12月31日分。
あい、大晦日で御座います。この後に実家へ帰るわけですが、その前にかっちり今日の分までは終わらせていくというこの律儀さ。まあやっておかないと気になってくるから、ってだけの話ではありますが、自己満足におつきあいあれ。とはいえ、昨日の分と一昨日の分とであらかたネタを使い果たしたので、んじゃあこれまでに今年読んできた本をひっくり返してみようじゃないかってぇことで一つ行ってみませう。
本がらみといえば、レビューをサイト本体から切り離して、ブログの方で完全に独立される形式にしたのが今年の五月くらいの話。レビューがあの時点でも二百を超えていたので、結構これがまた大変たいへん。よくまあどうにか全部持って行けたものだけれども。ここんとこは、コミックスのレビューは追加が少なくてどーにもこーにも。
文庫の方から考えてみると、特に変化として大きかったのはエッセイ方面にも手を伸ばし始めたことか。渋澤龍彦、椎名誠、中島らも、それに一番大きいのが森博嗣のエッセイに手を出してきていること。幻冬舎の一年分まとめたあのぶあっついやつはまだ揃っていない……店頭に無いってばあれ。森ログアカデミーは出る度にさっさと買い集めて読み終えていく。三ヶ月に一冊ずつくらいのペースになるから、これから何年かは毎年に森博嗣のエッセイが四冊ずつは増えていく訳か。ふーむ。
追加していったレビューを眺めてみると、ハヤカワ文庫系統の追加がかなり多かったような気がする。特にあまり昔は手を出さなかったような、ハヤカワ文庫SFと、ハヤカワ文庫NFの追加が多い。NFの方ではアシモフの科学エッセイであるとか、ワンダフル・ライフであるとか。今後この辺りはまだまだ増えるだろう。ワンダフル・ライフのグールドが書いた本がまだNFから出ていて、こっちもそのうちに読んでみたいなぁと思いつつ、またこれも厚いのが面倒な……。ううむ。
顕著なのがハヤカワ文庫SFの増加。こっちまで手を出してきたとなると、それこそもう物好きの領域にどっぷりだってことだよなーと今更に思う。色々勧めてもらってきた内に、本屋へ行くたびに海外SFも何か勘の働きそうな物が無いかと見るようになった。つい昨日に読み終わったイーガンであるとか、ティプトリーも探してみたいし、かなり前に聞いた『渇きの海』も読んでみたい。『時計仕掛けのオレンジ』であるとか、『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』とかも。きりがないな、こりゃ。金と時間がどうにも足りなくて困るけれども。SF方面は別に海外に限ったことでもなくて、国内の、ハヤカワJAもぼつぼつと増えている。大概は神林長平が多いけれども。今日からこの神林の『魂の駆動体』を読み始めるつもりだが、神林作品もちょいちょいと集めていったものかねぇと考えているところ。
もう一つ増加傾向で顕著なのは、ちくま文庫の本が増えてきていること。単価が高いんでなかなか難しいところではあるけれども、うまく自分の興味対象に合った物、自分のレベルに合った物を見つけ出せれば良書が多い所でもある。昔に比べれば、やっぱりあっちこっちへ飛ぶようになったもんだなぁと思いつつ。また民俗学方面に戻ってみるのも良いかもしれない。何冊か興味のあるものもあるのだし。
とりあえず、現状で購入しようかと検討している物は、『祈りの海』『オトナ語の謎』『時計仕掛けのオレンジ』辺りが最有力で、後はここまでにちまちま書いた物を思い出したときに買っていく感じだろう。買う本が無くて困る、という状況はまだしばらくは無さそうで、一安心なのかどうなのか。本の虫な状態は、まだまだ続くというか悪化するというわけだ。
コミックスの方を考えてみると、レビューの追加速度はやたらと遅くなってしまっているけれど、この元凶は集めているシリーズが増えすぎてきていることであって、シリーズの新刊を買い集めるだけでコストが限界近いため。基本的には文庫の方を重視して読んでいきたいわけで、かつ電車の中で読むにもコミックスではすぐに終わってしまうから効率が悪い。結局、ちょっと新しいのに手を出すのを敬遠しがちになってしまった模様。
