田園BGM～雷を流せ

先日のＭＭさんのコメントに対する返事がまだでした。
「　雷は、どんな時流れるの？　」　今日は、それに対するお答えです。

さて、先ずは欧米人の話から始めますが　・・・
例えば今の時期、屋根には雪が積もって、寒そうです。
そんな日、外人さんが日本人のお宅に招かれたとします。
連中、肩の雪を払って座敷に入ると、床の間には雪を冠した山や茅葺きの屋根の掛軸。
「　オー、ノー？　」　と溜め息か？
何でこんな寒い雪の日に、家の中にも雪の景色が飾ってあるのか、信じられない。
こういう時には、常夏のハワイアンの風景に決まっているでしょう。（笑）
だってその方が、心から温まりまース！
そうこうしていたら、今度は酒肴のお皿の上で、南天の葉に雪が（泡雪）積もって出て来ました。
「　オー、　マイ ゴッド！　」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
さあ、或る日の田園　・・・
今日は、よく雨が降っています。
先ずは、お部屋の額を取り換えなくっちゃ。
雨音を感じる様な、書か画か？　迷いながら。
次にヒゲは、小石を抱えて、ビルの階段に向かいます。
２Ｆ田園では、階段からお出でになるお客様が多いのです。
階段には、８cm幅の排水路が有って、チョロチョロと屋上から雨水が流れております。
ヒゲは、大小の石を配して、流れを止めて滝にしたり、溢れさせたり遊びます。
笹舟も所々に置いてと。
こうして即席の、川の流れが用意出来ました。
　
　　　　　　
　　　　　　１Ｆと２Ｆの間にある踊り場から下を眺めた様子

最後は、ＣＤのプログラム。
“　トタン屋根に落ちる雨の音　”　からスタートしよう。
その後に　“　ショパン 雨だれ　”　か？　
そして、　rain　drops　♫　keep　on　your　head　♪　と歌を一曲入れて。
ここらで、季節物の曲を交えた後、　“　小川の流れ　”　を続けて。
そうそう、外が雷の時は、お部屋にも　“　雷の音　”　を流してと。

　　　　

この時、田園の３・４楽章と組みたがりますが、気をつけましょう。
曲調が強いので、お部屋の客筋に注意が必要です。

　　　　　　　　

プログラムが済んだら、音量のリハーサルをしとかなくっちゃ　・・・


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ジョンウェインと父子の映画

昭和３０年代の事です。
小学生のヒゲは、机で勉強してるフリをして居りました。
父親が部屋を覗いて、声を掛けます。　「　オーイ、幸一何かしよるかい？　」
「　ウンニャ、何も　」　「　ほんなら、映画でも観に行くかい？　」「　うん、ウン　」
当時は、映画と云うと子供には随分な贅沢品でした。
当然ながらヒゲは、否応なしで付いて行きます。

　　　

西部劇が好きな父親だから、大方、鶴屋Dがある通町筋の　『　大劇（タイゲキ）　』　に
決まってました。
こうして、ホンの成り行きで映画館に入って行くのです。
暗い館内で、ふたり分の空いてる席をキョロキョロして見付けます。
周りの客は真剣に観ている時ですから、当然嫌われます。
やれやれと座って、スクリーンに目を遣る事に。
既に映像は、いきなり幌馬車がインデアンに囲まれています。
小学生ヒゲには、訳が判りません。
しかも、虎口を脱するヤ、直ぐに決闘のシーンに。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
「　フン、てめーが先に（ピストルを）抜きな、　フッ、フフフ　」
クライマックスが終わり、カーテンが降りて明るく成り、皆さん帰って行きます。

ヒゲ親子は、ふたりだけポツンとそのまま残るのです。
やがて、清掃のおばちゃんがゴミを回収に来ます。
しばらくゴロゴロして居ると、次の上映の客が、三々五々と入館し始めます。
「　ブーッ　」　とブザーが響き、開映です。
イントロの音楽が鳴り、ムードを盛り上げます。
そして開演から　２/３　程した頃です。
先ほどの、幌馬車インデアン囲みシーンが登場です。
ヒゲ親子は、ココぞとばかりに帰って行くのでした。
周りの客は怪訝の顔で居ります。
「　今からが、一番面白い所が始まるのに、この人達は何だ？　」

