冬は燗酒

寒い季節の外飲みでは、最初の飲み物に球磨焼酎のお湯割を注文します。
寒さが苦手なヒゲは、本当は日本酒の熱燗がイイのです。
しかし、今の時代、なまじ燗酒を頼むと大変な目に会う事もあるんです。　（笑）

燗酒を注文する客が、普段いないせいか、店側も大混乱します。
先ず、酒燗器が置いて無い。
在っても普段の注文が無いから、水が入ってない。
慌てて、水を満たして火に掛けます。
そして、何時使ったか分からぬ様なトックリに、酒を入れるのです。
さあ、燗付け用にはどの酒を選べば良いのか？
思い余って、ヒゲに逆質問してくるウルトラＣ店主も。　（笑）

だいたいの店は、　“　レンジでチーン！　”　が多い。
コレが、結構難しい。
細かいノウハウが、確立して無い処がほとんど。
細長いお銚子を、レンジ加熱すると、上部の方から温まる。
更に加熱すると、上部の方は熱くて手で持てなくなる。
熱い場所が片寄る仕上げに。
技術的には、お銚子の上側１／３にアルミホイルを掛けて、マイクロ波を下部側からも吸収させるテクも。
そんなコンナで、やっと登場の燗酒です。
しかし、レンジ方式は、付け過ぎたりで、いわゆる荒れた味が多い。
だから、まあ、最初のドリンクは無難なモノを選んで、先ずは体を温めるという手段を。

店屋でさえこのザマですから、家庭で燗酒など今の世では夢の世界です。
いまどき奥さんに、燗を付けて貰える旦那は、どのくらい存在するモノでしょうか？
興味もわきますが　・・・
と、と、と、所がヒゲが発見した、めっちゃ優れものがあったんです、我が家に。
皆さんにご紹介したいのが、写真の容器。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　≪　高さ　１５ｃｍ　≫

初代の電子レンジを買った時（数十年前）に、付いて来た記憶があると、カァちゃんは言うのですが？
勿論、燗酒用ではないことは間違いないです。
底が安定していてタップリ容積があるので、一度の　“　チーン！　”　で充分な量の酒が温まる。
しかも、木葢のお陰で、冷えるのが遅い。
熱燗にしても、把っ手を持つので、熱くない。
最近のヒゲは、カァちゃんのデパ地下半額セールの刺身の肴の時は、直ぐにこの西洋燗付けトックリを出して、
ひとり静かに、日本酒を愉しんでいます。
カァちゃんも、こっそり横から手を出して、チビチビ（？？）とやることも。

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ペットの焼きもち？

長男宅のペット達（猫２匹と犬１匹）の環境が変わったのは、孫の誕生だった。
躾も行き届いたのか、まだ仲良く遊ぶとまではいってないが、何の事無く同居している。
只、猫と違って、犬は淋しそうに見える時がある。
パパママの愛を独占して、甘えっぱなしだったのが、二番手に成り下がった？

孫を抱っこしていると、必ず膝の上に乗りかかってくる。
「　僕も、一緒に～　」　クーンクーンと訴えて舐め舐めする。
又、孫の姿が見えないと、この時とばかりに、ベッタリと甘える。
「　かまって、かまって～　」　と。
二番目の子が産まれた時の、最初の子の様子と同じだ。

写真は、熊本に来た時のもの。

ヒゲ爺の昼寝の横で遊んでいる孫に、付き添っているつもりか？

　　　
　　　　　　「　ベッドから、落ちないようにするのよ。　」


　　　　　　　　
　　　　　　　　　　しっかり見張りしているのか？　孫も嫌がらない。

　妹が遊びに来た時も、こんなして　・・・

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ノロ対策

１／１８　（土曜日）　　　今日は、リハビリの日。
昨日気付いたのは、特に左手指の機能障害の低下が著しい。
無理もない、ポリープ入院中の点滴は、全て左手に負担させたのだから。
まったく動かせない期間が長過ぎた。
左手指のリハだけでも、当分掛かりそう。

外は、凄まじい寒さです。
ヒゲは、当然のガードで、カイロを帯同する。
カァちゃんが、車椅子を押して進むのですが、ひどいアゲンストです。
寒～ウ！
やれやれ、やっとＳ村病院のリハ室の扉を開ける。
所が、いつもと様子が違う。
何時もは、車椅子のばあちゃん達がズラリと、壁側に並んで居るのですが　・・・　？
今日は、ヒゲ達外来のモノが二三人しか居ません。
ヒゲ　「　アレッ、今日は、ばあちゃん達が少ないネ？　」
リハ先生　「　ハイ、例の静岡・浜松のノロウイルス事件（？）で大変です。
　　　　　　　病院も、インフルエンザ感染対策もあって、集団で集まるのを自粛してます。　」
なるほど、下手に年寄り達にリハビリさせて、集団感染させたら元も子もないからな。

