analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

現在の音47

2019-12-02 00:00:11 | システム

この辺でまたインプレッション。

まず気になるところ。声に音色が乗ってる感じ。艶のようなもの。これがPPアンプの特徴だと思うが、できれば無くしたい。三百Bで鳴らした「純粋な」音が頭にある。

ただ、PPでこの音は凄いと自画自賛。フェアなどで一度どこかのアンプと鳴り合わせしてみたい。いったいこのアンプの実力はどのへんなのか?

まず音場。何気に電圧伝送の時より奥行きが出てる嬉しい。深いとか、広いとか言うほどではなく、平面ではない、と言うほどなのだが。

横の広がりはもう少し欲しいかな。でもそれは以前の「位相ずれ」の音と比較して、なのかもしれない。まあ、不満ではない。

音色に関しては、いつのころからだろう?気にならなくなった。多分オイルコンデンサー、デール・ビシェイの抵抗を使い始めてからのように思う。回路を気にするようになってから音場に気が行くようになった。

高音低音はもう少し伸びてほしい気もするが、今の私には難しい。

 

もしかして電圧伝送の時からあまり良くなって無いじゃないか?

いや、楽器の実在感、これが違う。前は薄い煙のような感じか、それが今は身の詰まったというのか、肉感のある音だ。

気分的には電圧伝送のレベルにやっと来た、そんな風。

 

フォノが一番変わった。どうも押さえつけられた、伸び伸びしない感じだった。でもこれがLCRフォノの音、と思い時にはこんなはずじゃない、と調整してきた。回路的には大きく変わってない。真空管の電圧を1~2割変えただけ。

今は解放された、H‐LCR‐EQと比べても遜色ない。

今の音は単に「電力伝送」なだけか、と思う。

以前もこのプリもパワーも組んだことが有ったが、使いこなせなかった。

 

それが、ただ鳴ってるだけ?

単に真空管とトランスを弄り回しただけ?

いやいや、回路に納得して聴いている。

以前は「この回路で合ってるのか?」とか、「鳴らし切ってるのか?」という不安を抱えながら聴いていた。もちろん満足はしていた。

最近は聴感が良くてもデータが良くないと飽きてしまう。ああ、病気だ。

それが今のこの音は、このデータとマッチしている、という納得がある。

音楽ではなく音を聴いている?

まさしく私はそうだ。音楽は手段だ。オーディオマニアだ。

他人の組んだ名機を聴いて喜んでる訳ではない。

他人の所為にするわけではなく、自分で納得いった機器で音楽を聴く。

そして、「音マニア」などと卑下した言い方はしない。

何故否定する?良いじゃないか、趣味なんだから。

私はこれが楽しい。


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