タマルさんはナツメヤシ

タマルは女性の名。ナツメヤシの意味で多産を象徴。聖書には約束の地カナンは、蜜(ナツメヤシ)と乳(ヤギ)の流れる地とある。

11月にインフルエンザの予防接種します

2016-10-12 20:51:41 | 産科
丹波市柏原町の瑠愛ちゃん、9月7日生まれ。
「心の優しい、周りから愛される子に育ってください。
1人目より落ち着いてお産できました。
後陣痛で何度もナースコールしても嫌な顔せず、優しかったです。」

瑠愛ちゃんは見るからに優しそうな顔ですから、優しい子に育ってくれそうですね。
生まれた時から、その子の性格って分かりますよね?
少なくとも自分の子たちはそうでしたよ。
泣き方でも分かるでしょう?

生まれる前から名前を考えておられるご両親も多いでしょうが、
名前はやはり赤ちゃんが生まれてから、その子に合った名前を付けてあげるといいでしょうね。

さて、今日は「かぜ」のお話にしましょうか。
そろそろ寒くなってきて、風邪気味の方が増えてきましたよ。

風邪と言っても、大きく2種類有りますよね。
ウィルス性か細菌性かです。

赤ちゃんの生まれてから初めてのカゼと言えば、RSウィルス感染です。
みんななるのですよ。そしてそれはウィルス性ですね。
大人だって同じで、インフルエンザウィルスなんかは高熱が出ますね。
インフルエンザに限らす、いろんなウィルスでカゼの症状を起こします。
それに対して細菌性のカゼはむしろ少ないと言えるでしょう。
ウィルス性が長引いて、細菌も一緒に感染する混合性という場合も有るでしょう。

それでカゼで病院に行くと、ウィルス性のことが多いのに、抗生物質を処方されます。
それは効かないですよ。
だって抗生物質や抗菌剤は細菌性のカゼにしか効きませんからね。
ウィルス性には抗ウィルス剤しか効きません。
もしくは漢方薬のカゼ薬は、抗ウィルス剤と同等かそれ以上の効果が有るとも言われています。

カゼが流行ると、なぜか婦人科も流行るのですよ。
それは抗生物質を処方されたために、カンジダ膣炎という副作用が出てしまうからです。
細菌が死ぬと、ウィルスやカビがかえって増えるのですね。
普段はバランスをとっているのに、バランスが崩れるからです。

それで今年ももうすぐインフルエンザが流行する時期ですね。
11月からタマル産でもインフルエンザの予防接種をしますよ。
と思っていたのですが、今年から事情が変わったのです。
それは妊婦さん用の予防接種が、今年から作られなくなったのですよ。
水銀でできた防腐剤が含まれず、1人分ずつ個別に包装されたシリンジタイプという薬です。

それで今年はどうしましょうか。
とりあえず内科に置いてあるのと同じものしか有りませんから、
内科で予防接種してもらっても構いません。
ですが何箇所も行くのはめんどうでしょうから、
タマル産でも予防接種をしますからね。
妊婦さんは健診のついでに受けてください。
11月1日から11月30日の期間限定の予定です。

ポイントは、赤ちゃんも、妊婦さんも、妊娠していない女性も、
カゼをひいたって、抗生物質は基本的に飲む必要は有りませんよ。
ただし予防接種は、なるべく受けてください、ということです。