プリとパワーを繋いでインピーダンスを出そうと測定するが、600Ωラインのインピーダンスが計算と合わない。
電流・電圧より計算すると370Ω
パワーの初段12AU7のグリッド抵抗から計算すると942Ω
プリのOPT一次側の電流・電圧から計算すると421Ω
いったいどれを信用すればいいんだ?
プリにパワーを繋ぐのではなく、600Ωの固定抵抗器を繋いでみた。
プリのOPT一次側のインピーダンスが三割ほど上がっている。なんだこれ。
4日程考えた。
OPT一次側は、固定抵抗器を繫いだ方が設計のインピーダンスに近いハズ。
600Ω負荷よりパワーを繋いだ方がプリのOPT一次側のインピーダンスが低い、という事は実際のパワーのインピーダンスが思ってたよりも低いかも。
さらにプリのOPTは繋いだものによってインピーダンスが変化する?
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プリとパワーのインピーダンスが不明と言うどこから手を付ければいいか?
まず、600Ωの伝送ラインを基準に考える。プリの入力サイン波電圧を変えると電流値が変わる。
負荷は後段から決まってくる = パワーのU7のRgをIPTのインピーダンス比に合わせて決定したい。
・・・パラメーターが二つ。パワーのRg と 600Ωのインピーダンス。
パワーのRgを100kΩの可変抵抗器とし、600Ωラインの電流を1.67mA(1V時に600Ωになる)ように可変抵抗器とプリの入力信号電圧を変えた。
この時のパワーのRgは8.32kΩと9.07kΩとなった。足して17.4kΩ。奇しくもラジ技誌の設計値に近い?
プッシュとプルで抵抗値が結構違うのが謎だが、足した抵抗の両端がその電圧4.91Vのはずなので、平均を取るとRgは8.7kΩとなる。
これでIPT一次側のインピーダンスが変な値となってしまったので、600Ωに近くなるインピーダンス比は24となった。それでも718Ωと600Ωにはまだ差が有るが。
これでようやく繋がった。
(と思ったが、のちに問題が分かる)
20210312
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