黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

なんか思いの外放置してた感

2019年06月08日 12時04分21秒 | Weblog

6月8日分。

 ふと気が付いたら、前回の投稿から3ヶ月くらい間が飛んでいたようで。幽霊です。そこまで間を開けていた感覚も無かったのですが、多分、動画はずっとコンスタントに作り続けていて、ニコ動側のブロマガをぽつぽつっと更新していたからでしょう。

 正味、ここをクローズしてしまっても良いのですが……。ただ、普段ニコ動側では書けない内容であるとか、完全に未整理な内容とか、あちらでは受けない類の内容は、どこか別のところではき出すなり、頭をまとめる必要はありまして。そういう用途で、こっちを使えばいいかなーと。

 

 さてはて、そんな感じで久々に頭を少しまとめるための整理書き。お題は、金融庁の発表で諸々と騒がれております例のヤツ、「老後の生活費不足2,000万円」という話ですね。目にした当初はおいおいおいとも思いましたが、時間が経ってきて頭が冷えてきたので、改めて自分用に整理。

 なお参考用として、金融庁の件の報告書は「こちら」です。

 

(1)とりあえず金融庁のWG公開の報告書案について要点(と思う箇所)を整理

 ・近年の平均寿命は男性81歳/女性87歳、健康寿命は72歳/75歳と10年差がある

 ・また現在60歳の人の約1/4が95歳まで生きるという試算もある

 ・例の2,000万という数値の計算過程は以下。

   前提条件として、高齢無職の夫65歳以上、妻60歳以上の世帯という計算

   収入額21万(年金19万、その他2万程度)

   支出額26万(内訳は上でリンクしている記事に画像あり)

   月の「不足額」を上記により5万・これを30年・キリをよくして2,000万

  ・他にも色々書いてあるのですが、今回はとりあえず割愛

 

(2)2,000万という金額についての個人的な「感想」

 ・よくよく考えれば、昔から「年金+α」で余裕ある生活を、とはよく言われた

 ・支出が月に26万というのは割と余裕のある額(つまり削る余地はある)

 ・但し、年金支給額は現状水準の筈で、将来切り下げされるのでは?

 ・また、年金受給開始が夫65歳からで、そこから30年という試算であることに注意

 ・コレ要するに、ホントにザル計算なので最低限の目安であって確定値ではない

 

 まあ上のように大まかな整理はしてみましたが、前々から「年金ヤバイ」みたいなことは言われ続けてきていたわけで。「追加2,000万」必要ですというのは、そう目新しい話でもないか、と。ただ、どうしてもお金の話は見ないフリをしておきたかったという感情と、具体的にポンと大きめの金額を言われたのでインパクトがあった、という部分で騒然としたのだろうなぁとか。

 ある意味、金融庁が身体張ってヘイト稼ぎつつ、「備えとかないとヤバイからね?」と注意喚起をしてくれたとも言えます。「今更言っても遅いわ!」とは確かに思うのですが、せめてもまだ今言ってくれただけマシ、と捉え直す方が良いのかも知れません。

 なお、改めて「念のために」書き添えますが、あくまで例の金額は年金支給額が夫婦で19万あった上で、割と余裕を持った支出額を見た状態での不足額を30年、という計算です。「年金は一切ありません」とは言っていないし、「2,000万ないと生きていけません」とも言っていません。せいぜい余裕ある暮らしの目安額程度の話です。

 

 数字のインパクトがそこそこあったのか、数字だけが一人歩きしている感もありますが……。まあまあ、とりあえず一旦深呼吸して、お手持ちの資産額と、今の状態で月にいくら必要なんだっけなーくらいで電卓ぽちぽちしてみるのが良いかもしれません。

 なお、電卓叩いて絶望に沈む可能性も否定はしません。一応、私自身はまだ「貯め直す」時間が残されているので、セーフとも言いがたいですが絶望的ってほどではないかな……多分。

 


まだ生存はしてますよ、と

2019年03月08日 20時52分44秒 | Weblog

3月8日分。

 

 更新がだいぶ飛びましたが、とりあえずまだ生存してますということで。幽霊です。3ヶ月くらい放置してましたが、ようやくここの存在を思い出したので、思い出したついでに更新を。

 

 前に更新したときは旧年内でしたが、もう今や花粉の飛ぶ時期です。毎日のように目がかゆーい、とぼやく日々ですが……。そろそろ休職中になまりっぱなしだった身体もいくらか戻っているし、自転車再開したいところなのですが、今の時期は一番イヤなんですよね。

 気温は悪くない塩梅なのですが、花粉がツライ。鼻水はまだいいとして、目がかゆいのがマズいんです。速度的に(法的にもですが)歩道は走れないので、当然ながら車道に出るわけですが、目をかゆかゆしながら走るとかコワイにもほどがありますし。

 ただ、夏まで待ってしまうと、今度はクソ暑くて干涸らびてしまうのですよね。ぐぬぬ。

 

