みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

烏帽子岳@北ア

2022年09月17日 | 
前週、八海山で苦闘してきたばかりだけど、八海山で鍛えられて体力はバッチリ、
怪我で楽器のレッスンも休みで予定なし、
台風は気になるけれど、北陸は天気良好!で、
これは家にいては、罰が当たる!と言うことで、ふらり未踏の北アルプスの二百名山、烏帽子岳に行くことにする。

朝5:30に七倉山荘前の駐車場に着いてみると、既に駐車している車が、あまりに多くてビックリする。
優に100台以上?
さすがは北アルプス!
ほとんど満車で、停められるか心配になるが、係員が、空きスペースに誘導してくれて、ほっと一安心。
山登りで何が心配かと言うと、駐車の問題なのだ・・・。


6時、乗り合いタクシーに乗り、10分ほどで高瀬ダム着
歩くと1時間半かかるところ、4人同乗で600円、ありがたい!
さぁ、登山開始!


トンネルを歩き、


つり橋を渡り、


不動沢の橋を越え、


さあ、ブナ立尾根取り付きだ!
要体力!
水がどこで補給できるか分からず、最悪、上に小屋もあるから、手持ちの2L弱でも、いいか・・・。


稜線の小屋まで12等分されていて、いい休憩ポイントになってる。


ひたすらブナ立尾根を上がる。
さすがは北アルプス、道はとてもよく整備されていて、歩きやすい!
前週の八海山屏風道に比べると、高速道路のように快適で、緩やかに思える。
合戦尾根のように荒れてないのもいい。
でも、お腹が壊れて、地獄の責め苦になってしまい、大変だったのだけど・・・。


小屋の近くで
待っててくれて、ありがとう!


烏帽子小屋~烏帽子岳で花崗岩のオブジェ


花崗岩の真っ白の砂礫は、照り返しも強烈で、
これは、露出補正しないといけないな・・・。
こういう所を、一日歩いたら、すごく日焼けしそう。


前烏帽子を振り返る
砂礫とハイマツのいかにもアルプス的な光景
ハイマツの香りを嗅ぐと、ああアルプスに帰って来たなあと思う。
ヒノキオイルの香りが好きなのは、ハイマツの香りに通じるものがあるからか・・・。


さあ、もう一息




最後、鎖場があるけれど、そんなに難易度は高くない。
負傷した右手でも、問題なし


と言うことで、今回も、アクシデントに苦しめられ、大変だったけれど、なんとか到着

さすがは北アルプスの裏銀座、四周遮るものない、絶景!


立山・剣


四阿山と浅間山遠望
あのダムから、5時間ほどで、ここまで来た!
高瀬湖は、上から見ると、綺麗なエメラルドグリーンだった。


おいらも、ここに来たのは30年前ぶりだぜ。
30年前、針ノ木雪渓から西穂まで縦走した時も、同行してくれた頼もしいミレー!
今時、滅多にない派手なバブリーデザインだけど、奮発して良かった!


針ノ木、蓮華、白馬
見よ!針ノ木岳の勇姿を。一瞬、剣岳?と間違えそうなくらいに立派だった。


水晶、赤牛、薬師
赤牛岳は、谷向いすぐで、すぐ行けそうなのに・・・。






あの岩のテラスで小一時間、休憩。
乗り合いタクシーで一緒だった、あの青年
明日明後日、台風が来る中、晴嵐荘に行くと言ってたけれど、彼、大丈夫だったのだろうか?




苦しめられた餓鬼


餓鬼の右には、燕が続く。
遠景は八ヶ岳


烏帽子岳は、標高こそ低いけれど、恐らく、この形の優れていることから、二百名山の選に入っているんだと思う。
30年前に縦走した時、省略してしまったけれど、ようやく登ることができた!






三ツ岳
こうやって見ると、なかなか立派だけど、すぐ横に野口五郎がいて、烏帽子も、二百名山に選ばれているので、不遇の山かもしれない。
あの奥に野口五郎と槍ヶ岳が控えている。


烏帽子小屋
この青色は、烏帽子小屋のトレードマーク。
好きな色!


技ありパイプ!
なんてありがたい!
しかし、よくこんな急な道を登って来たものだ。
下ってみて、登りの急坂さが分かる。






戻ってきた!
筋骨逞しい鉄人のような登山者が多い中(若い山ガールも多い!)、弱小体力のおじさんにしては、よく歩いた!
やっぱりアルプスは、山のスケールも大きくて、いいなあ!

その後、高瀬ダムからの乗り合いタクシーは、同乗者がいなくて、全額負担になるが、まあ仕方ない。
七倉山荘前の駐車場に到着

おしまい。

七倉山荘のお風呂は、静かだったけれど、熱すぎて、超・烏の行水に・・・。
帰りの高速は、魚沼から戻ることを思えば、時間も半分で、楽ちん。

今回、最大の収穫は、烏帽子岳は北アルプスの奥の山なのに、日帰りできる山であることが分かったこと!
台風がやって来なければ、日帰りで行こうなどと思いもしなかったのだけど・・・。
錦を纏う秋に、ささっと行くのも良さそう!

=====
<番外編>

帰り、梓川SAで「おざんざ」を試してみる。
普段、あまり、そばを食べない身には、そばとの違いが良く分からない。納豆の味もまるでしない。
ここの山賊焼きは、甘みがあって、好み。(目隠しして食べたら、唐揚げと区別がつかないと思うけど)
しかし、身体がすっかり冷え切ってしまった・・・。

=====
<個人的に>
いろいろ課題のあった山行になってしまった・・・。
まず、お腹。どうも、このところ壊れ癖がついてきた気がする・・・。
静かな山なら、いざ雉打ち!になっても、まあ、安心だけど、こういうアルプスの人の多い山だと、難易度がとても高くなる。
すごい苦行になって、山の楽しみも半減になってしまう。
本格的に腸内環境改善に取り組まなければ。
腹巻?ストッパー?ビオフェルミン?

あと足裏
何が原因か分からないけれど、今回、かなり痛くなってしまう。
1年前に新調した山靴、そろそろ足に合ってきているはずなのに・・・。インソール、靴下を工夫する?
この痛みを解決しないと、テント縦走は覚束ない。
コメント
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