みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

夏服のバロック

2014年07月27日 | ライブ&コンサート
予想外に時間ができて、折よく、空席もあったので、急遽、バロック音楽のコンサートへ行ってみたら、
これが、とても、よかった!
とりわけ、ビバルディ四季の夏と、ブランデンブルク協奏曲の2番が双璧。

ビバルディ四季の夏
夕立~嵐~雷鳴のとどろく、嵐の感じが、鳥肌が立つくらいに素晴らしい。
ヴァイオリンソロが情熱的。

アルビノーニのオーボエ協奏曲
2楽章の和声進行の美しいこと!
オーボエの美音に聞き惚れる。

そして、ブランデンブルク協奏曲2番
晴れやかで、生き生きとしていて、これは、好きだ。
王者の風格の5番もいいけど、とても2番は愉快だ。
ヴァイオリン、フルート、オーボエ、ラッパの絡み合い、掛け合いは、すごく楽しそうで、聴きごたえあり。

それで、こんな感想は変かもしれないけど・・・、
終楽章は、ラッパ奏者が顔を真っ赤にして、いかにも苦しそう。
N響の首席トランぺッターを、あんなに苦しませるとは!
(素人の自分の耳には、けっこう危なかしかったし・・・。特にラスト・・・。)
恐ろしいハイトーンが続いていたからなあ。
恐るべしブランデンブルク2番。

今回のガラコンサートは、どこかで名前だけは聞いたことのあった、高名な演奏家の共演で、
まさに饗宴でした。
チェロとチェンバロ以外は、全員立って演奏するバロックの合奏は、全員参加の感じがしてよいなあ。

夏には、晴れやかで清々しいバロック音楽が似合うと思う。
憧れの生ブランデンブルク初体験でもあり、思い出に残る演奏会でした。

=====
ヴィヴァルディ/フルートとヴァイオリンのための協奏曲 ニ短調 RV514
ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集《四季》より「夏」
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲 第5番
アルビノーニ/オーボエ協奏曲 ニ短調
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲 第2番

工藤重典(フルート)、戸田弥生(ヴァイオリン)、広田智之(オーボエ)、菊本和昭(トランペット)、中野振一郎(チェンバロ)、ラ・ストラヴァガンツァ東京

@サラマンカホール

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