸れますが、攻殻機動隊で「少佐」の身体能力を強調するような場合の動作というのは、やっぱり左右方向の動きではなくて、上下方向の動きを演出しているという印象があります。ビルの上まで一発で届くジャンプ、高所からの着地、壁を蹴っての三角飛びのような動作等々のことですが、こういう平面上ではなくて三次元的な動作は、普通の人間では出来ない動作ですね。
 ……はて。この辺までつらつら考えていたところで、ちょっとここまでと若干違う発想の案が一つ、ぽんと頭に出てきました。さてはて……コレは、どうだろう。あんまりまだ文章として出せるほど固まってもいないので、今回はまだ打ち出さないにして、うん、でも使えるかも知れません。コレを採用するなら、ローターはメイン出力としては不要だし、ジェット推進や重力制御もとりあえず要らない。ジャンプとは違いますが、若干跳ねるような動作の要素が加わるので、上下動的な雰囲気も入る筈。技術的にも、ちょっとSFチックで良いかもしれません。実現性という面では、ぶっちゃけかなり無理がある気もしますが、まあ全く不可能かというと、少しくらい出来ちゃうかも知れないと思える範囲内か。うん、こういう微妙な加減のギミックが、SF的な物の楽しみだと思うのです。後は、コレが一晩経ってからもう一度考え直したときに、使い物になるかどうか、ですね。思い付いては見たけれど、一晩明けてみて、冷静に考え直してみたら、やっぱ微妙……ってことは、結構あるのです。

 そんなわけで。ちょっと候補案が一つ思い浮かんだところで、今日はお終いです。
 ではでは。ひゅう、どろん。

再度寝て過ごす日

2010年01月23日 23時05分02秒 | Weblog
1月23日分。

 毎度。有休まで突っ込んでの四連休も、気が付いてみればもう三日目が終わりですなー。幽霊です。一昨日は完全に寝て過ごして、昨日は新宿へ出向いて書店巡り、今日は昨日の反動で完全にまたしても一日寝ておりました。食糧は昨日にある程度買い出し済みであったのと、今日一日ベッドの上でしかほぼ過ごしていなかったので、あまり食べる物も必要なかったとかソンナ事情もあったり無かったりもにゅもにゅ。買い出しって言うと、いちいち頭の中に『ヨコハマ買い出し紀行』が浮かんできて、どーしたもんでしょう。どーもならんか。どうしようかな、新装版を買い直そうかなぁ。新しい話が一巻一話くらい、ショートでも良いから入っているなら、迷わず買うのですけれども。ぬぅ。
 あ、昨日に本の話を延々しておいてまた今日も似たような話になるのですが。ここのところ、私の漫画における好みというのは、「エブリディ・マジック」の方面になっているような気がします。雰囲気的には、『ARIA』を思い浮かべて貰えば分かりやすいかと。日常の中に幸せは、不思議は、キラキラしたものはあるよ、的なやつですね。割とゆるいのが最近での好みで、そういう意味でも『ヨコハマ買い出し紀行』は今でも好きです。その次に来ている、『カブのイサキ』も買ってるですよ? 現在二巻まで発売中、買ってねー……って、ここで宣伝してどうするか。アフィリエイトとかやってれば、ここでアドレスをペタっとやるところなんでしょうけれども、ねぇ。うちでやっても、あんまり小遣い稼ぎにもなりそうもないですな。ローカルでマイナすぎますわ、いやはや。
 休みになると、どーにも食事を抜きがちですが、今日も今日とて意識していないと抜きそうになりました。しょうがないので、睡眠ラッシュの合間に目が覚めたタイミングで、またしてもハウル式目玉焼きをば。いや、ベーコンがあんまり保たないのと、ブロックベーコンで買ってしまった分、ちょっと量が多くて……。他にあまり使い道も思い付きませんし。コンソメがあれば、今手持ちのキャベツともやしを使って、洋風スープとか作れるんですけどねぇ。コンソメは、手持ちがないのです。中華風スープの素はあるんだけどなぁ。買ってくれば良いのか、ちょっと高いけど。料理酒で軽くフランベ? のようなことをしてみたりしつつ、まーだちょっと焼き具合は不満が。ちと堅くなりすぎました。食いではあるんですけどね、分厚いだけに。三ミリくらいで切ってます、大体ですが。
 しかしまあ、寝て過ごそうと思えば、一日割と簡単に寝てしまえるものですなー。放っておくと、明日もこんな調子になりそうで、さすがにちと自制したいところです。せめても掃除はしないと。元々怠け癖のある輩でして……仕事も隙あらば怠けてますからねぇ。その割に、つまらんことでこだわってしまって、時間を食ったりもしますけれど。性格的には、めんどくさがりで集中力が切れやすい割に、仕事のやり方自体は巧遅の方向性という……相性悪いぞ、おい。仕事の上では、むしろ拙速の方がまだ望ましいのですよね、コレが。さっさと第一報を挙げてしまえば、ミスが後で分かっても修正出来ますし。修正までのタイムロスが少ない方が、仕事の上では望ましいというわけですね。芸術作品とかなら、巧遅の方が良いんでしょうけれども。話にまとまりがないな、いつものことですが。

