3月31日分。
さあ、予告通りに今年度一年分の読書を振り返ってみましょうか。まあ、面倒なので文庫本のみにするけれども。とりあえず一年間分をだーっと。並べてみましょうじゃありませんか。一月分までは二月にまとめた分をそのまま転載。
4月
『たった一つの冴えたやりかた』
『旅のラゴス』
『小指の先の天使』
『ホクサイの世界』
『さよならジュピター』上巻、下巻
『猫語の教科書』
『狐と踊れ』
『レインボゥ・レイヤー』
『あやしい探検隊不思議島へ行く』
『きみにしか聞こえない』
『わが惑星、そは汝のもの』
計十二冊
5月
『されど罪人は竜と踊る Assault』
『タウゼロ』
『閨房哲学』
『不思議図書館』
『毒薬の手帖』
『アマニタ・パンセリナ』
『モヤシ』
『MORI LOG ACADEMY』一巻
『妖人奇人館』
『最後の晩餐』
『新解さんの読み方』
『青女論』
計十二冊
6月
『巨大地震の日』
『凶夢など30』
『クオリア入門』
『異端の肖像』
『アシモフの雑学コレクション』
『仏教vs倫理』
『MORI LOG ACADEMY』二巻
『数奇にして有限の良い終末を』
計八冊
7月
『アイソパラメトリック』
『帝都東京・隠された地下網の秘密2』
『他人を見下す若者たち』
『驚愕の曠野』
『学園キノ』
『インテレクチュアルズ』
『泡宇宙論』
『夢の宇宙誌』
『ガセネッタ&シモネッタ』
『老ヴォールの惑星』
計十冊
8月
『発見・また発見!』
『ある異常体験者の偏見』
『死と狂気』
『幻想図書館』
『ノラや』
『地球の裏のマヨネーズ』
『黒のトリビア』
計七冊
9月
『旅巡攻防戦の真実』
『もぐら随筆』
『面白半分』
『薬局通』
『終わりのクロニクル』5上・5下
『ブッシュ妄言録』
『中央線なヒト』
『青少年のための自殺学入門』
『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』
『終わりのクロニクル』六巻上下
『終わりのクロニクル』七巻
『絶望の精神史』
『MORI LOG ACADEMY』三巻
『トンデモ一行知識の世界』
『大正時代の身の上相談』
『毎日は笑わない工学博士たち』
計十八冊
10月
『トンデモ一行知識の逆襲』
『殺人マニア宣言』
『帝都東京殺しの万華鏡』
『キノの旅』十巻
『ことわざ悪魔の辞典』
『奇妙な本棚』
『ワンダフル・ライフ』
『ハラノムシ、笑う』
『大いなる助走』
計九冊
11月
『封印サイトは詩的私的手記』
『脳死臨調批判』
『零崎軋識の人間ノック』
『TOKYO STYLE』
『接続された女』
『蟻』
『「奇譚クラブ」とその周辺』
『砂の女』
『地球人のお荷物』
『知覚の呪縛』
計十冊
12月
『日本以外全部沈没』
『訴えてやる!大賞』
『楊家将』上巻、下巻
『自殺論』
『MORI LOG ACADEMY』四巻
『ノービットの冒険』
『しあわせの理由』
計八冊
1月
『魂の駆動体』
『祈りの海』
『オトナ語の謎』
『時計じかけのオレンジ』
『戦争を演じた神々たち』
『逆転世界』
『故郷から10000光年』
『妖精配給会社』
『ジョナサンと宇宙クジラ』
『暗いところで待ち合わせ』
計十冊
2月
『よろこびの機械』
『ラ・ロシュフコー箴言集』
『ハイブリッド・チャイルド』
『栗林忠道』
『さみしさの周波数』
『人間への長い道のり』
『人間の手がまだ触れない』
『快楽主義の哲学』
『進化しすぎた脳』
計九冊
3月
『ゾウの時間 ネズミの時間』
『すばらしき愚民社会』
『世界がわかる宗教社会学入門』
『トンデモ事件簿』
『不良のための読書術』
『フロイト先生のウソ』
『脳髄工場』
