黎明の廃人日記

最近はやや更新が途切れがち、斜めに流し読み。
貴方にも私にも人生の役には立ちません。

積みが増える

2007年08月31日 22時00分39秒 | Weblog
8月31日分。

 そういや、もう今日で八月も終わりになるんやなぁと今頃気が付く幽霊です。もう今日も終わりに近いんだっての。夜になると随分涼しくなってくるもので、会社からの帰り道は楽になってきました。歩いているだけでもワイシャツが肌に貼り付く熱気というのは、さすがに勘弁して欲しかったし。この先は気温は下がっていくでしょうから、今度はどのタイミングでロングコートを出してくるかを気にするようになるでしょう。まあ、まだ二ヶ月くらい先でしょうけれども。
 さてはて、八月末ということで、gooの簡単ホームページの方を実質的に閉鎖しました。置いてあるコンテンツの公開停止、リンクカットしただけですが。ついでにトップページのグラフィックを、いつもお借りしてるところから例によって拝借。筆を置いてみた、という感じで選択してみました。閉鎖とゆーても、実質的にこのブログと、別館のレビューブログくらいしか機能してませんでしたから、実は閉鎖の影響はまるっきり無かったりする。データ上の手じまいはこれでいいけど、それよりもリアルでの引っ越しを考えないとイカンのだなぁ。メドイめどーい。
 家探しもせにゃならんのですが、持っていく物と放り出す物とをそろそろ選定していく必要があるかなーとも。少なくとも、テレビは置いていきます。でかいから。今時平面ブラウン管だからねぇ、これ……。本棚は手持ちをそのまま持ち越すとして、中身の本はある程度減らしていくつもり。ちまちまと本棚を空けるために処分はしているのですが、引っ越しという契機にごそっと処分するという口実を自分に作れますし。とは言え、減らせる本も大分減ってはいるのですよねぇ。さてはて、その中でどれだけ減らせるか……。悩み所ですな。ま、今ざっと見て、これはもういいなって本が既に二十冊くらいはあるのですが。
 手のひらの傷ですが、昨日の夜からもう包帯はひっぺがして、空気に晒してます。もうそろそろかさぶたが張ってくるだろうってことで放置してたのですが、大体予想通り。ただ、結構動かす位置なので、かさぶたが張るたびに真ん中で裂けて、ぴりっと痛むという困った状況にー。まあ、周りから治ってくるのを待つことにします。日常生活への支障は大分減りましたし、土日にはもう気にする必要がないくらいまでになっているでしょう。

 上で本を減らすことを考えながら、でも引っ越し前だからと言って本を買い控えるというつもりはあまり無いわけでして。今月はちょっと買った数、読んだ数とも少なめでしたが、夏休みが入った分で動きが鈍くなったんでしょうなー。基本的に自宅では漫画しか読まなくなるので、移動時間が無いと文庫書籍は潰れないのです。後は、そんな中で学術系だったり、分厚い文庫だったりが混じったせいで、伸び悩んだらしい。それでも、結局は今日読み切った一冊を加えて、九冊の文庫を潰しているわけですが。三日で一冊くらいか。
 で、たまには月末の、今月の読書履歴でもやろうかと思ったのですが。今回はちょっとそこから外して、今月末での積み本紹介でもやろうじゃないかと。読んだ分に関しては、どうせもう別館の方でレビューをしているわけですし、なら今まだ手元に残ってる方を軽く眺めてみようじゃまいかということで。

・『モードの迷宮』(ちくま学芸文庫)
 これは今日から読み始めている一冊なので、積みってよりは読み途中の一冊。私個人にとっては非常に珍しいことに、ファッション関係の書籍です。なんでそんなもんが混じっているのかと言えば、ぱらーっと中を眺めてみたら、拘束だの束縛だのという楽しげな単語が混じっていたから。一日で五十頁ほど読み進めましたが、思いの外面白い。ファッションそのものの話というよりは、その後ろ側の思想みたいなものを見ている本かしらん。少なくとも、今のブームがどうこうという解説本ではないです、全く。
 ここのところ、またちくま文庫・ちくま学芸文庫のマイブームが戻ってきたようで、レビューにもちらほら混じるようになってきました。本棚でもじわじわと一角を占めるようになりつつあり、ちょっと複雑な気分。一時期よりラノベやら何やらが減ったと思って喜んでいたら、代わりに妙なもんが棚を埋めるようになっただけか。どうも、ちくまの中でも珍妙な物を好んで並べてるような気がします、我ながら。

・『未来少女アリス』(ハヤカワ文庫FT)
 これは昨日に買ってきたばかりの一冊で、上の『モードの迷宮』と一緒に買ったんだったか。そろそろハヤカワ文庫FT、すなわちファンタジー文庫の方にも手を出しておこうかなということで、予備知識無しでざーっと店頭で本を眺めてみる。……と、このタイトルに何となく引っ掛かって、ぱらっと中身を眺めてみて、まあこれで良いかと購入決定。その間、三分。『不思議の国のアリス』の現代版というのか何というのか。煽り文句の、サイケデリックな、という単語にもちょっと惹かれたわけですが。
 角川文庫の『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』は手持ちにあって、一度読んでいるのですが、まあ英語の言葉遊びというのは日本語に直してしまうとよー分からんということになってしまうのが残念だった記憶が。それでも、未だにあちこちの作品に与えた影響は大きい作品でもあります。でも、その作者であるルイス・キャロルが思いっきりロリコンだったというのは、公然と言うとぶん殴られそうな事実でもあるわけですが。さて、この本はどうだろう、楽しめるかしら?

・『如菩薩団』(角川文庫)
 筒井康隆のピカレスク短編集、ということで、久々に筒井を一冊くらい買っておこうかなーという程度の意識で買った一冊。少し前に買った筈なのですが、他の本を次々買ってきてしまうので、結果的に読むのが後回しになってしまう罠。まあ筒井康隆だから、読めばハズレってことは無いだろうし。ただ、気分が合わないと世向きになれない著者でもあるのが困りもの。多分、上の『未来少女アリス』を読んだ後くらいに潰すことになるでしょう。
 角川文庫の手持ちは意外に多くて、同じく筒井の『日本以外全部沈没』とか、椎名誠の『わしらは怪しい探検隊』、夢野久作の『ドグラ・マグラ』に、寺山修司に乙一の『GOTH』に、ウェルベルの『蟻』、上で書いた通り『不思議の国のアリス』などなど。商業主義一直線の角川文庫は好きになれないのですが、置いてある作品には結構良いのがあるんだよなぁ、悔しながら。で、悔しがりながら買うと。これも一種のマゾヒズム的な快感なのかもしれませんな。

・『象られた力』(ハヤカワ文庫JA)
 うん、まあ、やっぱり手持ちに一冊は転がってるわけですな、国内ハヤカワが。この著者の作品は初めて買うのですが、多分煽り文句にイーガンを例えに出しての褒め言葉が載っていたか何かで買ったんじゃなかったか。あれ、ディックだっけか。それともまた別の人? ともあれ、ハヤカワ文庫JAは手持ちの多いところでもあるし、ちょっとばかりは期待してます。海外SFだとどうしても分かりにくいのが多いけれど、国内のやつは日本人が書いているだけに分かりやすいし。
 ハヤカワ文庫JAの手持ちが多い最大の元凶は、神林長平作品が多いからではあります。『敵は海賊』シリーズは随分久し振りの新刊も含めて揃っているし、後は『雪風』『魂の駆動体』『狐と踊れ』辺りが一緒に並んでます。これに加えて、小川一水作品やらがちまちま加わってくると。ただ、ハヤカワ文庫JAよりも、ふと気が付くとレビューの数ではハヤカワ文庫SFが増えている罠。

