田園酔狂曲

二人三脚の想い出と共に!!

Terrible なジョーク

2016-09-30 21:23:31 | ヒゲの毒舌
最近のブログ『免許返上』では、高齢者ヒゲが免許更新を諦めた話しをしました。
一方今日は、高齢者が免許更新する時の“恐ろしい”物語です。(笑)

9/21日(木曜日)の熊日新聞を見て、吹き出してしまった。
       [  高齢者はひどい運転手? ]
京都駅前に在る、運転免許センターでの事です。
案内板の表示で、高齢運転手の英訳を [ Terrible driver ] と。 
                          
つまり、 [ ひどい運転手 ] と表示していたのです。
念のため言いますが、こんな笑える英訳は、カァちゃんにはとても出来ません。
なるほど、近頃の年寄りの運転マナーの悪いことは、衆知の事実。
                
だから免許センターでも、最近の高齢者ドライバーがとても“恐ろしい”運転をする事を
認識していたのでしょう。
それにしても、ストレートで本質を突いた英訳ですね。
ズバリ言い当てているところが、オモロい。

同じ新聞の一面。
我らが日本国、アベ総統が国連サミットでスピーチとか。
ラチがあかない各国の難民政策に関して業を煮やしたのか?
「 偉大なこのわたくしが、主導的役割果たす。 」 と啖呵を切った。
とは言え、いつものリヤカー方式豆腐屋です。
難民支援に、「 豆腐何兆(!)欲しいの? 」
ダチの黒が、打ち出の小槌で、幾らでもゼニコを出すさ。
国民の血税だから、なんて太っ腹な総理大臣なんでしょう。
                                 
国連女性記者 「 そこまで、よその国の難民政策を誹謗されるぐらいだから、
         当然、日本国は多くの難民を受け入れる用意があるんでしょうネ? 」
アベ総統 「 と、と、と、とんでもありません。
       イスラム難民なんて、一人も駄目です。
       日本は口を出すが、手は出さない。
       金は出すが、(救いの)手は出さない。
       そんなの日本の常識ですヨ、お嬢ちゃん。
       『 僕ちゃんの闘争 』 にも書いてある。
       国連スピーチは、口先だけのリップサービスです。
       パフォーマンスだけの Terrible ジョークですヨ。 オッホッホー 」
                                                
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天婦羅の楽しみ~エビ

2016-09-28 15:50:26 | よもやま話・料理編
いよいよ天婦羅の主役、エビの登場です。
さて、当時の京都、ボーズ(見習い坊主)には、包丁を握る機会はありませんでした。
早く仕事を覚えたいけど、包丁を持っては、させて貰えないのです。
見て、凝視して、盗み見、記憶する事を、叩き込まれるのです。
早く実地で覚えたいと云う、枯渇が染み込みます。
例えば、砂漠を歩いてきて、一杯の水の美味しさに感動するように。
枯渇して、やっと水のありがたみを覚えます。
同じように、仕事をさせて貰えない時期を耐え忍ぶことで、
仕事のありがたみを覚えるのです。
今は、さすがに違うそうですが。

そんな中、唯一、包丁を使ってイイ時がありました。
天ぷら用のエビを仕込む時です。
だから、ヒゲ達ボーズは、嬉しそうに直ぐに集まります。
先ず、36~40の冷凍エビの皮と尾の三角突起を剥きます。
           
そして、背わたを取る作業で、初めて包丁を使う事が許されます。、
しかし、使う包丁は大出刃包丁です。
ほら、大きな鯛の頭なんかをカットする時使用する包丁。
    
背わた(黒っぽいヒモ状の)は、ごく細い部位です。
そんな細い所に、大きな出刃包丁を使う。
まるで、『鶏を捌くのに、いづくんぞ牛刀をもちいん』 の見本みたい。
なるほど、馬鹿げた修行ですが、この工程がのちのち効くのです。

そんなこんなで、ヒゲ達ボーズには、使い勝手の良いはずの合出刃や小出刃は
許されません。
しかも、背わた取るにも、左指とのコンビで、一度に作業する様に言われます。
それが上手に出来る様になると、やれ包丁を入れるのが深いの浅いの小言を受けます。
そんな工程を通して、ボンさん達は、大出刃包丁の重さを指先で、或いは体で覚えるのです。
この経験も又、非常に大事なカテとなるのです。
やっとこさ背わたを取ったら、タテ塩(海水程度の塩水)でもみ洗いして、
乾燥ふきんで水気を取って、揚げ場の先輩に託します。

