黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

人に払う金は最後

2012年03月31日 20時47分53秒 | Weblog
3月31日分。

 毎度。本当は今日は出かけようかと思っていたのですが、風やら何やらで交通機関に影響が……という天気予報の速報を眺めやって取りやめにしました。幽霊です。まあ、どのみち私一人での外出予定ですから、時間を変えるのもキャンセルするのも思いのまま。気楽で宜しい、というのは負け惜しみにしか見えないか……。
 どうも自分一人での生活に慣れすぎて、他人に合わせるというのが面倒くさいのですよねぇ。色々末期な感じですが、まあしょうがない。

 会社勤めして、しかも経理部の中の人なんて因果な仕事をしていると、お金についてのことは色々考えるようになります。特に、今のようなあまり芳しくない経済状況と、どこでも企業の業績が思わしくないという経営状況とを数字で見てしまうと、なかなかねぇ……。そういう中で、シャープさんが従業員に給与2%カットを提案といったような記事を見るに、あちらさんも厳しいのだろうな、と。うちもありましたね、給与カット。今年度じゃなくて、もうちょい前のことですが。
 社員は金銭ではなく働きがいを求めて仕事をしているのだ、なんてことを言う方もいらっしゃるわけではありますが。それは、あくまでも一定ライン以上の、生活に安定をもたらせる程度まで給与を最低限確保できた先での話であって。今のご時世、うちの会社でも、貯蓄を取り崩して何とかやりくりした、収支トントンだったという組合のアンケート回答が来ているような状況下で、給与カットとなるとまあ……当然、荒れるでしょうね。
 希望退職などの人件費ダウン施策というのは、人材の流出というリスクを背負います。実際、関連のある企業がソレを実施した際、人材がどんどん抜けていくのを見てしまいましたし……あれは愚策だと思う。自分のいる会社を眺めてみるに、人件費を下げるには、無駄な残業とか非効率な業務への対処こそ最初にやるべきだなーと。何でこんな仕事やってんだ? とか、コレ無駄に時間ばっか食うんだよなーとか、そういう仕事ってかなりあるはず。現場職の月の残業ウン十時間が当たり前とか、何かおかしいだろ。
 ただ、この手の対処はトップダウンでやろうとすると、見当違いのところに金をかけてしまう可能性は高いかと。トップの思う「コストのかかっているところ」と、現場で実際に発生している「コストのかかっているところ」は食い違うものですから。上の方へ、「正しい」情報が必ずしも伝わっていないことも、よくあることですし……ね。少なくとも、人を切る施策は、愚策の最上位と思っています。それに手をつけにゃならん状態ってのは、末期だよなーとか。

 金の話ついでに、残業についてとかの話でも。自分のとこもご多分に漏れない話ではあるのですが、「定時に帰る」というのを未だに「マジメに仕事してない」と捉える人が多数います。と言うか、大多数の人がそういう意識で仕事をしている気がする。年長世代ほどその傾向が余計に強く、ああそんな仕事してりゃ時間延びるし、効率も悪くなろうなーと思います。
 本当に激務になってしまっている人は、仕方がない。ただ、それならそれで、「仕方がない」で済ませて終わりにするのではなくて、解決策を探すべきです。権限委譲なり職務分担を見直す、業務システムを変更する、仕事内容それ自体を見直す、人手を増やす、等々手はあるものです。でもでもだってを繰り返すだけでは、どーもなりません。
 ……まあ、外部から強いられて、日程などの都合でどーもならんってコトはあり得るんですけどね。来週以降に予想される、うちの経理部の修羅場っぷりもその類ですが。しかしながら、これもこれで、私個人はもう少し労力の減らしようはあると思っています。日程を変えられないなら、時間が限られてしまっている以上、その中で時間を食われている業務から自動化することを考える。外部へ出すということも考えられますが、経験値の蓄積を失いたくないなら、内部でどう効率化するか、手数を減らすか、ですね。
 特に、手間数ばかりかかる無駄仕事は、それこそ機械に任せるべき事柄。人間の手をかけ時間をかけて苦労するというのは、美談にはなりますが、美談だけで飯は食えませんし。私だって「プロジェクトX」的な苦労美談は好きですが、金勘定してる人間としては、別の見方だってします。この手のプロジェクトX思考な人間が上層部に溜まっている間は、根治は難しいのかもしらんなぁ……。

 ではでは。ひゅう、どろん。

計算してみると……

2012年03月30日 22時56分12秒 | Weblog
3月30日分。

 毎度。年度末決算を目前に控えて、この土日が最後の一休みといった感じでしょうか。幽霊です。ちょいとくらいは仕事を減らしておこうかと、午後九時くらいまで残業してはみましたが……。ま、そうそう仕事の山が減るわけもなく、気休め程度にちょっと減ったかな、くらいに留まりました。そんなもんだよねぇ。
 ……さて、今回は例年以上に決算日程がシンドイのですが、どうなりますことやら。決算日程がキツイのは、グループの頭にいるデカイ企業様のお達しによるものであって、うちらの責任でも裁量範囲でも無いのがまた困ったところ。

 残業の分、ちょっといつもより時間がありませんが、まあネタを適当に探して引っ張ってみます。何だか最近は電力関連の話題を持ってくることが多くなってますが、今日のネタ元も、まあ多少それに絡んでくるようなお話で。日本コカ・コーラ社が今年の夏も自主的な節電施策を実施すると発表したようです。
 具体的な中身としては、まず3月31日の国際的な環境キャンペーン「Earth Hour(アースアワー)」において、国内30か所以上の屋外広告を消灯。夏場の計画としては、8月13日~17日を「節電週間」として全国各地のオフィスを休業したり、自動販売機の輪番停止を実施、といった辺りを想定しているとか。ついでに、ピーク時の電力消費を大幅に削減する新型の自販機も開発中みたいですね。とは言え、既に国内の自販機には、ピーク時の電力カット機能が入っているようですけれども。コレに関しては、去年の時点でニュースにもなっていたようです。
 はてさて、日本自動販売機工業会によると、2010年末時点での国内での自動販売機設置台数は、清涼飲料のもの(カップ式を除く数値と思われます)で大まかに218万台だそうです。酒類とか、カップ式とか、そういったものを含めての飲料系自販機のトータルで259万台。数値の表はこちらをご覧下さい。余談として、飲料系はその数値で、煙草の自販機は約37万台のようです。多いと見るべきか、思ったより少ないといったところか……んー。
 自販機一台当たりの消費電力がどんなもんかなーということで、もう一度、日本自動販売機工業会のサイトから、環境問題への取り組みについてのページを引っ張ってみると、その中で消費電力推移のグラフのページが含まれていました。すると、缶・ボトル式自販機で年間1台あたりで1,028kWhだそうです。一時間あたりに平均してみると、ざっと118Whでしょうか。結構少ない?
 国内のコカ・コーラ社の自販機が何台あるかは分かりませんが、ざっと国内の半数近く、キリよく100万台が該当するとざっくり仮定してみまして。輪番停止と言わず、いっそもう上で書いた「節電週間」の一週間まるごと止めたとすると……? 118Wh × 24h × 7日 × 100万台で計算して、これまた端数を適当に切り捨てますが、おおよそで「1,982万kWh/週」という数値になりました。うん、これだけまとまって来ると、なかなかの節電効果になるような気もしますね。ただ、これはさっきのピークカットの機能を全然考慮していないでしょうから、実際にはもうちょい下がるものかと思います。