・『生命の星・エウロパ』(NHKブックス)
 この間に読んだ『深海生物学への招待』と、著者は同じ。本当は『異形の惑星』という本を買うつもりだったのですが、実物をパラ読みしてみて、こりゃまだ私には難易度が高そうだなと判断して、もう少し簡単そうな本を探したわけで。んで、惑星系ということでこの本を見付けて、ついでに同じ著者の目録で面白そうなタイトルがあるじゃないかと、深海生物学にも手を出したわけですね。そのときに、今日読み切った『自己創出する生命』(ちくま学芸文庫)を買っていますから、出費としては結構痛かった……。生命科学系への興味関心が強まった傾向もあるようで。
 このNHKブックスというのはまた、個人的には新しいマイブームを呼び込んでくれそうで、ちょっと期待してます。あまり本格的な学術方面に言ってしまうと、ちょっとド級の文系である私には辛いところがあるわけで。平易に優しく書いてくれている学術初歩、学術的エッセイみたいな本は非常に興味深い。ついでに出元がNHKなので、内容的にもまあある程度信用しても良さそうですし。その分ちょっとお高いのが痛いですが、今後も増えるレーベルかもなーと思ってます。

・『冬のマーケット』(河出文庫)
 そういえば、河出文庫を買うのは随分久し振りだったような気もします。一時期は渋澤龍彦マイブームで毎月買ってたくらいでしたが、ブームが一段落してしまうと放置になるのがねぇ。ただ、それでもたまに、ぼつっと一冊だけ増えたりしていたようで、本棚には割としぶとく残ってます。で、今回のは、1980年代のSF名作集みたいなやつです。同じ系統で、『接続された女』という本を持ってますが、これも河出文庫で、あっちは70年代です。確か、ティプトリーが出ていたから買ったのかな? 80年代の方は、学術の本のどれかに、この本への収録作品に言及している一節があって興味を惹かれたんだったか。何に載ってたんだっけ、唯脳論か?
 海外SFのマイブームは大体沈静化した感じですが、一度マイブームで定着した傾向の本というのは、気が向けばその後も買うようになります。筒井やら星新一やらもそうだし、エッセイ系統もそう、ちくま文庫を買うのもそうだし、学術系や学術エッセイに手を出すようにもなりましたし。ラノベばっか読んでた人間の本棚とは思えませんな。

 で、ここまで出した本以外に、まだ三冊ほど積みがあったりするのですが、既に字数が四千文字を超えたので割愛します。本の話を始めると長いんだ、これが。でも、こうして今の積み本を並べてみると、繋がりがあるような、変なところへジャンプしているような、なかなか面白い感覚ですな。読書というのは、こんなふうにしてキリなく続いて拡大していくものなのですよ。だからこそ楽しいし、だからこそ駄目人間になっていくわけなのですが。

読み:文庫『自己創出する生命』
買い:なし
途中:文庫『モードの迷宮』
月次読破:14冊(文庫9冊、コミックス5冊)
月次購入:15冊(文庫9冊、コミックス6冊)
通年度購入:100冊(文庫54冊、コミックス46冊)
通年度読破:103冊(文庫58冊、コミックス45冊)

それでは。

じくじく

2007年08月30日 23時50分01秒 | Weblog
8月30日分。

 えー、まだ手のひらの擦り傷が地味に治りきってません、幽霊です。包帯でぐるぐる巻くようにしたら、とりあえず絆創膏のようにべりべり剥がれることはなくなりましたが、代わりに目立つようになって職場で三回くらいどうしたんだと聞かれました。まあ、予想してたことではあるけれども。お陰であまり変な刺激を感じなくとも済むようにはなって、治りも多少は加速された感じ。今夜はもう、外してしまって良さそうです。さっさとかさぶた張ってくれた方が良いし。
 包帯の上からグローブ付けて、昨日走ってなかった分、自転車で夜間走行してきました。さすがに速度を出すと一昨日の二の舞が怖いので、今日は速度を抑えて距離を伸ばす方針で。いつもより走行速度は遅めでしたが、三十キロばかり走ってきた筈。まあ、速度落として距離伸ばしてますから、帰ってきたら思いの外時間が経過していてちょっと浦島太郎気分。てーか、走りに出た後で気が付きましたが、今日仕事で職場から池袋まで往復一時間ばかり歩いた後なんだよなぁ。脚を酷使してますな、珍しく。
 走ってきた後で包帯外してみたら、包帯の下に付けていたコットンに、リンパだか血液だかがべたーっと。うむ、ちょっとキモイ。昨日よりは痛まなくなったし、ふさがってきたかなーという感じはするので、まあ明後日くらいには日常生活に支障ない程度までになるかと。痛いというのはもう過ぎましたが、やっぱり気にはなるのですよねぇ。うっかり物に触れないし。んなこと言いつつ、グローブ越しに自転車のハンドル握ってましたけど。
 あ、ついでに髪切りました。大分伸びていたもので。頭すっきりしたのは良いのですが、走っていて頭がすーすーするもんだから、途中で何度かクシャミを誘発させられましたわよ。へぶちん。

 はて、ちょっと前は自転車で走るときに、ヘッドホンを付けてMP3で東方やらメタルやら流しながら走っていたのですが。ここ数日は、ヘッドホンを外して走ってます。特に今日は速度を遅めにしていたので、周りの音が結構聞こえてくる。そうすると、もうやかましいくらいに鈴虫やらが鳴いておりますなー。この間まではセミの声がヘッドホンを貫通して聞こえたりもしたのですが、今日はほとんど聞こえてこなかったような。
 夜になると随分気温も下がるようになってきて、扇風機はまだ出しっぱなしですが、スイッチを入れる必要が無くなってきたような。昨日今日などはもう、薄手の長袖で寝てます。そろそろもう、日中は暑いのですが、季節の変わり目に来ているのかも知れないなーと思いつつ。通勤の途中で、路上に、車に踏まれて粉々になったセミの死骸なんぞを見かけると、ちょっともの悲しい気分に。場所によっては、そろそろ彼岸花が伸びてきているのではあるまいかー。どっか良いところがあったら、自転車で見に行こうかな。
 ……てな具合で、外に出る回数が飛躍的に増えた影響もあって、季節というのか外の空気の変化を少しずつ感じ取るようになってきたようで。ここのところは、走っていてもあまり湿気やら熱気やらでべったり汗をかくということが無くなってきました。まだ夜に走るようになってから二週間くらいなんですけどねぇ。その間にも、季節は変わってきているようです。本人の身体が慣れてきたとか、そういう要因もあるのでしょうけれど。この分だと、あと一週間もしたら、夜間走行のときには薄手の長袖が要るようになるかも。
 季節の変化というのは、やっぱり体感してみて、ようやく身体が納得するというものです。明確に、ああもう秋だなと感じる頃には大分気温が下がってきてから、もしくは紅葉などの目に見える明らかな変化があった場合であって。季節自体は、その明確な指標を把握する前に、もう移り変わってきているわけですな。人間の感知能力というのは、個人差もありますが、特に都心部にいるとどうしても鈍くなりがちです。何しろ、指標にできるものが狂ってしまうから。紅葉なんぞ街中では見かけようがないし、温度変化はビルからの排熱やら何やらで、今ひとつちゃんと感じ取れないですし。
 仕事に出てもオフィス内にずっといては分からないし、車の中や電車の中にいても、よく分からない。そういう場所の外へ出てみて、ようやっと少し早めに季節の変化を感じ取れるようになる。背広とワイシャツを脱ごう。街を出よう。ちょっと広くて土の多い場所へ行けば、何となく季節を感じられます。変化というのは感じ取れる閾値があって、ここに至るまでも変化はちゃんとしているんだけれど、季節変わったなーと感じ取れるほどにまで変化していない。よくあるのが、だんだん画面が変わってきますよーというやつで、ある程度まで変わってこないと、何が変わっているのか分からないというやつ。あれと一緒ですね。
 まあでも、季節の変化を楽しもうと思ったら、消極的にああ変わったみたいだなと感じるより、どっかに季節の変化を探しに行くくらいの方が良いのでしょう。でも、うっかりお芋を探しに行って、食欲の秋に走らないよう気を付けましょう。

