田園では、天種としてのハゼが悩みのタネでした。
とにかく、熊本での漁獲が少ない。
なるほど、少ない魚と書いて沙魚(ハゼ)というだけある。
イロモノ箱に、たまに1匹2匹混じって入るのをやっと手に入れる。
或いは、魚体がマメみたいに小さい箱がたまに。
焼き浸しとか南蛮漬けにはイイかもしれませんが、天ぷらには使えないサイズ。
だから、滅多に 「ハゼ天あります」 のメニューは登場しませんでした。
そんな仕入れ難のハゼですが、ある時期にはポッと手に入ります。
有明海から子持ちの大ハゼが上がって来る時があるのです。
田園の店では、ダボハゼと呼んでいた大型ハゼが、生け簀を賑わします。
大きな口が特徴的な “ ハゼグチ ” で、活け物を刺し身で供してました。
ちょっと愛嬌のある顔のハゼグチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/23/e7a3d6ae0949a2e5af644599aa764e2e.jpg)
その後頭部に、手カギを打って締めます。
〆られたハゼちゃんの眼が、驚愕の表情なのが少しかわいそう。
まるで、アニメ・ファイティング二モの様に見つめるのです!?
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/76/53/fabbc14ff7f8da5064b474c578de37f3.jpg)
おとなしくなったハゼを卸すのは、慣れも必要でしょう。
上身はやや黒っぽい感じで、真コチの身に似ている。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/08/ffab93dd4f4627cfb4d8d3742fdf8cd2.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/7c/dd/33fe80235a3e932825383a7d8ebd21ce.jpg)
独特の味わいの刺し身を、黄色い真子の生と供しました。
細造りにすると、まるでシロウオの踊り食いをどっと口に入れた様な食感。
ちょっと、ヌルヌルした味わいが官能的。
今どきの熊本で、こんな魚を喰わせる店を探すのは難儀なことかもしれませんが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/13/5b/f2ab127f075da631b3e6be4dc488ed3f.jpg)
さて、単品の天ぷら盛がオーダーされると、この大ハゼの尾の身を拝借する。
真ハゼとは少し違うが、ホロホロと口の中で解ける感はなかなかのモノ。
まぁ、ごく限定された季節的な出会いを楽しむのは、田園の客の楽しみでしたネ~!
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1b/28/131f0ee6e6548a30cc45caad1ff1c5dc.jpg)
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なるほど、少ない魚と書いて沙魚(ハゼ)というだけある。
イロモノ箱に、たまに1匹2匹混じって入るのをやっと手に入れる。
或いは、魚体がマメみたいに小さい箱がたまに。
焼き浸しとか南蛮漬けにはイイかもしれませんが、天ぷらには使えないサイズ。
だから、滅多に 「ハゼ天あります」 のメニューは登場しませんでした。
そんな仕入れ難のハゼですが、ある時期にはポッと手に入ります。
有明海から子持ちの大ハゼが上がって来る時があるのです。
田園の店では、ダボハゼと呼んでいた大型ハゼが、生け簀を賑わします。
大きな口が特徴的な “ ハゼグチ ” で、活け物を刺し身で供してました。
ちょっと愛嬌のある顔のハゼグチ。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/79/23/e7a3d6ae0949a2e5af644599aa764e2e.jpg)
その後頭部に、手カギを打って締めます。
〆られたハゼちゃんの眼が、驚愕の表情なのが少しかわいそう。
まるで、アニメ・ファイティング二モの様に見つめるのです!?
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おとなしくなったハゼを卸すのは、慣れも必要でしょう。
上身はやや黒っぽい感じで、真コチの身に似ている。
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独特の味わいの刺し身を、黄色い真子の生と供しました。
細造りにすると、まるでシロウオの踊り食いをどっと口に入れた様な食感。
ちょっと、ヌルヌルした味わいが官能的。
今どきの熊本で、こんな魚を喰わせる店を探すのは難儀なことかもしれませんが。
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さて、単品の天ぷら盛がオーダーされると、この大ハゼの尾の身を拝借する。
真ハゼとは少し違うが、ホロホロと口の中で解ける感はなかなかのモノ。
まぁ、ごく限定された季節的な出会いを楽しむのは、田園の客の楽しみでしたネ~!
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