日本版 ミケランジェロ プロジェクト

ブログで、“映画 ミケランジェロ P ”の話題を何度も俎上に挙げました。
主に、ナチスドイツによる美術強奪に因を発する物語でした。
強奪された美術品を、米軍が取り戻すストーリー。

今度、BSで放送されたタイトルは、こうです。　
《　美術家たちの太平洋戦争　》　【　日本の文化財はこうして守られた　】
法隆寺を愛した米国人 R ウオーナー の物語。
　　　　　　　　　　　　
彼の提案で、日本本土爆撃の標的への制限が。
つまり、無差別（！？）ではない、差別爆撃しようと。
その結果、浅草公園や皇居が、爆撃ポイントから外されていた。
驚きました。
B２９が絨毯爆撃で、適当（！）に爆弾を落としていたと思っていたからです。
あんな高い所から落としているのに、ピンポイント爆撃とは、日本が負けるハズだ。
　　　　　　　　　

極秘資料には、もちろん京都・奈良の多くも外されていたが。
驚いたのは、その中に“　熊本城　”が入っていました。
以前、“　姫路城　”炎上のドキュメンタリーを見た事がありました。
お城は日本人の精神的なシンボルだから、姫路城は爆撃で狙われたと説明があったのです。
なるほど、米軍側が狙うのは理解出来ます。
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　≪　空襲から守る為黒い網を掛けられた姫路城　≫
それなら何故？
熊本城が、外すべきリストに掲載されていたのだろうか。
ヒゲの知識では、旧姫路城の方が、西南戦争でわずかに残った熊本城より、
文化財的にも価値が高いとのイメージがあったからです。
　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　≪　戦前の熊本城・宇土櫓　≫
戦後も、ウオーナーの仕事は続きます。
戦勝国が、賠償金を求めて、美術品を要求したのです。
中国、フィリピン、ソ連等からです。
そのハードな交渉の末、日本の貴重な美術品は守られた。

さて、つい最近のニュース。
やはり、文化財の略奪に因を発するモノです。
２０１２年に対馬の美術品仏像が盗まれた。
やがて、韓国で犯人が捕まったが、一件落着とはいかなかった。
韓国政府が押収したその仏像を、どこに返すべきか？
とうとう裁判に。　　　　　　
元々（？）は韓国の寺に在ったものを、倭寇（！？）が略奪したのだから、
韓国の寺に返すべきだと韓国地裁。
「ワ、ワ、ワコウ！」なんて、もうタイムマシン的な言い掛かりで判決されて。
一体、どこまでさかのぼると良いんだ？
こうなると、時代バックは、ナポレオン時代、十字軍時代　・・・
じゃあ、縄文人にも土器の物々交換の証文を残すように頼まなくちゃならないナ？
いやー、美術品の帰属問題は奥が深い？　（笑）

　　　　　　　　　　　　　
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四神将棋～２

　　　〔　前ブログ（１/１２）の続き　・・・　〕
田園カウンターでの朝鮮将棋の話しから、トントンと進んでいくのです。

H先生　「　おう！　そうか、それならちょうど良かった。
　　　　　　この将棋は、機転が効かんといかんのや。
　　　　　　このパンフレットに　“　四人将棋　”　のやり方が書いてある。
　　　　　　来週までに、覚えておけ。　」

そして、一週間後。
H先生が、三人の客を連れて来店です。
やがてヒゲも、『吉兆』の部屋からお声が掛かります。
「　おい、後輩！　こいつらと四人将棋をしてみんか？　」
三人の相手は、皆、奨励会三段の猛者ばかりです。
こうして、再び無理難題な対局が始まりました。
但し、今回は四人将棋です。

“　四人将棋　”　とは、ほら、先日フジ系TVであった四神将棋の縮尺版みたいなもの。
　　　　　　　　　　
対局は和やかな雰囲気でスタートした。
ヒゲが、右側の奨励会員を「ビシッ🎶　ビシッ🎶　」 と、まるで歩が横歩きする様に
攻撃を始めてから、みんなの顔色が変わった。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
これは、ヤバいとでも思ったのでしょう。
あろうことか、三人のプロは露骨に組んでヒゲに対したのです。
四人将棋も四神将棋も、三人に組まれるとどうにもなりません。
あのTVでの山口絵梨子二段が、三人がかりにやられた様に。
但し、えりりんの場合はプロひとりに、素人三人がかりです。