読み:なし
買い:文庫『未来少女アリス』『モードの迷宮』
途中:文庫『自己創出する生命』
月次読破:13冊(文庫8冊、コミックス5冊)
月次購入:15冊(文庫9冊、コミックス6冊)
通年度購入:100冊(文庫54冊、コミックス46冊)
通年度読破:102冊(文庫57冊、コミックス45冊)

それでは。

生傷

2007年08月29日 21時31分39秒 | Weblog
8月29日分。

 いやはや、昨日のブログを叩いた後で、雨が止んだようだったので自転車で走りに行ったのですが。ものの見事に転けました。二人乗りの自転車と対向になって、避けたところで曲がり角。コーナーアウトして、そのまま道の向こうの土の地面に突っ込んでしまいましたとさ。とりあえず、車体と一緒に突っ込むと危ない気がしたので、車体を横に放り投げるようにして本人だけ地面にダイブ。右手を付くだけでとりあえず事なきを得ましたが、代わりに右手のひら……というか手首のすぐそば、一番手を突いたときに接地する部分をちょっと広範囲に擦りむきました。
 久々に生傷つくってもーたなーと思ったら、今日一日これで難儀するハメに。絆創膏をはっ付けてみたのですが、場所が場所だけにすぐ取れてしまう。替えを二枚くらい持っていったのですが、すーぐべりべりべりべりと……いやんもう。諦めて、後の方はもう空気に晒してました。ただ、それはともかく、何かに触るとべたーっとリンパというのか血液というのかが染みついてしまうので、痛みはともかくとして作業がしにくい。最終的に、帰りがけにマツキヨへ寄って、テープ式包帯とコットン買ってきました。コットンをテープで巻いてくっつける、という見栄えは悪いけど一番くっつけやすい方法で今は落ち着いてます。ああ面倒くさい。
 ところで、マツキヨへ寄ったら、あんまり医療用品が無くて苦笑い。ドラッグストアの筈なのに、包帯とか絆創膏とかガーゼとかがほとんど無くて、片隅に追いやられてるんだもんなぁ。多分、この辺の品物ってあまり売れないのでしょう。そして多分、利幅も小さい。ただ、風邪薬とかは一定ちゃんと置いてあったようなのですけれども。こういう店ってのは眺めていて面白いなぁと思いつつ、隅っこの方にあった包帯とコットンをレジに持っていったのでした。ううむ、しかしホントに見栄えは悪いなこれ。
 まあさすがにこの手の状態で走りたくはないので、今日は自転車はパス。どのみち、寝不足が累積していて、今朝は電車の中でずっと吐きそうやなーと思いながらふらふらしてましたし。困ったもんだ。

 たまには、ちょっと真面目な時事ネタを。ここのところ、アメリカの株安がガリッと進んでいて、それに引っ張られて日経平均株価も沈んでます。その理由としてしょっちゅう聞くようになった単語が、「サブプライムローン」というやつ。ナニソレ、というのが私の本音でもあるので、お勉強ついでにちょこっと調べてみますた。
 まず、言葉の構成としては、サブ・プライム・ローンらしい。ローンはそのまんま借金ですが、プライムというのは、「優良顧客」という意味のようです。それにサブがくっつくんで、要するに、あんまり優良じゃない顧客に貸し出してるローン、てな具合の言葉らしい。金貸しにとって優良な顧客というのは、つまりは、確実に返してくれる、収入の安定した「信用できる」客ということ。今回の場合は優良じゃないわけですから、返済能力にちょーっと疑問があんじゃねぇの? 的な顧客に貸していたローンってことですな。
 このサブプライムローン、ほぼ今使われている意味としては、アメリカでの住宅ローンのこと。このローンの面白いところは、ローンとしてお金を借りる担保が、家だってことですな。つまり、金を借りて家を買うのですが、その金を借りるための担保が、金を借りて買う家だってこと。何だこの、ニワトリと卵。まあつまり、金を借りて家を買うのですが、もし返せなくなったら、その貸した金で買った家を寄越せというわけです。金を貸す方も、返済能力に不信感がある以上は、そのくらいの担保をとらにゃぁアカンということなのでしょう。
 なーんか微妙そうなローンですが、これ、良い条件のときには結構ハマるやり方なのですね。条件は、住宅のお値段が上がり続けること。金を借りて、家を買って、その家を担保に入れる。家の値段が上がれば、担保としての価値も上がりますから、担保として価値が上がった分で更にお金を借りられる。そして借りたお金でローンを返して、そしてまたローン返済のために借りた金を値上がりした担保分の追加借り入れで返す……。って、単にこれ、破綻の先送りなんですけどね。ただ、うまくすれば、家を思い切って売ってしまって、売れたお金でローンをどかっと返してしまえる。そうすれば、ローンで借りていた分を全部返しても、価値が上がっていたわけですから、まだ収支がプラスになることだってあったわけです。
 たーだ、こういうローンですから、本当なら家を買うには収入が厳しいような層の人にまで、これこれこんないい手があるんですよーなんて言って、強引に家を買わせたりした経緯があったようで。ほらいい手でしょーと言って手数料ふんだくったり、うっかりすると、ほらもう返せなくなったから家を寄越せさあ出てけ、とやったり。そのことも結構問題になっていたようなのですが、更に住宅価格の値上がりがにぶーくなったのが、2006年頃。さあどうなるでしょうか。みんなでーかんがえよー。……当然、住宅価格の値上がりを大前提にして組んでる先送りローンですから、流れが止まります。返せなくなる人続出、リスクがどばーっと顕在化してしまったわけですな。
 アメリカの景気というのは、消費によって支えられていたと言いますが。この消費を支えていた一つの要因が、このサブプライムローン。住宅価格が上がり続ける状況において、幾らでも将来の価値上昇を見込んで借りられるわけですから、どばどば借りてじゃんじゃん買って、また借りるというのをループさせていたという構図です。これがループしなくなった。こりゃあイカン、経済が崩れる……ってな不安やらなにやらで、アメリカの方では株安、そして日本の株式市場もアメリカの方に引っ張られる傾向が強いので、一緒になってがくーっと転ける。親亀こけたらみなこけた……。とまあ、若干間違ってる気もしますが、ここんとこニュースで良く聞く状況というのはこんな感じです。
 何か、どっかの借金大国を連想しますが、気にしちゃいけないのでしょうね、きっと。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『自己創出する生命』
月次読破:13冊(文庫8冊、コミックス5冊)
月次購入:13冊(文庫7冊、コミックス6冊)
通年度購入:98冊(文庫52冊、コミックス46冊)
通年度読破:102冊(文庫57冊、コミックス45冊)