それでも、大和田秀樹作品に手を出してみたり、同じ角川ならば『月姫』も買ってみたり。少し古いけれども『蒸気探偵団』やら『ビッグオー』に手を出してみたり。加えて、『皇国の守護者』を買ってみてこりゃいいなーと思ったりとか、全く追加をしていないという訳ではない。……あれ、何故かまだレビューに皇国の守護者が載っていない……何故だ。まあ今日はもうあまり時間が無くなってきているので、追加は来年になってからということになるだろう。
今年は『宵闇眩燈草紙』も終わってしまったし、『ヨコハマ買い出し紀行』も終わってしまったしで、ちょっと寂しい。終わってしまったといえば、上の文庫のところで書き忘れたけれども、『戯言シリーズ』も終わってしまった。色々と終わっていってしまったものもあるけれど、また手を出し始めたものもある。その辺を考えれば、終わってしまうことも一つの契機ではあるわけで、良いことなんだろう。それにまあ、ちゃんと終わりを迎えられる作品の、少ないこと。これを考え合わせれば、完結が出来たというのは凄いことなんだよな、とも。
コミックスの方だと、これに新しく手を出したいという作品はあまりない。強いて言うならば『ヨルムンガルド』には手を出しみたいかなと思っているけれども、今はそれよりも買いそろえていない最新刊の群れをどうにかしたい。現状、記憶している範囲だけでも六つくらいはまだ揃っていない状況にある訳だし。コミックスに関しては、文庫を優先してしまうから、買うにも金が足りないという状況が続きがち。ま、それはそれで楽しみが後に来るだけだから、良いか。
今後の見通しとしては、おそらくしばらくの間は海外SFの購入と、神林作品とが増えていくだろうなーというところか。至近の買いたい本候補は多くがSF方面で、これに『ジュラシックパーク』が加わって、というくらいまでがまず見えている範囲。その外になってしまうと、後はもう店頭で見かけたときに勘が働くものを買っていく、という今までと同じスタンスになるだろう。カオスかおす。
本そのものではないけれど、来年の内に絶対にあるであろう予測事項が一つ。まず間違いなく、本棚一個は買うだろうなーと。恐ろしいことに、奥行きの薄いやつであれば、大型の本棚をもう一つ置くというスペースはあったりする。ただ、これをやると手持ち出来る冊数の上限が数百冊という単位で増加するのだが……。とはいえ、これまでの増加ペースを考えると、もう一つ大型を増やすという選択肢は必要だよなぁと思ったりも。恐ろしいねぇ。
ただし、実は文庫の収用スペースはまだ少し余裕があったりする。余裕がないのは、むしろコミックスの方。この事情もあって、コミックスを買う手が止まりがちになっているのも否めない。何せコミックスは文庫でない限りはでかいので、収容の場所を食ってしまうから、効率がここでも悪い。既にコミックスの棚は満杯になってしまっていて、これをどうしたもんかと迷ってしまっているのが現状。小型の本棚を二つ買って、縦に並べて高さで稼ぐということも考えてはいるのだけれども……。何かもう、壁面をどう使うかというテトリスになりつつある今日この頃。うちの寮の中では、こんなに本棚ばっかりの部屋は、現状でも他に無い。本読みとしては、本を売っている分まだ数は少ないのに。
とりあえず。現状でも、引っ越しの時は大変だろうなぁ。箱詰めとか運搬とか、また本棚に戻す作業とか。それ以前に、本棚の再組み立てが一番面倒くさいかも知れないけれども。三千文字を超えてしまったようなので、大晦日のブログはまあこんなもんで。最後までこんなネタですな、うちらしく。そして来年も変わらずこんな感じでしょう。てことで、また来年も宜しくですぅ。
ああ、ちなみに。下のカウントは四月から累積を開始しているので、まだこのまま続行でつ。てことは何か、年間に文庫もコミックスも百冊超えるのはほぼ確定ってことかい。文庫なんてうっかりしたら来月中に百冊じゃまいか。
読み:文庫『しあわせの理由』
買い:なし
途中:なし
月次読破:文庫8冊、コミックス9冊
月次購入:15冊
通年度購入:175冊(文庫91冊、コミックス84冊)
