田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

利き酒 (その二)

2009-02-05 13:19:43 | よもやま話・酒編
「 さて、前回はAとBの二つの酒を比較して、味の違いをクッキリと感じましたね。
  所で、先輩はAとBのどちらがお好みですか? 」
「 俺は辛口が好みだけん、Aかな。 」
「 ここに、Aの一升瓶があります。 この裏を見ると、この酒の説明書が付いているでしょう。
  最近の流行なんですがね。 この “ 日本酒度+5 ” の部分が甘辛度を示しています。
  “ + ” 表示の数が多くなる程、辛くなり、 “ - ” が甘くなります。
  因みに “ ±0 ” が中間ものと言われます。 “ 田酒の純米 ” がこれだったんですね。
  まず、Aの酒が好みなら、これをとことん飲み込んで、+5の辛口モードを舌に
  叩き入れる訳です。 」

                              

「 なる程、自分の好みの物から勉強していくと、入門しやすい訳だな。 」
「 さて次は、Bの酒をどうぞ。 」
「 ウン、これは甘かなぁ。 」
「 Aと較べると、そう感じますね。 これがAとBの相対的な甘辛の違いです。
  取り敢えず、自分の好みのA酒を基点にしましょう。
  ここでB酒を調べると、 “ 日本酒度+2 ” つまりAと “ 3度 ” 程甘いという訳です。
  この差をイメージで摑んで、 “ 1度 ” の違いを覚えて頂きます。
  結構大変ですが、要するに自分の好み(+5)に対して “ どれ位 ” 甘いか辛いかを
  感じる練習ですね。 」
「 段々、楽しくなってきたでしょう! 」
コメント
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