しかし、こんな作業でも、やがて競争を求められます。
もうボーズ達がおしゃべりしながら、ゆっくり楽しく海老の皮を剥く事が
許されなくなります。
いかに早くむき終えるかの競争を強いられる。
早く終わった者が、背わた取りの作業を許されます。
     
更に、その後のコシ折りの仕事も、早い者勝ちに。
いや~、世の中厳しいですネ。
                    ~~~ つづく ~~~


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好きなCMソングは何ですか?

2016-09-27 20:34:49 | ヒゲの毒舌
60~70年代に放映されたサントリー・ウイスキーのCM。
ウイスキー瓶の中身は兎も角、そのテレビCMには驚きました。
上品で洗練されているのです。
男性ボーカルが、「 ボン、ボン、ボボン ♫ 」 と唄うのが渋い。
歌が何て云うのか、分かりませんが。
       
時は過ぎ、現在のテレビCM。
まるで、下衆な営業マンよろしく、つばきが顔に掛かるように言葉の乱射。
或いは、「 売り上げナンバーワン 」 の連呼。
数を売っているから凄いでしょう、上等ですヨと言わんばかり。
最近の衆愚選挙並みの低俗さ。
別のとこでは、先着OO名様に限り、半額セール! お急ぎお電話を。
オペレーターを増やしてお待ちしております。
まさかと思ったが、この先着とか、貴方だけとかのセールス用語に簡単に引っかかる人多い。

最近のコピーCMは、60前後の女性ターゲット。
素人モデルを登場させ、さてお立ち会い! 「 この人何歳に見えますか? 」
歳を発表すると、「 えっ~~~?! 」 と云う効果声が発せられます。
この商品で貴女のシワもたちどころに解消と続く訳でして、ハイ。
年寄り相手の健康食品と美容モノ・保健屋は、濡れ手で粟さ。
ついでに、人気商品ペプチドエースも御付けしまひょ。
トドメは、あの大物芸能人も使っている!?
この殺し文句で堕ちない一般人は居ませんヨ。 (笑)
  
               

80年代後半、ヒゲは毎日の仕事に忙殺されてました。
そんな時、ふっと、あるテレビCMが流れてきました。
通りすがりに、ちょっとだけ観たのですが。

 ・・・・ 若手女優さんが立って待っているようでした。
キャッチコピーは流れて来ません。   
新幹線が、まるでバックの曲にスピードを合わせる様に過ぎていきます。
曲は、『 山下達郎のクリスマス イブ 』
最後に、ちょろっと 「 JR東海 」 と。
        
何て爽やかで、いさぎよいCMでしょう。
まるで良く出来たケーキみたいです。
さあっーと、舌の上で溶けて消えるようです。
それに較べると、今のCMは、まるで不細工なケーキみたいです。
いつまでもベタベタと口に残り、一日中胃がもたれるようで。

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避難所暮らし

2016-09-24 19:21:59 | ヒゲの毒舌
四月の地震発生時、我々の避難所は本荘小学校だった。
夕方頃には、体育館は避難者でぎっしりと詰まっていました。
しばらくすると、おにぎりの配給が始まった。
ラップ包みおにぎりです。
しかも、温かいのでありがたい。
なるほど、食事だからと手を洗う水もないし、箸も用意出来ない。
ラップを持ってかぶりつけば、事足りる訳です。
しかし、ヒゲはおにぎりの温度に違和感が起きた。
こんなに温かいけど、大丈夫なのか?
これって、ラップを切って拡げてあるところに、炊き立てのご飯を置いていき、
直ぐに! 丸くくるんでいって、保温箱に入れていったのでしょう。

同じ作業なら、ヒゲはこうしたでしょう。
炊飯器の蓋を取って、炊き立てご飯を時々混ぜながら、放熱!します。
荒熱がとれたら、それからラップを切って、ご飯をくるむ作業に移ります。
ヒゲ達は、生温かい温度で長い時間保持すると、菌が繁殖するリスクが増大すると習ったもんだ。

