天罰 ～ 一億総ザンゲ

ーーー　　ザンゲ部屋で　　－－－
神父　「　おや、又、君かい。　クリスマスは、終わったというのに。　」
ヒ ゲ　「　いえ、神父さま！　今日は、ヒゲ個人ではなく、日本国民を代表して、
　　　　　 やってまいりました。　」
神父　「　ほォーッ！　それは又、大きく出たね？　じゃ、聞こうか。　」
ヒ ゲ　「　はい。　日本では　“　シシ喰った報い　”　という言葉があります。　
　　　　　 ２００５年、日本人はキツネかなんかに騙されて、変な味のライオン獅子小泉と
　　　　　 腐ったタヌキ竹蔵をチャンコ鍋で食べさせられたのでした。
　　　　　 これは美味しい　“　ボタン（猪）　鍋　”　だよと　“　郵セイ、規制緩和、
　　　　　 ハケン労働、三位一体　”　を信じて頂いたのです。
　　　　　 所がどっこい、二匹の毒の相乗効果（？）のお蔭で、日本人は大変な食中毒に
　　　　　 陥ったのです。　全治三年どころか、日本沈没と言われています。
　　　　　 そして、その喰らった報いで、尻ぬぐい役の三人の総理まで、
　　　　　 下痢が止まらないザマで御座います。
　　　　　 いくら、女性がダマされた選択とは言え、　日本は　“　図に乗ったツケ　”、
　　　　　 ここまで　“　罰が当たった　”　のでしょうか？　
　　　　 　何とか、許しを請う手出てはないものですか？　」
神父　「　うーん、そうだ　　君のお国には、いい風習があるではないか！
　　　　　 まず、正月用のカマボコ板に、例の二匹の毒物の似顔絵を全国民が書くんだ。
　　　　　 そして、大晦日に神社・仏閣で、お払いをして　“　お焚き上げ　”　して頂く。
　　　　　 帰る時、　“　セイロウガン　”　を頂くのを忘れずに　　アーメン　」
　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　

天然魚 ～ 活物・白身刺

熊本でも、いよいよ養殖天草マグロの成育順調の見通し。　（熊日１２/２７）

今から、２４年前の話になります。
熊本県民の嗜好では、　“　マグロ、養殖ブリ　”　等は全く評価されず、
もっぱら　　“　天然の活物白身　”　が上とされていました。

そんなある日、Ｋ水産の専務が栄通りの田園においでになりました。
　　「　おーい、コウイチ　（　ヒゲの事　）、　今日は何のおるや？　」
ヒゲは、水槽から平目をすくい、盆に乗せて持って行き、
　　「　今日は、これが、よう肥えとるバッテン？！　」
　　「　うん、そっで良か。　」　と、専務。
ほどなく仕上げて、客席に送りました。　すると、すぐに又、お呼び出しがありました。
何か、クレームかな？？？　と、二階に上がっていきました。

　　　　「　コウイチは、ビールでよかかい？　」　　「　ハイ　」
専務　「　玉がったタイ。　この大酒飲みの俺が、たーた１杯のビール ば
　　　　 　飲ーじしまわん内に、平目の活き造りの出来てしまうとは！　」
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

平目も、まだ、自分の身に何が起こったのか解らず、目玉をキョロキョロさせています。
専務　「　ここと新町の　“　大将　”　がえが、熊本では一番　（　刺身が　）　と思うとる
　　　 　　バッテン、造るスピードは、コウイチ、あんたが、はるかに早かばな。　」
２０分後、平目もようやく理解して、バタ狂い始めました。
専務　「　早かばかっじゃなかもんな。　切り出しが、良かったい。　いくらでも食べられる。
　　　　　　つる、ツルと入っとたい。　」


　・・・　そして、このセリフは２４年後、田園の閉店日のカウンターで再び登場したのでした。
残念ながら、２４年もの間に、このヒゲの技術を、板前の誰にも、引き継がせる事は
出来なかったので御座います。

