末光道正のブログ  八尾から日本の政治を変えよう

労働者・市民・学生の団結を強めるコーナーです

財政破綻の世界的連鎖が世界大恐慌を深化

2010-07-27 00:02:34 | 世界大恐慌

全米50州のうち、46州が財政破綻に直面

■米財政赤字、11年度も削減困難 景気回復遅れ歳入減
朝日新聞 2010年7月24日21時37分

 米政府は23日、2011会計年度(10年10月~11年9月)の予算教書を改定したと発表した。財政赤字は1兆4160億ドル(約123兆円)と、2月発表の赤字額から1490億ドル悪化すると予測。景気回復の遅れで歳入が減少するためで、オバマ大統領が11年度から取り組むとしている財政再建は困難な情勢だ。
 現行の10年度の財政赤字は2月発表時点から850億ドル改善し、1兆4710億ドル(約128兆円)に下方修正された。しかし依然過去最大で、国内総生産(GDP)の10%に達している。見通しでは、12年度に財政赤字が1兆ドルを切って9110億ドルになり、同年度にはGDPも伸びるため、対GDP比が5.6%まで縮むとみる。
 11年の失業率は9.0%と見込み、15年にようやく6%を割って5.7%になると見込む。

 リーマン・ショックは金融機関の経営破綻にとどまったのに対して、ギリシャ危機は国家の財政破綻・債務危機として噴き出し、さらにユーロ危機、世界的な信用収縮まで突き進んでいます。資本の救済のために財政を湯水のように注ぎ込んだ当然の結果として、国家財政の破綻が世界中に連鎖し、ドル危機、日本国際の暴落、中国バブルの崩壊が、早ければ年内にも次々起きようとしています。
 今こそ、全世界で起こっている、労働者、学生、農民の「生きさせろ!」の怒りと闘いを、現実の革命に転化して、大失業と戦争の破局を阻みましょう。

★当面する闘争スケデュール