そう言えば、正月早々に、ここのブログでヒゲの　『　初悪夢　』　をテーマにしました。
《　　一、　ノロ。　　二、　マルサ。　　三、　アガル。　　》
ヒゲの怖がるナイト・メアの顔触れで、半分冗談みたいなモノでした。
そのランク第一位の　“　ノロウイルス　”　が、まさかの正夢に成ってしまった。
静岡から始まって、京都の病院では死人まで出し、じゅうたん爆撃の様に、日本列島を蹂躙している。
比較的安全と思われる、学校の給食パンまで汚染とは、一体何を信じてイイのやら。
最凶（！）ノロは、事に、たちが悪い奴です。
何処からか、のろっと入ってきて、気付いたら何時の間にか、菌が拡がっている。

ヒゲ達の時代の学校給食。
決して、今より衛生状態が良いとは思えなかった。
しかし、こんな激しい集団感染は、記憶には無いのだが？
いやはや、シャバは難しくなったモノだ。

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飯がいける～

「　友達が、隣（？）の医療センターで人間ドックを受けているから、おしゃべりに行ってくる。　」
そう言って、カァちゃんは出かけた。
「　検査しているのに、話す時間があるのか？　」　と問いただす。
何と、ヒゲが苦しんだ大腸検査前の２Ｌの水（？）を飲む間だから、たっぷりあるそうだ。
女ってすごい！　と、感心しながら見送った。

帰ってから、　「　“　こぶ高菜　”　って、知ってる？　」　と質問。
友達から聞いた話で、美味いらしい。
ヒゲは、初耳だった。

それから数日後。
「　あった、あった！　高菜にしては高かったたけど、買っちゃった。
　　セロリ―並みの価格だね。　」　と御披露。
あ、この御披露は、いつもの事です。
買い物から帰ったら、先ず、ヒゲの前に袋が置かれます。
説明付きで披露が終わってから、所定の場所に仕舞われるのです。
シャバから疎くならないように、外の刺激を運んでくるのだそうで、何とも嬉しい限りです。(笑)

　　　　　
これが、　“　こぶ高菜　”　です。
カァちゃんも、初めての品。　鶴屋デパートで、この三枚を２００円で買って来ました。

早速、翌々日の肴に。
　　　　　　　　　
浅漬け特有の香りも楽しめて、焼酎にも酒にも合います。
しかし、　ヒゲは困るんです。
最後に食べる飯が、いけていけて！
予てより準備してあった、白菜漬けも出てきて、尚のこと。
居候じゃないけど、そーっと茶碗を出してしまいました。
「　食べ過ぎないようにね。　」　と注意を受けながら、頂きましたとさ。　
　　　　　　　　　　　　

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きみ（黄身）と出逢った～！

コレは、朝ドラの話ではありません。　（笑）
“　黄身返し卵　”　と云う料理の話です。

先日のケンミンショーで、全国の卵料理ランキング１０が発表してあった。
なるほど、工夫がうかがえる卵料理が多く、唸らせてくれます。
しかし、第一位と公表の料理には、首をひねった。

１９９０年代、田園の店の深夜。
月末で、事務処理が多い日です。
ママちゃんは、レジ台で真剣なまなざしで取り組んでいます。
事務員も雇用しておりましたので、現場の処理も丸投げ出来るのですが、
目を通さないとダメなママでした。
親父の時代、任せっきりで痛い目にあっていましたので。
今夜は、現金で持ち込まれた売掛金も多いようで、長時間忙殺されそうです。
しょうがない、ヒゲもカウンターで時間が掛る仕事を始めました。
ママちゃんの、立ったままのレジ＆帳簿付けの仕事は、慣れないとふくらはぎに痛みが走ります。
二階と三階の部屋の挨拶廻り、座位での接待、気付かれも大変な後の上に、
お酒もたんまり飲まされて（！）おりますから、なおさらの事です。
やっと終わる頃、ヒゲの仕込みも終了です。
やれやれ、二人して我が家に戻れます。

次の日の夕方、田園　・　桜の席。
いつもの○葉ちゃん達が陣取りました。
ほら、ここのブログで、ＮＨＫ大河ドラマの田園版を紹介しましたよね。
その　“　太平記　”　で、バサラ大名を演じた方ですよ。
Ｋ市役所で、建築関係の勤務した。
朝ドラの杏の旦那さんと同じお仕事かも？