 さて、ついでに時事を、若干周回遅れ気味ですが拾うとして。とりあえずネタ元は「東京新聞の望月衣塑子記者を支援する署名をネットで集めた中2、誹謗中傷に「子どもが何か意見しちゃいけないんだと感じた」ということで。記事タイトル長いな……。

 ひとまず、中学生であろうとも、意見を公に述べるということ自体に反対はありません。ただ、特にネット上で、「政治」に絡む部分の意見を述べた場合、「賛同」を得られることもありますが、「反対」「批判」の意見がレスポンスとして付くことも起こり得ます。後者の方が多いかもしれません。

 賛成「だけ」が欲しいのなら、身内の範囲でやっておくべきでした。そういった形ではなく、ネット上で公に賛同を募った以上、そこには批判もついて回ります。子供だから、中学生だからと「手加減」してくれる人ばかりではない……ということですね。正味な話、「中の人」が「本当に中学生かも分からない」のがネットですから。

 

 で、当の望月記者に関しては、騒ぎになってきた現状でどうなのかな、と。そこで、3/7午前の官房長官記者会見を、タイムシフト放送で眺めてみました。どうせ1回20分もないので、ご覧になれる方は一度見てみるのも良いかと。

 結構前(1年くらい前?)に記者会見放送を眺めていた時期があり、あの頃に比べると質問を受け付ける数・時間は間違いなく短くなっています。首相官邸報道室長が、かなり早いタイミングで「質問は簡潔に」と割り込むようにもなっていました。今の状態だけ見ると「あれっ?」と思うでしょう。

 ただ、一方で望月記者からの質問は相変わらず「質問」ではなく、「望月記者自身の見解の開陳」といった内容のままです。それを「官房長官記者会見」でやるのはどうなのか? とも感じます。まあ、その部分は1年前(?)から感じていたことではあるので、変わってないなと。

 この現状を「単発・短期間」の話で捉えるか、もっと前々から繰り返されてきた状況と分かった上で見るかで、だいぶ印象が違う話になるでしょう。

 

 件の中学生さんの話は、その主旨と、誰かしらに助力は得たかもしれないにせよ行動に移したこと自体は素晴らしいと思います。ただ、件の状況を「その場だけ見た」状態で判断してしまった、前後の関係・これまでの経緯の把握といった「下調べ」はかなり甘かったんじゃないかなとも感じます。

 手書きの署名活動などだったら、もっと温和な反応が寄せられたのかもしれません。ただ、ネットという手段をとった以上、痛烈な批判をぶつけてくる人に当たる可能性も高まる。これはもう、賛同者を広く募ることが出来る、というメリットと表裏一体です。

 ネットは手軽にレスポンスを得られる……と思いがちですが。実際に反応がある場合というのは、割と限られます。「強く賛同してくれた」場合、「身内である」場合、そして……「強く反発した」場合です。つまり、身内以外からは上下両極端に振れた状態の反応が来やすい。ファンとアンチ、と端的に表現すると分かりやすいでしょうか。

 ……というかこの件、よくよく眺めてみたら「当初から大炎上していた」わけではなく、ハフィントンポストが取り上げてからむしろ着火した案件じゃないですかヤダー。そこから火が付いて目立った結果、アンチを誘蛾灯のように呼び寄せてしまった、というのが実情なのでは。

 結局この案件、ハフポストが一番叩かれるべきなのでは……? と幽霊はいぶかしみつつ。件の子のお母様も、ネットで何かしら述べる以上、アンチがつくこともあり得るし、痛烈な罵声を浴びせかけてくる怖い人もいるからね、というのを教えておくべきだったかも。

 

 そんなことを思いつつ、今日も動画編集にいそしむのでした。では。

 


ああ…コレは…という案件を見かける

2018年12月16日 09時30分37秒 | Weblog

12月16日分。

 毎度。今日も今日とて動画編集してますが、とりあえずそろそろ今手を付けている1本は片付けてしまいたい。幽霊です。実際問題として、一定期間(具体的には一週間前後)以上同じ動画に手を付けていると、編集している私自身が明らかに飽きてきて、仕上がりが悪くなります。

 以前にもどこかで書いた(もしかするとここではなくニコ動側のブロマガか?)のですが、動画編集は「時間・期間をかけるほど良くなる」ものではありません。最低限の「品質保証に要する時間・期間」は必要ですが、それ以上に費やしてもあんまり質が上がらなくなります。ヘタをすると、無駄にいじくり回した結果、かえって仕上がりが落ちることがあるという。

 案外、動画って「細かい箇所の完成度」より「全体の勢い」みたいな部分があります。特に、うちの投稿分野である「10分未満」の「ボイスロイド実況」系は、細部完成度を上げられる尺ではあるだけにいじり回しがちですが……。そこに時間を割くより、さっさと次作る方が良いかなと。

 

 さておいて、タイトルの件。とりあえず話の元ネタとしては58歳息子、介護の母親殺害認める 水戸地裁初公判という記事をリンクしておきます。他の方のTwitterをぼけーっと眺めている間に見かけた話なのですが、本当にこう、「うわぁ……」という感想しか出てこない。

