タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

アドバンス助産師って、何?

2018-06-22 21:30:14 | 産科
篠山市真南条中の暁久(あきひさ)くん、5月18日生まれ。
「前向きに、いろんな事に挑戦できる子になってください。
産後は達成感と喜びを感じました。
赤ちゃんがかわいいし、ご飯が美味しかったので頑張れました。」

初めてのお産でしたからね。
まだまだ辛かった思いの方が多いのかもしれませんね。
ですが、産むごとに喜びが強くなりますよ。

さて、今日の話題は「アドバンス助産師」にしましょう。
何それ?と思われた方も多いのではないでしょうか。
恥ずかしながら私も、最近まで知りませんでしたよ。

この春から保険診療の適応となったのですが、
アドバンス助産師の居る分娩施設では、乳房のケアに管理料が取れるようになりました。
いえ、それは逆の発想で、乳房ケアをするには新しく資格を取りなさい、ということらしいです。

そもそも助産師という国家資格を持っているのに、さらに資格が必要なんて、おかしな話です。
しかもそれは民間の資格で、国家資格ではないのですが。
それでも時代に合わせる必要が有るでしょうからね。
1つの医療機関に1人、資格者が居れば、その者の管理下に、乳房ケアの専門施設ということになるらしいです。
それでタマル産には3人の助産師さんが居て、ちゃんと1人が資格者ですよ。

この資格を取るのには、いろんな講習会に出席して、常に新しい知識を得る必要が有ります。
しかも5年毎の更新性ですから、勉強し続けですね。

そもそも何故、こんな制度ができたのでしょうか。
それは看護師や助産師さんの学校は、ものすごく増えていますからね。
すっかり、大学や大学院を出てからなる仕事になってしまいました。
それだけ知識を詰め込まないといけないということでしょう。
むかしながらの助産師さんたちは、若い人に負けていられませんからね。

もう1つは、産科医になる先生が減り、「院内助産」という制度が始まっていることとも関係するでしょう。
通常の妊婦健診やお産には、医師が携わらずに、助産師だけでフォローするのです。
ハイリスクと考えられれば、医師に回す、という制度ですよ。
それで埋め合わせをしようとも取れますし、
いえいえ助産師の立場を上げようということかもしれません。

ただし注意する必要が有るのは、助産師も医師と同様に、責任を負う職種になるということです。
これだけ裁判が増えれば、それ相応に覚悟しておかないといけないでしょうね。

まあ、そんな外部的な目はやめて、素直に、
産後のオッパイケアは、知識を積んだ医療機関で診てもらいましょうということです。
そしてタマル産でも、3人の助産師が力を合わせていますからね。
それで、この夏の勉強会では、さっそく看護職全員で、
アドバンス助産師のテキストを、1冊、読破したというわけですよ。

もしタマル産で働いてみたい助産師さんが居られたら、今なら募集していますからね。




この記事についてブログを書く
« 着床率を改善できるかもしれ... | トップ | 子宮体がんになりやすい女性... »
最新の画像もっと見る

産科」カテゴリの最新記事