写真は、神戸市北区の明久(あきひさ)くん、10月1日生まれ。
「人の気持ちがわかる、誠実な子に育ってください。
出産するまでがしんどかったです。
質問にわかりやすく答えてくれたので、不安が全く無かったです。」
嫌いなセロリも食べれるようになったそうですよ。
けっこう、野菜が嫌いな女性は多いですね。
トマトもセロリも、私は大好物ですけれどね。
さて、今日も2人赤ちゃんが生まれましたよ。
ほとんど同時でしたから、バタバタしてしまいました。
それでは今日は、不妊症のカップルに向けて、よく有る質問で、
黄体機能不全のお話にしましょうか。
まず、不妊症の一連の検査で、黄体期の検査というものが有ります。
黄体期とは基礎体温で言えば、高温期のことです。
卵巣から卵が排卵すると、その抜け殻が卵巣の中に残ります。
これを黄体(おうたい)と呼ぶのです。
この黄体から黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンが分泌されるのです。
プロゲステロンには、乳房を張らせる作用や、体温を上げる作用が有るのです。
黄体期には眠たくなるのもその作用の1つです。
妊娠しないと、14日ほどで、黄体は縮んできて、プロゲステロンが出なくなって、
子宮内膜が剥がれて月経となってしまうのですね。
ところがこの黄体期が短い女性が居られます。
12日間とかですね。すると妊娠しにくいのです。
プロゲステロンが子宮内膜も分厚くさせるので、
卵巣から排卵した卵が精子と出会って受精卵となり、分割して子宮の中に流れてくるのですが、
排卵後7日目、前後1日にしか、子宮に着床しないのですよ。
なのに、プロゲステロンが下がってきて、子宮内膜が分厚くならなくては、
着床しにくくなるでしょう?
黄体期の働きが悪いことを、黄体機能不全と呼びます。
黄体期の期間が短いことでも分かります。
また、子宮の内膜を1ミリくらい取って検査すると、
月経周期の21日目などと分かるものなのですが、
これが2日以上ずれている場合をとくに、黄体機能不全と定義するのですよ。
それで以前はよく子宮内膜を採取したのですが、
少し痛みも有るし、出血もするので、最近ではこの検査はあまりしていません。
その代わりに、子宮内膜の分厚さを超音波で測定したり、
血液検査でプロゲステロンが、ちゃんと出ているかを見ることにしていますよ。
黄体機能不全の治療として、プロゲステロンそのものを外から薬として処方します。
体外受精の時などは自然周期ではないので、膣錠や注射剤などで、より強力に補填するのですよ。
よく排卵誘発剤の飲み薬で、クロミッドという薬を飲むと、
卵は大きくなるのですが、子宮内膜が分厚くならないことが有ります。
こんな時はプロゲステロンと同時に、エストラジオールという薬も効果的なことも有ります。
ですがタマル産では、時間がもったいないので、そういう場合は注射薬の排卵誘発剤を使いますが。
ところで10年ほど前は、40人に1人は体外受精で生まれていると言われましたが、
最近の報告では、21人に1人が体外受精で生まれているのですね。
2004年から公費助成が始まったせいも有るようですね。
それでも可能な限り、しかも短い時間でいいですから、
保存的な治療から始めるべきなのですよ。
体外受精や顕微授精は抵抗が無くなったとはいえ、どんな治療かということは十分に理解してください。
「人の気持ちがわかる、誠実な子に育ってください。
出産するまでがしんどかったです。
質問にわかりやすく答えてくれたので、不安が全く無かったです。」
嫌いなセロリも食べれるようになったそうですよ。
けっこう、野菜が嫌いな女性は多いですね。
トマトもセロリも、私は大好物ですけれどね。
さて、今日も2人赤ちゃんが生まれましたよ。
ほとんど同時でしたから、バタバタしてしまいました。
それでは今日は、不妊症のカップルに向けて、よく有る質問で、
黄体機能不全のお話にしましょうか。
まず、不妊症の一連の検査で、黄体期の検査というものが有ります。
黄体期とは基礎体温で言えば、高温期のことです。
卵巣から卵が排卵すると、その抜け殻が卵巣の中に残ります。
これを黄体(おうたい)と呼ぶのです。
この黄体から黄体ホルモン(プロゲステロン)というホルモンが分泌されるのです。
プロゲステロンには、乳房を張らせる作用や、体温を上げる作用が有るのです。
黄体期には眠たくなるのもその作用の1つです。
妊娠しないと、14日ほどで、黄体は縮んできて、プロゲステロンが出なくなって、
子宮内膜が剥がれて月経となってしまうのですね。
ところがこの黄体期が短い女性が居られます。
12日間とかですね。すると妊娠しにくいのです。
プロゲステロンが子宮内膜も分厚くさせるので、
卵巣から排卵した卵が精子と出会って受精卵となり、分割して子宮の中に流れてくるのですが、
排卵後7日目、前後1日にしか、子宮に着床しないのですよ。
なのに、プロゲステロンが下がってきて、子宮内膜が分厚くならなくては、
着床しにくくなるでしょう?
黄体期の働きが悪いことを、黄体機能不全と呼びます。
黄体期の期間が短いことでも分かります。
また、子宮の内膜を1ミリくらい取って検査すると、
月経周期の21日目などと分かるものなのですが、
これが2日以上ずれている場合をとくに、黄体機能不全と定義するのですよ。
それで以前はよく子宮内膜を採取したのですが、
少し痛みも有るし、出血もするので、最近ではこの検査はあまりしていません。
その代わりに、子宮内膜の分厚さを超音波で測定したり、
血液検査でプロゲステロンが、ちゃんと出ているかを見ることにしていますよ。
黄体機能不全の治療として、プロゲステロンそのものを外から薬として処方します。
体外受精の時などは自然周期ではないので、膣錠や注射剤などで、より強力に補填するのですよ。
よく排卵誘発剤の飲み薬で、クロミッドという薬を飲むと、
卵は大きくなるのですが、子宮内膜が分厚くならないことが有ります。
こんな時はプロゲステロンと同時に、エストラジオールという薬も効果的なことも有ります。
ですがタマル産では、時間がもったいないので、そういう場合は注射薬の排卵誘発剤を使いますが。
ところで10年ほど前は、40人に1人は体外受精で生まれていると言われましたが、
最近の報告では、21人に1人が体外受精で生まれているのですね。
2004年から公費助成が始まったせいも有るようですね。
それでも可能な限り、しかも短い時間でいいですから、
保存的な治療から始めるべきなのですよ。
体外受精や顕微授精は抵抗が無くなったとはいえ、どんな治療かということは十分に理解してください。