1971年、京都駅から西にしばらく行くと、 大きなホテル がありました。
其所の地下にある和食店がヒゲのバイト先です。
ヒゲは遅い時間に入るから、雑務程度の仕事しかありません。
その日も、移し替え作業。
やっていると、煮方さんが血相変えて学生ヒゲのとこに。
「 お前! ナニしてんネ( 怒 )。コレとこれじゃ、温度差があるねん。
こんなモン、一緒にする馬鹿がどこにいる! 」
ヒゲ 「 ヘイ、すんまへん 」
温かい物と冷たい物を、同居させる危険性を悟らされた瞬間でした。

やがて、熊本地震避難所で、食中毒が発生。
ひとつは、ノロウイルスに因るモノ。
こんな時には、もうノロウイルスは避けようがないよね。
そして、もうひとつは、温かいおにぎりに因るモノです。
保健所も、営業での配達ではないので、お咎めなしに。
以後、避難所や病院での、食事の留め置きは避ける様に指導が。
つまり、持ってきて貰ったおにぎりは、その場で食べなかったら、廃棄する様に。
避難所の皆さんには、とても受け入れ難い通達ですが。

余談ですが、うちのカァちゃんが3日前から、めまいと吐き気でダウン。
さすがにシンドかったのか、病院へ。
なんと、感染性胃腸炎だと、驚いて報告。
これも、防ぎようがないのかな?

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カァちゃんの東京一人旅

2016-09-21 14:39:21 | カァちゃんのたわ言
9月12~14日、東京の空気に浸っておりました。
息子に頼まれた用件は一泊で済む位だったのですが、前回が日帰りで済ませた欲求不満が影響しての
二泊となった次第です。
早朝の雨降る熊本を出発して、着いた東京も大雨。
超ドデカイ永楽ビルと大手町タワーを、ビジネスマン並みにハシゴしながら、3件の用事を済ませる。
アポ取ってあるので、対応も丁寧でスムーズに事は運ぶ。
方向音痴の私が迷子にならなかったのは、ネットでの事前チェックの賜物でしょう。
便利なものです。
  
ランチタイムも終わる頃、大手町タワーの地下・レストラン街を散策する。
仕事の合間の慌ただしい食事目的ではない私は、ホッと一息のビールが飲める店が目に付く。
『Belgian』の文字に引かれて、チキン料理とベルギービールを。


チェックイン出来る時間になって、東京駅まで歩く。
10分も掛からない距離だが、明日の行動を確認しながらのキョロキョロゆっくり徒歩。
駅前が工事中で、眺めは悪いが仕方ない。

ステイションホテルにチェックイン。
国の重要文化財である建物を、じっくり眺めながら部屋まで案内してもらう。

このラウンジ、行きたい時は何時も満席で、とうとう座ることが出来なかった。

初日の夕食に訪ねた『カントニーズ“燕”ケンタカセ』
中国料理を、シャンパン・ワインとでも楽しませるフレンチ風なところを楽しもうと選んだ。
野菜の扱い方も上手で美味しかった。
コースに『ファッチューチョン』が組まれていたのは、思いがけない事で嬉しかった。
具沢山(笑)には驚いたが、美味しいスープを味わえた。
      
翌日のランチはラウンジでとの予定が、席が取れず。
勧められた、バアー&カフェ『カメリア』へ。
カウンターに座ると飲む雰囲気になって、スズキのソテーにビールを注文する。

夜の準備なのか、目の前の女性スタッフが、氷を割るというか綺麗に成型し始めた。
名札の“武者”も気になりつつ、お互いにポツポツと話し始める。
新潟出身だそうで、1日に3回くらいは、名前が話題になると。
熊本城の武者返しの話をすると、友人からのお土産に、お菓子の武者返しを貰ったそうだ。
こし餡とパイ生地がお気に入りで、美味しかったと聞く。
地震後、製造も再開される程に復興してますよと話すと、喜んでくれた。