 さてはて。ここのブログで物語絡みをつらつら考えるのが、ここのところの傾向になったかも知れません。いや、他のタイミングではついサボってしまって、あんまり考えないもので。まあネタにもならないことはないし、都合が良いので。若干お付き合い下さいませ。
 今のところの方針では、上でちょこーっと好みとして書きましたが、「エブリディ・マジック」が良いのかなーと思ってます。なおかつ、若干SF風味とゆーことで。そんな中で、作中にちみっと使いたいギミックが一つありまして。男の子の憧れ的なものでよく考えるのですが、やっぱり「空を飛ぶ」ギミックが欲しいなーとか。個人単位で空を飛べるギミックが欲しいという意味合いで、まあ一番イメージとして分かりやすいのは、あれですね、『風の谷のナウシカ』の「メーヴェ」でしょう。メーヴェって何ぞという場合は……えーと、ナウシカが乗ってた白いタコというか、小さな飛行機みたいなやつ、と言えば良いのかな? 随分昔にナウシカを見たときに、アレは一種の衝撃を受けましたねー。今でもジブリ作品で一番のお気に入りはナウシカですが、ストーリー性もあるにせよ、一番の理由はメーヴェのイメージなのかもしれません。二番目は『紅の豚』……やっぱ飛ぶ物が好きか。でも『ラピュタ』はそんなでもないという。
 どんな「飛ぶ物」が良いかという大まかなイメージは、実際の所ある程度は頭の中で候補が挙がってます。ただ、あることはあるんですが、さて技術的なうんちくをこじつけるときに、どの程度まで「進んだ」技術を採用するかなーってところで迷いがあります。極端な話、「重力制御」なんてギミックを持ち込んでしまいさえすれば、どーんな形の「飛ぶ物」だって作れちゃいます。ごてごてした機械なんて無くても、すいーっと飛び上がっちゃうような設定にだって出来る。……ただなー、それやっちゃうとツマラン気もするなー、というのが頭に引っ掛かってしまうわけでして。魅力的なギミックなんですけどね、ホント。但し、多分作中でイメージしている技術レベルと比較すると、重力制御関係はちょーっとオーバーテクノロジー傾向かな、とも。バランスが悪い。
 重力制御、しかも個人規模で使えるレベルまでの物ってのは、かなり技術的には先に行ってしまっているもの、というイメージがあります。今の社会に、例えば個人規模までの重力制御があるとしたら……ええ、結構な影響があるでしょう? 少なくとも、街並みの形にはかなり変化が起こる可能性があります。人間は基本、平面でしか動けないというのが大前提ですから、施設を何層も作る場合には、当然フロアで物理的に区切ってやる必要があります。それが何のためかと言えば、つまりは人間が立って歩くことの出来る「床」を用意するため、ですね。でも、個人単位で自由に重力制御かけてふわふわしていられるなら、「床」って要らなくなるんじゃね? ただまあ、「壁」は要りそうですな。屋台とか店舗まで無秩序にふわふわさせておくと、色んな意味で怖いですし。それに、コスト的に考えて、人だけ動かす方が安いでしょう。店まで浮かせておくのは、その分の動力費とかが云々……あ、ムダに長々考えてますね、そろそろカット。
 一回考え始めると、ついうっかり右へ左へ行きつつしばらく続けてしまうので、長くなるですな。元に戻すと、こちらで想定している技術レベルというのは、あくまでも「現代の三十年くらい先」というイメージ……というのは一昨日だかその近辺だか、に書きました。その辺から考えて、少なくとも重力制御は、今後三十年とかじゃ実現せんでしょう、残念ながら。とーなると、いくら仮想の物語とはいえ、ちとやっぱりオーバーテクノロジーの感は否めないわけです。ということで、諸々の作中社会への影響を算定するのがすんごーくメンドクサイので、重力制御案は無念ながら却下ということに。実現された社会について、じーっくりと煮込むように考えるのも面白そうなんですけどねー。ただ、自分ではちと、捌き切れそうにありません。ちとツールとしては、高級すぎるかな。
 他の案として浮かんでいるものとしては、まず一番実現性が高いというか、今の技術でも出来そうなのが、プロペラというか、ローター式。「タケコプター」まで小型化したものではなくて、まあイメージとしては「パラモーター」が一番近いかと。パラグライダーやる人の背中に、でっかいプロペラが付いてるやつです。あれの、パラ部分を省いたようなものだと思っていただければ。実現性は今でも充分考えられるし、案の中では最も堅実なものではあるんですが……ぶっちゃけ、堅実というかガチガチに堅すぎて、やっぱツマランという。技術的に先へ行きすぎているのはマズイんですが、かといって、至近距離過ぎるのもちと考え物です。望ましいのは、「出来そうで出来ない」という加減なわけですが、コレがまたさじ加減の難しいところで。んー、どうしたもんかなー。少なくとも、ローター式案を今の形のままで使うのは却下かな、と。他の案と折衷する手はあるか、ローターを補助手段として使うとか。うん、それはアリかな。
 ……ま、もうちょっと考えてみることにしましょう。こういうことをつらつらーっと考えている間が、一番楽しいのですよね。