「　ゲッ！　素人一人に、プロ三人がかりで組むのは、やり過ぎじゃあないの！　」
とヒゲが叫ぶと、H先生は大喜びです。
そこまでしないと、ヒゲ一人に勝てないからです。
H先生　「　どうだ！　熊本にも、こんなヤツが居るんだぞ。　」
大笑いしながら、冷酒をクイッと空けられたのでした。
そんな奨励会の三人、お名前を聞いてなかったけど、今どうしておられるのでしょう？
上手くリーグを抜けて、プロ棋士で活躍しておられる事を祈るばかりです。

　　　　　　　　　　　　　
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嫌われトランプ

歴史上、最も嫌われ者同士の不毛な闘いが終わり、南北戦争並みの分断を残した
アメリカの新政権がスタートした。
これが、まあ、面白い！
いや、関西弁の“オモロい！”の方が似合っているかもしれない。
こいつは、馬鹿か天才か？、はたまた希代の詐欺師か？
トランプ劇場の始まり、始まり～　　　　　
いきなり、オバマケア廃止。
前任者の遺物なんて、やってられるか。
TPPもナフタもチャラや。　ワッ、ハ、ハーハー　
まるでオセロゲームみたいに、パタパタとひっくり返す。
「　今日からは、あんた黒色やでぇー　」　と言われてもなぁ～？　

あれ程時間と経費を掛けて成立させた方式を、まるで鼻紙をポイとゴミ箱に捨てる様に廃棄。
保険の善し悪しは別にして、何のための努力だったのか。
日本人は関係ないけど、こんなやり口でアメリカ人は納得するのかしら?
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
『　バイ　アメリカン　』　を、今の若い人は知らないでしょう。
８０年代アメリカ、白人労働者が大きなハンマーで、日本製の車を叩いて壊して、
うっぷんを晴らしていた事を。
ジャパン アズ No.１は、けしからん！
アメリカ グレイト アゲインだ！
日本たたきは、楽しいぞ！
　　　　　　
補佐官　「　大統領、イスラム教徒はどうしましょう？　」
　「　そんな奴らは、ジャップの様にネバダの砂漠に、板張りの強制収容所を建てて詰め込め。　
　　　抵抗する奴は、射殺しろ。
　　　リメンバー　パールハーバーだ。　リメンバー　トレードセンターだ。　」

補佐官　「　大統領、メキシコ野郎はどうしましょう？　」
　「　ヒスパニックどもは、諸悪の根源だ。　国境に万里の長城を建設しろ。
　　　ついでに、壁には赤いネクタイを描いてやれ。
　　　俺様の偉大さにひれ伏すだろう。
　　　壁の代金は、メキシコ大統領に請求書を送れ。
　　　今日からは、鎖国する。
　　　俺様をトランプ将軍様と呼べ！　カッ・カッ・カッ・カー！　」
　　　　　　　　　　　　　

ヒゲは想像した　・・・・　
６０年代撮影の“　七人の侍　”　のリメイク版、米映画“　荒野の七人　”　を。
　　　　　　　　

　　　
　　　　「　親分、てーへんです。
　　　　　　隣人のメキシコの村人を助けに行ったら、何と！、壁が出来てて馬が通れませんゼ。
　　　　　　リオグランド川にも行けやせん。　」
　　　　「　!?(･_･;?ナニ！？　俺たちは村人の用心棒のハズ。
　　　　　　貧しいけど善き隣人のメキシコ人を助ける、アメリカン・ヒーローじゃあないのか？　」

「　おー、俺のポン友・プーチンよ、ご機嫌いかが？　　　
　　俺たちは気が合うし、どうだこの際、同盟した方が良いと国民も共和党も言ってるんだ！　」

こうして、世界の運命は、核ボタンを持った激情型政治屋にゆだねられた。
アメリカ万歳、アメリカさえ良ければイイってことかい。

　　　　　　　　　　　　　　
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時代遅れ定石？

１１／３　（木曜日）　新聞を拡げると、思いもよらない料理が紹介されていた。
経済面に　・・・
　　回転寿司のくら寿司のサイドメニューの新商品として牛丼を販売する。
　　米国産のばら肉と国産タマネギを使う。
まあ、ここまでは良いでしょう。
しかしだ　・・・
　　たれに、マグロやアジなどの魚から取った魚介だしに、醤油やみりん、
　　酒などを混ぜ合わせたとある。

