タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

経済的に困窮している妊婦さんが増えています

2024-08-30 18:36:44 | 産科
先週の金曜日はバターナッツかぼちゃのサラダ、が斬新でしたよ。
フルーツのようなカボチャです。
ぜひお試しあれ。

つい先ほども大きな赤ちゃんが生まれたところです。
経産婦さんであっても、大きな赤ちゃんを産むのはたいへんですよ。
ましてや初産婦さんでは赤ちゃんを大きくし過ぎないようにしてくれたら、もっと介助も楽になるのですけれどね。
みなさんはすぐに、甘いものの誘惑に負けてしまいますからね。

さて先日、丹波市と丹波篠山市の合同で、養育支援ネット推進検討会が行われました。
名前は変わりましたが、やっていることは似たようなもので、25年間も連続して出席し続けているのは私だけなのです。
今回は2人のお母さんのお産が有ったので参加できなかったのですが、その時の資料を分析してみますよ。

まず妊娠届の受理件数です。

丹波篠山市では新型コロナの影響で妊娠される方が減る一方だったのですが、R5年度は前年より2割ほど増加しました。
R5年度に妊娠された方は今年、お産になられる方ですよ。
道理で今年は赤ちゃんがよく生まれているような気がしていました。
年末年始は里帰りの方を断ってしまいましたからね。
喜ばしいことです。

それに比べて丹波市ではR5年度も減少を続け、過去最低を更新していますよ。
丹波市さんはもっと少子化対策をされるべきだと思いますけれどね。

あと数字はあえて出しませんが、丹波篠山市では「望まない妊娠や若年妊婦」の数はとても少ないのですが、
丹波市ではそれらがとても多いのですよ。
さらに丹波市では妊婦さんで、「経済的な困窮・不安」という女性がとても多いのが気になります。
また「身近に育児支援者・相談者がいない」という女性の数も丹波市では非常に多いですね。
もっと妊婦を支援する制度が必要なのではないでしょうか?

逆に丹波篠山市で目につくのは、「虐待、DVの既往がある、産後の不安」という妊婦さんが非常に多いのです。
なさけない男性が多いのが特徴ですね。

それと最近では産後ケア制度というのが始まっていて、産後のメンタルの不調に重きを置くようになっているのです。
全体的に言うと、丹波市も丹波篠山市も、毎年5.4〜8.7%の産後のお母さんに、うつ病の発症が疑われるようです。
けっこう多いと思われませんか?
赤ちゃんを産むのって、自分を犠牲にしている、という面も有るのです。
周りの方が支えてあげられる環境で妊娠、出産していきたいですね。
それを補助するのが行政の仕事なのでしょう。




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