 ではでは。ひゅう、どろん。

95ポイント

2010年01月22日 23時06分19秒 | 
1月22日分。

 毎度。ついこの間に新宿へ行った直後に大幅な体調不良、というか三十八度台まで到達する熱を喰らった記憶も生々しいところですが、もう一回新宿へ懲りずに出向いてきました。幽霊です。前回出たときには、あまりに収穫が不作すぎて泣けてきたので、もういっぺん取り返しに行った次第ですね。ただ、今回は思ったより諸々拾ってきてしまったので、結果として出費が割と酷いことになりましたが。
 一番端的なのが今日のタイトルの状況で、何のポイントかと言えば、紀伊國屋のポイントです。紀伊國屋ポイントは、今のところまだ新宿の店舗でくらいしか使えないんですが、紀伊國屋書店で税抜き百円ごとに一ポイントの付与となっておりまして。ええ、九十五ポイントということは、これに百円かけて、さらに消費税を加算すると使った金額に大体近くなります。実際には百円未満切り捨てなので、もうちょっと増えるんですけどねー。……うん、あまり考えずに買っていたのですが、よく考えたら結構な金額を消費したような。道理で、一万円分あった筈の図書カードに穴が空きまくったわけです。補充しましたよ、途中で。
 あ、そういえばこの紀伊國屋のポイントって、誕生日月は付与二倍なんだそうです。レシートに書いてあるんだから、まあ間違いないでしょう。来月に回せば良かったかなーと思わないでもないですが、どうせ来月も同じくらいトータルでは買うでしょうから、そう考えるとあまり先送りしても意味無い気がする。本読みの中毒なんぞ、大体こんなもんです。しかし、何がこんなに高かったのやらと思い返してみれば、ハードカバー二冊も混ぜ込んだのがコストアップの元凶だった模様です。いやぁ、気が向いたヤツを軒並み買ったからなぁ。
 その他は実は、書店で体力をほとんど使い切ったので、あまり回っていません。せめてもタワーレコードへ立ち寄って、ケルト系のCDを一枚探してきたくらい。一応はお目当ての物を探し出して来たので、成果としては上々かと。もう少し体力に余裕があれば、さくらやへ立ち寄って何かめぼしい物が無いかと見て回るつもりだったのですけれども……。あ、ちなみに、さくらやが二月末で完全に店舗閉鎖になってしまうとかで、今現金払いの場合は値引きになる……んだったかな? 物によっては二割引とかになるみたいです。むしろ来月を待った方が、更に処分値引きしてくれるかも。といっても、私が欲しいのは掃除機の軽いヤツとか、でなければホワイトグリントとか……組み立てるのがめんどくさそうですね、かなり。

