9月30日分。
ということで、実際に見に行った部屋は一カ所しか無かったわけですが、部屋の本契約を済ませてきました。もっと見て回っても良かったんだろうけれども、まあ最初に現状を見た部屋で、ああ大体このくらいで良いだろう、値段的にこのくらいまで整っていれば上出来だろうと思ったので即決。その日の内に、というか部屋を見てから不動産屋へ戻ってすぐに入居申請を出しました。今日に本契約に行ってみたら、他にまだ開いていた二つの部屋の内、一つはやはり人が決まっていたようです。もう一つも、じきに埋まるでしょう。
鍵を受け取ってきて、お金を一通り大家さんと不動産屋に納めて、大家さんへのご挨拶も済ませました。まあ実際には、大家さんの奥さんにご挨拶した形でしたが。押し入れやらカーテンやら、後はガス台のサイズやらもメジャーで計ってきたので、後はそれに見合ったサイズの物を買い集めてくれば宜しい。荷物は徐々に移し替えていくにして、来月の七日には母親が車を出して手伝ってくれるそうなので、本を若干と、後は不急の大物であるオイルヒータ辺りを動かしてしまおうかと思っています。多謝。
しかしまあ、相も変わらず、一つの所に落ち着かない人生を送ってます。生まれたところがどこだったのかもまともに覚えていないし、幼稚園に小学校に中学校までは二つずつ通いました。高校でも、高校自体は変わりませんでしたが、居住している場所が変わった。大学では、実家から通ってましたが、一年の夏休み明けには遠いってんで引っ越して、小田急沿線にいました。そこで三年ちょい暮らしたかなと思ったら、今度はまた会社の寮に入って一年半ほど。で、その寮を追い出されることになって、今回の新しい部屋です。まあ多分、ここに最低でも二年はいるでしょう。更新が二年ごとだから。更新のときに、もう二年延びるかどうかは分かりません。また何か事情が変わるかも知れないし。
私の場合、どうもその場所にずっといる、ということを前提とせずに生活をしている傾向があります。ここは俺のいるべき場所じゃない、なんて格好の良いことを、もしくは勘違いしたことを考えているわけではなくて。単純に、またどーせどっかに移動するんだろうなーというのを前提にしてしまう面があって、そういうときのために、あまり物を増やさないよう心がけている部分がある。本に関してだけは例外処理になってますが、そこにしたところで、一定以上の数を持たないように売り払うなどしているわけですし。だから、荷造り自体は割と楽です。本が重たくてかさばるけど、それが片付いてしまえば、後はパソコンくらいしか手間のかかる物がない。まあ、良いことなのかな、と思います。
それでも生活に不自由を感じたことはないから、生活を削っているという感覚は全く無し。私にとっては、今くらいの分量の物品で生活するのが合っているということか。実際にはもっと削っても問題ないんだろうなとは思いますが、まあ収納場所に困るほどの物があるわけでもなし。これくらいで良かろーと、いうことにしておきます。あ、家電製品とか、どこで集めようかな……。冷蔵庫なんかは中古でも良いし、ビッグカメラならポイント付けられるんだよなぁ。カーテンとかラグとかは無印良品で買おうかどうしようか。ま、色々考えてるところではあります。
そんな部屋の本契約をしてきた帰りに、小田急を経由したついでで、新宿駅で途中下車。紀伊国屋の別館の方、フォレストの方へ回ってきました。目的は、安倍吉俊の画集を買うこと。消費税まで含めると五千円を超えるという困った一冊ではありましたが、今月は引っ越しを控えていたこともあって意識的無意識的にコストを押さえ込んでいたため、妙に余剰が発生。ちょっと特殊な出費が別口であったはあったのですが、まあ自分のためにたまには使っても良いだろう、ということで購入することに。どうせ、先々必ず買っていたでしょうから、タイミングが早くなったか遅くなるかの違いだけです。
本棚には、『灰羽』の画集と、『lain』の画集があって、それからコミックスとして『ニアアンダーセブン』が収まっていたりする。これに、今回の『垓層宮』が加わってくることになります。でかいし高いしかさばるし、であまり画集は買わないようにしているのですが、その中で、同じ作家さんの画集が複数冊並んでいるというのは安倍吉俊だけ。もうちょっとお金に余裕があって、本棚に余裕があれば、もっと別の人の画集も買い集めたいところではあるのですが……。そういう中でも唯一複数冊を持ち合わせているわけですし、それだけ私にとっては特別扱いになっているということでしょう。