 加えて頭が痛いのは、この案件、この先何度も類似のものを見かけるだろうなぁと予想出来ることです。認知症の老母を殺害した後で自首をされており、この家の預金残高が現実に生活するにはあまりにも無理な額であったこと、そして一緒に介護をしていたとされる兄が「餓死」というのが、更に悲しみを誘いますね……。

 比喩や誇張表現ではなく、本当に類似案件はこの先何度も出てくると思っています。認知症に限らず一病二病を持つ「老後の蓄えの少ない or 無い」老親に自身のリソースを全て吸われて、親子道連れの共倒れという形。子の側も今のご時世では、稼げている側の人達はともかく、そうでない「下の側」の収入では老親を看られるだけの余力などないでしょう。私だって他人事じゃない。

 一方で、平均寿命自体は伸びており、80代・90代が珍しくない。ご長寿であること自体は良しとしても、ではその「長い老後」を暮らせるだけの蓄えがあるのか? その蓄え・備えを年金だけに頼る形だと、色々後が怖い気がしますね。制度の変更ひとつでごりっと引き下げられることがあり得るだけに、年金以外の備えをしておく必要がより高まるようには思います。

 

 さてはて、私自身は恐らく結婚などはしない(失礼、「出来ない」)でしょうから、一人で老後を迎えることを考えておかなければなりません。お金は一応、自分の世代の平均値よりは残してありますが、平均ってのはアテにならないからなぁ。まあその額ではまだ備えとして足りているとは思えませんし、使えたものではありませんね。

  冗談抜きで、同世代よりはハッキリと多い額(ほぼ倍くらい)をキープしていますが、それで全く足りると思えず使う気にならないあたり、上の方はともかく「下々の者」の景気は良くなった感がないですね……。どっかで「暴発」しなきゃいいんですけどねぇ、日本人って「大人しい」と思われていますが、決してそんなことはないですし。

 単に、周囲が大人しくしているから同調しているだけで、ひとたび全般の動きとして「一揆」が起きれば、これに同調してズドンするのが日本人やぞ……。渋谷のハロウィンでも見たでしょうに。あれの「暴動」版が起きたらというのを考えると、まあちょっとうーん。そうならんことを祈りつつ、 とりあえず私は動画編集の続きをしませんとね。

 

 ではでは。

 


おっと完全に放置してた

2018年12月10日 23時04分54秒 | Weblog

12月10日分。

 毎度。動画編集やら何やらに意識を向けていたら、完全にここを忘れていました。幽霊です。前回の投稿が一ヶ月前とか気が付いて、大慌てです。前回の記事投稿が11月10日、その後に動画を15・26・12/7に投稿して、現在次をまた作っている真っ最中。

 大体10日から12日一本ペースといったところで、一応は想定範囲内のペースを維持出来ています。今年の内に、今作っている分を含めてあと2本作りたいなぁという思惑はありつつ。実のところ、今のシリーズはある程度早めに切り上げて、更に次に作りたいかなというものが頭にあったりします。今のを終えるまで、頭に残っているかは微妙ですが……。

 

 昨今の時事ネタをざらっと拾ってみると……。まずソフバンさんの通信障害に関しては、スマホの通信障害なんぞ私には一切の関係が無いというレベルでして、「素で全く気が付かなかった」状態でした。いやぁ、未だに旧ウィルコムの「PHS」ユーザですので、ソフバンはソフバンなのですが、そっちは異常が無かったらしいのと、そも日中ほぼ携帯を見ないので。

 次、ゴーンさん関連は経理の中の人的には興味津々で眺めていますが、さてはて顛末がどうなるやらなぁという感じです。現時点だと、役員報酬額の過少記載という罪状自体はぶっちゃけ大した話ではなく、それ以外の、恐らく本命であろう「特別背任」あたりを引っ張れるだけの証拠が掴めるか? によって話が変わっていくかなといったくらい。

 韓国……はもういいや。パスで。

 

 つれづれな感じですが、一気に気温が下がってきたので、今年は防寒服周りをワークマンでゴソゴソと漁っています。とりあえず部屋着・インナー(上半身用)・通勤用の(見た目は無視した)上着についてはこれでいいかなーという感。ただ、通勤時に下半身がちっと寒いのが難点。

 足回りの防寒って難しいんですよね……。去年に使ったアンクルガードが部屋のどこかに転がっている筈なので、今年もソレを発掘して使うかなぁ、とは思っていますが。さて見つけられるかどうかが問題ですねこりゃ。あ、足回りと言えば五本指ソックスの着圧タイプのを、これまたワークマンで買って使ってます。悪くない感じ。ハイソックスなのが有り難いです。

 

 さて、上までで「1,111文字」になったようなので、測ったわけでもなかったのですが今日の分はこのくらいにて。実のところ、ゴーンさんの逮捕の話が最初出てきた時点で、何か記事書こうかなと思ったのですけれども。まだ情報が足りてないし変なこと書けないしなーと思っている内に、動画編集にかまけて時間がだいぶ経過していたという次第。いやはや。

 ではでは。今回の更新はこのくらいにて。

 


