5月31日分。
毎度。そういえばあとまる一ヶ月と数日待てば、タイトルの日付がやってくるんだなーと今から待ち遠しい気分。幽霊です。何の日なのかと言えば、「世界樹の迷宮Ⅳ」の発売予定日がそこなのです。……まあ、当日は見事に平日なので、実際に手元へ確保できるのはその週の土日まで待つ必要があるのですけれども。
今回に限っては、今までと違って事前に予約が済んでいます。なので、毎回のように「今日も空振りー」とかぼやかなくとも済む、筈。二日三日にいっぺんずつくらい、公式サイトを眺めて新しい情報が無いかどうかチェックしたり、公開BGMをループにして作業用音楽にしてみたり、ゲーム本編をやる前にもそこそこ楽しんでおります。
新しいシステム、またまた増えているみたいですね。ⅡからⅢのときも、大分システムが増えたり変わったりしていて、驚いたものなのですけれども。
さてさて、そんなゲームの話を出だしに持って来ておきつつ。私がちょっと前まで好んでいたゲームというのは、今のように携帯機でちまちまやるゲームではなくて、アーケードのシューティングゲームでした。要は、ゲームセンタのビデオゲームコーナーに置いてある筐体で、シューティングをやるのが好きだったわけです。
ただ、何年か前までは数ヶ月ごとに新作が出ていたものなのですが……。既に、アーケードのシューティングゲームには新作の供給があまりされなくなりつつあります。ようやっと最近に「怒首領蜂最大往生」が出たみたいですが、元々「蜂」系は難易度が高く、万単位でコインをぶち込んでようやっと、みたいなところがあります。個人的には、アレの弾幕って何故かやたら苦手で、蜂系は手を出しがたいのですよねぇ……。
ああ、まあそういう話をしたかったわけではなく。新規参入層の取り込みができなくなった分野というのは、衰えていってしまうものなんだな、という話です。そも、アーケードのシューティングに対して持たれている一般イメージというのは、あまり芳しいものとも思えません。加えて、新作が出なくなってきているし、やっと出た新作は並み難易度が高止まりしている。これでは、新しく入ってくる人達を呼び込めません。
かといって、「ぬるく」してしまうと、これまで付いてきていたファンがそっぽを向いてしまう。現状は、選択の結果として、新規参入層を取り込むよりも、現有のユーザを少しでも維持しようとする方向性になっているものかと思います。見た目だけは「萌え要素」を取り入れたりして、そこから入ってくる新規層を得ようとしている、というのも見て取れるのですけれどもね……。
ゲームに限らず、大概の分野については、大体ユーザのレベルに合わせた層別の選択肢が用意されています。私のお好みの自転車もそうですし、デジカメやパソコンにも同様に用途とレベルの別に選択肢がかなりあります。洋服もまあ、値段を基準にすれば、層があると言って良いでしょう。携帯電話などになると、今度は初心者や高齢者にも使いやすい省機能型が少なくなってしまって、そちら方面の商品がちょっと評価されたりもしますね。
一度人気の出たものというのは、「次」を出すのがとても難しくなるものです。「前」と全く同じようなものを出したのでは、「なーんだツマンナイ」と思われてしまう、と言うか飽きられてしまう。かといって、大きく変えすぎると「昔は良かった……」と言われてしまう。ならばと色々盛り込んで足してみたら、今度は「ごちゃごちゃしすぎてよくワカラン」とそっぽを向かれる。散々ですね。
ただ、旧来のユーザを維持することだけを考えてしまうと、上で書いたようなアーケードのシューティングゲームと同じ末路を辿ることになります。新規層は取り込めず、かと言って既存ユーザも徐々に離れていってしまって、じり貧に陥る。ああ、何だかこうして書いてみると、政治にも似てきますね。従来利権を持っていた層ばかり優遇すると、新しい票を獲得できない。でも、改めようとすると旧来の利権層までそっぽを向いて票をみんな失うのではないか……とかね。
そう考えると、あまり熱心すぎる旧来のユーザ層というのは、一面では悪影響を及ぼすこともあるってことです。旧来の熱心なユーザの要望ばかりを取り入れたものを作ってみても、それは本当にごく一部のマニアにしか扱えないものになるか、一部のマニアですら「どうなんだコレ?」と首をかしげるものになるでしょう。実際、ゲームでそういう試みがあって、転けたケースがあったように記憶しています。格ゲーか何かだっけ……?