それでは。

皆既月食

2007年08月28日 21時33分15秒 | Weblog
8月28日分。

 ……の筈なのですが、東京はあいにくと土砂降りの雨でございます。ってか、雷向こうの方で光ってるですよ? とりあえず雨の谷間にうまく潜り込めたようで、最後に少し食らった程度で雨の被害は済みました、幽霊です。東京の午後の降水確率、十パーセントじゃなかったのかよぅ。このうそつきぃ。……まあ、天気予報というのは今現在でもとても難しい技術で、カオスの最たるところではあるのですなー。バタフライ効果だっけか。科学エッセイの本は、こういうところでちょっとだけためになります。
 昨日の不機嫌は、案の定というか、あっさり今朝には治ってました。まあそんなもんだと開き直りつつ、今日も今日とて、何故か仕事がみつしりと。ほう。ああ、隙間はいけない。それはともかく、どうしてこう、仕事が密集する日には密集するのでしょう。無い日にはホントに無いんですけどねぇ、これが。むしろ、暇すぎて午後帰ろうかと思うくらいに無いときがある。でも、今日みたく一日気が付くと何か仕事が回ってきている日もある。ひどいときには、ふと気が付いたらもう二時間三時間経ってるなんて日もある。そして帰る頃には偏頭痛……げげ。
 昨日はあらかた仕事が終わりませんでしたが、今日はあらかた片付きました。まあ、まだちまちま残ってますが、大まかなところは終了。明日はちょっと手持ちぶさたになるかもしれんなーと思いつつ。ま、手が空いたら回覧を止めてた本とか一気に潰してしまうつもりですが。二週間とかくらい止めてた気がするですよ……うげげ。

 上でちょっと本の話を書いたので、今日はネタを展開。良い本、悪い本という区別が世の中ではされているような風潮があると思う。良い本とは、まあつまりは読書感想文の課題図書に指定されるような本だろう。悪い本の筆頭は、漫画であり成人向け雑誌であり、ついでにラノベもこちら側のイメージに含まれるか。大人に誉められそうな本が良い本、という言い方もできるかもしれない。宮沢賢治とか、源氏物語とか。まあ、宮沢賢治は私も読むし、良い作品だとは思うけれども。
 とは言え。そういった良い本を読ませようとする課題図書というやつが、読書の楽しみを見失わせる原因の一つじゃないかと思う。確かに課題図書に出てくる本は、悪くない。ただし、読み慣れていない人間、特に子供が読むには退屈すぎる。ついでに、ただでさえ面白くない本を読まされるのに、更に感想文を書けというしち面倒くさいおまけまで付いてくる。そりゃあ、嫌だと思うに決まってますな。ぶっちゃけあれです、本を読んだ後に感想を言わなければいけないなんて、一番面倒くさいことではありませんか? 気に入った本を他人に勧めるってんならいくらでもやりますが、気の進まない本を「読まされて」、かつ感想を「書かされて」、そして「発表させられる」なんて最悪極まりない。極悪です。
 読んで感想を書いて大人に誉められそうな本が良い本なら、私などはひたすら悪書ばかり読み漁っていると言えます。でもぶっちゃけ、そういう悪書の方が面白かったりするんだもの。アレげな本も色々読んだもんです。と言うか、現在進行形で読んでます。サイコパスの本、シリアルキラーの本、何故かSMの歴史みたいなのも読んだし、本棚には未だに『死刑全書』と『ザ・殺人術』なんて本も。そういう本の方が読んでいて楽しいんだもの。
 悪趣味は承知してやっていることではあるけれど、さすがにこりゃーうっかり他人には見せられん本棚ではあるなーとも一応自覚はあります。でも、文学全集がこれでもかと並んでいる本棚より、きっと他人の興味を惹くのはこういう本棚だとも思うわけでして。まあ、あくまで、文学全集を嫌っているわけではないのです。夢野久作とか読みますし。ちゃかぽこちゃかぽこ。ないけれど、そういうものを読めるのは読書経験がある程度以上にある人だということ。それから、そういう本を読めるからエライわけではないということ。
 読書に慣れるには、まずは自分がどんな本なら読めるのかを見つけること。どこか一つ取っ掛かりがあれば、そこから広がっていくものです。ただ、その取っ掛かりを見付けないと、なかなか入って行きにくい世界でもあるのですな。だからまずその取っ掛かりがどこなのかを、あちこち眺めて回るのが良いでしょう。とっかえひっかえ、色々読むのが宜しい。そういう意味では、あんまり普段読まない分野を読ませる課題図書というのも、そうバカにした物ではないのかも……。ただ、もうちょっとこう、読みやすいというか馴染みやすい本を選ぼうよ、という気はします。
 もし一度どこかに取っ掛かりを掴めば、後は心配いりません。と言うか、別の意味での心配が必要になります。じきに、のめり込むと勝手に芋づる連鎖が起こるようになるのだから……。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『自己創出する生命』
月次読破:13冊(文庫8冊、コミックス5冊)
月次購入:13冊(文庫7冊、コミックス6冊)
通年度購入:98冊(文庫52冊、コミックス46冊)
通年度読破:102冊(文庫57冊、コミックス45冊)

それでは。

なんやもー

2007年08月27日 21時10分18秒 | Weblog
8月27日分。

 どーしてこう、忙しいときに面倒なことをみんなして集中させてくれやがるのでしょうかプチ殺しますわよ貴様らと言いたくなりますが幽霊です。いやまあ仕事のことなんですけどもね。結局、今日中に終わらせておきたかったなーという仕事の半分も終わってません。くっそー、どうしてこう、どいつもこいつも……と言ってみてもどうしようもないか。まあ、そんなもんだなともう諦めました。あれですな、もう仕事においては他人をアテにしてはアカンということが身に染みます。割かしみんな適当なんだよねぇ……。ま、私も人のことは言えないか。
 さておき。そういう仕事でごたついている一方で、新しいすみかを探さないとイカンという状況もあるし。そういえば定期券をつい一ヶ月ずつ買う癖がついていたのですが、今更気が付いたけど、会社からもらってる交通費って六ヶ月分まとめ買いしたときの分なんだよねぇ。損をこっちで払ってるだけだから良いんだけど、これ、引っ越しで定期券の払戻とかそういうことになったときに、総務辺りになーんかまた文句言われそうな気がする。自分で損払ってるのに、更に差額総務に返却しろって話になりそうだしなぁ。そーなったらまあ、毎月の分から出費を減らして、無理矢理帳尻合わせますが。実際、二万円くらいなら、二ヶ月で吸収できるし。
 ぶっちゃけもう、いろんなことがどーでもよくなってきてます。もういいよ面倒くさい。はいはい分かりましたから、もうこっちが被るから黙れと。そーゆー若干すさんだ気分がー。職場でカリカリしながら、ああもう樹海行くかこの野郎としばらく思ってたわけですけれども。ああん、幽霊さんが非常にガラ悪くなっちゃいましたわぁー。ああ、面倒くさい。もう久々に、鬱とかそういうのとは違って、すさんだ気分というやつを味わっております。ぶつぶつぶつぶつ……壁とお話中。
 ま、この手の気分も例によって、長持ちしないのですけれども。明日の内にはもう収まってることでしょう。更に追加で面倒を持ち込まれない限りにおいて。持ち込まれると、苛々が更に増加するので悪化しますがー。頼むから持ち込むなよ?