ヒゲの父親からすると、後半の　１/３　観て、前半の　２/３　観れば、
合計で、　１/３　＋　２/３　＝　映画一本分だと云う訳です。
理屈は合ってますが。　（笑）
ヒゲ父子は、いつもこのパターンでの映画鑑賞、何の疑問も無かったのでした。

そんなある日、正月のお年玉で潤っていた小学生ヒゲ。
時計を確認した後、意を決して、ひとりで映画館に向かいました。
初めて　“　小人　”　のチケット代金を払い、入場します。
まだ、幕は降りたままです。
やがて照明は落ち、幕が開きます　・・・　何が始まるンだろう？
そして、観終わった少年ヒゲ　「　イントロから観る映画って、何て！　面白いのだろう　」　と。
１/３　＋　２/３　が、決してイチでは無い事を思い知ったのでした。
当然、その後、父子一緒に映画を観る事はありませんでした。

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全国駅弁味比べ

２／２６ 　（日曜日）　夜８時過ぎ、カァちゃんが大阪から帰って来た。
三泊も留守したお土産は　・・・

デパートの駅弁祭りで味比べしたのは最近の出来事なのだが、又しても駅弁をオネダリした。
いつもは飛行機を利用していたカァちゃんも、今回は　“　新幹線　”　で往復。
それなら、駅弁が買えそうだからと、頼んではみたものの　・・・
電車の乗り継ぎもあるし、超が付く方向オンチのカァちゃん。
ウロウロして、迷子になりはしないか？　乗り遅れはしないか？
心配なものでした！

大きな袋を拡げながら、「　ランチをゆっくりしたから、買い物の時間が足りなくて、これだけ～　」
「　私も、一人旅に慣れてきたよ。　スイスイ歩ける！　」

御土産買いも大変で、旅に出た者じゃあないと分らない苦労があるだろうと思っていると、
意外と平気に楽しんでおいでのようで？！
ヒゲみたいに、食卓の前でおチーンして待って居るだけの者には分らない。

さぁ、カァちゃんが一息ついて、弁当開き！

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　京風弁当・１０５０円

　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　神戸の肉弁・９８０円　

　　　　　
　　　　　　　　　　　　熊本駅で・１０５０円　

カァちゃんもお疲れのようで、食事の準備をせずに済む弁当でホッとしているみたいだ。

さて、くだんの駄猫トン。
しばらくは、カァちゃんの布団に仲良く寝て居りました。
しかし、カアちゃんの寝相のワルさに辛抱堪らず　・・・
ヒゲ父ちゃんの枕元に、　「　ニヤーオ　」　と移動して来たのでした。

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二匹だけの暮らし

それ迄は、絵に描いたような仲良し親子？
寒いせいでも或るんでしょう。ヒゲの左手二の腕を枕にして、猫トンは寝んネ。
そんな２／２３（木曜日）、朝からバタバタして、カアちゃんは出て行った。
新幹線で、大阪に楽しいお遊びだそうです。

さて、旅行は毎度の事なのだが、今度の内の猫トンの反応。
今までは、カアちゃんがショッピングに行くのか、長の御旅行に行くのか、区別が付かないハズ。
しかし、さすがに１７年も人間と付き合って居ると、その違いが判るのでしょう。
今回は、直ぐに異変が起きた。
１時間もしない内に、ヒゲに餌をおねだりに来たのでした。
今までは、カアちゃんが買い物から帰るのを待ってしか、おねだりをし無かったのに。
旅行だから、当分帰って来ないと判断したのでしょうか。
しょうがない、父ちゃんにでも頼もう。

驚くのが、カアちゃんが行ってからは、ピタリと別寝。
猫トンは、カアちゃんの布団にひとりで寝る様に成り、ヒゲは少しムクれてます。
この変化は、ナンなんでしょう。
まるでカアちゃんの布団を番してる様なかたくなサ。
餌、水、排泄以外は、ほとんど寝ています。

ヒゲは、猫トンも打ち合ってくれ無いので、全く静かな生活。
うるさいカアちゃんが居ないせいか、血圧は判で押した様な健康数値！
何と云う皮肉な話でしょう。（笑）

ひとり暮らしで、怖いのがひとつ有ります。
ヒゲが新聞をマンションの入り口に取りに行く時ですが。
こんな寒い時期に歩くと、当然ながらヒゲの左足は固まります。
途中でツコケたら、此処にはつかまり立ち出来る場所はありません。
誰れかが気づいてくれる迄、ヒゲは横たわって居るしか無いのです。
困ったちゃん　・・・

