みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

餓鬼岳

2018年08月04日 | 
北アルプスの二百名山・餓鬼岳(がきだけ)へ。
主稜線から外れ、行きにくくて、長らく気になっていた山。
天気予報の快晴に、急遽、思い立ち、訪ねてみたのだけど、
夏山のアルプスは久しぶりだったことや、準備不足も祟って、山名そのままに、実に辛い登山に・・・。


アスレチックな白沢をつめる


もうすぐ山頂


登りつめて、夕方
山頂から眺める立山、剣、針ノ木。
疲労が激しいこともあり、しみじみ、この景色を眺められて良かったと思う。


烏帽子岳に日は沈む
山で夕日を眺めるのは、いつ以来かな???


Myテント
表銀、槍遠望


立山~後立山の夕暮れ


一応、証拠写真


翌朝のご来光


黎明 表銀座、槍


一日が始まる!


朝の光に染まる


裏銀座の明け方 ~野口五郎~


唐沢岳
 自分には難しく、恐らく、生涯未踏の山のはず・・・。




前日夕方よりも条件が悪い。
後立山は、鹿島槍まで


3ピナクル


吊り尾根!奥穂の雲も取れてきた!


絵になる、槍ヶ岳
小槍もしっかり見えた。あまり美しくない角度ではあるけれど・・・。


昨秋訪ねた、有明山


さぁ、降りよう!


オトギリ


ウサギギク


起死回生、命の野イチゴ
毒イチゴじゃなくて、よかった!
神は我に味方した!


ビタミン・ミネラル不足だったので、
ものすごく美味しいんじゃないかな?と思いつつ、踏み止まる


白沢は、梯子やら、桟道やらが連続で、とてもアスレチック!

=====
<アクセス>
愛知江南~~白沢登山口 3時間半
7:30頃、駐車場満車。少し手前の路肩に停める。
夏山シーズンの快晴の土曜日だったので、ぎりぎりセーフ。
林道は短く、舗装されていて、アプローチは良かった。

=====
<ルート>
ピストン
1日目
8:15 白沢登山口
16:15 餓鬼岳小屋
 かなりバテたので、コースタイム6時間半に対して、8時間かかってしまう・・・。
 テン場もいっぱいで、やむなく、傾斜のあるところにテントを張る。
 とにかく、とても、きつい。

2日目
6:15 餓鬼岳小屋
11:15 白沢登山口

====
<メモ>
・餓鬼岳は、北アルプスの東側のちょうど真ん中に位置するので、穂高から立山・後立山まで、展望は、実に素晴らしい!
 裏銀座の山々が一望のもと!
・標高差1600メートルの白沢ルートは、かなりきついコースだと思う。
 例えば、このコースからすると、富士山は、ほんとうに楽ちんに思えてくる。
・展望は、餓鬼岳小屋から上だけ。
・花も少ない
・温泉は、すずむし荘

<個人的なメモ>
登りの日は、降水確率0%、0%、0%の快晴。
ほとんど無風の中、登り8時間、下り5時間、樹林帯を歩いて、とても消耗する。
倒木をくぐったり、乗り越えたり、梯子の登下降り、急な梯子が連続して、
いったい、どれだけ汗が出ることか!
下山後、汗を流して、体重を計ったら、3キロもダウンしてた。
かなり、水は飲んだつもりだったけれど・・・。
5%超の脱水は、かなり、体には堪える。
下山後、フルーツ以外は、苦くて、苦くて・・・。
まる1週間、筋肉痛にも苦しめられる・・・。

百曲がりの入り口で摘んで食べた野イチゴのおかげで、どれだけ、復活したことか!
(ポパイのホウレンソウは、大げさではない!)
あと、山頂直下の餓鬼岳小屋で買った、みかん缶の美味しさも、忘れられない!

夜中、テントから顔を出して、眺めた星空は素晴らしかった!
白鳥座からカシオペア座へ、天の川が流れ、
天の川の両岸に、彦星と織姫星がひときわ明るく輝く。
下界では眺められない、何千、何万もの星々。
30分眺めていたら、2回、星が流れる。
流星群でもないけれど、そういうものなのですね。

試練で、しんどかった分、得難い、思い出に残る山になるなあ・・・。
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