お姉ちゃんが抱っこしているのは、生まれたばかりの妹なんです。
これで5人姉妹になりました。男の子も居るけどね。こういう時は兄妹と書くのかな。姉兄妹?
妊娠中に頭が痛いと言われました。
そう、頭痛が有る方は多いですね。
でも妊娠中って、うかつな薬を飲めないでしょう?
だからなるべく妊婦さんには、風邪でも頭痛でも、漢方薬で対処することが多いです。
それでもまだ便秘の薬などは、西洋薬を処方しているので、そろそろ在庫を漢方に変えましょうか。
そう言いながら、西洋薬も漢方薬も同じ成分ということもよく有ります。
頭痛の薬の話でしたね。
よく抜歯をする時の痛み止めの問い合わせも有ります。
みなさん、痛み止めってどんな薬か知っていますか?
いろんな商品名が付いているでしょうが、
基本的に痛みを止めるとは、プロスタグランジンという物質の放出を抑えることなのです。
だって痛みはプロスタグランジンで起こるからです。
月経痛だって、このプロスタグランジンが起こすのです。
頭痛だって同じです。
妊娠中の切迫早産のときの子宮収縮もこれです。
陣痛誘発剤や促進剤としても使われているのです。
妊娠中に分泌されたり、外から投与されると、子宮は収縮するし、
加えて胎児にも移行して、動脈と静脈を短絡している動脈管という名前の血管が収縮してしまいます。
この血管は大人には無いのですが、胎児は肺を使っていなくて、臍帯から酸素を供給されているので、
動脈血と静脈血を混ぜる必要が有るのです。
ところがこの血管が痛み止め、すなわちプロスタグランジン阻害薬によって閉まってしまうと、
胎児が子宮の中で死んでしまったりすることが有るのです。
だから妊娠中は西洋薬の痛み止めは、シップ薬を含めて使ってはいけないのですよ。
それで何の話だったかと言えば、漢方薬の痛み止めならいいですよね。
というわけで、タマル産ではよく呉茱萸湯(ごしゅゆとう)という漢方薬を処方します。
これは頭痛だけじゃなくて、つわりや、子癇発作にだって効果が有るのです。
水戸黄門様の印籠には漢方薬が入っていたのをご存知でしたか?
印ろうって、薬入れなのです。旅の常備薬を常に携行しておかないとね。
よく今でも修学旅行に行く時に、薬は持ったか?と聞かれますよね。
あれは強心作用の有る漢方ですが。
関係無かったかな、常備薬という事で共通としておきましょう。
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