ヒゲ　「　今日の付き出しは、ゆで卵です。　皮を剥いてお召し上がり下さい。　」
ニタリと笑いながら、黄色いエッグ・スタンドと食塩を出しました。
しばらく後、○葉ちゃん
「　マスター！　この卵はネマっとるばい。
　　だって畏れ多くも、伊邪那岐命（ イザナミのミコト）以来、ニッポンの卵は、
　　白身は外側に決まっているたい？
　　バッテン、こん卵は逆さまになっとるバイ。
　　だけんコレは、ねまっとるに違いにゃあ！　（笑）
　　ほんなら、シメハリ（〆張鶴・新潟 ）ば貰おうか。
　　マスターも一緒に飲もう！　」
　　　　　　

“　試してガッテン　”　で紹介された、黄身と白身が相混ざった様な卵ではありません。
白身も真円形のゆで卵を、まるで当たり前みたいに塩を振りかけて、ツマミにしていったのでした。

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戦友逝く

昨年の１０月から、今年の初めに架けて、様々な別れが。
ＡＬＳで長い闘病中だった、カァちゃんの弟。
此処のブログで登場するＴ本さんと、山口の上品な旅館に行った時の事。
フクや瓦ソバを肴に、肥後男のすさまじいバカ飲みを天下に披露した事件（？）仲間。
長州のお姐さんを呆れさせた飲みっぷりだった！

その後、同級生のＭ田君との別れ。
癌の再発・転移を幾度も乗り越えての闘いだった。
やはり、ブログにも登場させたが、ヒゲとランパブで大酒飲みに興じた事も。
毎年の夏の同窓会では、盛り上げ役に徹してくれてたのに、今年からはいない。
カラオケでマイクを持ちたがるけど、音程がいつも一度狂ってて。　（笑）

すぐ後、検査や入退院の日々を過ごしていたヒゲ。
暮れも押し詰まった頃、大瀧詠一さんの訃報が飛び込んできた。
解離性動脈瘤との事で、ヒゲは特に関心を持った。
報道では、リンゴを喉に詰まらせてとか？
なんだか分かった様な？　分からぬ様な説明でした。
ヒゲは、　“　うまかっちゃん　”　即席ラーメンを食べた直後、同じ病気を発症している。
大瀧さんは、リンゴを食べてる最中に発症して、窒息したのか？
突然死の原因は何だろう？
ヒゲは、たまたま携帯電話が手元に在ったので、かろうじて生存の可能性につながったか？
電話が無かったら、苦し紛れに動き回って助からなかったかもしれない。
或いは、苦しくて、食べた麺を戻して窒息死したやも。

そして、明けて、やしきたかじんさんの訃報。
ヒゲとは、何の関係か？
今や、猫も杓子も東京もうで。
そんな風潮の中、ヒゲとたかじんさんは　“　アンチ東京　”　主義者。
数少ないモッコス者の共闘者でした。

そんな物故者を、ヒゲが確認していた時でした。
「　あなたを、長生き出来ないと思って心配していた人達が、先を越して逝ってしまうね。
　　元気だった人達なのにねー。
　　あなたの長い手術の間、私に付き合ってくれた上野さん。
　　『　ニューヨークに居る息子は大丈夫かい？　』　と、９．１１事件の第一報を届けた光田さん。
　　村田さんも、弟も、早過ぎたね。　　
　　あなたは、色々ありながら長生きしてるよ。
　　私より頑張れるかもね？
　　良い人から亡くなるて本当かもよ？　（笑）　 」　とカァちゃんがほざいた。

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土下座ブーム？

まさか、　“　クロ現　”　でも取り上げられているとは！？
ドラマ　“　半沢直樹　”　の土下座が、社会風潮なんて。
折しも、　ＹｏｕＴｕｂｅ　では、シマムラ衣料店でのクレームおばさんの土下座させ映像が流れ、
とうとう逮捕にまで至ったとか。

西銀座通りにオープンして、暫くしての或る日。
田園２階の雪の席。
客の設計屋とその関連業者が、なにやらバイトの子に告げてます。
客　「　握り寿司を　」
バイト　「　ハイ、しかしメニューには載ってませんが？　」
客　「　調理場に行って、板場に訊いてみ！　」

なるべく、客の注文に応えてあげるのが、店のスタンスでした。
バイト　「　店にあるネタで構わなければ、造るそうですが。　」

そうした合意後、提供した握り寿司。
再び客が、くだんのバイトを呼びつけます。
客　「　何や、これは？　」
あまりの形相に、バイトの子は通路にひざまずいてしまいました。
客　「　田園ともあろうものが、これはなんたるコトか！　」
テーブルを、三本指で叩いて調子を取ります。
　　　　　　　　