すんげぇめんどくさそう(軽減税率

2018年11月10日 11時17分10秒 | Weblog

11月10日分。

 毎度。そういや最近ここ更新してないや、と今日になって思い出しました。幽霊です。例によって動画編集に意識が向いていたので、忘れ去ってましたね。10月中の投稿本数は4本、11月は1本現時点で投稿済み・1本を編集中。今月はペースを落として月間3本と予測しています。

 まあ、それはさておきまして、タイトルの話の方へ行きますか。

 

 職場で手空きなヤツが私くらいしかいない都合で、消費税軽減税率の情報収集は私にお鉢が回ってきそうです。その内に関連書籍買わないとなぁと思っていますが、世間様でも軽減税率の適用 or 適用外の判定基準に「ナンジャソラ」感が漂っているようで。私個人の感想も「メンドクサ」ですが。

 軽減税率の対象品目については、「原則」は下記の通りで2行しかありません。

 (1)酒類・外食を除く飲食料品

 (2)週2回以上発行される新聞(但し定期購読契約に基づくもののみ)

 ただ、これで厄介なのが「外食を除く」という部分で、んじゃ一体何が外食に該当するのか? という部分の判断について、国税庁もQ&A作ったりで諸々苦労している様子。どーでもいいですが、定期購読契約に基づく「新聞」を適用にしてますが、ホントにこれ生活必需品か?

 まあ置いといて、判断のベースとしては、「飲食料品の提供時点」で外食に該当していたか、そうでないかによるという感じです。そして、その「外食」の定義については以下だそうで。

「外食」とは…

 飲食店営業等、食事の提供を行う事業者が、テーブル・椅子等の飲食に用いられる設備がある場所において、飲食料品を飲食させる「役務の提供」

(カギ括弧付与は私の方で行っています)

 外食というのは「喰う・呑むする場所」と「調理」の両方を提供する「サービス(役務)」だということ。外食はあくまでも「食べ物の販売」ではなく「サービス(役務)の提供」と解釈し、よって「飲食物の販売」に適用される軽減税率にはあたらない、ということかな。

 最初から「持ち帰り」概念が無い or 持ち帰りしかない飲食店なら混乱しないんですが、一番悩ましいのはテイクアウト・店内飲食両方があり、かつ客数の多いコンビニ・ファストフード店だろうなと思います。イートインコーナーのあるコンビニも増えましたからね。押し寄せる客に一人ずつ「店内で召し上がりますか?」って聞くのも大変だろうなぁ……。

 なお当たり前ですが、レジシステムの都合上、持ち帰り・店内飲食の両方があり得る業態のお店では、そのお会計に軽減税率を適用するボタン・しないボタンを分ける必要があります。でもって、そのボタンを押す前に「どっち?」と客に聞かざるを得ない。もしくは「持ち帰り専用レジ」と「店内飲食専用レジ」にでも分けるか。

 

 

 コンビニに関してはすげー雑な話がありまして、「持ち帰り」でお会計を済ませた上で、店の外へ一歩出て、「店外」で座り込んで喰う分には「軽減税率適用」で問題ありません。但し、これで店内のイートインコーナーで食べた場合はアウトです。同じものを同じ店で買ってもこうなる。

 まあ、クッソ寒い or 暑い日とか、雨やら雪やらの日に、適温で雨風気にせず飲食が出来る場所が提供されるというのは、確かにこれも「サービス(役務)」ではあるよね、と。そこまでは分かるっちゃ分かるんですが、一般消費者にしてみれば「?????」ってなるよねそりゃ……。仕事柄(経理)でパンフ読んでみた側からしても、「うーん…」ってなるので。

 間違いなく「ルール違反」する「消費者」が出てくるでしょうが、それをどこまで追求するんだろうなーと。多分、違反者への牽制やらなんやらは、「販売者側」におっかぶせられるんでしょうし。共用スペースで飲食してゴミぽーいしていく手合いが大量発生しそうですが、あんまりその辺考えてないんだろーなーとか。


 まあそんなことをつらつら考えていたら腹が減ったので、コンビニ行ってきます。うちの近所のコンビニ、外国人学生さんと思しき、若い外人さんがほとんどになりました。今ですらかなりレジ業務が多忙そうなのに、更に彼らの手間増やす施策になるんだよなぁアレ。潰れないといいけど……近くて便利なので。


 ではでは。今回の更新はこのくらいにて。



まあ予想通り

2018年10月30日 23時43分53秒 | Weblog

10月30日分。

 毎度。渋谷ハロウィンのらんちき軽トラひっくり返しの話ですが、どうやら軽トラの運転手が先に乗れ乗れと煽った経緯があったようで。幽霊です。まあさすがに車ひっくり返されるまでは思わなかったのでしょうけれども、導火線に自分で火を付けてしまった感、かも?

