analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

プリアンプのOPT変更2 プレート電流の変更と考察

2020-01-24 00:03:12 | CfD-4 (オートバランス)

プリのOPTを変更して私好みの音になった。まだ良くなったとは言わないでおく。

これを聴くと前はイマイチ抜けが良くなかったのかな、と思う。ただ、低音は少なく、その下のズンだけ響く。

電圧測定をした。5687の場合でカッコ内は動作例の定数。

プレート電圧241V(250V)、プレート電流9.5mA(12mA)、この時の計算による内部抵抗3.24kΩ(3kΩ)となった。ややOPTの一次側が低すぎの気もしないでは無いので、もう少し内部抵抗を下げてみようと思った。電流をもっと流してやる。初段のU7電圧が高いので、ここは少し下げて5687に行くようにする。

5687ドロップ抵抗を350Ω→100Ω、U7ドロップ抵抗24kΩ→27kΩ、5687のカソード抵抗を600Ω→500Ωとした。

プレート電圧236V(250V)、プレート電流10.6mA(12mA)、この時の計算による内部抵抗3.1kΩ(3kΩ)。余り下がらない。けど推奨値に近付いた。もう少し電流を上げられるが、そうすると5687二本で電流が20mAを明らかに超えてしまうので止めておく。TSMの方には10~20mAと言われているのだ。

合わせてOPT二次側のターミネート抵抗を1.3kΩから2kΩに変更した。

1.3kΩにしても音はあまり変わらなかった。600Ωの4倍は欲しいところだが、余り上げ過ぎると効果が無くなる。計算上の出力インピーダンスは600Ω弱から700Ω位に上がるはず。これによって二次側から見た一次側のインピーダンスが上がれば、という期待からだ。

音出しは明日になる。

 

おしgooや本で最適負荷抵抗に付いて調べてみた。

①長氏の本の計算法ではEpminの値の根拠がなく、この時のIpmaxがグラフから飛び出して読めない。よって計算値に信頼性が無い。その辺えいやっ、とした計算結果は内部抵抗rpより高めになる。

②ネットで5687の製作例を探したが、PPでOPTは8k~10kを使ってる感じで高めだ。

③武末氏の本では計算をしても当てにならない時が有るので難しい、とのこと。

④おしgooでは内部抵抗と負荷抵抗は同じ時が最大出力が得られると。

この④のRL=rpが私にはぴったりくる。

よって6.6kΩのOPT(ラインアウトトランス)なんてのが有ればいいが、そういうのは無さそう。


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