 買い込んできた本を一気に並べると、こんな感じ。

 ・『子どもの貧困』:阿部彩:岩波新書
 ・『物理学と神』:池内了:集英社新書
 ・『真っ赤なウソ』:養老孟司:PHP文庫
 ・『ねにもつタイプ』:岸本佐知子:ちくま文庫
 ・『チェルノブイリの森』:メアリー・マイシオ:NHK出版(ハードカバー)
 ・『ヒト・クローン無法地帯』:ローリー・B・アンドルーズ:紀伊國屋書店(ハードカバー)
 ・『アーネンエルベの日常』:Bすけ:角川コミックスエース
 ・『碧水惑星年代記』:大石まさる:少年画報社
 ・『僕の後ろに魔女がいる』:山田ヒツジ:シリウスKC
 ・『水晶石の森』:福島久美子:エンターブレイン

 途中四つ目までが文庫か新書、その後二つがハードカバーで、後半四つはコミックスですね。全般に、分野に統一性がありません。気が向いたものを手当たり次第に集めていったら、こうなったというだけでして。今日は新宿へ移動して、一番最初に書店へ回っているので、いつもより発見率が高かったようです。ただ、さんざっぱら書店内をうろうろしていたので、一時間半ほど居座った後にはもう体力があんまり残っていなかったという罠。何かしら目的の本を探すのとは違って、「何かないかなー」という探し方をするときは、自分で思っている以上に疲れるみたいです。
 今回だと、著者さん・作者さんに全くこれまで触れたことが無く、完全に新規開拓になるものが、コミックスまで含めてもほぼ半分になります。実際には六冊が新規の分類。触ったことがこれまでにあったのは、池内了さんがハヤカワ文庫で一つ読んだことがあった、養老孟司さんのは……はて、タイトルを記憶していませんが、こちらも何か一冊あった筈。アーネンエルベは型月分類とすれば、まあどっかには幾つか触れてますね。大石まさる作品については、最近集めて回っている結果です。そろそろ最後に追いつくかな。本は、漫画もそうですが、とにかく数が多いので、新しく開拓し続けるというのも割と可能なのですよねぇ。その分、収拾の付かないことになってきますが。

