analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

PhfD‐5.1の改造

2019-12-30 00:02:05 | PhfD‐3.2

パワーのアースを変更して音が良くなった。優しくなった。とげとげしさが取れたというか。

これで安心したのでフォノイコを改造する。

チョークインプットにしたためB+電源が下がってしまったので、電源トランスを変える。

現在はノグチトランスのPMC35HGから

ゼネラルトランスのPMC55HGにし、

タップを260Vから320Vに上げる。

まずはLchだけだがトランスの穴を明けなおして配線。めんどくさかったが結構早く終わった。

少し変更した点。

電源トランスの中点アースを、電源フィルターコンデンサーに接続してたのをアースポイントへ直接落とす。上画像赤黄矢印。

ヒーターアースを回路アースに接続してたが、単独でシャシーに落とす。上画像緑青線。

チョークの配線を蜷局(とぐろ)巻きから巻きを無くすようにした。上画像下方赤黄矢印。

 

電源トランスは水平に90度回したが、一番強い磁力線は近いチョークには向かわないはず。

ふと思い立ってドロップ抵抗を2.2kΩから3.3kΩに大きくした。電源トランスを変えて電圧を上げたんだから少し下げておこうと思った。

電圧測定をした。

二段目段間トランスから12AU7への電圧が少し高い。カソード電圧は7.6V程なので15mAほど電流が流れてる事になる。カソード抵抗を小さいのにすればもう少し電流が流れて電圧も下がると思う。段間トランスは20mAほどまでは流せるらしいし。

初段E80F、終段ECC99とも電圧値は良いところに行ったようだ。

待ちきれなくて、Lchのみの変更で音出ししてみた。

やはり片チャンでは分からないな。仕方ない、Lchだけで掛けてみた。

ガサガサだが、これはカートリッジが冷えてるためだと思う。そう思いたい。

10分ほどで音が小さくなってきた。あれ?なんだ?うーんもしかしたら整流管がもうだめなのかな?

少しきいてると、滑らかになって来た。一音一音に元気が出て来た。

パワーのアースを替えたときの変化に近い。電圧上げたときの元気の良さはほんの少し有るかな?程度。

このフォノイコはAC点火なのだが、ハムが気にならなくなったみたい。まあ、この辺は夜中に聞かないと何とも言えない・・・と思ったらむーと聴こえる。もうハムの対策は思いつかないぞ?

Rchはアースがまだ直せてないが、左右とも鳴らしてみた。

左の音が小さいと思ってたが、右が刺激的な音なんだ。一音一音の隈取がきつめ・ジャリっと聴こえる。これはパワーもアースの改造を片方だけして鳴らした感じと同じだ。

Rchも頑張ろう。


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