 ……と、計算してみたところで。じゃあ、これってどのくらい節電の足しになるものなのかしらん? その辺を考えるとなると、さてどーしよう。例えば、じゃあ日本全国の消費電力量ってのはどんなもんなんでしょうか。何か数字が無いかなーと探してみたら、電気事業連合会発表の電力需要実績の表(PDF)がありました。これによれば、2010年度の販売電力量は「9,064.2億kWh」とのこと。……え、億?
 この数値を、年じゃなくて週の単位まで落として割ってみても、結局「174.3億kWh」という数字になるだけ。さっき計算してみた自販機の節電効果の数値に比べて、あまりにも桁が違いすぎることが分かりますね。まあ……つまり、やった方が良いのは間違いないにしても、案外、自販機を削ってみても、一週間くらいじゃ全体に占める節電効果は大したもんにならん、と。いやぁ、国内の電力消費がどんだけ多いのかって話でもありますけれど、えらい桁ですねコレ。
 まあ、節電というのは結局、細かい数値の積み上げでやるしかないわけで。その中で、2,000万kWhを積めるというなら、やる価値は確かにあるのでしょう。ただ、コレが決め手になるものではないってことですね。むしろ、企業部門よりも、各家庭の数値の積み上げの方が、計算してみたら効果が大きくなるんじゃあるまいか。
 例えば、私の2月の電力使用量を確認してみると、「334kWh」でした。一人暮らしの冬場としてなら、そう多すぎる数値でもない筈。ここまでの通りに週へ落としてみると、四分の一ですから「84kWh」と。この三分の一だけ節電したとすれば、省ける電力量は「28kWh」となりますね。小さいようですが、これを一万世帯で同じ数値を節電したら「28万kWh」ですね。さっき計算した自販機の効果に追いつくためなら、71万世帯。2010年での国内の世帯数は約「5195万世帯」だそうですから、71万なんて微々たる割合でしょう。自販機より、こっちの方が効果あるんじゃね?
 ということで、各家庭での節電に取り組みましょう的な計算結果が出たところで、今日はこれまでにします。ああ、今日も記事が長いわ……。

 ではでは。ひゅう、どろん。

本は読むけれど……

2012年03月29日 22時43分52秒 | Weblog
3月29日分。

 毎度。昨日はマスクをし忘れて通勤したせいで、午前中に散々な目に遭いましたが……さすがに今日は違うぜ。幽霊です。ということで、ちゃんと朝からマスクをしていれば、そんなに酷い症状は出ないことがよく分かりました。元々、眼鏡してるので目のかゆみは少なめですしね。
 ここのところ残業連発でゲンナリ気分ですが、少し気分転換になればと、コミックス版の『境界線上のホライゾン』を買ってきました。電撃文庫の原作は手をつけていませんが、ネタとしては多少見ておきたかったという面もあり。『終わりのクロニクル』までは読んでいたんですが、正直アレです、本棚の場所を食いすぎるので止めたというところが多々……。辞書、レンガ、広辞苑、いっそコミケカタログとか諸々呼ばれますわな、あの厚みは。

 さて、ちょうど本の話が出たところで、今日のネタは電子書籍関連です。ということで、まずはこちらの参照先記事をご覧頂くとしまして……。出版社が11社集まって、出版物のデジタル化を推し進める新会社を設立するという話ですね。これ、多分いつぞやのアマゾンが吹っ掛けてきた話への反攻なのかなーとか。あ、そのアマゾンの話については、こちらにリンクを貼っておきます。
 現状、電子書籍はまだ全然売れ行きが伸びていかないというのが実際ではないでしょうか。日本より伸びていそうな米国でも、現状では書籍全体の販売割合として30%にはまだ届かないとか。米国での売上についてはこちらなどを参照ということで。対して、さっきの新会社では、まず最初の目標を全出版市場の「10%」に据えていることから、今の時点では一桁パーセントの、しかも前半だろうことが予想できます。
 とりあえず、電子書籍だと困りそうかなーと思うのが、まずはファイル形式がぜーんぜん統一されていないことと、そもタイトルがあまりに少ないということ。後者はまあ今後の充実を待つにしても、前者の規格統一がされていないという部分は結構面倒です。電子書籍の「お店」は幾つか既に大手があるようですが、どれもファイル形式がバラバラで、下手をすると複数のハード(電子書籍を読むリーダ)が必要になりかねません。おいおい……。
 ついでに言うと、これも相当要因として大きいと思うのですが。電子書籍って安くないんですよ、紙と比べて。ほぼ、紙の書籍と大差ない金額で設定されているので、あんまり金額的にはメリットが無いという罠。場所を取らない、紙のように劣化しないという利点は、大量に本を買うごくごく少数の超マイノリティにのみ有効な点であって、普通の人達には全然メリットになりません。少なくとも、リーダを買わせる、電子書籍のサイトにアクセスさせるという手間をかけさせるほどの魅力は、今の時点では無い。