　　　　　　　とてもお世話になった専務の横顔の写真がありました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 ヒゲの祝いの席での思い出です。　有難うございました。　

本音？

熊日　１２/２６　の社説は　『　障害者差別　』
　　・・・　　負けじと、障害者本職のヒゲも珍（？）説　を　。

近くのスーパーは、お気に入りです。
入り口近くに、広い障害者用駐車場が二つあるからです。
ある日、買い物を済ませ、カカァがレジする間に、車に戻って待っておった時です。
隣の空いている所に、何のためらいもなく車が入ってきました。
同業チ○バさんかなと見ていましたら、アラサーぐらいの女性が、さっそうと
降りてきて、オオマタでスタスタと店に入って行きました。
ヒゲは呆然として、　「　どこが悪い（障害）んだろう？　」
「　あ、ソウか　　、倫理観が悪いんだな。　」　変な納得。


今月は、余り田園ビルには行きませんでした。
１２月の忘年会シーズンは、　『　酷い目にあったトラウマ　』　があるからです。
退院して３年目の事です　・・・
田園ビルの入り口は、駐車場みたいなスペースがあって、この時期には、
忘年会の団体客が酔ってダベるに調度良い場所になります。

ある日、仕事を終えたヒゲが外のタクシーに向かう時でした。
男女１０名が、そこにたむろしていて、ヒゲは出ることが出来ません。
意を決して、　“　ここなら、大丈夫だろうな？　”　というのを探して、
手で避けながら、上手く外に抜け出した　・・・　つもりでした。
　「　ちょっと、待て！　あたしのおシリをサワッたのは、アンタかい？　（怒）　」
一番ブサいくな女が吠えました。　　ヒゲのもくろみはモロくも崩されました。
「　そうたい。　あんたらが徒党を組んで、出口をふさいでいるから、しょうがないたい。
　　障害者だから、ぶつかられないように、手で避けていくしかないでしょう。　」
　ますますのシコメさんになって　
　　　「　なにー、障害者だからと威張るな！
　　　 　私達の税金で喰わせてもらってるくせに！　（　出たぁ、本音　）　」

　　ヒゲもタジタジ　「　ヒェーツ、　恐れ入ります　（　黄門さま　？　）」


　　　タクシーの運転手さんとママちゃんは、何事ゾー　・・・
　　　　　　　二人も睨みつけられ、絡まれたヒゲを助け出すのに、大変でした。

むげえコツばい ～ 師走編

ーーー　伊勢市の公用車破損で逮捕される　－－－
容疑者さん　「　捕まれば、拘置所で正月。　これで、寝場所も喰い物も安心。　」
　　　　　　　　　　　　　　　　

ーーー　アソウ様、料亭　『　金田中　』　で閣僚ども集めて御満悦とか　－－－
金粉酒でも飲みながら、　「　さて、解雇のハケンの事でも考えてやるか　・・・　」
セレブ金太郎に、牢屋正月もんの気持ちが解るとかい　？？？？？

ーーー　全国高校女子駅伝　－－－　　　　　　　
やっと、中継地にたどり着いたのに、あァ～ツ、　タスキを渡す相手がいない　？！
１１秒のタイム・ロスに、呆然。　１秒を縮める為に走っているというのに。

ーーー　一流企業　『　内部留保　』　だけは　ザックザック　－－－　
銭は内部留保しても、社員は内部留保しないという訳かい。　（　怒　）
　「　小判はしこたまあっても、あんたらに落とす銭はないよ！　
　　　ほら、お暇をやるからサッサと出ておいき！　」
　「　悔しかったら、経団連のトイレで、こうしろと決めた小泉・竹蔵に文句いいなよ！　」

ーーー　民主党提出の　“　衆院解散決議　”　－－－
賛成の方、御起立を　・・・　渡辺○○君、立つ。
　　「　えェツ？　俺だけかいな？！　」
民主の連中が、指差して喝采しているシーンがおもろい。