店側としては、最善は尽くせない前提条件での合意のつもり。
そもそも、メニューにも無いモノを作らせるのですから、多少の寛容も。
決して、過度の期待は持たない約束でした。
間も悪く、そんな同意で黙って居るハズもない客だった上に、対応したのが文句の言い易いバイトの子。
なまじ親切心が仇となり、思わぬ説教が身に降りかかります。
そして、だらだらと繰り返しのクレームは続きました。
やっと解放されたバイトの子は、目を赤く泣き腫らして、店を飛び出して行きました。
勿論、次の日から出社する事はありませんでした。
その頃は、客の替わりは幾らでも在るが、従業員の替えは難しい時期。
店側も、当然の報復を。
倍返し所ではない、ママのキツーイお仕置きが、降り注いだので御座いました。

それから数年後、常連さんの後ろから、罰悪そうに付いて来る男がおりました。
「　いらっしゃいませ～　」　
この声に安堵したのか、再び来店するように。
しかし、以前のモンスターは消え失せて、おとなしいものでした。

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熊本城石垣ものがたり

　　　　　　　　　　　　
昨年、娘方の孫が熊本に来た時の写真です。
前にも出しましたが、再び。
まだチビッコと思っていたのに、もう熊本城の石垣をよじ登っている。
同じ石垣を、ヒゲが登ったのは小学生の時。
やはり、孫が止まって居る地点で止まりました。
調子よく登っていたのに、写真の所でピタリと。
小学生ヒゲには、もうニッチもサッチも動けないのです。　（笑）
上を目指そうとすると、ひっくり返りそうでした。
地上に戻るには、足を掛けるポイントがわからない。
万策尽きて、一か八か指を離すと、ズルズルズルと滑り始めました。
「　痛っ、イテーッ！　」
ホッペタと膝を擦りむきながら、地上に降りた時は、ホッとしたものでした。
観光客の皆さんは、決して真似しない方が良いと思いますよ。
子供と違い、不器用な大人は、石垣の　“　武者返し！　”　に遭ってひっくり返り、
大怪我になりますから。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
暮に、息子方の孫が熊本に来た時でした。
温泉帰りに、大津の道の駅で、ムカゴを買いました。
零余子の塩茹でを肴に頂いていると、思い出すモノがありました。
　　　　　
質の良いムカゴを手に入れたヒゲは、下通りアーケード街の竹下かまぼこ店に向かいました。
ハモのすり身を貰って店に戻ると、さっそく仕込みを。
塩茹でしたムカゴを適量（！）、すり身と混ぜ合わせ、流し缶に詰め、蒸し器に。
次の日、包丁するのですが、すり身を切ると、同時に中のムカゴが切れます。
ムカゴは適当に置かれているから、ムカゴの切り口の面積はランダムです。
まるで、昔のお城の石垣の大きさが色々ある様に。
だから、そんな風情を表して、　『　石垣ムカゴ（ 岩石ムカゴとも）　』　と言います。

この切り出しの時は、珍しくヒゲは三角柱型に切ります。
昔遊んだ熊本城の石垣をイメージして。
さて、酒呑みは詩人です。
ムカゴの、乱数表的不揃いさを愛でながら、ササを頂こう。
この時は、やはり球磨焼酎　『　武者返し　』　に限ります。
築城に汗したセイショコどん　（加藤清正）　に献杯しながら。
何処ぞの殿様は、今度は江戸征伐祭りとやらで、肥後の領民の事など眼中に無さそうだし。
　　　　　　　　

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リハビリ再開！

年頭の決まり文句に、　「　今年こそは、　・・・・・！　」　と云うモノがあります。
まあ、大方は、禁酒禁煙程度を目標としたジョーク半分のものでしょうか？
いとも簡単に反故にしても、気にしない前提で書いてあります。
或いは、　「　今年こそは、宝くじが当たります様に！　」　の罰当たり者の願望ていどか？

しかし、ヒゲの　「　今年こそは！　」　は、まさに本音の願いです。
「　今年こそは、入院せずに過ごせます様に！　ナムアミダブー　…　」
不幸な入院が、我が身に降りかからない事を、神仏見境なく御祈りするザマです。
無神論者のヒゲが、御祈りするとは余程のコトです。
それ程に、ここ数年続いた入院が堪えたのでしょう。　（笑）
入院中は何も出来ない。
体温・血圧の日常の測定に加え、やれＣＴだ血液だ等と検査に追い回され、個人の時間は
ズタズタに切り刻まれます。
更に点滴をされると、身動きも取れません。
当然、ブログ書きも出来ません。
諦めて、ＴＶでも見ようにも、地上波のチャンネルだけだったり。