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店選び、その後

さて、前ブログで　・・・　何とか店を選び、入店しました。
しかし、これからは、ファイブ・センスが頼りです。
と言うのは、折角の遠い見知らぬ土地での食事。
一回きりのチャンスかもしれません。
つまらない店で気に入らない料理を頂くより、駄目と判断したらビールと突出しだけで、
ソコは失礼しましょう。
では、判断の基準はどうか？　ですが　・・・

先ず、入口あたりが、造花！（ビニ花）で、きらびやかに飾られていたら、残念ですネ。
寿司屋のドアを開けた途端、醤油のヒネた臭いが鼻に届いたら、諦めてイイでしょう。
これは、醤油の回転が悪い証し。　と云う事は、ネタも？

昔よくあったのが、ドアを開けても誰れも居ない。
入ってみると、奥の部屋から板場が、アクビしながら登場する店。
「　間違いでした　」　と御詫びして出ましょう。（笑）

やれやれ、やっとカウンターに座りました。
ビールを注文した時、出て来たビールグラス。
コレがメーカー試供品なら、期待出来ないでしょう。
ほら、グラスに　KRIN BEER　とか印字が着いてるヤツですヨ。

視線を棚に回すと、紙パックの酒類が並んでます。　これも減点ですネ。
牛乳でも味が変わるのに、大事な酒を紙パックなんて。
更に、小上がり席を見てみましょう。
世界的名画の複製が飾ってあったら幻滅。
“　モナリザ　”　のコピーなんか壁に見える所は、当店では独自の（オリジナル)な物はなにも無い
と宣言してる様なものか。　イヤー、店選びも大変ですね。

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ソーシャル・ネット～デジカメを使え

前ブログで、SNSはラーメンの披露会である事（？）は理解した。
オモロいか？　どうかは別にして。
ヒゲの属して居る所は、先ず食い物の写真が登場して、どこそこの店でコレを注文した、
美味かったと云うコメントで終わるのが多い。
ヒゲも、恐る恐る試しに言葉だけでコメントを書くのだが、まるで目立たない。（笑）
やはり、何はともあれ、映像が無いとパッとしない。

カカァに、何でもイイから、デジカメで写真撮っとく様に言うんですが。
ウチのは、大変凝りショーで、やれテーブルの反射光が多いのスッテンのとグズります。
もう撮り終えた頃には、ラーメン何て延びきって、オジヤの様に柔らかく成りマッセ。

だいたいツイッターは、熊日新聞記者の誘いから始めたのですが、地元熊本の方のツイートは
商売の宣伝ばかり。少しウンザリ。
それではと、将棋の関係の方をフォローすると、東京の方がほとんど。
まあ、悪くは無いのだが。

そんなこんなで、フェイスブックの方にまで顔を出したヒゲ達。
今度は、地方の方とお友達になろうとしますが、ヒゲがチェスプレイヤーと云う事で、
紹介されるのは当然ながら東京の方ばかり。
チェスする人口は、東京が多いからしようがない。
とうとう、お友達候補に紹介されたのは、羽生善治氏。
有り難い事だが、ヒゲは地方の方と交流を持ちたかったので、固辞させて頂いた。
そして今に至るまで、この交流サイトの楽しみがわからない。
歳のせいか？　（苦笑）

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熊本城マラソンの日

２／１９　（日曜日）　今日は、早く目が覚める。
ヤフーから、テレビ番組を見ようとアイパッドを起こす。
途中のニュースで、金喜老さんが立てこもった旅館の女将が、廃業したとの事。
６０年代にあった有名な事件でしたが、今どきヒゲ達みたいな年寄り組しか記憶が無いか？
昭和の、まだ民族差別が歴然と残っていた時代の、ショッキングな出来事でした。

朝っぱらから電話が鳴る。　ふぐの宅配便屋さんからです。
「　マラソンが始まる前に届けたいから、今から来て良いか？　」　と。
　　（　指定時間より早いが、交通規制を避ける為の動きです。　）
勿論、文句なしで受ける。