『モリログアカデミー』五巻
『マリファナ青春旅行』上下巻
『間取りの手帳 remix』
計十一冊
年度合計122冊
さてはて、ようやっと一年分全部の列挙が終わったところで。四月分を見てふと気が付いたのは、四月の時点で今年度の傾向ってほぼ全部網羅されていたんじゃないかということだったりする。海外SFがここでもう入っているし、筒井作品もあるし、国内SFあり、ちくま文庫あり、ハヤカワJAあり、エッセイもあり。学術エッセイもアシモフが入っているから、となると後は森博嗣エッセイが入っていないだけじゃないかというくらいに完璧な揃いよう。素晴らしい。
しかしまあ、よくもこれだけ手を出したもので、これだけ読んでもまだまだ読んでみたい本は尽きないというのがまたすごい。読むほどに、次から次へと新しいものが開拓されていく。年間に出ている本は数万点という数にのぼり、それだけでも既に私が一生をかけて読み切れる本の数から遙か彼方に離れている。そのうちにおいて私が興味を持てる本が1%しか無かったとしても、万の単位から1%を抜き出せば数百になる。それが毎年続いていくわけだし、そして古い本も無くならない。累積していくばかり。
これでも、実際には私の読んでいる範囲というのはそう広大な訳でもない。新潮、ちくま、ハヤカワ、近辺を中心として、まだ少しだけは残っているライトのベルの継続作品と、後は森博嗣エッセイ関連を集めているくらい。この範囲が基本で、それ以外に買っている物は時たまにイレギュラーに発生してくる揺らぎのようなもの。揺らぎが大きくなってくると、その揺らぎは取り込まれて私の範囲がまた少し広がっていくことになる。例えばここ最近では角川ホラー文庫が増えてきているけれど、これは小林泰三作品のメインがホラーだから。その繋がりで、少しホラーに手を広げ始める可能性がある。そこまで広がるかどうかは、分からないけれども。多分私が求めているのはホラーではなくて、海外SF的なカタストロフィーの方面なのだろうし。ちょっと見込みは薄いかも。
実際、今年は既に海外SFを開拓していっていたから、そういう意味でコレまでよりも選択肢は間違いなく拡大している。でも正直、まだまだかな、とも思う。楽しいよ? うん、これは楽しい。尽きることがない。終わりがない。私が死んだとしても、その後にまだ私が生きていれば読みたいと思ったであろう本が次々と出続けるだろう。本という形自体は消滅するかも知れないけれど、本というものの本来的な部分は残る筈。そう考えると、途方もない。果てしない。
さてはて、来年度は何を読んでいるのやら。今年度とあまり変わらないかもしれないし、何か途中でがらっと変わってくるかもしれない。一年もあれば、読書傾向が変わるということは別に珍しくもない。私自身の読書傾向が、ここ一年二年でごそっと入れ替わってしまったという実例もある。ただ、少なくとも私が本を読まなくなるということは、一年では起こらないだろう。よほどの何かしらが生じない限りにおいては。そのことだけが自分で分かっていれば、私はそれで良いかなという気がしていたり。
後はまあ、自分がマイナであるということを自覚すること。マイナならマイナで、それはそれでもマイナを好む人間は他にもいるということ。人間、みんなマイナであるという皮肉った言い方もできるわけではあるし。世間的にマイナであろうとも、それが自分にとってのメジャであるなら、それで良いじゃないかと。そんなふうにも思う。
読み:文庫『間取りの手帳 remix』
買い:なし
途中;文庫『ひとりっ子』
月次読破:文庫11冊、コミックス4冊
月次購入:22冊
通年度購入:240冊(文庫131冊、コミックス109冊)