今度の短い入院でも、大変な目に。
ポリープ手術のやり直しとやらで、当然の絶食。
その分の栄養補給には、勿論点滴。
しかも、絶食が三日間。
当然の様に、二十四時間点滴も三日間！！　　これがシンド～い！
その間、ベッドから動く事はありません。
手足が不自由でない人は、点滴ごと移動も可能なのですが、ヒゲはそうはいかないのです。
三時間おきに、尿器をセットして排尿・便するのが唯一の活動でした。
おかげで、足の筋肉がパーです。
と云う事で退院してから、また一からリハビリのやり直しです。
まるで、海辺で作った砂上の楼閣みたいに、あっという間に、体力が無くなってしまいました。

先ずは、食事のリハビリ。
おじやから始めて、消化の悪い、豆・肉・生もの等を避けながら。
刺激物もいけないので、胡椒・唐辛子も使えません。
コーヒーも、当分はダメ。　
そして、つい先日、キムチに続いて、やっとカレーまで食べれる様に。
大切な食の友、御酒のリハビリも着々と。
病院での運動リハビリも、１１日から再開しました。
さあ、次のリハビリは、　『　おしゃべりと外飲みリハ　』　です。
昨年暮れは、入院でドタキャンしてしまい、皆さんには多大なご迷惑を。
今月の、第三火曜日（ １／２１日）、　“　ささの　”　のカウンターで新年会！
皆さん、リハビリ（？）に付き合って頂けると嬉しいなあ。

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ポリープを探せ

昨年10月の定期健診では、ＣＴと血液検査をする事に。
「　血液検査の結果は、まったく問題ありません。　」　とドクター。
「　ふむふむ～　」
何時もの事だからとタカをくくって居たら、大腸の一部空間が閉ざされている（？）ＣＴ画像が、
示された。
「　ウンチの固まりかもしれませんが？　ポリープかも？　再検査をしてみましょうか？　」
あーあ～～　　又、ややこしい検査をする破目になったか。

検査の数日前、カァちゃんが病院の売店から、特別食品を買ってきた。　（前ブログあり）
検査前に、腹を掃除する為だ。
特に消化が良いと開発された物で、アポロの宇宙食みたいなパックを前日の朝昼晩に頂く。
しかし、味は悪くない。
そして、検査前の下剤も服用。　

検査当日、早くから地域医療センターに向かう。
通常、大腸検査の時は、２.０００ｃｃの検査水を飲むのだが、ヒゲの体力では無理だろうと判断。
肛門に近い場所と云う事もあって、浣腸処理で済ませる事になった。
別病棟の検査室に向かい、入口で手続きをしていると、同じ検査仲間がレストルームみたいな所に
集っている。
検査用のガウンを着て、ときどき超大型容器からコップに注いでいる。
結構、年配の女性の方が多い。
ダベりながら検査水を飲んでいて、時折トイレに。

ヒゲは、奥のベッドに連れていかれ、黒い色の検査用パンツに着替えさせられた。
パンツは、尻の部分が大きく割れている形状です。
其所から浣腸されたヒゲ。
しばらく後、横のポータブルトイレにまたがる。
ヒゲ　「　アレッ？　ねえ、カァちゃん！
　　　　　　　このパンツは、このまま脱がなくて、ウンチして良いのかな～？？　」
腹の中では、だんだん緊急事態になり始めました。
カァちゃん　「　それはそうでしょう！　だって、その為に尻の割れ目が用意してあるじゃん？　」
勿論、ヒゲが病気の事でカァちゃんの意見を疑う事は出来ません。
多少の違和感ながら済ませて、　「　じゃあ、コレって、どうやって尻を拭くのかな？　」
「　そんなの、その割れ目からに決まっているタイ！　」
一生懸命トライしますが、届きません。
「　あらーっ？！　脱がなんだったね。　」　と、カァちゃん。
通りすがりの看護婦さんが、見かねて替えのパンツを持って来てくれました。
そして、パンツを脱いでコトを終えるのが正しいものと知った馬鹿夫婦でした。
知らないと云う事は、恐ろしいことです。

その後、生まれて初めてのお尻からの内視鏡検査。
ドクターから見せられた画面には、２センチものデカポリープ！
ヒエッー
これで又、次のステージが待っているのか？

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