 出版社側としては、実のところ、本気で電子書籍を売りたいと思っていないのかもなーとか、そんな穿ったことを考えてみたくもなります。例えば、紙の業者、印刷業者、卸しなどとの今の蜜月関係を壊したくない、もしくはしがらみになりすぎて壊せない……とかね。電子書籍の値段を全然下げていないことも、その辺りに起因するのかも? まあ、紙と電子を両方作ることに手間暇がかかっているという事情は、まああるかもしれませんが。
 なーんか、イマイチ本気で電子書籍を売り込もう、という勢いというか熱というか、そういったものを感じないのです。毎月二回三回、新宿の紀伊國屋書店へ足を運びますが、そこでも全然そんなものを感じません。本気でやるんなら、いっそ紙を止めて全部電子にしますって言ってしまえば良いのに。もしくは、そも上で掲げていた目標を「10%」なんてみみっちい数字にしないで、もっと大盤振る舞いすべき。この辺を鑑みるに、あんまり本気じゃないんだろうなーというのが読み取れるわけで。
 色々とじり貧なのでしょうね、出版業界も。本というメディア自体が、あまり手に取られなくなりつつあるのでしょう。娯楽は他にもたくさんあるわけだし、今は他人と「繋がる」ことばかり持てはやされるようになって、本という代物はその対局にあるものとすら見られるかも。何せほら、本なんて、私のようなヒキコモリの自分にしか興味のない人間が、鬱々しながら読むような物ですからね。自嘲含めつつ、実際昔の文学というのはそういうものだった筈ですから。
 ……えー、散々に書きましたが、コスト・規格の問題・タイトル数の難点が解決されれば、娯楽的に読み捨てる本はいっそ電子に乗り換えしたいくらいなんだけどなー。紙の本、処分に困るんですよ、特に漫画類が。数を読む人間ならではの悩みどころなのでしょうが。今はまだ、乗り換えが出来る状態じゃないなーという考えで、私個人はまだ電子書籍のリーダに手が伸びない状態です。さてはて、今回の新会社設立で状況は変わる……とは、あんまり思えない、かも。

 ではでは。ひゅう、どろん。

イマイチ賛成しかねる

2012年03月28日 20時45分02秒 | Weblog
3月28日分。

 毎度。うっかりとマスクを忘れて出勤したら、午前中に鼻はぐずるわ頭がくらっとするわで、散々な花粉症の症状に悩まされるハメに。幽霊です。昼休みに慌ててマスクを買いに行って、何とか午後は耐えきりました。花粉症を自覚せざるを得ませんね、こうなってしまうと……。

 ネタを探してネットを巡回していたら、原発都民投票条例の直接請求に署名34万筆が集まったという話を見つけました。詳細はリンク先の記事を読んで頂くこととして、ざっくり言えば、東京都議会へ原発是非を問う都民の投票条例を制定せぇよと言うための署名が、法律で定められた必要数を大きく上回ったと。なお、この件の条例案については、この運動を主催している方々のサイトに、PDF形式で置いてありました。
 条例案を見ると、対象にしている中身は、「東京電力管内の原子力発電所の稼働の是非に関する都民の意思を明らかにする」ことだそうです。大阪市の方でも、同じように署名を集めた上で市議会へ条例案を提出したようですが、こちらは既に否決されたとのこと。都側も、石原知事は条例を否決する意思を既に表しているようですね。恐らく、都で提出したとしても、やはり大阪市と同じコトになるのでは、と予想しています。
 個人的には、この話に対しての感想は、今日の記事のタイトル通りです。

 いまいち賛成しかねる理由として、まずもって、東京都で原発の是非を投票しても説得力無いじゃん、と思ってしまうこと。確かに一番の大口電力消費先ではありますが、もしこの投票の結果、原発に「賛成」という結果になった場合、原発の近くに住んでいる人達はどう思うのか? 「反対」という結果になったところで、「どうせお前らは当事者じゃないんだから何もワカランのだ」と、素っ気なく言われるだけじゃないのかなーと。あと、「反対」にするのは良いけど、その先の電力需要はどうまかなうのか、口では反対と言っておいて電力を要求するのは筋が通らないのではないか、と。
 もう一つ賛成しかねるのは、今というタイミングでこの条例案を出すことについて。今出せば、どう考えたって「原発アレルギー」で反対票が集まるに決まってんでしょ。ただし、それで反対、原発否定まで持って行けるほどには届かないだろうとも思いますが……。少なくとも、票を投じる人達が「冷静に」思考できる状態になっていないのでは、投票させるだけ無駄だし、感情論とヒステリーに支配された投票なんて何の意味があるのか、と疑問に思ってしまうのです。
 最初にリンクを張った記事には、「住民投票は『世論調査による政治決定』の如きポピュリズムではな」く、「住民の民度を上げることで代議制民主主義の弊害を除去することを目的」としている(引用ここまで)という記載もありますが……。個人的には、この住民投票こそ世論調査による政治決定そのものじゃないのかしら、とも感じます。自分自身も含めてですが、一般市民とは目先のものに目を奪われて判断しがちなものですし。政治家はそういったごく短期の視野ではなくて、数年・数十年・それ以上のスパンでまつりごとを考えるのが役割なわけですからね。

 とは言え。もう少し「原発アレルギー」が収まってからなら、原発も含めて、さてこれからどーすんだよ、というのを考え直す必要があるでしょう。今はまだ、冷静さを欠いた思考のままですから、勢いとネガキャンに流されてしまうだけなので、反対。ただ、いつまでも現状維持ってなわけにもいかないわけで、どこかで「先」を考える必要はありますね。……ま、それは原発とか電力の話だけじゃなくて、年金とかもそうなのですが。
 それを考えるときには、都や市の単位ではなくて、全国でやらなきゃ意味がありません。それこそつまりは選挙ということで、各党・各候補の出してくるマニフェストなどを読んで、自分で精査して、自分の意見を表明する手段として投票をすれば良い。そのためにこそ、選挙ってものはあるのです。投票率が五割にも満たないこともあるような状態で、条例の直接請求だなんてのは本末転倒ではないかなーとか。

 ではでは。ひゅう、どろん。

どのくらい代えられるもの?