 てことで、機嫌悪いので今日ここでカットします。ネタはあるけど、ろくなこと書きそうにないので。うざーいだるーいめっさーつ。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『自己創出する生命』
月次読破:13冊(文庫8冊、コミックス5冊)
月次購入:13冊(文庫7冊、コミックス6冊)
通年度購入:98冊(文庫52冊、コミックス46冊)
通年度読破:102冊(文庫57冊、コミックス45冊)

それでは。

日焼けがー

2007年08月26日 21時22分58秒 | Weblog
8月26日分。

 えー、さすがに昨日の日焼けがヒリヒリしてます、幽霊です。日に焼ける幽霊ってのもどーなんだ、おい。鏡見てみたら、やっぱり顔も焼けてました。ちょっとばかり顔が赤いですよ? 特徴的な赤さなので、ああこりゃ体調不良とかそういう赤みじゃないなぁと一発で分かるレベル。見事に焼けてます。これでグラサンとかしてたら、グラサン焼けしてたかもしれんなぁ……。
 それにしても、何故に右腕だけやたらと焼けてるのかしら。左腕もやっぱりそれなりに焼けてるのですが、ヒリヒリする度合いと範囲は明らかに右腕の方が上。ずっと右側から日が当たってたのかしらねぇ。自転車で一定方向に走っているときは、確かに日の当たる方向は一定になるから、右側がずっと晒されていた可能性はあるわけですがー。一日経ってもまだ赤いってんだから、珍しいくらいによーく焼けたらしいですな。ばっちり痛い訳じゃないからまだ良いけれども。
 んで、予想通り昨日戻ってきてから若干体調が落ちているので、こりゃ日焼けしすぎたかなーと。次から長時間昼間に乗るときは、長袖にしよう……。んで、さすがにそんな状態だもんで、今日の走行は無し……にしない辺りがなんともはや。と言ってもさすがにいつも通りには走れないので、いつもより距離を減らして走行。速度自体はあんまりいつもと変わりなしでしたが。やっぱ走るのは夜に限りますなー。当初は夜間走行は考えていなかったのですが、今となってはメインが夜になってしまったよーな。日焼けしないし、気温も下がるし。
 ここのところは夜になると気温の下がり幅が大きくなってきたようで、何のかんの言っても秋になりつつあるんだなぁとか思ったり。走っている間も、鈴虫がかなりやかましく鳴いておりました。とか何とか言った直後に天気予報を見たら、明日の東京の最高気温は三十四度だとー? 昼間はまだ真夏か……げげ。

 ぼんやりとテレビを眺めていたら、NHKで海の特集をやっておりました。その途中で深海のシーンがしばらくあって、チューブワームやらユノハナガニやら、個人的にはここ数日でおなじみになった単語が頻出してちょっと嬉しくなったりとか。今日に別館の方でレビューを掲載しましたが、NHKブックスの『深海生物学への招待』という本ですな。一冊千円近いソフトカバーなので、ちょっとお高いのが困るのですがー。ちくま文庫とかちくま学芸文庫とか買ってる私が言うことじゃないか。
 この本を読んでいる最中にも、作中に今までに自分が読んできた本のタイトルが幾つか挙がっていて、こんなところで繋がるかーと楽しくなった記憶があります。どこかで得た知識や経験が、思わぬところで新しい箇所に繋がってくることがある。本読みの楽しみの一つは、こういうところにあるのかもなーとか。
 この間に、やってみてようやっと理解できる事柄があるというようなことを、ここのブログでも書きました。が、先に知識として理解はできていなくとも把握していることで、その状況に直面したときに理解が早まるという点があります。事前知識なしのぶっつけ本番よりは、なにがしかの知識を予め持っておくことで、効率よく実際に即して対応できることがある。むしろ、仕事でも遊びでもそうですが、どれだけ事前に、きっちりした情報を収集できているかで成果はかなり変わるもの。やってみなけりゃ分からないのは確かだけれど、やってみる前に調べておかないとやってみるにも大変だ、というのもまた真理です。
 私みたいなのは、無意味に使いもしない知識を溜め込んじゃあ喜んでいるという一種の変態ですが。そんな変態趣味で溜め込んでいた知識が、不意にどこかへぱっと繋がっていたりすると、それは例えば今日のような状態ですが、嬉しくなったりするわけです。今現在に取り組んでいる仕事やら研究やらに即した知識を系統立って集めているなら、そういった不意の喜びというものは少ないかもしれません。ただ、身につけて即座に役に立つ知識ではありますが。こちらはそういう即時性をあまり考えずに、その場その場で気が向いた物を読みあさるので、あんまり系統だってないのですなー。その分、役には立たない。これぞトリビアというに相応しいわけです。
 男性というのはあまり実用としては役に立たない物に対して、コレクター性を発揮しやすい傾向があると言われます。役に立たない物を買っちゃぁ喜んでニヤニヤしながら奥さんに呆れられている図、というのは結構あちこちであるのではなかろーかと思うのですが。私の場合、その辺を本、そしてその中身の知識やらで代替している面が結構あるようで。集めて喜ぶ中身は、プラモや食玩だけには限らないのですよ。そういや、昔はプラモ集めてたなぁ、私も。ガンプラ素組みですけど。
 基本的に、集めて回ること自体に何となく意義を見いだすものであって、集めた後にどーするかというのはあまり考えてません。物理的に集める物品だと場所を食うようになりますが、とりあえず頭の中に突っ込んでおくだけのものなら、まあまだ他人に文句は言われにくい。ただ、やっぱり頭の中に入れておくだけだと忘れていくので、思い出したいかなと思う本は手元に残すのですが……。それが際限なく増えていくと、本棚が増えてやっぱり文句を言われるわけですな。でもまあ、文句を言われるくらいに集まっているのなら、それはそれで自己満足としてですが、宜しいことなのです。
 そんな感じで集めているから、そもそも役に立たせることを考えているわけではない。だからこそ、たまにふっと何かしらと繋がったりすると、嬉しいわけですね。そして、その快感をまた求めて、更に別のところへ手を出していく。もしくは、より深いところへ手を出していく。かくして、手を出した先ではまた芋づる式に新しいものに繋がっていきますから、ぶっちゃけ本読みってのは終わりが無いというか、きりがないものなのです。そこまで理解した上で続けてるんだから、こりゃもう求道者とかそういう格好良い誤魔化しをしなければ、その実態は単に中毒症状なだけです。そんなことを続けているから、どーも最近は入力過多で、どんどんいろんなことを忘れ去ってるよーな気もしますが、まあそれもそれで。
 ダメだよ? よいこは真似しちゃいけません。変態ですからね、こういうのは。

