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都内からストロンチウム検出--国や都、県はストロンチウム検査の拡大を

2011年12月09日 | 国際・政治

東京でもストロンチウムが発見されました。これは、10月中旬に福島第一原発から約250kmも離れた横浜市港北区のマンション屋上の泥などからストロンチウムを発見した住民グループの調査によるもの。
同グループは、横浜市のほか、東京・霞が関の経済産業省庁舎前(千代田区)、東京国際フォーラム前(千代田区)、都営地下鉄清澄白河駅前(江東区)など都内3ヵ所の路上の土壌を採取し、横浜市鶴見区の民間検査機関・同位体研究所に測定を依頼。
その結果、微量の放射性ストロンチウムを検出しました。

検査結果によると、ストロンチウムは1kgあたり、最大が東京国際フォーラム前の51ベクレル。経産省前が48ベクレル、清澄白河駅前が44ベクレルでした。
一方、放射性セシウムについては経産省前の48000ベクレルが最大。東京国際フォーラム前が20955ベクレル、清澄白河駅前は19127ベクレル。これらは国や東京都が全く把握していないデータでした。

ストロンチウムについて文部科学省は同原発から半径100km圏内でしか土壌調査しておらず、専門家などから調査範囲の拡大を求める声が上がっていました。
ストロンチウムの広範囲な汚染の一端を明らかにした同グループは「国は食品のストロンチウムの規制値も示し、食品検査に結び付けてほしい」とも話しています。
国は現在、食品に含まれるセシウムの規制値を見直し作業中ですが、暫定規制値ではストロンチウムが除外されているといいます。

厚生労働省の担当者は「今の規制値でも、セシウムが検出されれば、ストロンチウムは10%を超えない割合で存在しているという前提でいる。来年4月までに新しい基準を示すが、ストロンチウムの具体的な数値を示すかも検討している」と述べています。

【出典参考】2011年11月24日配信「東京新聞」

<埼玉県にストロンチウム検査を要請--共産党県議団>

このほど、日本共産党埼玉県議団は、東京電力・福島第一原発事故で放出された可能性のある放射性ストロンチウムが東京で発見されたことを受け、国と協力して土壌や食品のストロンチウムの測定調査をするよう上田清司埼玉県知事に申し入れました。

県議団では、都内でストロンチウムが検出された以上、県民が不安を抱くのは当然。県の対応が求められると放射能対策についてもっと積極的に取り組むよう求めました。

県の高橋環境部長は、特殊な測定機器が必要なため県独自での検査はできないが、国が福島第一原発から100km圏外の地域での調査を始める方針を示していると説明し、県として当面セシウムの調査と除染に力を入れていくとの考えを示しました。

【出典参考】2011年12月4日付け「しんぶん赤旗」

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