夕食は、麻布十番の焼き鳥の名店が初支店として出した『焼鳥 瀬尾』へ。
焼き鳥を、ディナーとして楽しめる店にしたいとの思いに注目した。

なるほど、ワインの品揃えもしっかりしている。
東京の地酒“屋守”が気になり、挑戦する。 オクノカミと読む純米酒。
出し方も気にいるが、酒質も良かった。

どちらからお越しでに、熊本と応えると、地震の話から東肥の赤酒の話題に続く。
調味料に使っているそうで、とても重宝していると褒めてくれた。

今夜の締めは、名物バーテンダーさんに逢いに行く予定。
ひとまず、部屋に帰って休憩。
なんとも贅沢なホテル遊び!
70歳を過ぎた彼は、オリジナルカクテル『東京駅』の考案者。
私の為にも、シェーカーを振ってくれて、話も色々出来て嬉しかった。
つい調子に乗って、ケネディもフランクシナトラも愛飲したタンカレーのジンでマティニーを。

お留守番のヒゲには、申し訳ない!!
本音を言うと、一緒だったらもっと楽しめるのに〜!

帰る日の朝食は、宿泊客のみが使える『アトリウム』で、ビュッフェスタイル。
ホテル遊びのラストを、満足させてくれた雰囲気でした。

そうそう、私の部屋は、松本清張が度々宿泊した部屋の並びでした。
そこで、小説『点と線』のトリックが生み出されたとか。

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監視社会

2016-09-18 17:45:27 | 2人3脚チンタラ道中
先日、保険会社からマイナンバーを記すように通知が来た。
ヒゲ夫婦は、ちょっと悩んだ。
ホイ、ホイと書くと、政府自民党のやりたい放題じゃあ無いのか?
ひねくれ者のヒゲとしては、抵抗がある。
これじゃ、個人情報がダダ漏れになる?
一億総背番号制がこうやってスタートして、国民をずるずる巻き込んでいくのか?
クソーッ!! (怒)
「 背番号三番、サード、バッターヒゲ、大酒呑み! 」
どうだコレで。
              
まあ、余生を生きる者として、もう別に個人情報など、どうでも良さそうですが。
政府機関に、自分の懐具合がまる見えになるなのは、良い気分がしない。

もう二週間ほど前の事ですが、こういう事も。
NHKの音楽番組 『 ららら 』 を、わざわざ録画しました。
タイトルは、 『 武満徹による、ビートルズ曲のギター編曲集 』
なかなかそそられる題材でしょう。
武満徹が、どんな風にイエスタディをアレンジしたのか?
聴いてみたいと思いませんか。
                  
さて、それから、一週間ほど経った日です。
ヒゲは、アイパッドで “ gyao ” を開けて、いつも通りに戦争ドキュメンタリー物を
見ていました。
そして、何気なく、その画面の隣を見て驚きました。
いつも、ヤフー・ショッピングの貴方にお勧めの商品が展示してあるブース。
其処で 『 武満徹編曲の、ビートルズ曲のギター譜 』 が売ってあったのです。
こんなマニアックな譜面なんか、普通の人は買いませんヨネ。
恐怖さえ覚えました。
実は、録画を見ながら、武満徹のこのギター譜を見てみたい、欲しいナと思いました。
あの武満が書いたギター譜?
ちゃんと五線譜に書いたのか。
それとも、斜め線が走る抽象的な表記なのか? (笑)
しかし、欲しいと云うそんな感情が、どこから漏れたのでしょう。
しかも、録画作業はテレビしか触ってないのに、なんでヤフーに情報が行ったのか?
恐ろしやクラウド。
もう、時代は、こんなAI監視社会になっているんだ!?

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次郎長物語

2016-09-17 19:12:48 | 田園ものがたり
いつものU先輩と、熊本市の酒場通りにある和食居酒屋を訪れた時のことです。
メニューを拡げると、「 わっ~、こんなレア物も扱っているンだ! 」 と感心しました。
嬉しくて、直ぐに注文したのは、活バリ(ヤノウオ)の刺し身です。
その昔、栄通りの店でヒゲがひとりで演っていた頃の、人気商品でした。
やや時間があって、運ばれたバリの身は、紛れもなく活け物の雰囲気です。
ヒゲ夫婦には、久しぶりの刺身です。
しかし、パクリといった身は、美味しくないのです。
確かに、活けのプリプリの歯ごたえなんですが、イマイチ美味しくない!?
原因は、直ぐに分かりました。