安倍吉俊という人を、どこから知ったのかはもう覚えていません。どの作品から覚えたのかも分からない。ただ、最初に買ったのは、『灰羽』の画集だった筈。でも、私自身は『灰羽』という作品を、その画集以外では見ていなかったりします。多分、画集を買ったのは、それがその作品の画集だったからではなくて、安倍吉俊という人の画集だったから買ったんだろうと思います。それが大学時代のことで、そして、今からちょうど二年前の九月に、『lain』の画集を買いました。このときも、作品の名前は知っていたけれども、イラストも知っていたけれども、中身を知らないままに買っています。そして、今でも、ときたま引き出しては中の絵を見て、何かを感じ取っている。何となく、個人的にですが、合う物があるのでしょう。何が合うのかはよく分からないけれども。
今日に買ってきた画集を眺めていて思うのは、この人の絵を見るときに、どうも私はこの人の描く目に視点が行きやすいようで。ふっと本棚に置いてある『lain』の画集の表紙を見やっても、やっぱり真っ先に視点が定まるのが、イラストの中でも目。生物種として、自分と同じ人間という物を描いたイラストである以上、その表情の中心となる目、つまりは相手の感情を把握もしくは推測する上で重要となる目に視点がすぐ定まるのは当たり前なのかも知れませんが。ただ、二次元的なイラストで、真っ先に目に視点が定まるというのは、あまり無いことのようにも思います。それだけ、この人の描く人物の目が気になるのかも。
もう一人、イラストが本業なのかどうなのかはともかく、漫画を描いている人で、個人的にひいきにしている人がいます。冬目景。よくよく考えると、この人の漫画として一番最初に認識したのが『羊のうた』でしたが、このときも目に引きずられて買ったような気がします。あの作品には、とても強い目線を持った人物がいる。正味、そのためにだけ買ったようなものですし、今になっても、本棚の中には『羊のうた』があります。画力という方面で私がずっと残している作品には、そういう目に力のある絵柄の物が多いようで。そーか、自分はそんな基準でも絵を選んでいたんだな、と何となく気が付いた一日でした。
どーでもいいけど、寒いですぅ。
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『千の脚を持つ男』
月次読破:13冊(文庫11冊、コミックス2冊)
月次購入:13冊(文庫11冊、コミックス2冊)
通年度購入:113冊(文庫65冊、コミックス48冊)
通年度読破:116冊(文庫69冊、コミックス47冊)
それでは。
ということで、実際に見に行った部屋は一カ所しか無かったわけですが、部屋の本契約を済ませてきました。もっと見て回っても良かったんだろうけれども、まあ最初に現状を見た部屋で、ああ大体このくらいで良いだろう、値段的にこのくらいまで整っていれば上出来だろうと思ったので即決。その日の内に、というか部屋を見てから不動産屋へ戻ってすぐに入居申請を出しました。今日に本契約に行ってみたら、他にまだ開いていた二つの部屋の内、一つはやはり人が決まっていたようです。もう一つも、じきに埋まるでしょう。
鍵を受け取ってきて、お金を一通り大家さんと不動産屋に納めて、大家さんへのご挨拶も済ませました。まあ実際には、大家さんの奥さんにご挨拶した形でしたが。押し入れやらカーテンやら、後はガス台のサイズやらもメジャーで計ってきたので、後はそれに見合ったサイズの物を買い集めてくれば宜しい。荷物は徐々に移し替えていくにして、来月の七日には母親が車を出して手伝ってくれるそうなので、本を若干と、後は不急の大物であるオイルヒータ辺りを動かしてしまおうかと思っています。多謝。
しかしまあ、相も変わらず、一つの所に落ち着かない人生を送ってます。生まれたところがどこだったのかもまともに覚えていないし、幼稚園に小学校に中学校までは二つずつ通いました。高校でも、高校自体は変わりませんでしたが、居住している場所が変わった。大学では、実家から通ってましたが、一年の夏休み明けには遠いってんで引っ越して、小田急沿線にいました。そこで三年ちょい暮らしたかなと思ったら、今度はまた会社の寮に入って一年半ほど。で、その寮を追い出されることになって、今回の新しい部屋です。まあ多分、ここに最低でも二年はいるでしょう。更新が二年ごとだから。更新のときに、もう二年延びるかどうかは分かりません。また何か事情が変わるかも知れないし。
私の場合、どうもその場所にずっといる、ということを前提とせずに生活をしている傾向があります。ここは俺のいるべき場所じゃない、なんて格好の良いことを、もしくは勘違いしたことを考えているわけではなくて。単純に、またどーせどっかに移動するんだろうなーというのを前提にしてしまう面があって、そういうときのために、あまり物を増やさないよう心がけている部分がある。本に関してだけは例外処理になってますが、そこにしたところで、一定以上の数を持たないように売り払うなどしているわけですし。だから、荷造り自体は割と楽です。本が重たくてかさばるけど、それが片付いてしまえば、後はパソコンくらいしか手間のかかる物がない。まあ、良いことなのかな、と思います。
