黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

たまには蕎麦でも

2012年04月07日 22時32分16秒 | Weblog
4月7日分。

 毎度。妖怪話だったりといった類の漫画とかが結構好きで、ここ最近の大当たりは『ねこむすめ道草日記』とかでしょうか。幽霊です。その最新刊にて、「燈無蕎麦」のネタが入っておりまして……蕎麦が食べたくなりました。ちなみに、「あかりなしそば」と読みます。ちょいちょいと有名な話ではありまして、本所七不思議の一つにも数えられている話です。
 おそばの屋台が出ているのに、いっこうに店主が姿を見せない。次第次第に、その屋台に近寄るだけでも不幸になる……なーんて噂まで出たとか。ちなみに、その正体は化けダヌキの仕業だなんて説もありますが、と。まあそれはともかく、今日は四月にしては随分寒くて、外も風の音がひゅうひゅうでございまして。こういう日には、あったかーい汁物が食べたくなるわけですよ。で、かけ蕎麦です。
 あんまり普段から蕎麦を食べるわけでもないんですが、たまーに無性に食べたくなることが。で、食べようかなとなれば、蕎麦は市販品で済ませますが、だしは自分で作るわけで。昆布と鰹節からだしをとって、白醤油と酒とみりんで味をつけて、ゆでた蕎麦をいれてお終い。さっとすすれば……うん、満足です。
 蕎麦を本当に愛する人からしてみれば邪道なのでしょうが、私個人は、もりそばよりも、かけそばの方を好みます。うどんじゃ太すぎるし、そうめんじゃ手繰ってる感じが細すぎるし、蕎麦がまたちょうど良いんですよねぇ。ラーメンでも良いんだけど、というか普段はラーメンなんですが、たまにはおだしでずずーっと行きたいじゃないですか? ただ、種をつけず、ネギもかけずに食べるのを一番好むので、マズイだし、マズイ蕎麦でやるとてきめんにマズイ……。別に食通なつもりも無いのですが、たまに食うならマズイものはやっぱ嫌ですしねー。材料なり何なり、お金も払うわけだし。

 お金を払うと言えば、ゲームの課金についてどう思うか? というアンケートなんぞやってみた人がいたようです。回答人数が1,000人とやや少なめであること、多分回答者の層がかなり偏っているであろうことは推定できますが、まあ大体のゲームやる人はそう答えるんじゃないかなーという回答結果になったようですね。
 個人的には、課金ゲームと判明した時点でやる気が失せる部類の一人です。ネット上での「ガチャ」要素アリのゲームを試しに一週間くらいやったことはありますが、それもガチャ(つまり有料コンテンツ)無しの部分だけをちょっとやっただけ。課金システムを利用しない限り、本筋の面白みが発揮されないゲームなんだなと理解した時点で、ああもういいやと止めてしまいました。こういうタイプの思考をしてしまうので、ケータイのソーシャルゲーム系は全然合わないのですよね……。
 とりあえず、ビジネスモデルとして現状では稼げているということなので、ビジネスとしてなら特には否定しません。ただ、ぼちぼち法規制かかってくるんじゃないかなーとか、そんな動きもちらほら見えだしているだけに、今のままやっていると違法もの扱いされていく可能性もありますけれども。とかく、RMT(リアルマネートレード)が絡む部分は思いっきりグレーゾーンの黒寄りなエリアですから、そちらへの対策を今後厳しくやっていかないと、色々叩きどころが増えてしまいますしね。
 ビジネスとしてではなく、ゲーマーとしてなら、課金ゲームは個人的にはアンチ側です。記事中最後の方にあった、「金でレベル上げて楽しいのか?」というコメントは、まさに私の感想そのものを的確に要約してくれている言葉ですね。モンハンとか世界樹とかやってるマゾい人なので、金でレベル上げとかチートアイテムって、何か……ねぇ? ま、古くさいと言われてしまえば、その通りなのですけれども。

 何となく思うのは、今までの家庭用ゲームが想定していた市場というのもまた、「古い」ものになってきているのかなーということ。ゲームの流れ自体も、大分二極化してしまいました。特にアーケードのゲームで顕著なのですが、システムをシンプルにして触りやすい外観イメージなどを作ったゲームか、上級者以外お断りモードのゲームか、その両極端が増えているように思います。アーケードのシューティングなんて、前者のタイプを上手く作れなくなってしまって、どんどん客数が減って消耗するだけの状態ですしね……。
 日本の携帯電話も、高機能過ぎてコストが高く、諸外国じゃほっとんど売れないとか、そんな話を聞いたことがあります。ガラパゴス化している、とかね。そういう状態の中ですから、課金ゲーで稼ぎを取れるというのなら、乗ってくるところも続出するのでしょうけれども。まあ、さじ加減の難しいところなのでしょうね。前と同じものを出しても売れない、かといって深くしすぎるとついていけない。そして開発期間も開発に費やせるコストも削られる一方……ではね。
 ま、私はドラクエやFFなどの「超大作」よりも、「世界樹の迷宮」辺りの地道な良作を好みますし。「モンハン」がちょっと、手を出している範疇では例外的に大作の部類なだけかなー。いわゆる「国民的大ヒット」が生まれにくい状態になって久しいわけで、これはゲームに限らず、多方面で同じコトなのでしょうね。歌も、ドラマも、ゲームも、家電製品も。「全部盛り」をしようとすれば高コストになって、それを売るためには料金プランなどにちょいちょいと細工をして、回収出来る手はずを作る必要がある。
 個人的には、全部盛りのフルトッピングしたラーメンよりも、シンプルなラーメンを一番好むのですけれどもねー。食べきれなくてお腹いっぱいで残すとか、勿体ないしね。

 ではでは。ひゅう、どろん。