読み:文庫『深海生物学への招待』
買い:なし
途中:なし
月次読破:13冊(文庫8冊、コミックス5冊)
月次購入:13冊(文庫7冊、コミックス6冊)
通年度購入:98冊(文庫52冊、コミックス46冊)
通年度読破:102冊(文庫57冊、コミックス45冊)

それでは。

今の僕には理解できない

2007年08月25日 15時11分00秒 | Weblog
8月25日分。

 アンインストール、アンインストール……僕らはこの惑星の小さな塵の一つでしかないのですよ……それを僕らは理解しなければなりません。とりあえず今日も暑いです、タイトル関係ありません。幽霊です。
 寮をおんだされるのは確定しているようなので、今日はひとまず、自転車に乗って拝島と東大和の街並みだけざっと走って見て回ってみました。ついでに、不動産屋の店頭に貼ってある家賃の票なんぞもちまちま眺めてみたり。最初は拝島の方にしようかと思っていたのですが、街並みを見る限りにおいては、とりあえず東大和の方が良さそうだなーという気はしてます。もちっとあちこち、今度は自転車ではなくて電車で移動するでしょうけれど、見て回るつもり。
 部屋を見るのは後でも良いから、とりあえず街並みの雰囲気と、駅前近辺の便を確認しておきたいわけです。住む部屋の物理的な条件は多少悪かろうが我慢はききますが、周辺が不便だとやる気がそがれてしまうし。しかしまあ、今住んでるところも大概東京都にしちゃ田舎だなぁと思ってましたが、あっちまで行くと更に田舎かこりゃーと思うわけで……。拝島まで先に一直線で向かって、多摩川っぺりまで行ってきたので、ちょこっとだけ川面を見てから引き返して東大和へ。さすがに、後半バテました。
 途中のネタとしては、東大和の駅までもうちょっとというところで、なーんか遠い昔にどっかで見たような記憶のある名前の施設を発見。何気なく通り過ぎてから、をや、と慌てて引き返してみると……。施設の名前は、東京都薬用植物園。なんでこの名前をうっすら記憶してるのかなーと思ったら、そう、ここはちょっと特殊な植物も取り扱って育てているから。ドクゼリとかね、ドイツスズランとかね。後は、ケシとかアサもね。ちなみに、ケシは枯れてました、軒並み。アサは見られたけど。そーゆーとこだから、うっすらと覚えてたんですな。そーゆーとこでもないと、いちいち覚えていないとも言う。つーか、本当に我ながらよく覚えてたもんですが。完璧に自発的な記憶には残ってなかったのに。自転車で、低速とはいえ走りながらちらっと名前と入り口だけみて、どういう経路で思い出したんだろう。それもそれで今の僕には理解できない。
 とーぜん、引き返して園内、二十分ほど眺めてきましたとも。炎天下に。園内は結構大きな木も植わっているので、割と木陰が多くて涼しくて宜しい。ちょっと息抜きするにはちょうど良かったですなー。でも、植わってる植物の中に、たまにドクゼリとかキョウチクトウとか、説明書きに死亡することもあるとか書いてあるとか、そういうのが笑えますな。あ、ちゃんと有用な植物もあります。ハーブとか漢方薬の原料になるやつとか。出口で気が付きましたが、どうもチョウセンアサガオなんぞも植わっていたらしい。見てなかった……ちっ。ダチュラとゆーた方が分かりやすいのかしら。マジカルアンバーと言うべきか、この世に不思議なことなど無いのだよと言うべきか。
 まあ、植物の毒で死ぬよりも、どっちかってーと今日の場合は熱射病とかで死にそうな感じでしたな。クソ暑い日中にわざわざ自転車で長距離走ってきたからイカンのですけれども。玉川上水の脇をずっと辿って走ってきましたが、どうもサイクリングロード代わりに走り込んでる人も多いようで、途中結構見かけました。帰りの最後には、ハードテイルのマウンテンバイクに乗ったおいちゃんが前を良いペースで走っていたので、しばらく追いかけて他人のペースを見てみたりとか。迷惑なことを……。ホントに良いペースで走ってたなぁ、あのおいちゃん。まだまだ貧脚やなー自分と思った次第。

 そういえば、いつも走ってる公園以外の場所で、ある程度以上の距離を走ったのは、新宿から乗って帰ってきたとき以来かなーと。大体二週間くらいですかね、間は。前の車体に乗っていたときより乗る頻度は急増したし、車体性能もあって巡航速度は上がってます。ただ、公園で走っていると、結構あそこだと良い条件の道でずっと走ってるんだなーと分かるわけで。今日走ってきた道は、あっちこっちひび割れはあるわ、狭いところもあるわ、段差はあるわ変な凹凸はあるわで、これがまた端々道が悪い。同じ距離を公園で走ってたら、多分今日かかった時間の半分以下の時間で走りきれるはず。道ってのは、こういうところがある意味面白い。
 今の車体はマウンテンバイクのコンポーネント(デオーレ)を積んだクロスバイクで、いつもなら、もうちょい速度が欲しいよなーフラットバーロードにすりゃ良かったかもしれんなーとも思っていたのですが……。今日に限って言えば、マウンテンバイク型のクロスで良かったなこりゃ、と切実に思ったり。何せ道はでこぼこしてるし安定悪いし、後半はもう疲れてきていて集中が切れていたし。途中、さすがに二回くらいひやっとしました。そういう状況でロードレーサー型だったら、間違いなくこりゃ転けるか車体損傷かやったかもしれんなぁと。頑丈な嫁で良かったよかった。バーエンドをくっつけておいたのも、手が疲れてきたらそっちに持ち変えればいいやという安心感があってマル。ただ、やっぱりもちっとサドルの位置を前に出さないと身体にちょっと合致してない気がするなぁ。
 道中でひやっとしたのは、T字路状態になっているところで、こちらが直進中に歩行者がふっと曲がり角から、横をまるっきり確認せずに出てきたときが一回。速度を落としめにしていたので、ブレーキと回避が間に合いましたが。日傘を差していると、歩行者の視野は端的に狭くなるのですなー。今度から歩道寄りにはあまり走らないようにしよう……さすがに怖かった。それから、普段全くグラブをしないで走行していたのですが、途中で道の出っ張りに車体が乗り上げて跳ねた際、汗でグリップが滑って一瞬ですが車体制御ができなくなったのが一回。そーか、朝雨時間昼間に走ると汗という問題があったか。普段夜にしか走ってなかったので、ちょっと盲点。
 二つとも、前者であればロードの速度だと回避が間に合わなかった可能性があるし、マウンテンバイクのコンポーネントブレーキだから制動が効いたところがあるし、後者では慌てて車体を押し戻せたのも車体が安定性重視の設計だからこそ。エンジンになる本人の脚も大事だけど、自転車に乗る技術というのは、脚以上にそういうところでの技術というのか、勘所というのかがあるよなと。そういう意味で、いきなりロードレーサー型にしないで良かったのかもしれません。
 ま、疲れましたが、諸々体感できて宜しかったし、走りきった充実感も良い感じです。ただ、走り終わってぼつぼつ一時間ほど過ぎますが、まーだ微妙に身体が熱を持ってるような。脚は筋肉痛の始まりでしょうし、腕の方は間違いなく日焼けでひりひりしとるだけでしょうけれども。あ、こりゃいかん、腕と脚の色が違うー。脚は長ズボン履いてた(裾がギアに噛んでしまうと困るので、裾止めのバンドは両足にしてます)ので日焼けしようがないのですが、腕はむき出しだったからなぁ。半袖の、袖のあった部分と無かった部分でくっきり色が違うー。次から、日焼け対策はもちっと考えないとイカンなぁ……。今回、何もしてなかったもので。
 というわけで、ほぼ一日分、まるまる自転車ネタでしたー。これで三千文字か。昨日あまり書き込んでないので、その分取り返したってことで一つ。

