日立の6NSX-230Mを使って火が付いた。素材の純度が以前は8Nまであったが、今は無い。現在最高純度と思われる7N-S1040Ⅲ。いや、エソテリックで8Nが有ったかもしれないが高すぎる。三菱電線と迷ったが、心線径の違いと端末処理をしていない事によりアクロリンクに決定。上に7N-S1400Ⅲが有るが高すぎ。これは線間に電磁波吸収非磁性糸と導電性制振材がそわせてある。必要無いと思った。1040は内シースにタングステン紛体とアモルファス紛体が混合してある。「電線は純度」この考えを突き進むと1040になる。電線でなく被覆だが、構造はシンプルに、素材は高度に。
市川のショップに注文し到着。以前はもう接続しないと我慢できなかったが、休みまで待った。ゆっくり焦らず被覆を剥がすため。
接続後、音出し。凄い。まず、音量上げてもうるさくない。接続してすぐの粗さは若干あるが、落ち着くだろう。空気感がすごい。この辺は進化か。革新までは行かず、進化。基本は相通ずる所を感じる。6N-SX230Mは音の純度が上がった感じ、これはその辺はあまり変わらない。しかし空気感が、音像が上を行く。VCT-FKのエネルギーも凄いと思ったが、歪だったのかも。しかしケーブルというのは機器のグレードを上げてしまう。音色は薄い感じ。音場はSPの周りにしっかり広がる。奥行きは少ない。濃厚な部分は無い。やはりRCAケーブルの8N-A2080に相通じるところが有る。情報がほぼ出る。やはりこの音が好きである。空気は振動して音を伝えるが、このケーブルは、空気が音を湧き出させるよう。音場が広がるというより浮き上がる。そしてpopsだが30年近く鳴らしてきたLPから今まで聞いたことが無い音が出て来た。中低音にぽこぽこと言う音。この辺の解像度が上がった。以前は情報にしてはほぼ100%出してきたと思ってたのに。
もうこの辺でSPケーブルは終わりの様な気がする。電線の素材だけ考えると15年ほど前とさほど変わってない。最近の端子を付けて高額商品で売るのは賛成しない。確かに確実に接続できるが、余計な物が介在するので良くはならない。その端子の音になってしまう。本当はOPTにケーブル直付け、が良いと思う。しかしそれではOPTの端子がやられてしまう。仕方なくOPT~O端子~スピーカーターミナル~スピーカーケーブルなどと余計な物をくっ付けている。この辺はいずれ挑戦してみたい。
最近のケーブルは被覆を剥いても劣化しないようコーティングがされているようである。音には良くないが、それでもこれである。精神的に良いのでこれで良しとする。
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