1970年台の終わり頃、ヒゲ夫婦の店はパッとしていませんでした。
営業を終えた夏場の深夜、ちょっと飲もうと、熊本市中央街のある店を訪ねました。
当時としては、ちょっと小じゃれた店で、田園と違い人気もありました。
ヒゲ達は、生け簀のオコゼを頼んで、ビールを飲み始めます。
しかし、店の営業不振の事を思い出すと、二人は盛り上がりません。
オコゼは卸され、血が水道の流水で洗い流されます。
                        
やがて、オコゼが出来上がります。
見ると、肝は生のまま提供されてます。
恐る恐る食べてみると、「 あーいける! 」 美味しいのです。
当時の京都では、全く考えられない手法です。
オコゼの腹わたなんて、当然茹でるモノとの思い込みがあったからです。
                   
次に、上身を頂きます。
「 あれっ? 」 不味くはないけど、美味しくもないのです!?
当時の熊本では、活けのオコゼの刺身は、最高ランクの魚です。
ヒゲ夫婦は、考え込みました。 「 何でだろう? 」
試しに、刺身をもう一枚頂きます。
美味しくないのは変わりません。
しかし、その原因は解りました。 「 なるほど、そうか! 」
刺身が生ヌルいのです。
冷たいビールを飲んでいるヒゲ達には、その温度差が不味さを引き起こしていたのです。
ショボくれていたヒゲは、たちまち高揚していきました。
「 コレは、いただきだぁ~! 」

このオコゼ事件で、田園の店は、息を吹き返した(!)のです。
逆転のスタートです。
活き肝を、生で供する事が出来るのがひとつ。
卸した上身を、氷水で締めながら、同時に温度を下げる。
このふたつのテクニックは、その後の田園の店を救ったのです。
この技術は、中央街のその店の名前を冠して、 『 次郎長物語 』 として
引き継がれていったので御座います。
                             
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将棋人気~奨励会

2016-09-15 19:53:33 | ヒゲの盤上の世界
最近、将棋の奨励会の話題がよく登場します。
昔(?)は、話題的には暗すぎて、とてもネタにはならなかったのですが。
ネタにならない理由のひとつは、人の人生が賭かっていたからです。

だから、NHKの将棋番組で、奨励会退会後の人生を紹介してあったのには驚きでした。
将棋奨励会と云う、非常に狭い範ちゅうの世界で、一生で一番大切な時間を過ごす。
しかし、武運つたなく合格出来ず、別の道を選ぶしかない。
将棋の事しか知らない、いわゆるつぶしの効かない青年には、茫然自失となる人生の分岐点。

同じ頃の民放では、やはり囲碁の奨励会(?)退会者の、社会人としての再出発のドラマが。
碁のプロ棋士になれなかった青年の第二の人生です。
『 HOPE 期待ゼロの新入社員 』 設定が、何とも辛いモノがあります。
   

コレと真逆のニュースが登場します。
つい最近の奨励会での出来事。
中学生棋士の誕生が、新聞を賑わせている。
しかも、神武以来の天才棋士の記録を更新したそうです。

ヒゲは、否、全国の将棋ファンもぜひ観たいモノと思いますが!?
それは、加藤一二三九段と藤井新四段の特別対局です。
ぜひとも、ドワンゴさんのニコ生対局の企画で演ってもらいたい。
          
奨励会での、“ 記録を抜かれた者 ” と “ 抜いた者 ” の意地と名誉を懸けた対戦!
もちろん、対局室はワイド画面で、活きた! “ ヒフミン・アイ ” を目撃出来る様に。
当然、石油ストーブも置いて頂く。
加藤九段が、親切(?)にも、藤井君の横にストーブを置いてくれるのを、絶対見たいモン。
中学生・藤井君の邪険に嫌がる横顔を見たいンだ。 (笑)

さて、昼食休憩。
ピンさんは、文句なし、絶滅危惧種ウナ重。
藤井君には、うーん、カツ丼定食か。
忘れてはイケないのが、加藤ピンさんのロングネクタイ。
思い切りハデなのを用意しましょう。
                     
