10月25日分。
毎度。ここのところの土日はずっとメンタルが死んだまま寝込んでおりましたが、今日は普通に動き回れるメンタルと体調が維持されていたため、本当に久しぶりに、ある程度調子のいい状態で出かけることが出来ました……。本当に久しくて、一応まだこのくらいは動ける体調とメンタルが存在していたんだな、としみじみ思うところ。幽霊です。
母親殿の曰く、本来私の場合は普通の人以上に睡眠時間を要求する身体であって、それに比して普段の生活での睡眠時間確保が全く足りておらず、結果として余計にメンタルと体調を害していたのではないか、とのこと。どうもご本人が私と同じ体質……というか、私がそれを引き継いでしまったのでしょうが、そこからの体験談とのこと。
平日なるべく5時間程度は確保するようにしていたのですが、それだと全く足りていなかったということのようです。その帳尻を無理矢理にでも合わせようとして、土日に身体が行動を拒否して眠り込んでいたようですね。恐らく今週の状況を見るに、最低限の必要ラインが6時間半ですが、これも本当に最低限。万全を取ろうとすると7時間半程度を要する気配。
今週は母親殿が意図的にこちらの睡眠時間をコントロールしていたようで、大体において7時間程度を維持していた筈。それでも今日の睡眠時間が9時間程度だったことから、帳尻の合わなかった分が平日で2時間ほどあり、それを考えると大よそにおいて7時間半が要求ラインであろうという推定をしています。……平日に7時間半の確保はなかなか難しいんですが、私の場合、職場から徒歩圏内に住んでいて通勤時間を多く要さないというメリットを活かすべきか。
ただ、体調が戻ってきたらきたで、一つ難点が出てきます。体調の向上は代謝の上昇と直結するだけに、空腹になるまでの速度が大きく跳ね上がるんですよ。実際、今日の外出中は普段より補給を取る頻度が高く、うっかりすると平日の倍近いカロリーを摂ったかもしれません。それでも動き回り続けていたので、体重には行かないんでしょうが。
出かける前に朝食を多少摂り、行き先の新宿に到着したら即、だし茶漬けの「えん」に立ち寄って軽く食事。外出用件の最優先を一つ片づけたところで午後三時前くらいになったので、ドトールに空き席を見付けて入り込んでからケーキセットを片付ける。その後に買い物に歩き回って、午後六時半くらいに沖縄定食料理店でゴーヤチャンプルーの定食を完食しています。多分、今は空腹感はありませんが、日付が変わる間際位でもう一回お腹が空くでしょう。
傾向としてはむしろ食欲が増してくるのは、私の場合体調向上の証拠なので喜ばしいのですが、補給頻度の上昇はちょっと微妙に有難くない。結構キツイんですよね、空腹抱える状態って……。
あ、前置きが長くなりましたが、本日の外出は「毎月のノルマ」達成のためでした。毎月に1つか2つか、気の向いた美術展博物館その他諸々何かしらに回ろう、という感じで、自分の中でノルマと称して動いています。2011年の夏ごろから続けているものなので、そろそろ3年を越えたことになりますね。思いのほか、長く続いてます。少し前まで浮世絵に続けて回っていましたが、ここのところはまた原点に戻って西洋絵画展が主になりつつあります。
本日の回り先は、毎月のノルマのためにしては珍しく、新宿。あんまり知られていないかもしれませんが、新宿の駅のかなり近くに美術館があったりするのです。ただ、公立ではなく、企業が持っている美術館なのですが。ということで、本日の行き先はこちら、
「印象派のふるさと ノルマンディー展」です。損保ジャパンの社屋ビル内にあるという独特の立地ですが、結構こういうのもあるものです。
内容的には、企画展のタイトルの通りで、フランスのノルマンディー地方の風景画(と一部写真)を集めた絵画展ですね。何気なくモネやターナーなども混じっていて、印象派に至る前くらいの時期に該当する感じでしょうか。……あれ、そういえば先月に観に行ったものも、印象派の前身にあたるものを集めた企画展だったような。まあ、絵の中身は被り無しなのがまた面白いところですけれども。
展示ボリュームはそこまで多くはありませんが、何よりも土日に行ってもさほど混み合っていないのが一番のメリットでした。よしよし、これで今月は来週に代休を半強制で取ることになっているので、そこでもう一度別のものに回れる余地があるわけです。行く先のあてもあるのですが、さて体調とメンタルが維持できるかどうか。プラス、そもそこで本当に代休が取れるのか?