最後に冒頭の「世界樹の迷宮」の話題に戻りますが、元々、「世界樹の迷宮」はあまり初心者向けという作りをしていない感があります。発売ハードはDS→3DSという「ライト」な見た目をしておきつつ、実際には古典RPG「ウィザードリィ」をモデルにした作品なので、下手をすると一番最初の雑魚戦で死ぬことがあり得ます。そういう難易度なんです。
ただ、Ⅳからは初心者、入門者に向けた難易度調整版の「カジュアルモード」が用意されたそうです。一方、従来のうっかりすると死ぬし、最後まで鍛えきってもまだ死ねるという難易度そのままのモードも並行で用意されている。そういえば、「ファイアーエムブレム覚醒」も難易度調整がありますね。
従来の味は残しつつ、新しい要素は取り込んでいく。その最後まで残り続ける「味」が、大事なのでしょうね。そも、最初の一つでその「味」を作り出せるかどうか、がそも維持するよりもまず難しいんだろうなーきっと。
ではでは。ひゅう、どろん。
毎度。そういえばあとまる一ヶ月と数日待てば、タイトルの日付がやってくるんだなーと今から待ち遠しい気分。幽霊です。何の日なのかと言えば、「世界樹の迷宮Ⅳ」の発売予定日がそこなのです。……まあ、当日は見事に平日なので、実際に手元へ確保できるのはその週の土日まで待つ必要があるのですけれども。
今回に限っては、今までと違って事前に予約が済んでいます。なので、毎回のように「今日も空振りー」とかぼやかなくとも済む、筈。二日三日にいっぺんずつくらい、公式サイトを眺めて新しい情報が無いかどうかチェックしたり、公開BGMをループにして作業用音楽にしてみたり、ゲーム本編をやる前にもそこそこ楽しんでおります。
新しいシステム、またまた増えているみたいですね。ⅡからⅢのときも、大分システムが増えたり変わったりしていて、驚いたものなのですけれども。
さてさて、そんなゲームの話を出だしに持って来ておきつつ。私がちょっと前まで好んでいたゲームというのは、今のように携帯機でちまちまやるゲームではなくて、アーケードのシューティングゲームでした。要は、ゲームセンタのビデオゲームコーナーに置いてある筐体で、シューティングをやるのが好きだったわけです。
ただ、何年か前までは数ヶ月ごとに新作が出ていたものなのですが……。既に、アーケードのシューティングゲームには新作の供給があまりされなくなりつつあります。ようやっと最近に「怒首領蜂最大往生」が出たみたいですが、元々「蜂」系は難易度が高く、万単位でコインをぶち込んでようやっと、みたいなところがあります。個人的には、アレの弾幕って何故かやたら苦手で、蜂系は手を出しがたいのですよねぇ……。
ああ、まあそういう話をしたかったわけではなく。新規参入層の取り込みができなくなった分野というのは、衰えていってしまうものなんだな、という話です。そも、アーケードのシューティングに対して持たれている一般イメージというのは、あまり芳しいものとも思えません。加えて、新作が出なくなってきているし、やっと出た新作は並み難易度が高止まりしている。これでは、新しく入ってくる人達を呼び込めません。
かといって、「ぬるく」してしまうと、これまで付いてきていたファンがそっぽを向いてしまう。現状は、選択の結果として、新規参入層を取り込むよりも、現有のユーザを少しでも維持しようとする方向性になっているものかと思います。見た目だけは「萌え要素」を取り入れたりして、そこから入ってくる新規層を得ようとしている、というのも見て取れるのですけれどもね……。
ゲームに限らず、大概の分野については、大体ユーザのレベルに合わせた層別の選択肢が用意されています。私のお好みの自転車もそうですし、デジカメやパソコンにも同様に用途とレベルの別に選択肢がかなりあります。洋服もまあ、値段を基準にすれば、層があると言って良いでしょう。携帯電話などになると、今度は初心者や高齢者にも使いやすい省機能型が少なくなってしまって、そちら方面の商品がちょっと評価されたりもしますね。
一度人気の出たものというのは、「次」を出すのがとても難しくなるものです。「前」と全く同じようなものを出したのでは、「なーんだツマンナイ」と思われてしまう、と言うか飽きられてしまう。かといって、大きく変えすぎると「昔は良かった……」と言われてしまう。ならばと色々盛り込んで足してみたら、今度は「ごちゃごちゃしすぎてよくワカラン」とそっぽを向かれる。散々ですね。
ただ、旧来のユーザを維持することだけを考えてしまうと、上で書いたようなアーケードのシューティングゲームと同じ末路を辿ることになります。新規層は取り込めず、かと言って既存ユーザも徐々に離れていってしまって、じり貧に陥る。ああ、何だかこうして書いてみると、政治にも似てきますね。従来利権を持っていた層ばかり優遇すると、新しい票を獲得できない。でも、改めようとすると旧来の利権層までそっぽを向いて票をみんな失うのではないか……とかね。
そう考えると、あまり熱心すぎる旧来のユーザ層というのは、一面では悪影響を及ぼすこともあるってことです。旧来の熱心なユーザの要望ばかりを取り入れたものを作ってみても、それは本当にごく一部のマニアにしか扱えないものになるか、一部のマニアですら「どうなんだコレ?」と首をかしげるものになるでしょう。実際、ゲームでそういう試みがあって、転けたケースがあったように記憶しています。格ゲーか何かだっけ……?
最後に冒頭の「世界樹の迷宮」の話題に戻りますが、元々、「世界樹の迷宮」はあまり初心者向けという作りをしていない感があります。発売ハードはDS→3DSという「ライト」な見た目をしておきつつ、実際には古典RPG「ウィザードリィ」をモデルにした作品なので、下手をすると一番最初の雑魚戦で死ぬことがあり得ます。そういう難易度なんです。
ただ、Ⅳからは初心者、入門者に向けた難易度調整版の「カジュアルモード」が用意されたそうです。一方、従来のうっかりすると死ぬし、最後まで鍛えきってもまだ死ねるという難易度そのままのモードも並行で用意されている。そういえば、「ファイアーエムブレム覚醒」も難易度調整がありますね。
従来の味は残しつつ、新しい要素は取り込んでいく。その最後まで残り続ける「味」が、大事なのでしょうね。そも、最初の一つでその「味」を作り出せるかどうか、がそも維持するよりもまず難しいんだろうなーきっと。
ではでは。ひゅう、どろん。