タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

オートファジーとアポトーシス

2016-10-03 20:58:31 | つれづれ
加東市の智哉(ともや)くん、8月16日生まれ。
「知恵を持ち、困難を力強く乗り越えていける人になってください。
健診時からとても親切でうれしかったです。優しく丁寧に対応してくださいました。
お料理はとても楽しみで、写真を撮っていたので、お腹がすいた時に見ています。」

入院中にお料理の写真を撮っておられる方は多いですね。
私も料理の研究はいつもしていますよ。
最近始めてもらったのは、朝食の和食の日は、18穀米というのを提供してもらいだしましたよ。
白米だけでは物足りないでしょうからね。
これに慣れると、もう白いご飯なんて食べられませんね。

今日のニュースでは、東京工大の大隈教授が、オートファジーという研究でノーベル賞を貰われたとか。
毎日、細胞は新しくタンパク質を作り、一方では不要なタンパク質を分解しているというお話です。
当たり前とも思えるでしょうが、老化した排泄物を能動的に一生懸命、排出するのも仕事ですよね。

私が研究生活の時、研究テーマの1つが、アポトーシスでした。
今でこそ一般的に知られるようになってきましたが、当時はそんな言葉を知る人も居なかったのです。
とくに産婦人科には関係が深く、たとえば胎児が成長する過程で、
いったん生物の進化の歴史をたどるのですよ。

胎児は初め、魚のような形をしています。
指にはカエルの水かきのようなものが有って、
だんだんと水かきは消滅していき、人の手のようになってくるのです。
この能動的に消滅させることをアポトーシスと言うのですよ。

先の大隈教授の研究は、日々の研究と言えるでしょうが、
アポトーシスの方は、もう少し長い時間軸で、進化の過程とも言えるものなので、
なんだか共通点が有りそうですね。

ところで今、お産で入院されているお母さんたちの中で、
若い2人のお母さんは、偶然にも2人とも、野菜を食べないのですよ。
連日チェックしては指導しているのですけれど。
胎児の成長に必要だとか、お乳で育てるのなら必要なのに、とお話するのですが、
きっと普段は、ハンバーガーとコーラか何かで済ませているのでしょうね。
これでは胎児や新生児は、飢餓状態と言えるかもしれませんね。

今日はもう1つ、アナウンスです。
本日から年末まで、タマル産では、乳がん検診のキャンペーンをしていますよ。
http://www.tamar.jp/nyuugan

乳がん検診を含む、女性13の癌と、男性12の癌が同時に早期発見できる癌の遺伝子検査を実施中です。
しかも年内だけ、お得になっていますからね。
とりあえず、乳がん検診だけでも受けられてはいかがでしょうか。
マンモグラフィーよりも、超音波検査よりも、PET検査よりも、
超早期に、血液検査だけで分かるなんて、すばらしいですね。