 とりあえず、「若者世代の劣化」を象徴する話だといったような論調もありますが。ゲバ棒ぶん回して火炎瓶投げてた世代に比べれば、軽トラ一台ひっくり返して騒いだだけだし、むしろマシになったんじゃね? という指摘もありまして、まあ大人しくなったんじゃねーの、という気はします。あの騒ぎ自体はアホくさ、とは思いますけど。

 なお、ハロウィンの大元の形ではそもカボチャじゃなくてカブです。あれは収穫祭の時期にも重なっていますが、日本のお盆に近い意味合いを含むところもあります。ハロウィンの時期には「あっちの世界」とこっちとの門が開くので、魔除けの火をドルイドが焚き、各家庭のかまどにこの魔除けの火を持ち帰って新しく灯す、といった辺りがベースです。

 少なくとも、カボチャくりぬいて仮装するイベント行事ではありません。余談ですが、アメリカでは当初児童労働状態もありまして、ハロウィンの日の「トリック(いたずら」が憂さ晴らしも兼ねてマジもんでヤバイものがあったため、菓子と仮装のイベント、に何とかすり替えようとした経緯もあったとかなんとか。おおこわ。

 

 さて今日の夕方から各所報道が出ていますが、新日鉄住金への損害賠償訴訟において、韓国における最高裁が賠償命令を出したようですね。まあここまでの流れから見て、新日鉄敗訴の判決が出るだろうということ自体は予想していたので、むしろ予想通り。

 ひとまず、該当の方々にとっては給料の未払が事実として存在していたこともありますから、損害賠償の訴えを起こすこと自体は違和感は無い話。ただ、その賠償を要求する先は、本来であれば新日鉄ではなく韓国政府であるべきなのですが……と。

 1965年における「財産及び請求権に関する問題の解決並びに経済協力に関する日本国と大韓民国との間の協定」の文言に従えば、「両締約国及びその国民(法人を含む。)の財産、権利及び利益並びに両締約国及びその国民の間の請求権に関する問題が(略)完全かつ最終的に解決されたこととなることを確認する。」と規定されています。

 また、韓国政府も自らの政府見解として、日本から支払われた無償供与の3億ドル(当時で)の中に、徴用工問題に関しては個人も含めその賠償用費用が含まれると認識している旨の書面があります。それをくるっと今更にひっくり返すのか……というわけで、日本政府側も当然ですが猛反発しているわけですね。さてはてどうなりますか。

 

 ネット上では「断交だ!」といった勇ましい声もありますが、ぱらっと韓国相手の貿易額を眺めてみると、月額輸出額で4,000億~5,000億円、輸入額で3,000億円くらいと、大体月額にして2,000億円程度の貿易黒字を出し続けています。年額じゃなくて月額です。

 この辺を考えると、断交するより、まあ「それはそれ、これはこれ」のスタンスで取れるもんは取った方が良さそうです。徴用工や慰安婦問題等に関しては毅然とした態度で断固拒否を貫きつつ、一方で貿易に関しては絞れるとこまで絞ってニッコリさせて頂く。片手で握手はしておきつつ、もう片手には銃を握る、くらいでいいでしょう。

 ……まあしかし、韓国って本当にこう……なんでしょうねぇ。国同士の約束事とか、そういうものを一切守る気が無い国、というのを自ら世界に喧伝している感じなのですが。いいのかしら、それで。もしかすると、今回の判決に関しては、むしろ韓国政府側も内心「こりゃぁマズい」と思っている、のかもしれませんけれども。

 

 ともあれ、今回の更新はこのくらいにて。ではでは。 

 


無縁は今後も増えるでしょうね(自分含む

2018年10月28日 23時39分22秒 | Weblog

10月28日分。

 毎度。金曜夜の内に若干無理をかけて単発動画を作成、土曜日は次の発想と素材探し……と虚脱状態に襲われてサボリ気味でしたが、今日は活動中。幽霊です。結果的に、土日ともほぼお外に出ていません。ハロウィン? 知らんがな。

 久々に動画の頭に結構手間の掛かる要素を突っ込んでおり、土日を潰してやっと1分半が出来てきたというくらいです。かつ、まだ後で再調整必須なので、一通り大体出来てからまた仕上げに戻ってくるはめになりますが……。それでも、編集作業していて楽しい(けど疲れる)と感じるのは嬉しいですね。

 

 さておきまして。タイトルの件は、「アングル:高齢化の日本で「無縁遺骨」増加、失われる家族の絆 」といった話から。これに関しては、実際今後もまだまだ増え続けていくんだろうなぁという気はしています。ぶっちゃけ、私自身も無縁遺骨という顛末になろうなぁと自分の終わりを予想しているくらいですけれども。

 個人的にはですが、この先「田舎暮らし」というのは一種の贅沢品になると思っており、高齢者ほど都会に「集めておく」方が良いとも思っています。過疎化している地域は「切り捨て」(インフラ維持費用をカット)し、お金がある人は田舎に住みたいならその分自前で支払ってね、という方向にする。日本ももう余裕のある国じゃありません。

 この方向に行く場合……でなくとも、「高齢者の一人世帯」は増え続けることになるんじゃないかなと。平均寿命は延びていますが、一方で未婚率も上昇傾向が続いている。その原因についての議論はありましょうが、今の数字だと特に男性の方の単身高齢者世帯が増えていくのではないかな、と。