読み:なし
買い:なし
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それでは。

ぬう

2007年08月24日 23時54分40秒 | Weblog
8月24日分。

 えー、ようやっと週末です。仕事の方で、今週三日くらいは残業が連発してましたが、手間のかかっていた仕事もあらかた終わったので、残業からもひとまず開放されました……やれやれ。どうもそれに重なって寝不足だの、自転車でちょっと頑張りすぎたこともあったかで、一日不調。仕事はどうにかこなしましたが、帰ってきた頃には更に体調悪化。寮まで歩く途中では、どうも呼吸が苦しいなと思ったら、喘息発作が久々に出ていた模様。けほけほしてたから、あらこら困ったなと思うくらいでしたが。久々だなぁ、発作。小児喘息レベルなので、深刻にはならないのですが。
 寮にどうにか帰り着いたのが午後七時過ぎで、そのまま何もできずに即撃沈。意識が戻ったら、もう日付が変わる寸前でした。あらら。まあ、五時間近くひっくり返ってたので、このタイミングで逆に起き出してきてるわけですな。あと二時間も起きていたら、また眠るでしょうけれども。今日は自転車も無し。
 そしてついでに、まだ若干吐き気が抜けないまま残っていて気が乗らないので、ブログも長文無し。たまには短めにねってことで。

読み:なし
買い:なし
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処暑

2007年08月23日 22時45分55秒 | Weblog
8月23日分。

 やれやれ、ひとまず暑さは一休みという感じの今日一日でしたが、雨なんて随分久し振りに降ったものです。まあ、残念ながらまた明日には暑さが戻ってしまうようなのですが……。天気予報で最高気温を見た瞬間、前日比マイナス十度という馬鹿馬鹿しい数字に思わず吹き出してしまいましたわよ。えーらい気温差ですな。これでうっかり体調を崩してしまうと、また辛いところですがー。皆様、夏風邪など気を付けましょう。
 はて、今夜は割と涼しいわけで、となると自転車で走りに行かないわけがないのですな。ただ、昨日にバーエンドを初めて導入して走ったせいか、手が筋肉痛。具体的には、両手の親指の付け根あたりがちょっと筋肉痛。普段にあんまり物を握るという動作をしないせいでしょうが、また妙なところが筋肉痛になりおったなーと苦笑い。で、今夜はいつもより更にもう少し距離を伸ばして走ってきてみました。最後に重めのギアまで突っ込んで全力走行。お陰で、走りきった後しばらく吐き気がー。いや、ちょっとやりすぎたか。
 多分、明日はさすがに脚に来てることでしょう。ただ、ここのところ、どうも歩いていると脚に違和感を感じるように。何というのか、歩いているときの感覚が前と違って感じられるのですなー。脚がしっかりしているというのか、浮いているような感覚というのか。矛盾してる表現ですが。元々、身体の筋力バランスは全体的に貧弱な部類で、体重の割に足回りだけ多少バランスが良いという具合だったはずなのですが、どーも更に下半身のバランスに特化し始めているよーな。上半身も、肩の辺りだけ少し形が変わったような気もします。
 まあ、正味……あまり脂肪の無い、と言うよりは純粋に余裕のない身体してましたから、どこかが変わってくると結構如実に影響が出ます。インフルエンザとかで三日ほど寝込むと、これがもう脚が重たい重たい。今はまるっきりその逆で、下半身の方が先に動いてしまうので、上体がそれについていけないような。走り始めて一週間ともう半分というところですが、既に体感されるくらいに変化が出始めているという。人間の身体というのは面白いですなー。

 さて。今年の夏は滅多矢鱈と暑かったなーというのが、大抵の人の思うところでしょう。これが地球温暖化によるものであるかはともかく、実際に観測史上の気温最高値を更新した箇所が二つもあったわけだから、今年は暑かったと間違いなく言えそうです。ここまで暑いと、つい頼るのが冷房。設定温度が24度とかになってませんか? 快適ですね、24度。私には寒すぎますが…。
 でも、そんなこんなしていたら、東京電力から遂に出ました、電力供給制限。発動されたのは実に十七年ぶりだとか言ってましたが、要は電力の供給が追いつかないので、電気をバカ食いしている大手消費先に、ちょこっと電力消費を控えてくれんかねぇと言ったわけですな。うちの会社も、まあ自主的な協力なのか、親会社のグループという繋がりなのか、廊下の電気消したりしてちまちまと節電してるようです。なんでこんなに廊下が暗いねんと思ったら、そういうことか。
 夏場における電力消費のピークは、一番暑くなる午後二時くらいだと言われています。冬場だとまた、もう少しピークも違ってくるのかもしれませんが。夜中というか明け方くらいが一番電力消費が少なくて、ピーク時はこの最小電力の倍にもそれ以上にもなるそうな。んで、当然、電力会社としては、この消費電力のピークの方に合わせて発電設備を作らにゃなりません。最小に合わせていたら、追っつかないわけですし。そして、この備えの中でかなりの部分を占めていたのが、やっぱり原発なのですなー。
 いやまあ、私もしょっちゅう原発擁護発言ここで書いてますが、積極的に推進したいわけではないのです。ただ、発電のキャパシティということを考えると、どうしても今の消費量が変わらないのであれば、原発は必要になってしまうんだよなという思考があります。代替できる発電手段か、そもそもの電力消費量を落とすことができれば、また別の思考ができるのですがー。東京電力がネットに載せている資料を眺めてみると、何と東京電力が発電している最大時の電力は、イギリス一国分を上回るとか。ついでに、首都圏で使っている分の電力だけで、イタリア一国分をまかなえるそうです。02年とかのデータだから、ちょっと古いですが。
 日本、こんだけ電気を食ってるのです。道行くサラリーマンのおじさんや、百貨店帰りのおばちゃんが、原発なんて危ないじゃないのと言っている。でも、そのおじさんやおばちゃんは、外では冷房の効いたオフィスやデパートにでんと座り、家に帰ればクーラーの効いた部屋で、きんきんに冷やしたビールを飲んで、テレビを聞き流しながら新聞を読むのです。つまり、自分たちも結構電力を食っている。原発は危ないからやめろと言う前に、自分たちの消費電力量をちょっとずつでも減らしていこうという思考が必要になってくるんじゃないのかな、と。
 企業が大口の消費先であるのは確かですが、企業が削減していくにも限界がある。となれば、やっぱり各家庭でも減らしていくしかないのです。首都圏がごそっとブラックアウトするよりは、冷房の設定温度を一度二度くらい上げましょうって。そうすりゃ、一夏やれば、電気代も多少は下がってくるでしょう。ビール何本か分にはなるかもしれませんよ? まあ、私は飲まないけど……。そして、結局今年も、この夏は扇風機でしのぎ切りそうです。いい加減、暑いけどね。もう、ここまでくると意地です、伊達と酔狂。やせ我慢といわば言え。
 でもまあ……それで何とかなるのは、この体型だからか……。