通年度読破:235冊(文庫122冊、コミックス113冊)
それでは。
さあ、予告通りに今年度一年分の読書を振り返ってみましょうか。まあ、面倒なので文庫本のみにするけれども。とりあえず一年間分をだーっと。並べてみましょうじゃありませんか。一月分までは二月にまとめた分をそのまま転載。
4月
『たった一つの冴えたやりかた』
『旅のラゴス』
『小指の先の天使』
『ホクサイの世界』
『さよならジュピター』上巻、下巻
『猫語の教科書』
『狐と踊れ』
『レインボゥ・レイヤー』
『あやしい探検隊不思議島へ行く』
『きみにしか聞こえない』
『わが惑星、そは汝のもの』
計十二冊
5月
『されど罪人は竜と踊る Assault』
『タウゼロ』
『閨房哲学』
『不思議図書館』
『毒薬の手帖』
『アマニタ・パンセリナ』
『モヤシ』
『MORI LOG ACADEMY』一巻
『妖人奇人館』
『最後の晩餐』
『新解さんの読み方』
『青女論』
計十二冊
6月
『巨大地震の日』
『凶夢など30』
『クオリア入門』
『異端の肖像』
『アシモフの雑学コレクション』
『仏教vs倫理』
『MORI LOG ACADEMY』二巻
『数奇にして有限の良い終末を』
計八冊
7月
『アイソパラメトリック』
『帝都東京・隠された地下網の秘密2』
『他人を見下す若者たち』
『驚愕の曠野』
『学園キノ』
『インテレクチュアルズ』
『泡宇宙論』
『夢の宇宙誌』
『ガセネッタ&シモネッタ』
『老ヴォールの惑星』
計十冊
8月
『発見・また発見!』
『ある異常体験者の偏見』
『死と狂気』
『幻想図書館』
『ノラや』
『地球の裏のマヨネーズ』
『黒のトリビア』
計七冊
9月
『旅巡攻防戦の真実』
『もぐら随筆』
『面白半分』
『薬局通』
『終わりのクロニクル』5上・5下
『ブッシュ妄言録』
『中央線なヒト』
『青少年のための自殺学入門』
『ろくろ首の首はなぜ伸びるのか』
『終わりのクロニクル』六巻上下
『終わりのクロニクル』七巻
『絶望の精神史』
『MORI LOG ACADEMY』三巻
『トンデモ一行知識の世界』
『大正時代の身の上相談』
『毎日は笑わない工学博士たち』
計十八冊
10月
『トンデモ一行知識の逆襲』
『殺人マニア宣言』
『帝都東京殺しの万華鏡』
『キノの旅』十巻
『ことわざ悪魔の辞典』
『奇妙な本棚』
『ワンダフル・ライフ』
『ハラノムシ、笑う』
『大いなる助走』
計九冊
11月
『封印サイトは詩的私的手記』
『脳死臨調批判』
『零崎軋識の人間ノック』
『TOKYO STYLE』
『接続された女』
『蟻』
『「奇譚クラブ」とその周辺』
『砂の女』
『地球人のお荷物』
『知覚の呪縛』
計十冊
12月
『日本以外全部沈没』
『訴えてやる!大賞』
『楊家将』上巻、下巻
『自殺論』
『MORI LOG ACADEMY』四巻
『ノービットの冒険』
『しあわせの理由』
計八冊
1月
『魂の駆動体』
『祈りの海』
『オトナ語の謎』
『時計じかけのオレンジ』
『戦争を演じた神々たち』
『逆転世界』
『故郷から10000光年』
『妖精配給会社』
『ジョナサンと宇宙クジラ』
『暗いところで待ち合わせ』
計十冊
2月
『よろこびの機械』
『ラ・ロシュフコー箴言集』
『ハイブリッド・チャイルド』
『栗林忠道』
『さみしさの周波数』
『人間への長い道のり』
『人間の手がまだ触れない』
『快楽主義の哲学』
『進化しすぎた脳』
計九冊
3月
『ゾウの時間 ネズミの時間』
『すばらしき愚民社会』
『世界がわかる宗教社会学入門』
『トンデモ事件簿』
『不良のための読書術』
『フロイト先生のウソ』
『脳髄工場』
『モリログアカデミー』五巻
『マリファナ青春旅行』上下巻