2012年03月27日 22時35分17秒 | Weblog
3月27日分。

 毎度。昼の間は気温が随分上がるようになってきましたが、朝・夜の気温との差が大きすぎて、まだ冬用のコートを着て出勤することの方が多いのが何とも。幽霊です。先週辺りの原因不明の体調不良は、とりあえず大体収まったようです。結局、これまたよく分からないまま回復してしまいました……。謎だ。
 そろそろ、通勤途中に見かける桜の木も、かなりつぼみが大きくなってきました。今日の今時点で桜の開花予想などを見てみると、東京都内は開花が3月末日、満開の予想日が4月7日になっています。歩きながらつぼみの様子などを見ているに、ああこれはきっと四月頭で咲くかなというくらいに思っていたので、大体近い予想をしていたようです。まあ、桜の花の満開の頃には、こっちは休日出勤を強いられている可能性が高いのですけれども……。今年は決算日程がキツイわぁ。

 さてはて。春の日差しが昼間は差し込むようになったわけですが、日差しと言ったら、今の流行は太陽光発電ということになるのでしょうか。反原発、脱原発の声高く、国内の原発も稼働中のものはあと一つを残すのみということに。となると、他の発電方法で補う必要が出てくるわけで、期待の星としての太陽光発電、なのですけれども。正直、私自身、じゃあ太陽光発電ってどのくらい発電できるの? というのを、ちゃんと調べたことがありません。
 ……ということで、じゃあ調べてみようじゃないかと。ネットを検索してみたら、都合良く、パナソニックさんのサイトに、全国の発電量の目安という分かりやすいコンテンツが用意されていました。計算方法の細かいところまでは踏み込んで確認していませんが、とりあえず、東京都での「年間の」発電量の目安は「5,131kWh」になるとのこと。都道府県で数値に差が出ていますが、全国通して見れば「5,500kWh」とかそのくらいでしょうか。これが多分、自分の家にソーラー発電を備えた場合の目安の発電量、という解釈をすれば大体合っているものと思います。
 対して、じゃあ原子力発電はどのくらい発電が出来るものか。よく言われるのが、「原発一基で100万キロワット」だという表現です。これをフルパワーで一時間発電し続ければ、原発一基で「100万kWh」の発電量になると。実際には稼働率は100%ではないため、もう少し数字は下がるようです。これまたネットで見かける国内の稼働率は、おおよそ「70%」であるとか。ここまで数字が揃ったら、あとは365日×24時間で「8,760時間」を突っ込めば……「6,132,000,000kWh」が、原発一基の年間発電量ということになりましょうか。あくまで超アバウトに、ですけれども。
 太陽光と原子力と、両方の数字が一応、仮にですが揃いました。試しに、原発のでっかい数字を太陽光の「5,500kWh」で割り算してみると、おおよそ「110万」という値が出てきます。つまり、原発一基分の発電量を補うために、どれだけの家庭が太陽光発電設備を備える必要があるか、を表す数字ということになります。ちなみに、2010年時点での日本の世帯数は、これまたざっくりと「5,200万世帯」(単身世帯含む)とのこと。んー、原発一基分を太陽光発電だけで補うとすると、国内全世帯の内の2%で設置して貰う必要があるということになる……のか? 計算合ってるのかしらん、結構心配です。
 なお、上での計算は、思いっきり適当に拾った数値を扱っているので、厳密さは全然無いと思われます。あまり参考にしない方が宜しいかと。とは言え、とりあえずこの数字を元にして、もうちょい考えてみます。

 じゃあ、国内の世帯数としてどのくらいが太陽光発電設備を入れているのかなーと、そんな疑問が出てきます。ということで、アテになるかはともかく、探してみて最初に行き当たったのがこの記事です。記事によれば、2010年の時点で全国合わせると70万世帯強に普及しているとのこと。……んん? ってことは、結構太陽光発電の普及と言われているし、あちこちでソーラーパネルを見かけるような気はしているんだけれど、実は上の数字に従うならば、まだ原発一基分もまかなえていないってこと、ですか? え、ホントに……?
 えー、となると、ネットを探している間に出てきた日経新聞のこの記事は間違ってるってことに……。多分、この記事で言っているのは定格出力の方の話、なのでしょうか。実際の発電量などを考えるとしたら、稼働率なども含めて考えないといけない筈。特に、太陽光発電は夜間の発電が不可、雨や曇りの日の発電量が落ちる、といった辺りのデメリットがあるので、稼働率は100%からかなり離れた数字になってしまった記憶があります。上の方でパナソニックさんのサイトを載せましたが、そちらの数値は、その辺を織り込んだ数字だと思って良いでしょうが。
 さすがに、これは厳しい。太陽光発電施設は家庭レベルだけで置いているわけではない、という部分はあるので、もうちょっと実質の数字は上がるものとは思います。が、劇的に跳ね上がるわけではないでしょう。そう考えると、太陽光発電って、こんなに効率悪いと言うか、全体に占める数値としてはごく小さいんですね……。
 欧米など諸外国では、クリーンエネルギーの主役は風力発電の方で、あまり太陽光発電の方に注目されていないという話を聞いた記憶があります。その記事を見た当時は「そーなのかー」くらいにしか思わなかったのですが、太陽光発電の数字をこうして自分で計算してみると、確かにこっちでは全然カバーが出来ないなぁと思えてきます。計算ミスしてんのかしら、うーむ? 元々、太陽光・風力発電のみで原発の代替はしきれんだろ、という考えを持ってはいたのですが、ここまで差があるとは予想外。
 ……ネガキャンするつもりとかで、記事書いたわけじゃないんですよ、コレ。いや、ホントに。風力の方を計算したら、もう少し良い数字になるんだろーか。また別の日に、そっちも計算してみよう。あ、計算やっぱり間違ってんじゃんという状態でしたら、コメントなどでお知らせ下さい。自分でも、合ってるのかかなり心配なので。

 ではでは。ひゅう、どろん。

あと何年保つかなぁ?

2012年03月26日 21時21分12秒 | Weblog
3月26日分。

 毎度。土日よりもむしろ、月曜日の方が炊事家事をマジメにやることが多いという、ズボラの極致まで行ってしまったこの性分をどうしたものか……。幽霊です。実際には、土日に洗濯・アイロン掛けをさぼって、月曜日の夜に慌てて一週間分を片付けるというのが定例化しているだけなのですが。どうにもこうにも、土日は「電池切れ」のまま一日寝てしまうことが多くて困ります。いやはや。