TVを付けると、マラソンの前哨取材が、ムードを煽る。
人混みは多い！　しかし、みんないかにも寒そうだ。
氷点下と云う熊本では珍しい温度の為か？
背景には、日本一の熊本城が浮き出て、清正公も満足じゃろう。
さて、いよいよスタート。
田園のお客様の息子さんが、スタートのセレモニーを。
悪魔の手下たるヒゲの期待は、素人が粋がって飛び出したのはイイが、
足が毛マツれて転び、後続も次々と将棋倒しに成る事でしたが。（笑）
期待のシーンは無く、チャンネルは鑑定団に変わる。
番組が終わって、再びマラソンに戻ると、最終盤に成っている。
場所は、小学生ヒゲが、遊んで居た熊本城裏手だ。
子供時代の走っていてシンドイ記憶が蘇る。　選手達もきつそうダ。
カカァが、来年は出場すると言い出す。
好きにやるサ。　俺と猫トンはTVの前で応援してマッセ。

その後、TVは囲碁トーナメントに移る。
例の女流・謝さんのゲーム。
男性棋士がアウト・BOXしようとするが、謝さんが鬼の形相で喰らいつく。　（怖）
どうでもいい事だが、彼女、人生で謝ったりする事あるのかしら。（笑）

碁の後は、ビデオ撮りのNHK杯将棋。　こちらも、パシパシと小気味好い。
お互いに、有名な一手パス定跡を踏まえて、木村八段が、６４角なるほど。
お返し、畠山七段８４銀、すげーこんな短い時間に危険な手が続々。
挙げ句、７５桂馬痛ーア。コレを同歩がマズかったらしい。
この時の、一歩が詰みに役立つとは　・・・　。
紙一重なのに、畠山七段の手が速い。　ヒゲの頭では追い付いていけません。
途中、木村八段の顔色が変わる。　真っ赤に成ったのだ。　詰みに気づいたのでしょう。
９７歩成りで、技あり！

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天然トラふぐを探せ～パート１

２０００年代の田園の話です。
ある病院の事務長から、注文が入りました。　「　天然トラふぐを食べたい　」　と。
ヒゲは、一応否定的に答えました。
次の日早速、取り引きの魚屋に問い合わせてみても、熊本には中々入荷しないとの事。
なるほど熊本では、安価な養殖ふぐが豊富。
天然は、下関に送った方が金に成るしナァ　・・・

其れから随分経った現在。
いつもの週刊誌屋で、立ち読みして居たヒゲ。
料理のダンチュのオープニング記事を見て、コレはいけるかもと。
普通そこには、ゲストとか有名人の記事が載るのですが、今日は編集長の自戦記が。
天然トラふぐを宅配便で手に入れての奮闘記。
疑い深いヒゲも、この記事読んで、これなら信用出来そうだと。

早速、宅配ガイドのページを覗く。
ほう、６００gの　“　みがき　”　が、１２.６００円。　ヒエッ！
熊本市内の養殖ふぐ料理店あたりでは、新聞広告には６.０００円位でコースが在る。
それを考えると、材料費だけで、１.２万円と云うのは、イイ値段だ。
さて、天然トラふぐの白子の値段は、　・・・エッ？　６.０００円もするの！
白子一個が、３千円超か？　 セブルーガ・キャビア並みのバブリー価格だな。
これに、コウトウ葱、鍋野菜代を加えると、材料費だけで一人頭一万円にも成る。

しかし、大酒飲みを自認するヒゲが、この歳になるまで天然トラふぐを食べた事が無いとは、
世間様に顔向けが出来ない。
ここは、イッパツ清水寺の舞台で行かなくっちゃ。
次ぎの仕事は、ウチの大蔵大臣たる、山の神・オコゼを如何にダマして判を押させるかだが。
お忙しいカカァ様ですから、やたらに声を掛けてはいけません。
見ると、鼻歌で新聞読みをなさってます。
ジーッと待って　・・・　
最後のいちページを閉じた瞬間、ヒゲは切り出しました。
「　あの～　この時期限定だそうで　・・・　」

　　　　　

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世界ミスコン～選択の余地

先日のカァちゃん還暦誕生祝いのブログに出たセリフ。
メニュー見て酒を選ぶのに、　「　選択の余地はなさそうネ。　」　と言うヒゲのつぶやき。
これは、外食に於いての酒飲みにとって、非常に大きな楽しみが無くなった事を表します。
ひと様は、　「　ヒゲは大酒飲みだから何を飲んでも、同じじゃないか？　」　と。
まるで見境なく餌を飲み込むダボハゼみたいな奴だと、馬鹿にしますが。
ダボハゼだって、それなりの好みが御座いまして　・・・