 日本の今イメージされる「家のお墓」という制度自体は、そんなに歴史があるものではありません。ベースは江戸時代の檀家制度が前段として存在した上で、明治以降に家制度前提のお墓に関する制度が出来てきた感じ。今現在イメージされるお墓というのは、実質的に100年も歴史が無いわけです。

 お墓もまあ贅沢品の分類になっていく(既になっている?)だろうなぁとは感じつつ、世知辛い話ですがまともにお墓を新設しようとすると100万~300万だとか。そんな額は出せないわな……。今ある家のお墓に入れば良いじゃないと思いきや、こっちはこっちでお墓の管理トラブルの話だったり、継ぐ人がいなかったりという話もある。

 家族の単位から「核家族」へ人数規模が減って、更に今はもう「個人」が重視されるご時世です。まあ「消費」の単位は細分化した方が数も売れるので、そういう方向に進んでいったんだろうなとは思います……車とかスマホとか。その辺の流れに従えば、お墓だけ「家」の単位が維持されると思う方が変ではありますか。 


 我が家はどーすんでしょうかね、お墓。実家の方からはどうにもしちメンドクサイ話が漏れ聞こえてきており、その後を最終的に継ぐことになるのは社会不適合者の私です。そして私の後を継ぐ子は出来ませんので、つまり私のところで絶えることになる。そのこと自体については、割と前々からそうなるだろうと思っていたので恐怖感もありません。

 割とそういう状況の「家」って、うちだけじゃないのではなかろーかなーとか。この先もっと増えていくでしょう。まだ地方ではそこまで「悪化」はしないでしょうが、都会に分類される場所ではより希薄化が進むでしょうし、墓参りのために遠い「菩提寺」まで行くという習慣も無くなっていくんじゃないかな、と。

 私個人は、それでも別にいいんじゃないの、くらいの感覚です。自分の死後に自分の墓に参って欲しいとは思わないし、私の後に残る人はいませんからね。


 ではでは、今回の更新はこのくらいにて。



え、4桁区切り?

2018年10月27日 09時17分32秒 | Weblog

10月27日分。

 毎度。とりあえず水曜日に動画編集終了→木曜日の夕方に投稿、引き続いてごく短めの単発動画を昨日の夜に編集完了→月曜日夜を指定して投稿、で一段落。幽霊です。投稿を当日からずらしているのは、「投稿日」が再生数に及ぼす影響が大きいからです。
 大した影響が無いように思える話ですが、うちみたいな弱小投稿者の場合、再生数が「倍」になったりするのです。実際、少し前に「平日夕方」投稿でよく伸びた1本が1週間で2千再生、「連休最終日の夜」に投稿して伸びなかった分が20日ほど既に経過して未だ1千再生の手前。ちょっと馬鹿になりません。
 まあこの辺は「他の投稿者さん」との兼ね合いがありまして、やっぱり平日お仕事・休日編集という投稿者さんが多いのか、土日に新作の投稿があったりするんです。また、休日は「見る側」も出かけたりするので、動画の再生数の伸びは悪くなります。結果、平日(出来れば週の前半)に投稿する方が伸びやすくなる……のだろうと推測しています。
 そういや、最新で投稿した1本は、うちが作ったものの中では初めての「非ゲーム実況」の動画です。累計して151本作ってきたのですが、150本目まで全部ゲームの実況動画だったんですよね。「ゲーム」というタグの付かない動画も作ってみようかと、ふっと思ったので作った次第。少しは伸びてくれると良いんですが、結局は「いつも通り」の動画になった気がします。


 タイトルの件。ちょっとビックリしたんですが、「最近の小学校は数字のカンマを3桁ではなく4桁ごとに区切って教えてた?」らしいのです。裏取りを一切していないので本当なのかどうか分かりませんが、「小学校・桁区切り・4桁」で検索すると結構ヒットするので、実際にそうなっている学校もある、模様?
 私自身はあんまり子供の頃は「桁区切り」というものを意識したことが無く、どうだったかは正直覚えていません。ただ、今現在の立場で考えると、4桁区切りは止めた方が良いんじゃないかなぁ……という感想にはなります。何せ、「経理部」でお仕事してる立場なので。経理部で桁をミスするというのは致命的なので、さすがにこの件は「えー…(ドン引き」という感覚で眺めています。

 日本の「世界に誇る」企業、トヨタがネット上に公開している決算報告書を見てみましょう。ここでリンクを張ることはしません、ググればすぐ出てくるので。何桁で区切っているか? 3桁です。むしろ、企業の決算報告書として公開されているもの・社内報告資料として作成しているもので、4桁区切りで作成しているものなんて無いと思われます。
 これは、今のところはですが、世界標準(というか「英語」基準なのかな?)が3桁区切りだからであり、IFRS(国際会計基準)の話だけでなく、国内だけではなくて世界に対して決算報告を発表するために基準を合わせているからです。4桁区切りに関しては、日本語の単位で考えるなら確かに良いのかもなぁとは思うのですが、後々で「数字を読む」ことまで考えるなら止めた方がいいなぁと。