 昨日に某『攻殻機動隊』の「デコット」の話なんてものを出したわけなのですが、あそこから更に関係ない方向へ頭がすっ飛んで、デコットの耐用年数って何年だろうなーとか、本格的に訳のワカランことを考えておりました。ホント、自分のオツムの中身は一体どういうことになっているのか、いっぺん解体してみたい……あ、オツム自体が空っぽだから、解体しようにも解体するブツが無いですねウェヒヒ。なお、デコットそのものは、今日のこれ以降のお話には関係ありません。あしからず。
 さて、皆様が「耐用年数」という言葉を聞いて思い浮かべるのは、いわゆる「製品寿命」のことかと思われます。ところがどっこい、私が考える方の「耐用年数」というのは別の概念で、いわゆる「法定耐用年数」という、「税金計算のときに使う方の耐用年数」なのです。いや、何せ会社で経理の中の人をやっておりますし、担当業務に固定資産管理が含まれているため、減価償却やら耐用年数やらという概念にブン回される会社員生活をしておりますれば、これもまたやむなしというものです。
 ざっくり説明すると、減価償却というのは、デカイ金額出して買ったブツを、複数年かけてちまちまと費用処理することです。例えば……そーですね、五万円の高級ウィスキーのボトルを買ったとしましょう。で、ちょっくらだけ飲んで、ボトルキープしといて貰うとお考え下さい。こんな高いものですから、一気に飲みきっちゃ勿体ないってんで、半年とか一年くらいかけて、キープのボトルからちびちび飲んでいくことになるかと思います。つまり、このウィスキーの五万円の価値は、ちびちび飲んでいる期間中、ちょいとずつ減ってはいきますが、ずーっと存在していると。
 このちびちび飲んでいる期間のことが「耐用年数」ってわけです。ただし、税金が絡むんで、税法で耐用年数って決められちゃってるんですけどね。だからまあ、奥方様から、「高い物なんだからそれで二年保たせなさいね(にっこり)」なんて釘を刺されるような感覚と思って頂ければ。実際には、もっと一回にたくさん飲みたい、もっと早く飲んでしまいたいと思うところですが、実状がどうあれ、二年なら二年保たせろと言われてしまう。これが、「製品寿命」としての耐用年数と、「法定耐用年数」の違いのイメージになります。

 これがまた、実態と法定耐用年数が噛み合っていないというのは、結構ある話でして。例えば、パソコンの法定耐用年数は4年、サーバは5年です。……正直、パソコンを酷使している人にして見れば、そんなに保つもんかいとお思いかと。実際、サーバが5年ってのはキツイ状態です。しかも、過去の税法の都合で、5年経っても実はまだ「残存価格」というメンドクサイものが残ってしまって、価値がゼロになっていないケースが多数あります。おいぃ、それでいいのかぁ?
 んでもって、このイマイチ合致してくれていない法定耐用年数が、毎年の減価償却額の決定要因そのものでありまして……。しかも、この法定耐用年数の決め方というのが割とアバウトな括り方をされているため、毎度毎度またどの区分のどの耐用年数を使ったものやらと頭を悩ませるわけですが、それはまあまた別のお話。法定耐用年数を過ぎてなお使っているブツというのは結構あるものだし、逆に、法定耐用年数よりよっぽど早く吹っ飛んでしまうブツもまあ、よくあります。ヤレヤレですよ。
 余談ですが、昨今延々と話題の原子力発電の設備についてだって、一応は法定耐用年数が適用されている筈です。ちょっとハッキリこの年数というのが耐用年数の一覧表に見出せなかったのですが、ネット上では「16年」という記載をよく見かけます。火力発電系なら、「15年」とすぐ一覧からそれらしいのを拾えるんだけどなぁ。他の表に別出しされてるのかしらん……普段、発電設備系の耐用年数なんて調べないので、パッと見つけられない罠。でも、実際の原発って、16年とかどころじゃなくて、もっと延々使ってるんですよねぇ。減価償却は、とっくに終わってるわけだよねぇコレ。税務監査とかで、普通の企業なら、絶対こんな耐用年数超過は指摘されるところなんですけどねー。ま、良いか別に。
 これ、この先に日本も巻き込まれる国際会計基準(IFRSってやつです)だと、どーなるのやら。あちらさんの基準では、税法の方の耐用年数と、企業の会計で使う耐用年数がズレちゃうようなものになってしまうんですよ。で、耐用年数は、その資産の実態に合わせて自分トコの会社で決めなさいと。となると、原発設備(建物は別です)の耐用年数って、書き直しになっちゃうんだろうかなー。ちなみに、税法と会計がずれた場合、税金計算のときには差額を調整しないといけないってんで、これがまたメンドクサイことこの上なくってもー……あ、仕事の愚痴になってしまいました。
 あんまり馴染みのない概念ですが、結構そこら辺に存在しているかもしれない概念なんですよ、と。まあたまには、本業の関連の話も書いてみました。たまに以前も書いてた気がしますが。

 ではでは。ひゅう、どろん。

延々つらつら頭の体操

2012年03月25日 22時04分49秒 | Weblog
3月25日分。

 毎度。結局、昨日今日で延々と欲しいものなーんだ、をぐるぐる頭の中で転がしていましたが、最終的には「ま、いっか」のいつも通りの結論に到達して終わりにしました。幽霊です。そもそも、こういうのは延々考え込んでまで使い道を探している時点で、これという使いたい先が無いということですしね……。よくよく頭を整理してみれば、私が物を購入するか否かを決めるときというのは、必要と思う物についてはほぼその場での即決で、迷う場合は後で要らなかったかなーと思うことが多々。本なんて、その場でパッパと五冊くらい選んで、平気で一万円出したりしますしねぇ。
 つまりはまあ、その場その時点で即決しなかった物は、不要であるか微妙であるかが大半です。買うことが前提で、機種などをどれにするかで迷った場合は別ですが、そもソレを買うか否かで迷った場合はほぼ買い控えてきましたし、買い控えて後悔したことは少ない気がします。本当に必要なら、後で結局買いますしね。「ま、いっか」で済む物は、大した物ではない。
 とりあえず熱が冷めて思うことは、地味に靴とか通勤用のカバンとか、必要品でそろそろ買い換えが必要な物はあるんだよなーということ。ただ、靴は今使っている物に近い物か同じ物が好ましいんですが、近所にしっくり来る物が置いてない。カバンは……実は靴も含めて今日近所を改めて見て回ったのですが、どうもピンと来る物が無い。即決する物が無いなら、まあもう少し品揃えの多いところへ行って直に見るしかありませんな。
 はぁ……かなりクダラナイ悩みに丸一週間くらい費やしてしまいました。毎年のことだけど。出費を迷わないのって、本くらいになってしまいましたなー。ここのところブログの記事内容もgdgdになってたし、そっちにこそもう少し頭使えっての……と。

 あ、今日の分はむやみに長くなってしまったので、先にゴメンナサイしておきます。最近あまりに中身が駄目な状態だったからと、頭を回そうとしたらこのザマだよ。中身の質はあまり変わってませんが、適当に読み飛ばしてしまってください。マジメに読むと、ツカレマスヨ? ……最初は、しょーもないニュースの紹介だけだったのに。どうしてこうなった?