 どーやってそんなに読む物を開拓してんだよ、とたまに訊かれることがあります。読んでいる分野にいまいち統一性が無いから、でしょうね。あまりお気に入りの著者・作者にこだわって読む方でもないので、とにかく取っ替え引っ替えしてるように見える模様。実際、読む物の範囲として、宇宙関係・進化論関係・遺伝子・生物・脳科学・ロボット辺りがハードカバーでの守備範囲で、新書やら文庫では今日買ったような類の物から、海外・国内のSFも読むし、エッセイも一部読みます。最近は手を出しませんが、民俗学も守備範囲の内。読まないのは、時代劇ものとか、歴史関係のものとか、三国志方面やらは手を出していないですね。ミステリも今は滅多に読みません。後は、意外なことに、小説をそんなに読まないという傾向があります。ラノベとか、西尾維新とかは読むんですけどねぇ。東野圭吾とか、宮部みゆきとか読まないのです、全然。毛嫌いしてるわけではないんですが、何となく読まない。
 ただ、これまでも何度か書いてますが、私の大元の出身はライトノベルでして。それと並行して、『空想科学読本』とかもちまっとだけ読んでいたくらい。テレビもアニメとかくらいしか見なかったような類だったのですが、変化があったのは大学生になってから。教養科目で幾つか取らないといけなくなったため、『古事記』の序盤を簡単に訳して読もうみたいなやつを取ったのが大元で、そこから民俗学へ進出。更にライトノベルから少しだけ範囲を延長して国内SFへ、更に海外SFへ。で、海外SFの派生として、海外SF作家というかアシモフの科学エッセイシリーズに手を出して、そこから科学分野への興味関心が出てきた次第です。
 後は、大学の学部が経営学部だったこともあって、会社に入ってからたまに回ってくる『日経ビジネス』で記事を拾い読みして、幾つか記憶に残った単語、興味を引かれた単語が書店で引っ掛かるようになった感じ。結果として、興味関心の方向性は全然経営に向いていない状態にはなりましたが、別に本人は気にしていないという。正味、あまり昔からやってきたことと、大幅に違う分野へ手を出しているわけではないのですねー。「ウルトラマン」とか「ゴジラ」とかも好きでも見てましたが、ああいう作品の中でも、結構科学っぽいことって含まれていますよね。生態系の破壊がどーとか、放射能がうんたらとか、そういうところから興味関心が派生してきているだけなんだろうな、と。
 全く取っ掛かりの無いところへ手を伸ばすのは、さすがに私でも迷います。というか、それまでタッチしてこなかった分野へ無理に手を伸ばさなくても、自分の既知の領域と隣接したところへ手を伸ばすだけで、それなりに選択肢は広がるもの。無理矢理に今日買った本の中から一つ選んでみるなら、『チェルノブイリの森』というやつは、名前の通りで、チェルノブイリの原発事故から何十年か経って、その後にまた出来上がりつつある生態系のルポになってます。ここから引っぱるなら、原発そのものについての知識でも良いし、放射能の影響を探っても良いし、生態系にジャンプしたって良い。人為的な災害の話を他に探したって良いし、科学技術のこの先を考えるような本、人間そのものを考える哲学だって宜しい。私自身は、多分今ぱっと思い付いた範囲のは、一冊ずつくらい読んだ記憶があります。中身をちゃんと覚えているやつは、ごく少数ですが……いやはや。
 取っ掛かりは、何だって良いのでしょう。それに応じてくれるくらい、本の数は嫌ってほどあります。三日で一冊読める人だって、一年でなら百二十冊くらい。一生涯で読めるのは、そのペースをずっと続けるなら、八十年としても一万冊には届きません。ところがまあ、年間に何万冊という数の本が出ているわけですから、こりゃもう単純計算するだけなら、どーあがこうが読み切れません。従って、読む本は選別しないといけない。興味ない本を百冊読むよりは、おおこりゃ面白れぇって思える本を五十冊の方が良いでしょう? 無理に難しそうな本を読む必要なんてありません。私にしても、学術っぽいハードカバーを選ぶときには、一般向けのドキュメンタリー的な本を選ぶようにしています。そうしないと、専門的すぎるのは全然読めないから。そんなもんですよ、興味本位で読む程度ですから。
 それにまあ……こう言ってしまうのも何ですが、所詮、本は本です。全てじゃない。本だけで何でも出来るわけじゃないし、本を読めば何でも書いてあるわけでもない、と。気軽に構えてりゃ良いのです、きっと。私みたいなのは、読むことが、もう好きとか嫌いとかいうのを通り越して「当たり前」になっちゃってますから、ちょっと変人っぽいですが。ぽい、ってんじゃなくて、実際変人なんですけどね。「あーコレどんな本だろ?」で選んでしまえば良いんだけどなー、と、読む本に迷うという人の話を聞く度、そう思います。そうやって選ぶと、ハズレを引いてしまうこともありますが……そりゃ私だってしょっちゅう、うわコレは失敗した、というのを引きます。今日買ったやつも、さてどれだけ「当たり」と言えるか分かりません。そんな確率なのですよ、実際。一冊目でダメなら、また買えば良いじゃない? でも、その時間も、現代人には勿体ないのかなー。

 ではでは。変に長くなってるので、終了です。ひゅう、どろん。