同じ紙面に　・・・
　　近大マグロのカレーうどん、エースコックのカップ麺 発売へ
　　近大マグロの中骨のだしを使って。

最初の牛丼には、魚介だしを使う！
この方式に、ヒゲは驚きました。
ヒゲ達の頃の料理定石には、肉の料理には肉の出し。魚の料理には、魚の出しを使うでした。
例えば魚のクリームソースなら、白身魚の出しを使うのが正しいと聞かされていたのです。

それを、“くら寿司”さんの牛丼でいえば、牛肉料理に魚の出しを使うと云う。
はあ～？！　今は何でもアリの時代ですから、珍しくもない事なんでしょう。
まあ昔でも、“鰹だし”を使って、色々作っていたことを考えると、そんな違和感は
少なくなるのか？　（笑）
　　　　　　　　　　　　　　　　　
しかし、ヒゲは、マグロの中骨の出し（？？）と聞いて、どうしても生臭いイメージが漂ってきます。
以前、魚屋から中落ちを貰い、身を欠きとった後の骨をボイルしたら、生臭い匂いが発生したからです。
しかし、そんな昔の概念にとらわれていると、時代に取り残される。
いや、もうとっくに時代遅れ人間だが。

物は試しに、エースコックのカレーうどん・近代マグロとやらを頂いてみよう。
きっと、ヒゲもひっくり返る様な美味しさに違いない。
コンビニにあるそうだから、カァちゃんに買ってきてもらうとしよう。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　
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初飲み

１／１６　（月曜日）
芸能人も解くと言うセンター試験問題。つられて、准高齢者ヒゲも挑んでみた。
約２０年前に一度だけ、解いた事があったっけ。
英語の試験はまずまずだが、グラマーがらみのが随分悪かった。
世界史Bは、もうお手上げ。こんなに難しかったか？

今夜は、今年初めての外飲み会。皆さん、来てくれるか心配です。
と云うのも　・・・・・
何しろ、アベとそのシンパが、“共謀罪”なるモノを謀議（！）している最中だからです。
天下国家を論じる我々が酒を飲んで、政権の悪口を酒の肴にしただけで、
官憲どもが逮捕を目論んでいるハズだ。
どこで言い掛かりを付けられるか、わからない。
下手すると、酒飲み過ぎ違反でお縄に。　（笑）
晋三のことだ、国家転覆罪とか内閣騒乱罪とか、国民のあずかり知らぬ間に仕掛けることだろう。

そんな脅しに屈せず、先ず、M・マウンテンさんが来てくれた。
芹沢八段初めての本を手に入れたとの報告です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
こんな寒い日には、日本酒の燗付けがありがたい。
今日は、酒燗器がカウンターにセットされている。
但し、此処のはチロリ方法だから手慣れてないと大変だ。
“ささの”の奥の席は、貸し切り団体で賑やかです。
直ぐにT先生も揃い、話しはやっぱりトランプ野郎の事に。
大統領就任三年目に暗殺か！？
犯人は、熱狂的なトランプ支持者だと予想。
　　　　　　　　　　　　　
地名の話しから、航空戦艦・日向みたいなマイナーな話題まで飛び出す。
ヒゲ達はビールと日本酒だが、奥の団体さんはハイボールが多い。
ドリンク・サーバーのハイボールってえ、そんなに美味いのか？
ヒゲ的に言えば、そんなモン、中学生の飲み物の印象だが。
それにしても、団体客は誰も日本酒を飲まないのが時代を感じる。
予算の都合だろうか。

話しは、AI とチェスの関係に。
マシンが棋譜を調べてランク付けすれば、歴代チャンピオンで誰が最強か？
フィッシャーは第何位か？　等と。
最近、将棋連盟を騒がす一致率（！）のパーセンテージで決めるみたい。
するとT先生から異議が。
それは昔からよくある、歴代ヘビー級チャンピオンで誰が一番強いかの論争と同じで、
意味がないのではと。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
ほら、JルイスとMタイソンが、もし闘えばみたいな。
こうして、話しはT就任演説並みの、つまり居酒屋の愚痴レベルで
楽しく更けていったのでした。

　　　　　　　　　　　　　　　
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逃げ恥

TBS系の人気ドラマ　『　逃げるのは恥だが役に立つ　』
　　　　　　　　
訳のわからない題名だが、まあ一度ぐらい試しに見てみよう。
最後の石田 ゆり子さんの、“　恋ダンス　”　が素敵！
ドラマのメインテーマは、契約結婚です。　　
なるほど　・・・　。
お互いに困って、ケイヤクと云う形式を選んだようですが。
主人公の男性が、嬉しそうにつぶやくセリフでピンときた。
契約結婚相手が作ってくれた手作り弁当を前に、色艶が良くなった自分の顔を見ながら、
つぶやくセリフ。
「　こういう契約結婚みたいなのも良いナ～～。　」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
此処のブログで紹介した昔の格言。
　『　小人閑居して不善をなす　』
若者、特に男性のイイ若いものが、何もせずに独りでぶらぶら家に蟄居しているのは、
良くないと。