 えー、別に不思議でも何でも無いニュースを一つ。週に一度「携帯電源オフ」で仕事効率がアップしたという研究結果が報告されたそうです。記事の詳細はまあリンク先を読んで頂くとして、個人的に一番笑ってしまったのは、この記事特集の名前が「体のフシギ」だということ。いや、別にこれはもうフシギでも何でもなく、当たり前のこったろーが、と思いっきり苦笑いしました。……あーでも、私は全然と言っていいくらい携帯電話を使わない部類の人間なので、そうでない普通の人達にはフシギなこと……なのか?
 まあ、携帯は切っている方が仕事に集中するだろうなーというのは、今の自分の職場を見ていても何となく分かります。先輩、上司とも、日に何度かは携帯にメールなり電話なり来ているのですよねぇ。仕事の用件じゃなくて、私用の方で。だって、経理部の人間の携帯電話に連絡する必要のある、「仕事用の」用件って無いでしょ? ほぼ常に事務所にいるんだから。
 うちら事務職はまだ良いんですが、「現場」へ出ないといけない人達は大変です。休日でも、夜中でも、携帯電話にお客様からの電話があれば、出ざるを得ない。会社のサービス内容上、24時間での受付をしている業務もあるだけに、その担当になっている人は、それこそずっと携帯電話に引っ張り回されることになるのでしょう。携帯のせいで、むしろ仕事時間が長くなった、なんて話はよく聞きます。便利にはなったけど、むしろ自宅すら仕事場になってしまった、という話も。割と昔から聞く話ですけどね、どっちも。
 なら、スマホという小型PCすら持ち出せるようになった今、この先は更に仕事が自宅にまで入り込むのでは……と思うところなのですが、情報セキュリティの問題が出てきますね。会社でもやはり、情報漏洩などについてはかなり神経を尖らせていて、しょっちゅう通知通達が回ってきます。「事故」というレベルで話が上がってくるものは、クラッキングなどによる漏洩よりも、むしろ「アナログ」な原因によるものばかり。USBメモリの紛失とか、PCの置き忘れとか、書類入れた封筒を電車の網棚に置いたままだったとか……。あとは、今でもファイル共有ソフト絡みでの通知は回ってきます。ネタとしては、そろそろ古いんですけどね、コレは。

 話が一気にぶっ飛びますが。結構昔に、『攻殻機動隊』の続編というかで、『攻殻機動隊2』というコミックスがありまして。手元には『攻殻機動隊』だけしか残していないんですが……。2の方では、「デコット」という、まあ分身のボディに意識を飛ばしてお仕事なりをする、という場面が結構あります。初代の方では、あんまり無かった気がします。
 これなら、各地にデコットを置いておけば、最寄りの「身体」を起こして物理的に行動を起こすことが出来る、と。まあ、デコットへ意識を飛ばしてしまうと「本体」がお留守になるので、そこの安全を確保する必要はあるのですけれども。……っと、携帯で仕事が持ち出されるなんて話をしていたら、こんなところを思い出しました。
 これこのままという話でもありませんが、そういえばネット回線なりを通じてカメラから患部の映像をリアルタイムに反映し、手術用ロボットを操作して遠隔地で手術を行う……なんて構想は、やっぱりあるようです。医師の偏在は問題になっているところですが、コレで少しは補えるように……んー、なればいいけれど、コストの問題は大きいでしょうね。これってつまり、大元になっているというか医師がいる「こっち」の側と、患者のいる「あっち」の側、両方に設備が整っていないと出来ません。手術用ロボットを設置できるだけの病院というのは、そんだけお金があるってことですから、そのくらい金があるなら医師も揃っているでしょうしねぇ。
 先に出した「デコット」も、結局はコストの問題に行き当たります。分身の作成費用、メンテナンスにもお金がかかるだろうし、使っていない間の分身は「置物」になってしまうわけですしね。まあ作中のデコットを使っている人物は、並外れた能力の持ち主なので、「替えが効かない」からこそデコットが必要というところがありました。こういう人物でない限り、ぶっちゃけそれぞれの現地でもう一人教育する方がコストは安上がりになるでしょうね。

 今更ながらに納得したのは、自動車や家電製品の工場などで使われている産業用ロボットというのは、簡易ながらも一部分では完成度の高い「デコット」みたいな役割を果たしてるんだなーということ。今まであんまりちゃんと考えたことは無かったのですが……。産業用ロボットは、使える範囲はある程度限られてはしまいますが、設置さえ出来れば、どこであろうとも「同じ技能を発揮できる」ものなんだよなーと。携帯電話やスマホのように「情報」を持ち出すわけでもなく、デコットのように「中の人」が必要なわけでもない。
 一方で、アナログな方でも、以前から「多能工」という言葉があります。これはまあ、突き詰めてしまえば、一人で色々出来るようになりましょうってーものですね。工場の作業員と言えばいいのでしょうか、ベルトコンベアに乗って流れてくるパーツへの加工などを、一人一人工程ごとに特化させるのではなくて、多工程を一人でカバー出来るようにという話。もう何年も(下手すると十年以上)前から言われている概念ですが、さて今はどうなっているのかしらん? これは、「教育」にかなり時間がかかるし、使えるようになるまで結構手間……とか、そんな話もあったのですけれども。
 ……んー、ココまで書いていて気がつきましたが、デコット・手術用ロボットと、産業用ロボット・多能工とは、やってることは近いように見えて、概念としては逆になってますね。前者のグループは、特にデコットで言えることですが、「特定個人の」技能をどこででも行使できるようにするためのもの。後者については、「誰でも」同じ技能をどこででも行使できるようにするためのもの。普及する方の概念というのは、基本的には後者側なのでしょうね。前者が職人芸を基礎としているだけに、汎用性に欠けるんだろうなぁ。
 あれ、でも携帯電話とかノートPCってのは、どちらかと言えば前者側……なのかしらん? いや、しかしPCは両方の概念が入っているような気もしますね。うん、何だかもう深入りしすぎて訳ワカランことになってきた気配なので、切り上げるとしましょう。長くなりすぎました……。えらくまた脱線したもので、いやはや。久々の四千文字目前でしたよ、まったくもう。これ、投稿ミスったらもう今日は止めていいよね……。

