田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

天然魚 ~ 母ちゃんの補足(2/8分)

2009-02-12 18:55:47 | よもやま話・料理編
ヒゲも 「 これは、何かの間違いだろう? 」 と。
一枚 = 1500円 の平目を見た時だ。
1kg近い、クタクタの天然物が、養殖物より安い!
漁師は、やってられない値段だ。 普通は、3000~3500円だ。
おこぜの値段もそうだが、昔の高級魚は暴落している。
今どき、扱いにくい魚を使う店は余り残っていないのか?

その昔、ヒゲも額に汗して、天然白身の活魚を手に入れてました。
いったん卸したら、今度は使い切る努力が必要です。
時には、客が来ない事で、冷たい汗が背中に流れます!

そう言えば、最近はどこのお店でも、白身刺しを頂いていないなぁ。
出てくるのは、鹿児島産・養殖カンパチとノルウェー産・養殖サーモン、
パック入り剥き烏賊ばかりだ。

そこで、思い出した事があります。
20年程前、開店して間もない西銀座通りの田園 ・・・
ある画家 (ヒゲの小学生時の家庭教師=遊び相手) の方 
 「 幸ちゃん、俺にはマグロてん養殖ブリてんの刺身は要らんけんね! 」
ヒゲ (ニタリとして)
 「 ハイ。 内には、そぎゃんよか魚は手に入らんです!? 」
そして、その画家先生は、白身をメインの盛り合わせに御満悦でした。

ヒゲは、今、福岡まで行ける様に、懸命(?)にリハビリ中です。
T先生に博多で “ いい処 ” を教えて頂く為だ。
“ 吉兆 ” がボツになったので、ひとつ条件を付けた。
「 先生、博多で、マグロとかカンパチのない寿司屋(!!)を御願いします。
あ、玄界灘で釣れたマグロなら、構わないですが。 」
             「 エェーッ!? フム、フム、 」

     

                      

コメント
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