通年度読破:179冊(文庫92冊、コミックス87冊)
それでは。
あい、大晦日で御座います。この後に実家へ帰るわけですが、その前にかっちり今日の分までは終わらせていくというこの律儀さ。まあやっておかないと気になってくるから、ってだけの話ではありますが、自己満足におつきあいあれ。とはいえ、昨日の分と一昨日の分とであらかたネタを使い果たしたので、んじゃあこれまでに今年読んできた本をひっくり返してみようじゃないかってぇことで一つ行ってみませう。
本がらみといえば、レビューをサイト本体から切り離して、ブログの方で完全に独立される形式にしたのが今年の五月くらいの話。レビューがあの時点でも二百を超えていたので、結構これがまた大変たいへん。よくまあどうにか全部持って行けたものだけれども。ここんとこは、コミックスのレビューは追加が少なくてどーにもこーにも。
文庫の方から考えてみると、特に変化として大きかったのはエッセイ方面にも手を伸ばし始めたことか。渋澤龍彦、椎名誠、中島らも、それに一番大きいのが森博嗣のエッセイに手を出してきていること。幻冬舎の一年分まとめたあのぶあっついやつはまだ揃っていない……店頭に無いってばあれ。森ログアカデミーは出る度にさっさと買い集めて読み終えていく。三ヶ月に一冊ずつくらいのペースになるから、これから何年かは毎年に森博嗣のエッセイが四冊ずつは増えていく訳か。ふーむ。
追加していったレビューを眺めてみると、ハヤカワ文庫系統の追加がかなり多かったような気がする。特にあまり昔は手を出さなかったような、ハヤカワ文庫SFと、ハヤカワ文庫NFの追加が多い。NFの方ではアシモフの科学エッセイであるとか、ワンダフル・ライフであるとか。今後この辺りはまだまだ増えるだろう。ワンダフル・ライフのグールドが書いた本がまだNFから出ていて、こっちもそのうちに読んでみたいなぁと思いつつ、またこれも厚いのが面倒な……。ううむ。
顕著なのがハヤカワ文庫SFの増加。こっちまで手を出してきたとなると、それこそもう物好きの領域にどっぷりだってことだよなーと今更に思う。色々勧めてもらってきた内に、本屋へ行くたびに海外SFも何か勘の働きそうな物が無いかと見るようになった。つい昨日に読み終わったイーガンであるとか、ティプトリーも探してみたいし、かなり前に聞いた『渇きの海』も読んでみたい。『時計仕掛けのオレンジ』であるとか、『アンドロイドは電気羊の夢をみるか』とかも。きりがないな、こりゃ。金と時間がどうにも足りなくて困るけれども。SF方面は別に海外に限ったことでもなくて、国内の、ハヤカワJAもぼつぼつと増えている。大概は神林長平が多いけれども。今日からこの神林の『魂の駆動体』を読み始めるつもりだが、神林作品もちょいちょいと集めていったものかねぇと考えているところ。
もう一つ増加傾向で顕著なのは、ちくま文庫の本が増えてきていること。単価が高いんでなかなか難しいところではあるけれども、うまく自分の興味対象に合った物、自分のレベルに合った物を見つけ出せれば良書が多い所でもある。昔に比べれば、やっぱりあっちこっちへ飛ぶようになったもんだなぁと思いつつ。また民俗学方面に戻ってみるのも良いかもしれない。何冊か興味のあるものもあるのだし。
とりあえず、現状で購入しようかと検討している物は、『祈りの海』『オトナ語の謎』『時計仕掛けのオレンジ』辺りが最有力で、後はここまでにちまちま書いた物を思い出したときに買っていく感じだろう。買う本が無くて困る、という状況はまだしばらくは無さそうで、一安心なのかどうなのか。本の虫な状態は、まだまだ続くというか悪化するというわけだ。
コミックスの方を考えてみると、レビューの追加速度はやたらと遅くなってしまっているけれど、この元凶は集めているシリーズが増えすぎてきていることであって、シリーズの新刊を買い集めるだけでコストが限界近いため。基本的には文庫の方を重視して読んでいきたいわけで、かつ電車の中で読むにもコミックスではすぐに終わってしまうから効率が悪い。結局、ちょっと新しいのに手を出すのを敬遠しがちになってしまった模様。
