タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

乾燥肌には

2016-10-14 20:55:34 | 美容医療
篠山市大山下の文音(あやね)ちゃん、9月10日生まれ。
「優しい子になってください。
思ったより早く生まれて、安産で良かったです。
皆さん、いろいろ気遣ってくださって、ゆっくり入院生活を送れました。」

初めてでも楽なお産なお母さんも居られるのですね。
ですが、たいていは初めては苦労します。
それでも産んだ後は、案外忘れてしまうものですよ。

今も2人の妊婦さんが陣痛で入院されています。
朝から「おしるし」が有ったという電話も2件有りましたから、
今夜から明日にかけては忙しくなるかもしれません。

それでは今日は、乾燥肌のお話といたしましょう。
というのも、寒くなってくると、肌が乾燥してくるでしょう?
そして、年齢とともに乾燥肌は悪化するようです。

肌の表面は、角質層が有りますが、
これには水分の蒸発を抑えるために、油分と水分が混じった皮脂膜を形成しています。
これが年齢とともに減少していくのですね。

角質層の下の皮下組織の細胞間にはコラーゲンなどの骨組みに、
ヒアルロン酸などが存在して、これが水分を保持しているのです。
これも年齢とともに減少するのですね。

よって、保湿剤の出番となるわけです。
タマル産では、ヘパリン類似物質外用スプレー0.3%という薬を置いています。
ローションとか軟膏のタイプも有るのですが、スプレー式のものを処方しています。
使いやすいからですよ。
ヒルドイドとかビーソフテンと言われるものと同じですが、一般名に変更になったのですね。

皮膚科ではアトピーにも使われるのでしょうが、
産婦人科では、妊娠線なんかにも使用できます。
ケロイドを抑える作用も有るからですね。
もちろん妊娠中の薬ですから、積極的にはオススメしませんが、
気にされる方にはいいかもしれませんよ。

乾燥肌とは異なりますが、
来週は、口元と目尻の「しわ」に対して、ヒアルロン酸の注射を予定している方も居られます。
こちらは美容という面での使用ですが、
減少してきたものを補うだけですから、
気軽に施術されてもいいでしょう。すぐに効果も現れますからね。

それでは、お産の状況を見てこなければ。