『間取りの手帳 remix』
計十一冊
年度合計122冊
さてはて、ようやっと一年分全部の列挙が終わったところで。四月分を見てふと気が付いたのは、四月の時点で今年度の傾向ってほぼ全部網羅されていたんじゃないかということだったりする。海外SFがここでもう入っているし、筒井作品もあるし、国内SFあり、ちくま文庫あり、ハヤカワJAあり、エッセイもあり。学術エッセイもアシモフが入っているから、となると後は森博嗣エッセイが入っていないだけじゃないかというくらいに完璧な揃いよう。素晴らしい。
しかしまあ、よくもこれだけ手を出したもので、これだけ読んでもまだまだ読んでみたい本は尽きないというのがまたすごい。読むほどに、次から次へと新しいものが開拓されていく。年間に出ている本は数万点という数にのぼり、それだけでも既に私が一生をかけて読み切れる本の数から遙か彼方に離れている。そのうちにおいて私が興味を持てる本が1%しか無かったとしても、万の単位から1%を抜き出せば数百になる。それが毎年続いていくわけだし、そして古い本も無くならない。累積していくばかり。
これでも、実際には私の読んでいる範囲というのはそう広大な訳でもない。新潮、ちくま、ハヤカワ、近辺を中心として、まだ少しだけは残っているライトのベルの継続作品と、後は森博嗣エッセイ関連を集めているくらい。この範囲が基本で、それ以外に買っている物は時たまにイレギュラーに発生してくる揺らぎのようなもの。揺らぎが大きくなってくると、その揺らぎは取り込まれて私の範囲がまた少し広がっていくことになる。例えばここ最近では角川ホラー文庫が増えてきているけれど、これは小林泰三作品のメインがホラーだから。その繋がりで、少しホラーに手を広げ始める可能性がある。そこまで広がるかどうかは、分からないけれども。多分私が求めているのはホラーではなくて、海外SF的なカタストロフィーの方面なのだろうし。ちょっと見込みは薄いかも。
実際、今年は既に海外SFを開拓していっていたから、そういう意味でコレまでよりも選択肢は間違いなく拡大している。でも正直、まだまだかな、とも思う。楽しいよ? うん、これは楽しい。尽きることがない。終わりがない。私が死んだとしても、その後にまだ私が生きていれば読みたいと思ったであろう本が次々と出続けるだろう。本という形自体は消滅するかも知れないけれど、本というものの本来的な部分は残る筈。そう考えると、途方もない。果てしない。
さてはて、来年度は何を読んでいるのやら。今年度とあまり変わらないかもしれないし、何か途中でがらっと変わってくるかもしれない。一年もあれば、読書傾向が変わるということは別に珍しくもない。私自身の読書傾向が、ここ一年二年でごそっと入れ替わってしまったという実例もある。ただ、少なくとも私が本を読まなくなるということは、一年では起こらないだろう。よほどの何かしらが生じない限りにおいては。そのことだけが自分で分かっていれば、私はそれで良いかなという気がしていたり。
後はまあ、自分がマイナであるということを自覚すること。マイナならマイナで、それはそれでもマイナを好む人間は他にもいるということ。人間、みんなマイナであるという皮肉った言い方もできるわけではあるし。世間的にマイナであろうとも、それが自分にとってのメジャであるなら、それで良いじゃないかと。そんなふうにも思う。
読み:文庫『間取りの手帳 remix』
買い:なし
途中;文庫『ひとりっ子』
月次読破:文庫11冊、コミックス4冊
月次購入:22冊
通年度購入:240冊(文庫131冊、コミックス109冊)
通年度読破:235冊(文庫122冊、コミックス113冊)
それでは。