analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリアンプのOPT変更4 プレート電流の変更2

2020-01-26 00:05:37 | CfD-4 (オートバランス)

真空管の内部抵抗を下げるには、電流を増やす。もしくはプレート電圧を下げる。  計算をしていてなんとなく見えてきた。

いま、プリのカソード抵抗は500Ωだが、これを小さなものに換えてみる。手持ちでは360Ω(3W)しかない。まあ、やってみる。

これで電圧測定をした。

Ep 225.4V

Ek 9.71V

この時のIp 13.49mA。ちと大きい。二本で27mA。7mA大きい。

このEp=225.4Vの時の内部抵抗を計算してみる。(今回から変えた電圧の比により内部抵抗・電流値・カソード電圧値もその比を使って変更してみた。その後、実際の電流値を使って内部抵抗を補正した)

Ek 10.57V

Ip 15.9mA

rp 2.65kΩ。

結構下がる。実際には電流はここまで流れてないのでもう少し高いはず。電流が流れないのはもしかしたらヒーター電圧が6.3Vに達して無いからかもしれない。

勘で2.8kΩ位か。まあ、あれだけやって3.2kΩが3.1kΩになっただけよりは大分下がった。

OPT2.5kに対して3.1kが2.8k。うん満足。

これなら何かしら効果が出るかも?

念のため出力インピーダンスを測ったら582Ω(1kHz)となった。

この時の計算内部抵抗は3.4kΩ。大分現実味を帯びてきた。

 

早速音出し。

OPTに電流流し過ぎかと思ったが、大丈夫そう。

それよりまともな音になった。前は透けて見えるような薄い音だったが、肉がついてきた。それでいてダンゴになっていない。バランスが良い。

高音の歪みっぽいのも無くなった。

もう「完成」と言ってもいいほど。だが、電流をもう少し絞りたい。

 

凄い。

OPTと真空管のスイートスポットに来た感じ。某ラボHPで言ってた動作点、そこを探り当てた感じ。

あとはEL34の動作点なんだが、あれはどこに動かしても音がそんなに変わらないんだな。それだけ懐の広い真空管、ということなのかな。


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