タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

「もの」から「ひと」へを推し進めなければ

2016-11-14 21:21:45 | つれづれ


上の写真は、篠山市住吉台の楓(かえで)ちゃん、10月7日生まれ。
「秋らしい。芯が有り、風のように周りを包み込めるような優しい子になってください。
思っていたよりも安産だったので、よかったです。
陣痛の間に眠ってしまってて周りにびっくりされました。
みなさん優しくていろいろ親切に教えてもらいました。」

そうですよ、陣痛が弱い間は、夜なら寝ておくのが良いのです。
よく夜中に入院になると、緊張して朝まで起きているお母さんが居られますが、それでは次の日に疲れますよ。
長引くお産では、シャワーに入るのも良いものです。

今日はスーパームーンのはずでしたが、雨模様ですね。
それでも昨日から赤ちゃんが3人も続けて生まれましたよ。
前の満月の時もたいへんでしたからね。今回もそうなのです。
外国でも、満月の日は病院が大わらわ、と言うのですよ。

さて、今日は、先日、篠山市から送られてきた
篠山市国民健康保険データヘルス計画書の内容を検討してみましょう。
みなさんのところにも配布されているのでしょうか?

基本理念が初めのページに有ります。
基本理念1:平均寿命、健康寿命の延伸
基本理念2:医療費の適正化
基本理念3:健康力の向上 です。

まず平均寿命を伸ばすのですか。
私の名前は「伸二」と言います。牧伸二さんと同じ名前ですね。
若い人は知りませんね?
長男が早くに亡くなったので、長生きするように、それと次男だからですね。

親は子に長生きしてほしいと願うものでしょう。
子供が事故で亡くなったり、若い人が自殺したり、青年が癌で亡くなったり、
中高年が喫煙のために脳卒中で亡くなったりするのは、確かに努力次第で減らせるでしょう。
ただむしろ、健康寿命を伸ばす必要が有るのは当然です。こちらの方が重要ですね。

次に医療費の適正化、ですね。
この「適正化」という言葉は、「削減」という意味で使われます。
言葉だけマイルドな響きにするために、厚生省がよく使う言葉です。
国語辞典に載せてはどうでしょう。

いつも言うのですが、医療費は削減する必要はありません。
今、行き場のないお金が「もの」、いわゆる土地やマンションに流れているでしょう?
このままでは、またバブルが弾けてしまいますよ。
「もの」より「ひと」に流れさせないといけません。
社会保障費に回せば、給料が自然と上がります。
介護や看護の低賃金は改善しなくてはなりませんからね。
落ち込んでいる消費も復活するでしょう。
すると景気が良くなるのですよ。
老後の不安が無くなれば、みなさん、お金を隠し持たずに使うことでしょう。

確かに医療費だって削減するところは有ります。
例えば高額な抗がん剤は、最近、いきなり半額になりましたよ。
それだけ製薬メーカーが潤っているということです。
しかも海外のですね。

医療機器だって、高額なものほど保健適応になっているのです。
一般の人が使う機器だけ保健適応にすればいいのですよ。
世界一多い、CTだって、そんなに必要ですか?
これは厚生省の役人だけが儲けているのですよ。
この保健適応の審査に、医師が排除されて、おかみが秘密裏に決定しているのですよ。
これだけ医者が足りないと言っておきながら、人件費ばかり削ろうとしてしているのですから、
まったく口先ばかりですね。

基本理念3の、健康力の向上にだけは賛成しますよ。
それで統計を取ると、篠山と他の兵庫県の市町村との違いは何だったでしょうか。
1つは、飲酒の習慣の有る割合がとくに多いのですよ。
その結果、循環器疾患や脳血管疾患が多いのが特徴です。

ちなみに周産期の保険診療に占める割合は、わずか0.2%ですよ。
いかに産婦人科は節約しているのか、ということが分かりますね。
生活習慣病が医療費に占める割合の多くを占めているのです。
だから、ぜいたく病と言われるのですね。