更に、その同じブログで紹介したのは、　
　『　ひとり口は喰って行けないけど、二人口なら喰っていける。　』
ヒゲ達世代迄は、世話好きオバサンが居て、どこからか縁談を見付けてきて
話しをまとめたモノです。
見合いと云う名の契約結婚みたいなもんです。
負けるのが怖い、草食系男子の尻を叩いて、ゴールインさせる役割。
格差社会の日本で、貯蓄がなく年収が低くて、煮えきらない草食系の背中を押してまとめる。

「　そんな見合いの話しでの結婚なんて、愛情が起きないでしょう？　」と、女性が問います。
すると、オバサンは答えます。
「　なーに、愛情なんて一緒に暮らせば、そのうち湧いてくるものヨ。　」
草食男子は言うでしょう。　　　　　　
「　だってボク、婚活パーティーで年収のリボンを付けて貰えないんだ。　」
なるほど、今の世の中、女性は男の年収に執着するそうですから。
「　だってえー、チャペルで式を挙げたいし。新婚旅行は蒼いエーゲ海が素敵でしょう。
　　旅行から戻ったらタワマンに。　それには、年収と貯金でしょう！　」
オバサン　「　そのチャペルとエーゲ海を辛抱しなさい。
　　　　　　　　その分の貯蓄で、所帯を持つのよ。
　　　　　　　　すると、不思議な事に、少ない給料でも何とかやって行けるの。　　
　　　　　　　　昔の人は、うまい事言ったもの。
　　　　　　　　二人口なら、何とか食べて行けると。　」
今時、居なくなった世話焼きオバサンが、懐かしい日本です。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　
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閉所恐怖症

N.N 君へ
F.Bでのコメントには長すぎるので、こちらのブログにて失礼いたします。
引き合いに出すこと、お許しを！

今度のブログ（便所ごっこ）を投稿したところ、その頃の生き証人さん（笑）から、
Facebookにコメントが来ました。
あまりに面白いので、皆さんにもご紹介したくなりました。

コメント　【　ほほえましいですネ。
　　　　　　　そういえば、先輩の弥生荘での寝床、押入れだった様な…。
　　　　　　　男たちは、元来狭いとこが好きなんでしょう。　　　　　　　　　　】

７０年代、京都市北区衣笠。
そこに、弥生荘と云うアパートが在りました。
先日の都道府県対抗女子駅伝で、雪の中を女子選手が疾走した道路の近くです。
そこは、ヒゲみたいな真面目な学生がたむろする館。
だから、チェスの仲間のN・N 君たちが、学問（！？）しに来る様になりました。
夜の学問と言えば、中国語。
チーとかポンとか、それは熱心に勉強したもんです。
やがて、勉強に疲れて、ひと眠りしようとなります。
ご存知の様に、中国語には四人必要です。
弥生荘の部屋は、まるで利休好みの茶室サイズ。
４畳のスペースには、三人しか横になれません。
その時、ヒゲは当たり前（？）みたいに、押入れに潜り込んだのでした。
昔、小さい頃に、よくしていた様に。（笑）
これで、何とか四人は休めるのです。

最近あった、大手建設会社のCMを思い出します。
天井の高いマイホームで、親子が楽しくくつろぐ光景。
子どもの放ったボールが高く舞い上がっても、天井には当たりません。
なんて広々とした建物でしょう。
奥さんが喜びます。　「　天井が高いって良いネ～　」
しかし、主人役の竹野内豊がつぶやきます。
「　本当は、天井の高いのは苦手なんだよナー　」
そして、押入れ風なとこに潜り込んだ格好で、つぶやきます。
「　本当は、狭いとこが好きなんだよナ！　」
ヒゲは嬉しかった。
閉所好き好き男は、自分だけではないんだと確認できて。　（苦笑）

