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東南アジア、台湾などへの海外旅行記などを中心に投稿しています。

アップルの快進撃の裏には

2010-07-26 22:51:53 | iPhone

アップルの快進撃が止まりません。
今月20日に発表された4~6月期決算では、売上高が前年同期比61%増の157億㌦(1兆3,700億円)、純利益は78%増の33億㌦(2,900億円)と、新興企業並みの高成長でした。
でも、この快進撃そのものにアップル社にとってより本質的な危機が潜んでいます。
このまま成長すると、創業以来維持してきた、「非主流派」あるいは「挑戦者」といったブランドイメージが揺らぎかねないという難問です。
これまでにも多くの企業や製品が大きく強くなり過ぎることでブランド力を失ってきました。
ハード(物)でもソフト(サービス)で普及すれば「ありふれたもの」になるリスクが高まり、強くなれば挑戦者ではなく王者にみられるからです。
元来、マイクロソフトに対する挑戦者というブランドイメージで支持を拡大してきたグーグルも、圧倒的なシェアを獲得したことでブランド戦略の難しさに直面しているようです。
人気が拡大するほどブランド力を失う危機が高まるというパラドックスをどう乗り越えるのか。アップル社にとっては創業以来、最も難しい挑戦になるかもしれません。