 ではでは。ひゅう、どろん。

今更か私……

2012年03月24日 23時52分16秒 | Weblog
3月24日分。

 毎度。相も変わらず、土日休みになると電池が切れております。幽霊です。で、日が暮れてからようやっと残り六時間くらいでちまちまと動き出す……ように見えて、結局起きてる残り時間もうだうだ過ごすのでありました。駄目くせぇ。で、今の時間になってまた偏頭痛がかなりうっすらとですが発動中。あんまり今日は症状が出なかったのですが、夜になって買い出しに行った後から来ているような? やっぱ花粉か?
 これまた相も変わらず、今年度の余剰分の使い道に悩み続けているわけなのですが、結局あまり思いつくというか、自己否決をかいくぐれるものが思い浮かばないままです。別に無欲なわけじゃないんだけどなぁ……。いやまあ、細々思いつくものはあるっちゃあるのですが、わざわざ買うほどの物か? という自分ツッコミに耐えきれないのです。
 ネタ的に思いついたものの中には、武装商店でいっそ特注して居合刀を買うとか、いっそ無可動実銃でも買うかというのも含まれていたのですが、どーもなーと保留中というか却下風味の保留中です。この手のものは確かに欲しいっちゃ欲しいのですが、後になって「やっぱ要らんかったかなー」と思うことが大概なので腰が引け気味ですね。結局、まーた先送りしてそのまんまかなー。
 自転車を買い直すという選択肢が相当有力ではあるんですが、これもこれでまた盗まれるやらの顛末になる可能性があって、いまいち。買うなら買うで、ホイールの小さいタイプを買ってみたいなーとかそういう考えはあるのですが、買うなら屋内保管必須になりそうだしなぁ、前の状況を考えるに。もうちょい玄関が広ければ良かったのですが、今のアパートは玄関が長細い形なので、廊下に置くと相当邪魔になることが予想されます。んー、残念。金額的には、存分に買えるのあるんだけどなぁ。
 欲はあっても、抑え込む方に頭が回りやすいようで、結果として保留なり現状維持がいつものことになってしまう罠。日常的には無駄遣いが少なくて済むので良いのですが、こういうときにはちと困る。

 あー、すごく今更なのですが、ようやっとニコ動でマイリス登録をし始めました。……ニコ動見るようになって、もうずーいぶんと年月経つ筈なんですけどね? ニコニコ動画流星群どころか、組曲ニコ動辺りにはもう見るようになってたくらいの筈なんですけどねぇ。これまで延々、マイリス無しでずーっとやってたわけです。もうね、馬鹿かとアホかと。ちなみに、IEなりのお気に入りに入れるか、タグなりキーワードで検索して探したりしてました。非効率的な……。
 とは言え、さすがに若干面倒になってきたのと、最近また新規開拓の周期に入っているので、マイリスに放り込んでおかないと収拾が付かなくなってきました。漫画とかはね、本棚に放り込んでおけば済むのですが、動画は後で探し直すというのがかなり大変なので。リンクのリンクのオススメ動画のリンクのマイリスから……とか、そういう相当数の経由があった動画もあるため、いい加減頭が追っつかなくなってます。
 まあ、頭に入っていない動画というのは、あまり後で探し直したりしないから、という割り切りみたいなものがあってマイリス作ってなかったんですけどね。さすがにそろそろ、年なので。元々あまり記憶力が良い方でもなく、冗談抜きで五分経ったら忘れているとか、一晩経ったら頭に残ってないとか、そういうことがリアルに起こる輩でして。デジタルに記録を残しておけるのなら、後で何かしら楽になるかなーとか。整理は後でいくらでも出来るし、とりあえず今までのお気に入り動画なりを、幾つかマイリスに放り込んでキープしました。
 どのみち、一年もすればまた趣味嗜好がすぐ変わってしまうので、今の時点のマイリスで生き残っているものがどれだけあるか、というのは疑問ですけれども。

 ではでは。ひゅう、どろん。

軽いのに乗り換え気味

2012年03月23日 23時30分08秒 | Weblog
3月23日分。

 毎度。数日続いていたわけのワカラン体調不良は、とりあえず今日は割と落ち着いた状態になっているようで。幽霊です。……しっかし、雨が降った日に体調が落ち着くとなると、本格的に花粉症を疑っていく方が良いような気はします。ただ、目のかゆみはほとんど出ず、鼻水とかくしゃみとか鼻づまりは、ぶっちゃけハウスダスト類でのアレルギー性鼻炎が元々あるため、区別が付かないのが困りもの。なので、昨日一昨日の偏頭痛+倦怠感の原因は、絶対に花粉症だとも言えない状況です。
 頭痛が一番きつかったのは水曜日でしたが、水曜日は天気も良かったし、外へマスク無しで出てしまっていたし、いまいち朝から調子が良くないのを承知の上で強行軍したし……。原因になりそうなものが複数重なっているため、どれが主因やらさっぱり分かりません。今日の場合、一日ずっとマスクしっぱなしだったし、雨も降っていたし、昨日相当量の睡眠を取っていたしで、これまた改善の理由になりそうなものがわさっと。これはワカラン。
 そういえば、ペットも花粉症になってしまうみたいですね。臭覚に頼るところの大きい犬とか、人間以上にキツイものがあるでしょうね……。犬猫用のマスクとか……んー、間違いなく嫌がりそうな気がする。