以下、毎月のノルマ記事のためのメモ書きです。
・2011/7月:「ワシントン・ギャラリー展」(国立新美術館)
・2011/9月:「あこがれのヴェネチアン・グラス -時を超え、海を越えて」(サントリー美術館)
・2011/10月:「ヴェネチア展」(江戸東京博物館)
・2011/10月:「メタボリズムの未来都市展」(森美術館)
・2011/11月:常設展(国立博物館)
・2011/12月:「ゴヤ展」(国立西洋美術館)
・2011/12月:劇団四季「オペラ座の怪人」
・2012/1月:「歌川国芳」展(森美術館)
・2012/2月:「ルドンとその周辺 夢見る世紀末」(三菱美術館)
・2012/2月:国立科学博物館の常設展
・2012/3月:「ユベール・ロベール 時間の庭」(国立西洋美術館)
・2012/4月:「ボストン美術館 日本美術の至宝」(国立博物館)
・2012/4月:「インカ帝国展」(国立科学博物館)
・2012/5月:江戸東京たてもの園
・2012/6月:「レオナルド・ダ・ウィンチ美の理想」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
・2012/6月:「クライドルフの世界」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
・2012/7月:「ベルリン国立美術館展」(国立西洋美術館)
・2012/8月:「中国山水画の20世紀」+常設展(国立博物館)
・2012/9月:「Future Beauty 日本ファッションの未来性」(東京都現代美術館)
・2012/10月:「館長 庵野秀明 特撮博物館 ミニチュアで見る昭和平成の技」(東京都現代美術館)
・2012/11月:「巨匠たちの英国水彩画展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
・2012/12月:「森と湖の国 フィンランド・デザイン」(サントリー美術館)
・2012/12月:「合田誠展 天才でごめんなさい」(森美術館)
・2012/12月:東京オペラシティにて「第九」
・2013/1月:「白隠展」(Bunkamuraザ・ミュージアム)
・2013/2月:自然文化園、江戸東京たてもの園
・2013/3月:「ミュシャ展」(森美術館)
・2013/4月:「アーウィン・ブルーメンフェルド 美の秘密」(東京都写真美術館)
・2013/4月:「マリオ・ジャコメッリ 写真展」(東京都写真美術館)
・2013/4月:「大神社展」(東京国立博物館)
・2013/5月:消防博物館
・2013/6月:「エミール・クラウスとベルギーの印象派」(東京ステーションギャラリー)
・2013/7月:「Opensky 3.0 ―欲しかった飛行機、作ってみた―」(3331 Arts Chiyoda)
・2013/8月:「福岡市博物館所蔵 幽霊・妖怪画大全集」(そごう美術館)
・2013/9月:「アメリカン・ポップ・アート展」(国立新美術館)
・2013/10月:科学技術館
・2013/10月:「トスカーナと近代絵画 もうひとつのルネサンス」(損保ジャパン東郷青児美術館)
・2013/11月:「スヌーピー展」(森アーツセンターギャラリー)
・2013/12月:「カイユボット展」(ブリジストン美術館)
・2014/1月:「大浮世絵展」(江戸東京博物館)
・2014/2月:「葛飾応為「吉原格子先之図」-光と影の美」(太田記念美術館)
・2014/3月:上野動物園
・2014/4月:「のぞいてびっくり江戸絵画-科学の眼、視覚のふしぎ-」(サントリー美術館)
・2014/5月:「広重ブルー 世界を魅了した青」(太田記念美術館)
・2014/6月:「医は仁術」(国立科学博物館)
・2014/6月:「PERSONA3 THE MOVIE #2 Midsummer Knight's Dream」
・2014/7月:「第67回広告電通賞展」(アド・ミュージアム)
・2014/8月:「江戸妖怪大図鑑」(太田記念美術館)
・2014/9月:「オルセー美術館展 印象派の誕生」(国立新美術館)
・2014/10月:「印象派のふるさと ノルマンディー展」(損保ジャパン日本興亜美術館)
今年は浮世絵だったり上野動物園だったりと色々行ってますが、やっぱり西洋絵画展が一番落ち着くというか、しっくりきますね。元々西洋絵画方面を好む傾向があって、なおかつ今日観に行ったような風景画の類はとても好きです。印象派やフォビズムに行ってしまうと、ちょっと好みから外れてしまって残念な感なのですけれども。写実派辺りが一番好みかなぁ、と。
というか、今年の前半は思いっきり浮世絵ばかりですね。短期に集中して観た方が覚えるだろう、という面もあって途中からは意図的に重ねていた記憶もありますけれども。おかげで、浮世絵を見るのも楽しくなりました。ちょうど今、ボストン美術館絡みの北斎展があるようですが、まあ今回そっちはパスの予定。北斎はまあ……またどこかで見る機会もありましょうし、大浮世絵展でそこそこ見ましたしね。
北斎も悪くないけど、風景なら広重が好きだし、面白いという方向性ならやっぱり国芳。葛飾応為は太田記念美術館で初めて名前を知りましたが、「光と影の美」の吉原の画は凄かったなぁ。光ならモネがすぐ浮かんできますが、影の美しさが見事でした。また見られる機会があったら、じっくり眺めに行きたいところです。
ではでは。ひゅう、どろん。