analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

LCRフォノイコ 調整23 二段目調整

2019-01-10 00:06:00 | PhfD‐3.2

何とか先が見えてきた気がする。

LCRフォノイコのRchの交換に取り掛かる。

ドロップ抵抗を2.2kΩから3kΩに交換してみる。

あまり変わらない。

では3.9kΩではどうだ。元の2倍近くだぞ。

これもあまり変わらない。

では思い切って10kΩだ(どーん)。

ありゃりゃ、下がりすぎだ。10kΩをもう一個抱かせて5kΩにする。

ううん?変わらんぞ?

取り付けた抵抗を外してテスターで抵抗値を測定してみる。

O.L.・・・

なんだ、断線か?オーマイトの巻線抵抗、結構ダメかな?

 

デールの物が有ったので追加してみる。

今度は電圧がふらつく。

各部を測っていくと、終段のECC99の電圧が出てない。

さっきのショックで切れちゃった?

まあ、とりあえずRchの物と入れ替える。

電圧出た。

トランス入口192V、出口187V

カソード電圧7.8V、カソード抵抗が1kΩなので、7.8mAとなる

 

試算してみた。

単純に計算すると、12AU7に7.8mA流れると大体10kΩになる。

(動作例7,7kΩ、10.5mAより)

電流下がると内部抵抗上がる。

 

パラなので10kΩ/2で5kΩ。

 

なんだが、

今回の測定結果、プレート電圧187V-7.8V≒180V

電流が7.8mAなので、内部抵抗は23kΩ程(パラ)になってしまう。

 

確か岩村氏の算出では、15.6mA流れて5kΩになると有ったはず。

電流値がこの半分なら10kΩ。

とすると良いところのはずなんだが。

計算の確認をしなければならない。

 

ここで、段間トランスの一次側を20kΩにするのは容易いので、あとでやってみよう。

 

それと、今回音出しをしてみて、音量が左右で変わらない。これはインピーダンス比が上がったので、昇圧比が下がったと思われる。

5kΩ:600Ωは巻線比2.9

10kΩ:600Ωは巻線比4.1

まあ、この辺がどれくらい影響するか。

 

この辺は後日、確認してみる。


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