それでも生活に不自由を感じたことはないから、生活を削っているという感覚は全く無し。私にとっては、今くらいの分量の物品で生活するのが合っているということか。実際にはもっと削っても問題ないんだろうなとは思いますが、まあ収納場所に困るほどの物があるわけでもなし。これくらいで良かろーと、いうことにしておきます。あ、家電製品とか、どこで集めようかな……。冷蔵庫なんかは中古でも良いし、ビッグカメラならポイント付けられるんだよなぁ。カーテンとかラグとかは無印良品で買おうかどうしようか。ま、色々考えてるところではあります。
そんな部屋の本契約をしてきた帰りに、小田急を経由したついでで、新宿駅で途中下車。紀伊国屋の別館の方、フォレストの方へ回ってきました。目的は、安倍吉俊の画集を買うこと。消費税まで含めると五千円を超えるという困った一冊ではありましたが、今月は引っ越しを控えていたこともあって意識的無意識的にコストを押さえ込んでいたため、妙に余剰が発生。ちょっと特殊な出費が別口であったはあったのですが、まあ自分のためにたまには使っても良いだろう、ということで購入することに。どうせ、先々必ず買っていたでしょうから、タイミングが早くなったか遅くなるかの違いだけです。
本棚には、『灰羽』の画集と、『lain』の画集があって、それからコミックスとして『ニアアンダーセブン』が収まっていたりする。これに、今回の『垓層宮』が加わってくることになります。でかいし高いしかさばるし、であまり画集は買わないようにしているのですが、その中で、同じ作家さんの画集が複数冊並んでいるというのは安倍吉俊だけ。もうちょっとお金に余裕があって、本棚に余裕があれば、もっと別の人の画集も買い集めたいところではあるのですが……。そういう中でも唯一複数冊を持ち合わせているわけですし、それだけ私にとっては特別扱いになっているということでしょう。
安倍吉俊という人を、どこから知ったのかはもう覚えていません。どの作品から覚えたのかも分からない。ただ、最初に買ったのは、『灰羽』の画集だった筈。でも、私自身は『灰羽』という作品を、その画集以外では見ていなかったりします。多分、画集を買ったのは、それがその作品の画集だったからではなくて、安倍吉俊という人の画集だったから買ったんだろうと思います。それが大学時代のことで、そして、今からちょうど二年前の九月に、『lain』の画集を買いました。このときも、作品の名前は知っていたけれども、イラストも知っていたけれども、中身を知らないままに買っています。そして、今でも、ときたま引き出しては中の絵を見て、何かを感じ取っている。何となく、個人的にですが、合う物があるのでしょう。何が合うのかはよく分からないけれども。
今日に買ってきた画集を眺めていて思うのは、この人の絵を見るときに、どうも私はこの人の描く目に視点が行きやすいようで。ふっと本棚に置いてある『lain』の画集の表紙を見やっても、やっぱり真っ先に視点が定まるのが、イラストの中でも目。生物種として、自分と同じ人間という物を描いたイラストである以上、その表情の中心となる目、つまりは相手の感情を把握もしくは推測する上で重要となる目に視点がすぐ定まるのは当たり前なのかも知れませんが。ただ、二次元的なイラストで、真っ先に目に視点が定まるというのは、あまり無いことのようにも思います。それだけ、この人の描く人物の目が気になるのかも。
もう一人、イラストが本業なのかどうなのかはともかく、漫画を描いている人で、個人的にひいきにしている人がいます。冬目景。よくよく考えると、この人の漫画として一番最初に認識したのが『羊のうた』でしたが、このときも目に引きずられて買ったような気がします。あの作品には、とても強い目線を持った人物がいる。正味、そのためにだけ買ったようなものですし、今になっても、本棚の中には『羊のうた』があります。画力という方面で私がずっと残している作品には、そういう目に力のある絵柄の物が多いようで。そーか、自分はそんな基準でも絵を選んでいたんだな、と何となく気が付いた一日でした。
どーでもいいけど、寒いですぅ。
読み:なし
買い:なし
途中:文庫『千の脚を持つ男』
月次読破:13冊(文庫11冊、コミックス2冊)
月次購入:13冊(文庫11冊、コミックス2冊)
通年度購入:113冊(文庫65冊、コミックス48冊)
通年度読破:116冊(文庫69冊、コミックス47冊)
それでは。