ーーー　実母、手作りの毒殺未遂事件　－－－
入院している子供も命がけ。
母親がスポーツドリンク買ったら、用心しましょうネ　？？
　　〔　「　悲しくて、せつなくて、書きたくなぁい。　　」　と、秘書　〕　　　　　　　　　　　　　　

そんな時代も、あったよね ～ クリスマス

この時季になると、田園でもクリスマス・ソングを流していました。
キリスト教でもないのに、ＣＤは何故か５枚あります。
ビング・クリスビー等の定番物を３枚と、戦場のメリー・クリスマスと、山下達郎。
　　　きっと君は来ない　～　　ひとりきりのクリスマス・イブ　
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
カウンターで、某大の航空科のＩ先生が、　「　マスター、この曲はずい分悲しい歌だね。　」
「　最近入ったＣＤなんですよ。　」
一緒に、　“　香露　”　を飲みながら、昭和３０年代の話に。
　○○○パア券（　クリスマス・パーティ券　）　を買わされたお父さんが、
次々とクラブやキャバレーに吸い込まれて行きます。
しばらくすると、ホッペを染めて、金ピカ飾った赤いトンガリ帽子をかぶって、
ドアから吐き出されて行くのでした。
手には、かあチャンと子供用のケーキの入ったプレゼント袋。
その頃は、まだ熊本でもよく雪が降り、お父さん達は積もった雪の中を、
千鳥足で我が家に戻るのでした。
もう今では見られぬ、懐かしい光景　・・・

さて、今日の我が家は、台湾・花蓮の鴨と冬瓜の野菜おでん。
５００円の赤ワインを開けて。
１６５円/ｇの焼き鴨は、上手くロゼ色に焼ければよいが。
　サンタさんも来ないだろうし、二人と一匹のイブの夜。
　　　　　　トンは、鴨を気に入ってくれるだろうか？　

ものは言いよう

「　政局より政策　」　　うハァー、よう言うた。
その割には、無策ばかりが目立つが　？？？
そんなアソウが好きな　“　ゴルゴ１３　”　等の娯楽マンガとは
まるで違うタイプのものが、２０年程前にありました。

　　　　　　　　　　　　　　　　

『　夏子の酒　』　というタイトルで、政治屋や農協さんには耳の痛い話も
たくさん入っていた。
その主人公の女性が、東京に出て初めての仕事。
“　まずい酒　”　を、ものは言いようで　“　虹色の酒　”　と、消費者を騙した
キャッチ・コピーを作るのが、できるコピー・ライターだと。
それに、嫌気がさした彼女は、故郷に戻って行くのでした。

球磨地方の某大メーカー。
味はともかく、宣伝だけはピカイチの、熊本では誰一人知らぬものはない
大人気の焼酎があります。
最近のＣＭ　・・・
切られ与三が大暴れして、カメラの前で大往生。　ハイ、カット。
「　主役より、目立とうとスルナ！　」　「　料理を引き立てる味、　ハ○タ×しろ　」

うわァー、よう言うた。
減圧蒸留とか称して、味も香りもない焼酎造っておいて。
酒飲みも、こんなのを有り難がる位なら、　“　甲類焼酎　”　なっと
飲んでキャーおくとよかたい。
常圧蒸留の原点の香りも少なくなった球磨焼酎が、事もあろうに、サツマ軍の
　“　芋焼酎　”　に、熊本まで占領されて。
こんなのは、炭　（　活性炭　）　をしこたま使って、やせ細った日本酒を称して、
　“　淡麗辛口でござァーます　”　と言うようなもの。
圧力鍋で煮込んだ鶏を、わざわざ揚げて　“　ケン・チキ　”　でございますとか。
素材の味でなく、調味香辛料を食べるようなものだ。

なさけない、日本の酒飲み達よ　・・・
ＣＭに騙されて、自分の舌で判断も出来ないのか？
骨太の、本物の味を理解しようではないか！
喉ごしばかりでは、深みが解らんゾ～！

