末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

新型コロナウイルスパンデミックと地域医療(その9)

2020-06-09 18:49:44 | 新型コロナウイルスパンデミック
 私たちが子供の頃は、ワクチンもなかったし、薬もアスピリンくらいしかありませんでした。
 氷嚢でお母さんに頭を冷やして貰って、ものすごくしんどい2~3日が過ぎたら、急に幸せな気分になる。あんなことを何回も繰り返してここまで元気に来ました。ウイルスのおかげでちょっと休憩して、学校も休んで、次に同じウイルスが来てもそんなに高い熱がでないように免疫をつけるということを、繰り返してきたということです。
 人間の遺伝子の約半分が、ウイルス(ウイルスのようなもの)で構成されています。ウイルスがいたから人間はここまで進化できたといえます。ウイルスの「暴走」は、森林伐採、環境破壊、薬の使い過ぎなどが原因です。だからウイルスを悪者と見るのではなく、ウイルスとの共存を破壊する社会、免疫力を奪っている社会を根本からかえなければいけないと思います。
 
(註)アスピリン(アセチルサリチル酸)は15歳未満の水痘・インフルエンザなどに、ライ症候群(急性脳症、肝臓の脂肪浸潤を引き起こし、生命にもかかわる原因不明で稀な病気)の合併報告があり、原則として投与しないことになりました。現在は比較的安全なアセトアミノフェン(商品名カロナール)が使われます。


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