 ここのところ、コミックスの新規開拓が若干増え気味です。ただ、昔に比べると、あまり鬱とかグロとか、そういう方向には手を出さなくなりつつあるようではあります。取りそろえが割と穏やかになったというか。まあ、さすがにぼちぼち厨二病の絶頂期ってわけでもありませんし、読んでいて疲れるものは避けるようにもなってきましたしね。
 ……とは言え。じゃあ昔に比べてマシになったのかと言うと、あまりそーも思えないのが実際でして。今の購入継続中のシリーズは、そのほとんどがマイナ側の作品ばっかりで、しかもマイナの中でも変なのか、物好きが買いそうなものが大半になりつつあります。とりあえず、ここから本棚を眺めやって、目に付いた範囲で挙げてみましょうか。『KEYMAN』、『セントールの悩み』、『大砲とスタンプ』、『靴ずれ戦線』、『足洗邸の住人たち』、『カブのイサキ』、『くおんの森』、『奇異太郎少年の妖怪絵日記』、『山賊ダイアリー』……ぱっと目についた辺りが、こんなもんでしょうか。
 どーです、一つでもご存じの作品があったとしたら、むしろ貴方もかなりマイナ側なのでは? ここを読んでいただいている方の中で、上の中で一つでも読んでいるものがあるなら……知り合いかもしれませんね。まあ、上で並べたのは、目に付いた中でもメジャから間違いなく外れているものばかり出しているので、ちょっと方向性として偏ってはいますけれども。
 ちなみに、上で出した作品は、『KEYMAN』と『足洗邸』以外はかなり大人しい作品ばかりです。絵が上手いなと思うのも、その二つと『くおんの森』くらいのもので、後は「美麗な絵」という以外のところで買っている作品ばかり。味がある絵とか、そういう意味で買っているものは、あるような気がしないでもないけれど。ああ、一応どれもお勧めはしても大丈夫かとは思います。ただ、あくまでも私が気に入っているだけなので、他の人にとってどうかは関知しませんけれども。
 多分十年後くらいにもまだコミックスを読んでいるでしょうが、さて何を読んでいるものやら? 今から十年前っつーと、今はもう読まなくなった方面のやつばっかりだった気がしますね。十年続くシリーズってのも、まあそもそも難しいところなのですけれど。

 ではでは。ひゅう、どろん。

一発の解は無い

2012年03月22日 20時46分50秒 | Weblog
3月22日分。

 毎度。昨日は頭痛のお陰で、記事が散々な状態になっておりまして……いやはや。幽霊です。記事の後半を打ち込んでいた時点で、ああこりゃもうさっさと寝てしまうくらいしか出来ないな、というくらいまで追い込まれる状態だったもので。かなり焦って叩き込んだ文章というのが、割と目に見えて分かりやすい代物になっていますね。読み返してみて、苦笑いです。

 とりあえず、「ユベール・ロベール展」へのコメントがあまりにやっつけ仕事になっていたので、一応改めて。ユベール・ロベールという人は、ウィキペディア先生にも日本語記事が無いくらいには、あまり国内では知られていないとのこと。昨日館内でかっぱらってきた解説によれば、18世紀頃に、「廃墟のロベール」として名声を築いたフランスの風景画家、とのこと。フランスにて、「国王の庭園デザイナー」としての称号も持っていたくらいで、結構名声のある人だったようです。余談ですが、フランス革命の際、二年くらい牢獄に囚われたとか。つまり、貴族側にいた人だった、とも言えますね。
 この人の絵は、朽ちかけた神殿やモニュメントなどを配しつつ、その風景の中に普通の生活をする人々が描き混まれているという、言葉にすると何か妙な感じのものです。朽ちかけた神殿、古びた寺院などの中に、そこで日々を暮らす人々が息づいている……ううん、何かニュアンスが違う。主題としては廃墟的なものがメインなのですが、そこに違和感なく日々の営みを続ける人々が入り込んでいる感じ。ちなみに、廃墟はほとんど空想のようです。モチーフは、当時実在していた建物のスケッチなどを元にしていたかとは思われます。
 実際、展示の半分以上はそういった「廃墟」の元になるスケッチで、結構あちこちに「完成版」の絵の中にもモチーフが繰り返し出てきます。あ、このスケッチがこっちに飛んできたか、ああアレはコレとソレを一緒に入れたのか、とか。繋がりを探してみると、何だか間違い探しみたいで面白い。
 雰囲気としては、中世ファンタジーのRPGか、もしくはそういった時代をバックボーンとしたTRPGの日常風景ってのはこんなもんかもな、という印象でしょうか。廃墟そのものより、そこに息づき日々を暮らす人々の姿が記憶に残る展示でした。

 別の話。本業の方で、うちの親会社様が主催で、グループ企業の経理の人を集めての会議がありました。まあ、グループとして経理方針はこんな感じですよーとか、そろそろ年度末決算ですからこういうことに気をつけましょうとか、グループとしてこんな問題に今後取り組まねばなりませんとか、そういった共通認識を持つための会議というやつでしょうか。実態としては、会議というより聞いてるだけの報告会、に近いのですけれども。
 グループ全体で見ると何千人とか、うっかりすると万の単位に届きそうな規模の企業グループなので、経理の一部の人だけ集めても、会場内には三十人四十人になります。これだけの規模になってくると、会社全体より幾分軽い、経理部としての方針を変えたりするだけでも、なかなか難しいもの。しかもまあ困ったことに、この先日本も、IFRSにも対応しなきゃいけないし、そも国内の基準も毎年のように変わっていきます。追っかけるのがまた、たーいへんなのですわ……コレが。
 ついでに言えば、大規模な集団になればなるほど、そして大規模である時間が長くなればなるほど、やっぱり各所に無理も無駄も積み重なっていくものです。これが、今のような不況の時期になると、嫌ってほど表に出てきてしまうものなわけで。国家でもこれは変わりませんね。日本も、まさに今、そんな感じで目の前に無理・無駄が積み上がっているのが見えてきてしまった状態なのでしょう。
 会社規模でさえ、この手の状態に、一発で全て解決するという唯一解は無いのが実際です。グループとしてですらなく、うちの会社単体で考えてさえ、一発では解決できないような代物がゴロゴロ転がっています。強引に一発解決しようとすると、後々になって激烈な副作用なり、新たな厄介ごとがもそっと持ち上がってきて、むしろ悪化するということも往々にしてあるパターンでして……困ったものです。結局の所、ちまちまと手をつけられるところから、じわじわ詰めていくしか無い。
 英雄、大ナタを振るうという構図は、確かに受けが良いものです。ただ、それは劇薬であることを忘れてしまいがち。小泉さんのときのことを、今になって恨み言にしている人、結構いますね。でも、その中には、熱狂的に支持していた人もいるのでは? この先、大阪のどなたかだったりに、同じようにして後の祭りの恨み言をぼやかないとも限りません。現実世界に、唯一解も最適解も、残念ながら無いもののようです。ベターを積み上げていくしか、やりようは無いのでしょうね、きっと。

 最後にオマケ。この記事の話って、パッと見は、店側は何て非道なことをするんだケシカランという話なのですが。でも、これってつまり、カモになってる客が大量にいるから問題になるんだよね? 客の側も、どーなのさ……と思わないでもないわけですが、いかがでしょう。

 ではでは。ひゅう、どろん。