そんな白に当てつけみたいなＣＭが、とうとう出た。
「　コクにこだわる、白波　」　　　　さぁ！　おもしろくなった。

ジャコバサボテンの花が咲いた！

　　

何年振りでしょうか？　　今日、２個が半開きしました。
よく見かける花ですが、我が家で咲くと、感無量です。　（　大袈裟ではなく　）
７．８年前（？）に頂いた鉢物で、翌々年まで花を付けた後は、淋しいことでした。
手入れしなかったのが悪いのですが、水だけはやっていましたよ。
今年は、植え替えをして、芽も摘んでやりました。
面倒みた甲斐があったようです。　殆んどの葉に蕾がつきました。
プレゼントした彼女の顔を思い出しながら、しばらく楽しめます。
ヒゲもトンも、花が大好きでぇす！！

派 遣 （ハケン）

現政権＆自民党の主導の下、　『　派遣　』　を自由に雇用の調整弁（！）として使えと、
まるでウ○チ並みに扱われてますが　・・・
今日のＴＶ、“　○○の言っていいんかい　”　で　三宅先生が、
　「　それは変　・　小泉と平蔵のせいだ。　」　と、しっかりお述べになりました。

ヒゲが倒れた後の田園も、人材に不自由し、Ｓ子ちゃんの所に派遣して頂き、
苦しい日々をしのいだものでした。
今日は、そのＳ子ちゃんの前に依頼していたママの話を。　１７年程前です。
ある日、厄入り祝いの席にコンパニオンが呼ばれました。
彼女は早めに来て、田園の入り口の待合椅子で待つことに。
それを見たヒゲは、バイトの女の子に　「　お茶を差し上げて。　」　と命じました。
旨そうに飲み上げた彼女は、予約の部屋に入っていきました。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
しばらくして、ヒゲに部屋から、お声が掛かりました。
飲む仲間でも求めているのかな？
「　失礼しまぁす。　」と、部屋に入った途端でした。
ヒゲは、そのコンパニオンの彼女に押し倒されたので御座いました。
ヒゲも永く生きているなかで、女性を押し倒す役ならともあれ、
押し倒されたのは初めてです。
主役のプロパン業・Ｋさんが、笑いながら
　「　マスター、彼女にお茶出したろう？　
　　　今迄の彼女達は、何処に行っても虫ケラのゴツこき使われてばかりで、
　　　お茶なんかトンデモナイことだと。
　　　田園のバイトの子に聞いたら、
　　　『　いつも、していますよ。　マスターに言われてますから。　』
　　　と話してくれた。　」　と。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　
再び、酔った彼女に抱きつかれます。　ヒゲも、けっして嫌いじゃありませんが　・・・
当たり前の事をしているんです。
今から、同じお客様にサービスする為の仕事を共有するんですもの。
派遣さんも正社員も区別はないですよ！

どこぞの一流企業の食堂では、正社員５００えん、ハケンは６００円の
差別ランチが多いとか。
いつの間に、日本は、そんな品格のない国になったのか？？

たいしたもんだぁ！

＊　先ずは、浅田真央ちゃん
　　ＧＰで、アウェー、２位からの逆転優勝！
　　キム・ヨナ選手に　「　いけーッ、転べー　」　と、念じた悪い日本人が多かったとか？

＊　次は、イラク記者の靴投げ事件
　　怒り狂って投げた割に、ちゃんと　“　ストライク　”　は、たいしたもんだ！
　　だいたい力が入ると、プロでもワン・バウンドが多いのに。
　　それより上が、ブッシュ大統領！
　　スウェーでデッド・ボールをかわし、
　　「　ヘイ、カモン！　経済はダメだが、ベースボールは俺たちが本場だぜ。　」　と言うたか？
　　それにしても、ＳＰは何をしていたのか？
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　

＊　『　禁じ手　』　の見出しで、どっちが　『　二歩　』　を打ったのかと思っていたら、
　　米ＦＲＢの０金利と国債買いの話だった。
　　同じ日の渡辺竜王、たいしたもんだ！　三連敗の後、４連勝で羽生を下す！
　　　　　　
　　　　　　　　　　　　　　