読み:文庫『ワセダ三畳青春記』
買い:なし
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月次読破:12冊(文庫7冊、コミックス5冊)
月次購入:13冊(文庫7冊、コミックス6冊)
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それでは。

追放宣言

2007年08月22日 23時09分32秒 | Weblog
8月22日分。

 やーれやれ、遂に来ました、寮出てけ宣言が来ましたよー? そろそろ来る頃かなーとは思っていたのですが、来ましたよ。てーか、本社移転の話があったりとかしたのですが、それに合わせるように出て行けってーのは何の嫌がらせですか。これはあれか、私に辞めろと言ってるのか? と勘ぐりたくなるようなタイミングですが、まあそれは単なる考えすぎなんだろうなぁ。ただ、辞める口実にはちょうどいいくらいの話よねぇ。まったくもう。
 とーりあえず、行き先をどうしたもんかなと考え始めたいところなのですが。ぶっちゃけ、会社の方の仕事が三つくらいごちゃっと重なってきていて、んなもん考えてる余裕がありません。出て行くまでの猶予は十月末だそうなので、まだ時間はあるのですけれども。んなこと言って油断してると、あっという間に時間が過ぎていってしまうのもまた事実。どーしたもんか。
 千葉方面にまで出てしまうと大変そうなので、とりあえず考えているのは東京の23区外……ってそりゃ今のところと大して変わらんか。もしくは、埼玉の方面とかでも宜しいかなーと思ってます。神奈川でも可。通勤時間とお家賃とのかねあいになってくるだろうなぁ。この際、荷物もなるべく減らすつもりです。本も、できるだけ思い切って半分程度までは減らす予定。まあ、何となく持っているだけでまるっきり読まない本というのは、まだ結構あるといえばあるので。ついでに、テレビも破棄するか誰かに譲ってしまうつもり。こいつが一番でかいのですよ、単体では。未だに平面ブラウン管だし。
 一度大局の情勢が決まってしまえば、後はそれに応じてどうするかを考えていけば良い。色々、ごっそりと動かすことになるかもしれません。なお、この引っ越しに伴ってしばらくはネットも断絶になる筈なので、このブログの更新もまあ一ヶ月くらいは止まってしまうことになります。そこはそれ、まあ仕方ないですな。パソコンまで捨てるつもりはないので、ネットが繋がればまた再開するでしょう。当然、自転車も持っていきますとも。ただ、二台は持って行けないだろうから、前の車体はこっそり置いていくか、どうにかしないとなー。
 いっそ、引っ越し先、富士の樹海とか。ああ、それはそれで……魅力的かも。

 引っ越し、部屋ということで思い出した本が一冊。『間取りの手帖』という、ちくま文庫から出ている一冊です。この本、うちの別館の方でレビューも既に載せてあるのですが、実在する変な間取りを集めて掲載した薄めの本です。つーてもちくま文庫なんで、ちょっちお高いのが痛いと言えばいたいのですが……。それはともかく、この本に載っている間取りがまあ、確かにおかしい。なんで部屋よりもバルコニーが圧倒的に広いんですかとか、その無意味にたくさんある収納スペースはなんですかとか。そのやたらと尖った部屋の隅には何をおけばいいのですかとか。ありゃ住みたくないなぁ、さすがにー。
 まあそういう極端な部屋はさておいて、現実的にどこか部屋を探そうと思うと、どんな条件の部屋を求めるのか、ということを考える必要があります。ひとまず、ユニットバスで構わんから、各部屋に風呂は欲しいところで。銭湯にからころ通っていると、その分金がかかってしょうがないし。フローリングとか畳敷きとか、その辺に拘るつもりは無し。床暖房不要、と言うか冷暖房不要。ただ、できれば駐輪場みたいな場所は欲しいなぁと思うのですが。テレビは放り出してしまうつもりなので、地デジだのケーブルテレビだのは無視。で、いちおー社会人ということで、スーツやらコートやらはあるので、クロゼットなりそれに類するスペースは少しあると有り難いなぁ……。洗濯機は中でも外でもいいや。端的には、コインランドリーでも何とかなるし。階数にこだわりなし、オートロックとかって何ですか?
 部屋それ自体の物理的な条件はそんなところとして、結局のところ、問題になるのはこういった条件……よりも、他の面ではあります。立地と、予算。ぶっちゃけ、部屋探しの大半はこの二つの要因に支配されてくるように思います。立地と予算の二つの要因で、選べる部屋はかなり限られてくるもの。その中で妥協点を探していくことになるわけですな。しごくもっともなこととして、良い部屋は高い。そして安い部屋には、それなりの理由があるというものです。駅から遠いとか、メジャな路線に接続が悪いとか、目の前が墓地とか。
 ま、色々擦り合わせはしていくつもりですが。とは言え、高望みしてみても仕方がないし。部屋の家賃は月収の三分の一だか、三割だか、その辺が目安という言われ方もします。私の場合、手取りで計算した場合、三分の一だと五万くらいが上限になるわけで。実際、それくらいか、もう少し安いとこ探そうと思ってるくらいではあります。となると、やっぱり選べるところは限定されてくるわけで。ただ、独り身な分動きやすいし、条件が多少悪くても何とかなってしまう面はあるでしょうけれども。
 正味、出て行かないといけないことそれ自体より、新しく部屋を探して荷造りして引っ越し手配して契約して、そういう諸々が面倒くさいというのが一番大きい感じ。部屋探しを考えていることそれ自体は、別に苦痛でもないのですけれども。一種のパズル感覚もあるしね、と。そんなに難易度の高いパズルでもないのですよ。ただ、解いたパズルの解答を送る手順がものすごく面倒くさそうってだけ。そういうのって、一番嫌なのですよねぇ……。絶望した! 面倒な手続き社会に絶望した!

 あ、すっかり書き忘れてましたが。自転車にバーエンドくっつけたのが昨日で、昨日はその時点で時間切れになってしまったため、今日に試験走行は延期してましたが。結局、ギアのシフトレバーの位置を微調整した以外は、別に何の違和感もなく走れました。そのままいつも通りの二十キロコース走ってから帰ってきましたし。うん、あるとやっぱり良いですな。腕のしびれがいつもより少なかったし。
 次はサドルの位置調整か……。

読み:なし
買い:なし
途中:文庫『ワセダ三畳青春記』
月次読破:11冊(文庫6冊、コミックス5冊)
月次購入:13冊(文庫7冊、コミックス6冊)
通年度購入:98冊(文庫52冊、コミックス46冊)
通年度読破:100冊(文庫55冊、コミックス45冊)

それでは。