25 or 6 to 4

東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

急遽アップルの話題に差替えました。

2013-01-16 23:25:30 | Apple

 今日は「東南アジアを知ろう(アウンサンスーチー)」の続きを、記事にする予定でしたが、急遽アップルの話題に差替えました。
 今週に入り、アップルの話題が新聞紙上やネットを賑わしています。iPhone5の販売不振から、部品メーカーへ減産指示をしたことを、マーケットが敏感に反応し、アップルの株価のみならず、シャープ、フォスター電機まで株価が下がりました。
 現在、スマホ市場のシェアは、首位が韓国のサムスンで約31%、アップルは2位で約15%と劣勢に立たされています。
 この差の原因はどこにあるのでしょうか。私はサムスンの販売戦略だと考えています。アップルは先進国で圧倒的なシェアを確保しています。それを端的に表しているのが日本です。一方、サムスンは今期過去最高益を計上しました。その立役者はスマホでした。販売地域は先進国だけではなく、中進国、BRICs(ブラジル・ロシア・インド・中国の4か国。末尾のsは複数形を指すという人もいればSouth Africa(南アフリカ)のSだという人もいます)の新興国、そして最近メディアが使いはじめた「新・新興国」(東南アジアでは、ベトナム・インドネシア・フィリピンがそれになります。この3か国を「VIP」と表すメディアも出ています)などです。これらの地域の中間所得層の人口は先進国を圧倒しています。サムスンが首位に立つのも頷けます。

 私は2012年、シンガポール(2月)、ベトナム・ホーチミン市(6月)、マレーシア・クアラルンプール(9月)をまわりました。各国とも短い滞在日数でしたが、シンガポールとクアラルンプールでは電脳街をチェックしました。そこで際立っていたのはサムスンでした。ホーチミン市は、まだまだ携帯電話が主流のようでしたが、私が宿泊したホテル近くでは、サムスンがスマホのキャンペーンを繰り広げていました。

 では、私のホームグランドでもあるタイはどうでしょうか。iPhoneが発売されて以来ブームが続いています。その象徴が、私のブログに再三登場する「モバイルの聖地『バンコクMBK』」です。今では、iPhone・iPad一色です。ここでは、サムスンが劣勢に立たされていると思われます。いや、確実に劣勢です。さらに、一部の通信キャリアからは、ソフトバンク・auと同じような料金体系で、契約・販売されています。
 ただ、実際にMBKやキャリアで購入しているのは、若者達です。サイアムエリア(東京の渋谷に似たところです)を歩いていると、それがはっきりわかります。バンコクに住む若者は日本の同年代と似たところがあります。音楽ではK-POPに負けていますが、ファッションやライフスタイルでは、日本がリードしていえます。それが、iPhoneにも乗り移ったとも言えるでしょう。しかし、このブームはバンコクだけです。ここ数年で足を運んだ地方では、アップルのMacパソコンは売られていますが、iPhoneを売っている店は見かけませんでした。バンコクから約900km、四方を山で囲まれたメーホンソーンにあった店でも、人気があるのはサムスンでした。というかiPhoneが売られていないだけです。↓はメーホンソーンの店でサムスン製のスマホを品定めしている女子大生です。

20130116_0