　　　　　　　　　　

７０～８０年代の和食の店。
日本酒は、三種類ぐらいなモンでした。
灘・伏見の、いわゆるナショナル・ブランド物を置いとけば事足りてたのです。
選ぶ基準は、ネーミングぐらい。　　黄ーザクラ～　 ポン
そんな時代から、日本酒　（　特に地酒　）　の多様性が認められる時代に
変わっていったのでした。
そうして２０００年代、どこの店でも１０種類程度の日本酒を置くようにはなったのです。
コレが問題でして、それ迄勉強もして無い店主が、にわか仕込みで日本酒を研究すると　・・・
客が、どこそこのOO大吟醸が美味いと言うと、直ぐにリストに加わります。
雑誌・ダンチュで、日本酒特集を組むと、ソレッ！　とリスト入り。

こうして瞬く間に、１０種類ぐらいの銘柄は揃うのです。　なんだ、簡単だ！
どの酒も美味い、旨いの大合唱。　世界ミスコン優勝間違えなしみたいなモン。
何故なら、どれを取っても、ボイン・ぼいん・キュッのハリウッド美人。
文句なし！
日本酒なら、いずれもYK３５型美女と云うとこ。
しかし、ヒゲは違います。　　　　　　　　　　　　　　　
最初の一杯、Mモンローが登場。
助平ヒゲは、旨いウマイと天にも登るでしょう。
さて次は？　と登場したのは、Eテーラー。
ヒゲは、またもやシーザー気分で、旨いウマイと立田山には登るでしょう。
でも、これが限度。
右も左も、そんな凄いデカパイに挟まれたら、息苦しい？
次ぎは、ペチャパイ日本女性が天女に見える事でしょう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
つまり、どんな旨い美人の酒でも、これでもか！　と続くのは鼻にツクのです。
しかし、現実的には、東京の専門店でも、そんな見事な酒だけを揃えているのが大半。
入り口から覗いて、カウンターに酒燗器が無くて、威張りくさった大将が居る所は、
そんな店かもしれません。
美味しい美女サケには、ありつけるでしょうが　・・・
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～～～　つづく　～～～

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ジョージ・セル～西部の男

９０年代前半の田園カウンター　～～～　遅い時間、ROO放送のKさんがお出でです。
今日はお一人で、カウンターの右端のヒゲの前に席を。（ 以前のブログにも登場）
Kさん　「　マスター！ バーボンを貰おうか　」
「　ハイ　」　と言って、ヒゲは反対側の左端に向かいました。
バーボンは無かったので、Jダニエルを用意して、ショートグラスに。
ヒゲ　「　旦那！　」
Kさん　「　オーッ　」
そしてヒゲは、其所の端から、ストレートグラスをスルスルと　・・・　
グラスは、ベンガラ色のカウンターの上を滑り、Kさんがキャッチ！
キュッと、ひと口であおって、グラスをテーブルに置いた瞬間でした。
ボーズのスピーカーからは、　『　映画　 大砂塵　』　のテーマ曲が。
何と馬鹿げた店と、ノリの好い客が、その当時の熊本に在った事でしょうか。
こうして、二人のトラは、西部の男よろしく（？）　Jダニエルを飲み惚けたのでした。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

これは、田園BGMの一番簡単な使用例です。
まあ、ムードを出す為のモノですか！？
気をつけるのは、選曲です。
ヒゲの持つ曲のイメージと、相手（ お客 ）が同じかどうかを考える必要があります。
世代間ギャップのあるモノ。
例えばウチの子供達の頃には西部劇なんて物は、レア。
そんな客に、　「　西部の男の飲み方はコウじゃあ！　」　と強要しても受けない？
「　僕ちゃん、バーボンはハイボールで飲ンじゃオ！　」　と。
そんな昔の西部劇なんて知らない子が、田園のカウンターに出くわしたらどうなる？
ストレートグラスが、カウンターの上を滑り込ンで、客の手元へ。
「　ナニ、ここ？　マジックバーなの？　」

そう言えば、マロさんちのブログにあった、将棋　“　駅馬車の定跡　”
そんな昔の局面なんて、今の若い棋士達は知らないそうだ。
まあ、田園であった将棋でも、皆さん穴熊が多くて、ついぞ　『　駅馬車　』　のテーマ曲を
流す事は、ありませんでしたが。（笑）


　　　　　　　　　

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