　　　　　　　　　　　　　　　
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便所ごっこ

１２月になり冷え込んできたので、掛け布団を厚い物に替えました。
それに合わせる様に、ネコ達の動きにも変化が。
夜の家飲みが終わって、ヒゲが布団に潜り込みます。
すると、マールが直ぐに布団の上に乗ってきます。
しばらくして、銀も布団の上に。
一歩遅れたギンの方が、ヒゲの左腕に頭を乗せて寝ました。
普通は、これで巧く落ち着きます。
しかし、マールが先に、ヒゲの左腕で寝る事も。
すると、事件に！！
センター（？）をめぐる、猫同士のいさかいが勃発するのです。　（笑）
こんなに仲良く、ヒゲの膝を共有することもありますよ。
　　　　　
　
これからは、チョッと臭い話になりますが　・・・　（スイマセン　）
ヒゲには、妙な奇習があります。
トイレのドアを開けっ放しにして、用を足すのです。
９９年の手術以来だから、病気のトラウマなのでしょう。
特に、MRI検査で、体を縛られたり、頭にすっぽり覆いをされてからいけません。
狭い空間がイヤなんです。
前は、狭いとこ大好き好き人間だったのに！

体が不自由になってから、狭い空間は全くダメに。
タクシーや寿司屋などで、限られた狭い空間に詰められると、
たちまちエコノミー症候群風でバタリと倒れます。
そんな訳で、我が家ではオープン・ドアの用足しです。
臭いから、カァちゃんは困り顔。

そして最近では、猫達がそのトイレに一緒に入り込みます。
特にマールが、トイレ好き。
ヒゲが腰掛けている間、トイレの飾り棚にピョンとワープします。
そこには人形なんかが置いてあり、猫の額ほどの着地点しかないのですが、
上手に跳び乗ります。
そして、ジッと待つのです。
ヒゲはと云うと、便秘ぎみで、難産の末やっと排泄を終えます。
もう、余り力が残っていませんから、立ち上がるのは大変です。
我が家は、障がい者用の手すりが設置してあるから何とかなりますが。
左手で手すりを支えにして、右手はズボン・パンツを握りしめて立ちます。
この時、ゆっくり用心して動かないといけません。
何度、転けた事か。　(笑)
随分と時間が掛かるのですが、この時を、マールがじーっと待ってます。
棚から降りて、便器のふちに手を掛けて、中をのぞき込むのです。
ヒゲの汚物が浮いたソレを、一心不乱！（笑）に見つめるのです。
暫くして、やっとズボンを引き上げたヒゲが、排水のボタンを押します。
流水の渦に汚物が消えるのを確認したマールは、その瞬間、なぜか脱兎のごとく
便所から逃げ去るので御座います。　（笑）

トンも、度々トイレに同伴していましたが、足元にお座りしているだけでした。
銀も同じく、トイレお伴の常習者で、おもろいドラマが色々あります。
又のくさや談義を乞うご期待に！！

　　　
一年振りに会ったギャングから優しく（？）されて、じっと我慢の銀。

　　　
今朝、ヒゲが起きてから間もなしの光景。
　　
　　　
リハビリに行くので、席を立った後。

　　　　　　　　　　　　　　　
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天ぷらの楽しみ～エビ２

さてさて、毎度の事ですが、ながらくお待たせ致しました続編です。　(笑)

エビの下準備　・・・
背わたを取って、立て塩で揉み洗いをして、フキンで水気を取った海老。
見習いヒゲの作業は、ここまで。
後は、上の人の仕事になります。
これから先は、主に小出刃の登場です。
天ぷらに揚げた時に、ピンと腰が伸びた状態にする為の仕事が、エビの腰折りです。

この行程は、必ずしも必要な作業ではありません。
この仕事を省いてエビを揚げると、つの字に曲がって出来上がるだけです。
家庭で気にしないなら、このつの字揚げでもイイかもしれません。
　　　　　　　　　　　　　　
日本人好みに、ピンと腰を伸ばした真っ直ぐな姿勢を良しとすると、後ひと仕事必要です。
　　　　　
エビの身には筋があり、加熱により筋が縮じみ曲がります。
特に、下半身の筋が要注意。
この筋をカットする事で、曲がらずに揚がるハズ。
ところが、こんな簡単に見える工程でも、色々なドラマ（？）が潜んでいるから、面白い。
人により、そのやり方は千差万別で、笑えるほどに違うのです。
その実録ドラマを、ご紹介します。