 まあ確かに、3桁での区切りって慣れてないと「???」ってなるのは分かります。

 特に「日本語の場合」は。


 ・1,000,000(3桁) → 100,0000(4桁):「百万円」
 ・1,000,000,000(3桁) → 10,0000,0000(4桁):「十億円」

 上記2例とかは割と視覚的に分かりやすいのですが、4桁で区切った場合、特に日本語での区切る単位とよく合致するんですね。「万」とか「億」の単位までいったときに、すごく読みやすくなる。
 ただ、では何故に3桁区切りの方が一般には普及しているのかと言えば、英語の方に合わせているから。「百万」で「million」ですし、「十億」で「billion」です。ついでに、「一千」で「thousand」となり、経理業務では「k円(キロ円)」=1,000円単位・「m円(メガ円)」=100万円単位という表記を多用します。

 ・1(3桁、まあ1です)
 ・1,000(3桁・thousand・一千)
 ・1,000,000(3桁・million・百万)
 ・1,000,000,000(3桁・billion・十億)
 ・1,000,000,000,000(3桁・trillion・一兆)

 英語的には上記な感じで、3桁での区切りごとに単語が設定されている。んでまあ、今のところ日本でのPC関連業務とか、あちこちで目にする数字は某窓ズの悪名高きエクセルをよく使うのと、海外というか英語圏への情報開示といったところで3桁区切りが「普通」です。良い悪いは別として……。
 正味な話、私みたいな年寄りはもう手遅れなので脇に置きますが、この先の日本はもう衰退していく一方になります、少なくともしばらくの間は。そこを考えると、「日本語だけ」を前提にせず、外へ出て行けるようにするためにも「英語」を扱えるようにしておく方が良い。そして、英語の基準で考えれば、当たり前ですが3桁区切りの方が馴染む。

 子供にとって、「基準がふたつある」というのは凄まじく混乱をもたらすと思われ、そこを考えるならもう最初から「3桁区切り」で教える方が良いんじゃないかなぁと感じます。まあ、私自身は仕事の関係もあって「3桁区切りでないとそも仕事出来ない」環境だからこその感想なので、 あくまでもそういう立場からの発言ということで。

 ではでは。今回の更新はこのくらいにて。


新しいおもちゃだぁ

2018年10月20日 22時28分55秒 | Weblog
10月20日分。

 毎度。Steam(ネット上でPC用のゲームをDL出来る総合サイトのようなもの)を経由して、「V-Katsu」なる新しいおもちゃを手に入れたので、ちまちまといじくり回して遊んでおります。幽霊です。地味に、既に投稿している動画にもそこから若干程度ネタを放り込みつつあります。
 これ、本当はVR装置がないと本領発揮しないもので、大元の目的はバーチャルYouTuberの活動を支援するための、無料アバター作成・アニメーション等動作部分の支援をするためのもの……なのですが。実のところ、キャラクタの作成だけならVR環境がなくても出来るし、特にVチューバーでなくともDL出来るので、キャラメイクだけして、若干のポーズ取らせるくらいなら充分にいじれます。
 うちの動画の場合、どうしてもゲーム画面と2Dの立ち絵イラスト(拝借品)で組むしか無く、MMDなどを触れる知識も無かったのですが。V-Katsuがあくまでも「ごく簡易な」物として3Dっぽい「立体風」素材を作る道具としてなら割と活用出来る、ということに気が付いたので、動画でどうやって使うと効果的かなぁと、今作っている1本で諸々お試し中です。

 動画用とは別ですが、見本程度に雑な新規モデルをひとり作成。画像ですが載せてみます。

 

 

 

 

 作成30分ほど。元々デフォルトでモデルが10人かもうちょっとくらい入っていますが、一番最初にデフォで表示されているモデルの子をベースに、それなりに自分の好みに合わせて体型やら目やら変更して作ってます。いじれる範囲は「まあほどほど」程度ですが、衣装とかアクセサリ系統の選択幅がかなり狭いので、衣装の部分ではあんまり望み通りのものは作れませんね。
 ただ、その辺をいちから自分で作ろうとすると壮絶な時間を食わされるので、ソレを考えれば選択幅が限られるにしても、ワンクリックで着せ替えできるというのは非常にありがたいです。自由度が下がる代わりに手軽さが大きく上がっているので、おもちゃ程度に遊ぶには充分です。

 動画に使う場合、MMDほど思い通りの動かし方は出来ないので、扱いとしては「一枚絵」です。ただ、その一枚絵が立体風になっていることと、呼吸をするような胸の上下、まばたきなどのちょっとした動きをしてくれる、というのが利点となります。
 細かいパーツのめり込みだったり、破綻だったりはしょっちゅう発生しますが。まあそこらは無理のない範囲でポーズを取らせるか、干渉しにくそうなパーツに切り替えるか、破綻の見えないような角度で撮影すればいいかなーとか。そういうくらいの「気遣い」をしてあげれば、一応は動画での「ひと味」くらいには使えそうです。