終盤、秒読み係には、ぜひ声がデカい人に演ってもらいたい!
そして、加藤九段の 「 後、ナンプン?! 」 に応じる声量を対局室に響かせると
ニコ生放送も盛り上がるだろう。
ピンさんもヒゲも元気な内に(人間、いつ何があるかわからないものだし)、この企画を実行して
欲しいものです。 (笑)

ふたつの奨励会を紹介しましたが、実はもうひとつおもろい“ショウレイ会”が在るのです。
“大酒呑みを奨励する会”と云う、今どき減酒を良しとする日本では、非国民的な集いではありますが。
連休明けの9/20(火曜日)に、その天下国家を論ずる不逞の輩が、西銀座・ささので集まるのです。
酒呑みを奨励する為の肴を用意しないといけないから、店の店主も大変ですが。
今回は、東京ステイションホテルに2連泊してまで、食べ飲み歩きしたカァちゃんの酒談義もありか?

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三匹の暮らし

2016-09-14 07:20:26 | 銀&Marc物語り
昨日の夜の震度3の地震から、ギンとマールはヒゲにべったり。
頼みのカアちゃんは、豪華東京遊覧の旅と洒落込んでいるからです。
其処では、超リッチ中華料理だそうで。
ハッチュウチョンなる究極のスープも頂いたとか。ハチに刺されそうなネーミングですが。

我が家の方では、とうとう、皿の餌もなくなって、二匹して「エサやれ」の恣意運動、笑
困ったような顔がおもしろい。
それでも、あきらめたように、ヒゲの足元で寝て過ごします。
昼近くになると、ネコ達も辛抱たまらず、ヒゲを起こしに来ます。
ギンがヒゲの腹に乗り、マールが頭突きで、起きろ!と。
やれやれと立ち上がり、先ずはニャンコのウンチの片づけしましょう。
あゝ、忙しいナー。
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ゆとりですがなにか

2016-09-11 15:56:57 | 田園ものがたり
TV番組 『 ゆとりですがなにか 』  ( もう終了している番組です )
《 野心も競争意識も協調性もない彼等を、社会は“ゆとり世代”と名付けた 》
         
ヒゲ世代みたいな、週休一日制、円周率は3.14とは随分違う教育を受けた青年達。
そんなゆとり世代が、一般社会の荒波に遭遇しての悲喜劇をテーマのドラマ。

そのドラマのワンシーン。
新商売として、“ レンタルおじさん ” とか云うのが登場した。
吉田鋼太郎演じるレンタルおじさんの仕事が興味深い。
いわゆる聞き役として、客の愚痴や不満を親身になって聞いてやり
幾らかの報酬を得るものらしい。
                 
この新商売を観ていたら、ひと昔前のヒゲ夫婦の仕事を思い出した。
この愚痴の聞き役なんて、「 なんだ、誰でも出来るじゃあないか? 」 は大間違い。
なるほど昔は、クラブのホステスさんのお仕事でした。
戦後の復興期を担った男どものグチを、上手に霧散させてくれたものです。
その頃のホステスさん達は、それなりに見識がありました。
           
やがて、クラブからスナック時代にスライドすると、愚痴を吐きだす代わりに、
カラオケで歌詞を吐き出して、不満解消しましょうとなる。
さらに現在では、愚痴の聞き役は、キャバ嬢に替わることに。
しかし、この聞き手では、客としては大いなる不満がありました。
話しても、糠に釘とはよう言うたモノで、相手の耳の右から左に話しが抜けて行くのが
視えるようです。
「 だってエー、ユカリ、わかんな~い!? 」 で済まされるのがオチでしょう。

そんなオチで満足出来なくて、オハチが回ってきたのが、ヒゲ夫婦。
「 カラオケばかりの二次会はつまらない。何処か静かに飲める場所はないか? 」
選ばれたのが、当時の田園でした。
9時半過ぎた頃、続々と酔っ払いどもが押し寄せます。
目的は、おしゃべりと日本酒。
この時、私ら二人でないと出来ない特殊な仕事が、聞き役です。
お代は、レンタルおじさんと同じく、ヒゲ達の酒代でがミソ。
酒が入ると、愚痴が出る。
愚痴を出すと、喉が渇いて又!、酒が欲しくなる。
この循環をスムーズにさせて、大酒を呑ませるのがヒゲ達の役割りでした。 (笑)

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