　　昔の日本シリーズみたいな勝ち方だ。
　　ヒゲの知人の東公平さんも大喜びだろう。
　　そうそう、東さんが来熊された時、竜王への結婚祝いの品を選んでおられたなぁ。

＊　野村Ｈ・Ｄ、ウォール街のあっと驚く巨額サギ事件に巻き込まれるも、
　　「　損害額？　そんなの大したことない！　」　のコメント。　太っ腹だ。

劇団 ・ 酔っぱライ～赤壁の戦い

１２/１６（火）　やや曇り
午後から、入院中のばぁ様を見舞いに行った後、海王丸に向かう。
今日は、親孝行した後だから、きっと良い事があるだろうと信じて　・・・。

カウンターに着いてしばらく後、療養中のよし子ママが不意にやってきた。
「　年末だから、ご挨拶に。　」　と、お客様全員をまわっている。
奇特な方だ。　一日も早い快復を願っている。

入れ違いに、酔いどれ官女・Ｋヤンの登場！
生ビールと平目刺しをポン酢で注文。　
山葵醤油でなくポン酢で食するには、切り出しがやや厚過ぎた。
曹操・ヒゲは、焼酎の湯割りと酒膳５種コース。
　　〔　アン肝・鮪山掛け・焼きうちわ海老・烏賊のウニ和え・焼き豆腐葱味噌　〕

トモちゃんに、　“　酒燗器　”　の用意を頼んでいると、そこに諸葛孔明・Ｔ先生が登場。
Ｋヤンには、お座敷からお声が掛かる。　モテモテだぁ！
「　な～んや、そのザンバラ髪は！？　」
“　ザンバラ髪　”　？？？　解る人もわからん人も、大受け。

公明先生とは、先ず冷酒。　そして、燗付けに。
例の事故米で大変だった　『　美少年・神力純米　』　を頂くことに。
年明けたら、Ｓ専務達とこの酒を飲んで、苦役を慰労する席を設けようか　・・・　。
三火会もお開きになり、ママ・浪やん・Ｋやんもカウンターに。
人の出入りが激しく、三国志並みの乱戦だ。
Ｔ先生は、肴に　“　桜好き　（さくら馬肉の色々すき焼き）　”　を２台。
皆でつまめる用に配慮を。　いつも御馳走になってスイマセン。

「　ヒゲのブログを、うちの娘が喜んで見よるよ。　」　と、Ｋヤン。
「　それは、珍しいね。　私んとは、少し難しかつバッテン。　」
Ｔ先生曰く、
　「　ママのは素直に並べてあるけど、マスターのは大きく省いてあったりして、
　　　用心して読む必要がある。　それと、猫ちゃんだけど、不細工よね。
　　　でも本人は、美人と思っているよ。　」
と、その時、田園の歌姫・浪ヤンに、二次会のカラオケのお誘いが掛かる。
お迎えまであって、芸人名利に尽きる。　“　おヒネリ　”　も御願いね！？

すると、今度はＴ建築屋さんが乱入。　あの台湾事件の相棒だ。
楽しく飲める仲間って素晴らしい！
話は、２０余年間に渡って、行ったり来たりして賑やかなもの。
次の飲み会は　・・・
　　　先ず、一月のママの誕生日祝いが決定。
　　　Ｓさん＆Ｔさんとも企画しなくっちゃ？
　　　Ｋ様の慰労会も是非にね。　変わらない仲間だもの！

・・・　そして、今日こそは自力で歩こうとハマッて来たヒゲだが　？？？？？
外の寒波に当たると左足が、ああっ動かない。
こうして、レッド・クリフの長い戦いの一日は終わったのでした。

次の日、Ｋヤンからトンカツにプレゼントが届けられた。　新しいトイレだ。
「　良かったねぇ、トン。　不細工なお前も美人に見えるように、上品に使わなんよ。　」
抱っこしながら、言い付けしておきました。