 ……とまあ、そんな感じでご紹介でした。ではでは、今回の更新はこのくらいで。

ごくごく珍しいうちの本職的な話

2018年10月17日 22時49分34秒 | Weblog
10月17日分。

 毎度。あんまり動画編集への気力が上がらないので、たまにはこっちも更新せんとなとぽちぽちし始める。幽霊です。一応一昨日に一本投稿誌終えた後で、少し気が抜けているのもあるのでしょう。なお、そっちの新しい一本は普段より少し再生の伸び率がよく、サムネとか投稿のタイミングって影響が思いの外大きいなぁと感じるのでした。


 えー、そこはさておき。珍しくうちの「本職」に関連するお話です。そしてついでに、割と気の長い、結構先のことのお話です。
 今現在、「消費税増税」と「軽減税率」の話でマスコミさんは賑わっておりますが、そこから更にもっと後、5年後に更に影響の大きな話が待っておりまして。そっちの話は、ほぼ経理担当者、かつ消費税に触っている人以外あまり把握されていないと思われます。
 何が待っているのかというと、「インボイス制度」というヤツが予定されておるのです。ナンジャソラという感じでしょうが、これ、企業側にとっては軽減税率どうこう以上に割と厄介なお話でして。特に、規模の小さい企業・会社・事業者さんほど「インボイス制度」は影響を及ぼす可能性があります。

 ……まず、消費税を「実際に納税」する際の仕組みというのは、あんまり知られていないかもしれません。消費者側としてはお買い物をする際に取られているわけですが、あれは「納税している」のではなく、企業に消費税分を支払って「預けている」状態となります。実際に「納税をする」のは、その消費税を受け取って・預かった企業の側なんですね。
 企業から見ると、お客さんから受け取って預かった消費税というのは、「売上」の方にかかるもの。これとは逆向きに、他の企業から「商品などを仕入れる」という動きもあって、この際企業は、その仕入れた商品の対価としてお金を支払い、当然ながらこの仕入れにも消費税が乗っかります。つまり、企業にとってはですが、消費税というのは「売上にくっついて預かっている消費税」と、「仕入れにくっついて支払った分の消費税」が両方あるわけです。
 消費税の納税額の計算は、下のような式で考えることになります。

 「売上で預かった消費税」-「仕入れで支払った消費税」=「最終的に納める消費税」

 つまり、売上にくっついて預かった消費税の全額を納税するわけではなく、仕入れで支払った分の消費税を差し引いているわけです。これを、「仕入税額控除」と言うのですが……。上で影響が出てくるよと言っている「インボイス制度」というやつは、この「仕入税額控除」に際して結構な影響を及ぼしてくるのです。

 実は、消費税に関しては、その納税を免除されている場合があります。非常に雑に言うと、「年間の売上高が消費税を除いた分で1,000万円以下」の事業者の場合、納税の義務を免除されます。厳密な意味合いは違うのですが、面倒臭いので割愛。
 ……で。中小の事業者さんだとこのラインに行かないため、免税の事業者さんになっているケースがそれなりにあるのではないかと思われるのですが。ただ、ここで引っ掛かってくるのが「インボイス制度」の話になってきます。ざっくり言うと、「インボイス制度」適用になった場合、免税事業者が大手企業との取引を切られる、もしくは「納税事業者になるように要請される」可能性があります。

 どういうことかと言うと、「インボイス制度」が適用になると、上で書いている「仕入税額控除」を行うための要件として、「適格請求書」の保存が必要になるのです。んで、この適格請求書というやつを発行するには、「課税事業者」でなければならないという決まりになっていたりするのです。
 つまり、納税義務を免除されている側の企業・事業者では適格請求書を発行できない。従って、「免税事業者から仕入れたものに関しては仕入税額控除が出来ない」のです。このため、仕入税額控除をする側の事業者からすれば、「免税事業者からの仕入を避ける」か、「免税事業者へ働きかけて課税事業者になってもらう」、という動きになる可能性があります。
 仕組み上、免税事業者を相手に仕入をすると税額控除が出来なくなるので、損なんですよね。そして、「適格請求書」を発行するには、「税務署へ届け出をして課税事業者になる」必要があり、また「適格請求書」を発行できないにもかかわらず虚偽の請求書を作成した場合、罰則があります。「努力義務」的な規定ではなく、実刑が適用される、純然たる罰則です。
 まだこの先規定が変わる可能性はあるでしょうが、既に税務署側は企業に対して、この「インボイス制度」の話をし始めています。私自身、税務署主催の軽減税率絡みの説明会へ先月くらいに参加して、このときに随分時間を割いてインボイス制度の話を聞かされました。消費税アップと軽減税率の適用は目先の話ですが、インボイス制度は「納税の実務を担う事業者への影響が非常に大きい」ため、税務署側はむしろ「インボイス制度の方を重視している」ようです。


 一般の消費者の立場ではあんまり「インボイス制度」は影響がないのですが、事業者同士での取引においてはかなり大きな影響を及ぼす話なんですよね、コレ。経理部署、調達部署では結構あとあとで影響が出てくる話なので、頭の片隅にでも置いておくと良いかも知れませんね。

 ではでは。今回の更新はこのくらいにて。