みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

ラジオの愉しみ~カミュ~あと寝る

2021年02月14日 | 近況
このところ、NHKらじるらじるの聞き逃し配信をよく聴くようになった。
長らく、ラジオでSDカードに録音 ⇒ PCにコピー ⇒ウォークマンにコピーして、手間がかかっていたけれど、スマホ1つで、聴くことができて、これは本当に便利!
(あと、電子レンジでWifiが切れなければ、もっと便利だろうに・・・)
(超、今さら感があるけれど。笑)

カルチャーラジオ 日曜カルチャー 「アルベール・カミュ」の4回
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=1940_01
コロナ禍の中、よく話題になるカミュの「ペスト」について(あと異邦人もだけど)、フランス文学で著名な鹿島茂氏の4回の講座。
カミュの生い立ち、時代背景、思想史(サルトルの実存主義とその後に来る構造主義)に照らしてのカミュの立場、異邦人(エトランジェ)との比較、鑑賞のツボなど、とても興味深い。
NHKらしく脱線無しで堅い話だったけど、面白かった。
ただ漫然と原作を読むよりも、これを聞く方が、有意義かもしれない。
ペストは、つまらなくて途中でやめたという友人談もあったけれど、この4回の放送を聞けば、面白くなるのでは?と思ったり・・・。(自分、まだ未読なので語る資格なしだけど)

不条理にどう対処するか? 結局は不条理に立ち向かうかない?

最後の回で語られていた、少子化は「全体意思」の表れで、政府がどんな対策をとっても、その流れは止められないだろうと言う講師の話は、我が意を得たりだった。
(平均寿命の延びがストップしたら、少子化も止まるという説は、そんな気がする。自然はプラスマイナスゼロになるように、うまくできている気がする。)

「又吉・児玉・向井のあとは寝るだけの時間」
https://www.nhk.or.jp/radio/ondemand/detail.html?p=4000_01
今年になってから、欠かさず聴くようになった。
笑いのセンスがいいな。上質。すごくリラックスできて、愉快。
誰もが、どうしようもないものを持っていて、そこが切なくて、可笑しい。

金曜の「飛ぶ教室」もだけど、すっかり、ラジオを聞くと言う古典的な楽しみに目覚めてしまったのでした。
コメント
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