ミャワディーの裏通りを歩いているとき、“何故ここに!”と考えてしまった↓を発見しました。
それは、私が住む神奈川県の神奈川中央交通のバスでした(神奈川では神奈中と呼ばれています)。
帰国後読んだ「失われるアジアのふるさと ミャンマー」(乃南アサ著書,文藝春秋刊)には、
●バスは大きな辻に差しかかった。角に停まっているトラックの荷台は、人で溢れていた。
ミャンマーでは、地方にいくと普通トラックが乗り合いバス代わりに多用されている。その
荷台部分に「○○青果店」とか、「○○工務店」などという日本語の文字を見つけることも
珍しくはなかった。
自国では自動車生産を行っておらず、中古車さえも輸入制限がなされている軍事政権下
のミャンマーでは、性能の良い日本の中古車は非常に貴重らしく、空港内での旅客の運
搬用から、貸し切り観光バス、個人使用の4WDにいたるまで、ありとあらゆる日本車を見
ることが出来る。ヤンゴンの空港内に神奈川中央交通のバスが走っていたかと思えば、
マンダレーの駐車場に西鉄バスが停まっており、どこかのスクールバスを見かけたなと思っ
たら、今度は「○○フローリスト」などという個人商店のワゴン車が走り抜けていくという具
合である。
と書かれていました。
また、「東南アジアを走るニッポンの廃車両」(斎藤幹雄著書,枻出版社刊)の中にも、
●ミャンマーでは、日本各地のローカル私鉄や第3セクター鉄道でかつて一世を風靡し、後
継車に押されて除籍となったレールバスや軽快電気車が活躍している。それも地元の病院
や居酒屋の広告が貼られたまま、機械類の日本語表記も往時のままというのが面白い。
と似たような記述がありました。
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