最初に失敗するのが、筋をカットする時の包丁の深さ加減。
切って仕舞わないように用心すると、カットが浅くなって筋が残り、曲がってしまうのです。
その失敗に懲りて、カットが大胆になると、「あらっ、シマッタ！」　となり、
尻尾を切り落としちゃうことに。
そんな時は、切れた箇所を爪楊枝で、仮のくっ付け補修をしましょう。
天ぷらに揚げた後、爪楊枝を抜くのを忘れない様にネ。
　　　　　　　　　　　　　　　　　
さあ、筋切りの為に相出刃を使うのですが、エビの腹身に対し直角に入れる方法と、
エビの身に対しやや斜めに入れる方法があります。
後者の方法の時、尾っぽの部分がねじれて、螺旋状になるのに注意しましょう。
　　　　
この包丁で切る時も、ちょちょいと直角に３〜４箇所入れる者。
或いは、まるで腹側を蛇腹きゅうりするみたいに、斜めに細か～く入れる者がいます。
オモロいですネ。
さて、この包丁を入れた後に、今度はその部分を腰折りと云う作業が待っています。
両指で、グキッグキッとマッサージするみたいに、腰を延ばす工程です。
やり方によっては、身が細長く延ばされて、最初の長さより１.５倍ぐらいになります。
海老の歯ごたえはなくなるけど、見た目の大きさはスゴい事に。

この作業、猛者になると海老二匹を同時に筋切りして、出刃包丁でポンポンと腰折りする技が。
専門店では、包丁を使わずに指で腰折りする名人芸も。
更に、今は、スゴい楽ちん裏技があるそうです。
業務用のXプライス店等で、冷凍ショーケースを覗いてみましょう。
南洋の人たちがやってくれた、皮をむいて腰折りもしてある海老パックがあります。
たちどころに、天ぷらを揚げる事が出来るらしい。　（驚）　
　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　～～～　またまた、つづく　～～～

　　　　　　　　
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教師今昔物語

１／９（月曜日）の熊日新聞の社会面をのぞいたら、面白い記事があった。
見出しは　・・・　《　　襟元を絞め　　３生徒気絶　　福岡の３０代講師　　》　
福岡県の添田中学校での出来事だ。
男子生徒を指導する際に、制服の襟元を絞めて、悪ガキ３人を気絶（！）させていた。
一人は過呼吸になり、病院に搬送。
行き過ぎた指導として自宅謹慎。
講師は格闘技の経験者とある。
ああっ、懐かしい！？（笑）
平成の現在でも、こんな勘違い教師が居るのか。

昭和３０年代、熊本城が良く見える藤園中学校。
悪ゴロの生徒たちが、戦々恐々の眼（まなこ）で見つめるのは、
技術の教師K村の持つ新品（！）の木製コンパスです。
その頃、まことしやかな噂が学校で飛び交っていたからです。

製図をする為の金属製のコンパスではなく、黒板に円を描くための
大型木製コンパスがありますネ。
先端には、チョークを挟むグリップがあります。
こんな感じ　・・・　　
実際には、この木製コンパスが円を描く事は余りありませんでした。
カラテ経験者・K村が、意気揚々と肩にかついでくるコンパス。
主に、竹刀代わりに威嚇の音を出すのに使われました。

普段は、訳もなく平手で生徒の顔を打つのが得意な教師K村です。
ある時とうとう、コンパスが武器として使われ、生徒をブッ叩いて破損してしまったと噂が。
つまり、K村が新品のコンパスをかついで現れたら、生徒を殴打した噂は真実だと分かります。
だから、悪ゴロ達は廊下に並んで、真相を探るべく、コンパスが通るのをひたすら待ったのでした。

その年の１２月、クリスマスが近づくと、中学生ヒゲは店の皿洗いに駆り出されます。
当時はどこでも、店屋の子供が繁忙期に店の手伝いをするのは、ごく当たり前でした。
カウンターで、オードブル皿をすすいでいるヒゲに近づく者がいました。
ヒゲが気付くやいなや、教師K村は少年ヒゲの襟元を絞めて持ち上げます。
「　おい、貴様！　勘定ばまけろ！　」　　　　
なんて言葉でしょう。
これが、家業の手伝いをしている生徒に発する日本語でしょうか！？
さすが、格闘技の経験者です。
襟元を絞められているヒゲ少年には、息も返事も出来ません。
かろうじて　「　ボ、ボ、僕、には、分かりません。　ウゥーッ～　」
血の気が引いて青ざめるヒゲを見て、レジ係りのおばさんが飛んできました。
襟絞めが緩み、ヒゲは気絶寸前で助けられたのです。
ぺっとツバを吐き、悪びれる事もなく、教師K村は出て行ったのでした。

　　　　　　　　
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