それでも、大和田秀樹作品に手を出してみたり、同じ角川ならば『月姫』も買ってみたり。少し古いけれども『蒸気探偵団』やら『ビッグオー』に手を出してみたり。加えて、『皇国の守護者』を買ってみてこりゃいいなーと思ったりとか、全く追加をしていないという訳ではない。……あれ、何故かまだレビューに皇国の守護者が載っていない……何故だ。まあ今日はもうあまり時間が無くなってきているので、追加は来年になってからということになるだろう。
今年は『宵闇眩燈草紙』も終わってしまったし、『ヨコハマ買い出し紀行』も終わってしまったしで、ちょっと寂しい。終わってしまったといえば、上の文庫のところで書き忘れたけれども、『戯言シリーズ』も終わってしまった。色々と終わっていってしまったものもあるけれど、また手を出し始めたものもある。その辺を考えれば、終わってしまうことも一つの契機ではあるわけで、良いことなんだろう。それにまあ、ちゃんと終わりを迎えられる作品の、少ないこと。これを考え合わせれば、完結が出来たというのは凄いことなんだよな、とも。
コミックスの方だと、これに新しく手を出したいという作品はあまりない。強いて言うならば『ヨルムンガルド』には手を出しみたいかなと思っているけれども、今はそれよりも買いそろえていない最新刊の群れをどうにかしたい。現状、記憶している範囲だけでも六つくらいはまだ揃っていない状況にある訳だし。コミックスに関しては、文庫を優先してしまうから、買うにも金が足りないという状況が続きがち。ま、それはそれで楽しみが後に来るだけだから、良いか。
今後の見通しとしては、おそらくしばらくの間は海外SFの購入と、神林作品とが増えていくだろうなーというところか。至近の買いたい本候補は多くがSF方面で、これに『ジュラシックパーク』が加わって、というくらいまでがまず見えている範囲。その外になってしまうと、後はもう店頭で見かけたときに勘が働くものを買っていく、という今までと同じスタンスになるだろう。カオスかおす。
本そのものではないけれど、来年の内に絶対にあるであろう予測事項が一つ。まず間違いなく、本棚一個は買うだろうなーと。恐ろしいことに、奥行きの薄いやつであれば、大型の本棚をもう一つ置くというスペースはあったりする。ただ、これをやると手持ち出来る冊数の上限が数百冊という単位で増加するのだが……。とはいえ、これまでの増加ペースを考えると、もう一つ大型を増やすという選択肢は必要だよなぁと思ったりも。恐ろしいねぇ。
ただし、実は文庫の収用スペースはまだ少し余裕があったりする。余裕がないのは、むしろコミックスの方。この事情もあって、コミックスを買う手が止まりがちになっているのも否めない。何せコミックスは文庫でない限りはでかいので、収容の場所を食ってしまうから、効率がここでも悪い。既にコミックスの棚は満杯になってしまっていて、これをどうしたもんかと迷ってしまっているのが現状。小型の本棚を二つ買って、縦に並べて高さで稼ぐということも考えてはいるのだけれども……。何かもう、壁面をどう使うかというテトリスになりつつある今日この頃。うちの寮の中では、こんなに本棚ばっかりの部屋は、現状でも他に無い。本読みとしては、本を売っている分まだ数は少ないのに。
とりあえず。現状でも、引っ越しの時は大変だろうなぁ。箱詰めとか運搬とか、また本棚に戻す作業とか。それ以前に、本棚の再組み立てが一番面倒くさいかも知れないけれども。三千文字を超えてしまったようなので、大晦日のブログはまあこんなもんで。最後までこんなネタですな、うちらしく。そして来年も変わらずこんな感じでしょう。てことで、また来年も宜しくですぅ。
ああ、ちなみに。下のカウントは四月から累積を開始しているので、まだこのまま続行でつ。てことは何か、年間に文庫もコミックスも百冊超えるのはほぼ確定ってことかい。文庫なんてうっかりしたら来月中に百冊じゃまいか。
読み:文庫『しあわせの理由』
買い:なし
途中:なし
月次読破:文庫8冊、コミックス9冊
月次購入:15冊
通年度購入:175冊(文庫91冊、コミックス84冊)
通年度読破:179冊(文庫92冊、コミックス87冊)
それでは。