analog player & Vacuum valve amplifier (Electron Tube Amp)

こちらの記事は製作・修理・改造を推奨するものではありません。
故障・事故等が起きても当方責任は負いかねます。

CfD‐7.3の音

2020-04-05 18:05:35 | CfD-4 (オートバランス)

プリの音というかシステムの音になるのだが、ここはプリを変えたことによっての音についてになる。

まず音出しして気が付いたのは、SNが良くなった。「あれ?静かになった」

そして気が付いたのは横の広がり。NFB5dBの時は横の広がりが少なくなった。これが自然になった。

高域は少し強め。シャリシャリが結構でてきた。まあ、今まではかなりハイ落ちだったかもしれないのでそう聴こえるのかもしれない。

一個一個の音はこれは輪郭がはっきりしてる。NON NFBはにじんで隣の音と重なってる感じだが、今は一個一個の音が別個・分離だ。それなのでその間の空間が透明になった感じになる。

以上は良くなった点。

 

音色なのだが、これが問題。トランジスタアンプの様になった。レコードとというよりもCDの様だ。全体にパリッとしてる。オーディオ的には良くなったが、真空管アンプらしさが後退した。じゃあトランジスタアンプが良いのか?というとそうではなく、トランジスタアンプで気になる音色のきつさ、ヴァイオリンのつるんとした質感は無い。

 

 

先日上げたブログで音が激変したと書いた。

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/e/e17ef6a11b3bac0d18efef8ede5dd265

終端抵抗を外したらアンプを変えたような変わりようだった。

ただ、NFBを5dBにすると音が人工的になる感じはあった。シンセの曲を掛けるといまいちだった。

 

今回アースを追加して音がまた変わった。今回はアンプは変わらず性能が上がった感じだ。

低音もまとまりが良くなった。

できれば、音色がNON NFBのような生き生きとした感じが欲しい。これについてはだいぶ良くなった。今のでダメなわけじゃないが、「欲」だ。

NON NFBのアンプで性能を上げるのは難しいと思うが、今のNFBアンプで音色をつけるのは出来るのではないかと思う。補正のコンデンサーをSEコンデンサーにする、NFB抵抗をVRから固定抵抗にする。なんだ、結構やることあるな。NFBをもう少し下げてもいいだろう。

 

ED様にアドバイス頂いて思い出したが、NFBはOPTの二次側にアースを取らないと安定に掛からない、というのがあったはず。今は10dB掛けても普通に聴ける。

今は安定なためか、アンプが破裂するとかスピーカーが飛ぶとかいう不安感が無くなった。不思議なもんだ。

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CfD‐7.3 NFBその9 まとめ

2020-04-05 17:30:00 | CfD-4 (オートバランス)

現在のプリのまとめをしてみる。

前回OPT終端抵抗を外してから音が激変した。人からしたら「フーン」程度なのだが、質がかわった、以前の音が回路的に間違ってた、という感じからするとこういう「激変」という表現になる。

https://blog.goo.ne.jp/soruboseinn/e/1d29d0ceed94e88cb376e490e7b610bd

現状について。

前回OPT一次側の補正を調べるためにNFBは10dB(抵抗値1.4kΩ)にしたままだ。NFBの補正コンデンサーは470pF。

OPT一次側の補正は270kΩ+200pF。

カップリングコンデンサーは0.1μF(フィルムコン)。

5687グリッド抵抗は300kΩ。

初段グリッドに330kΩの抵抗を取り付けアースに落とした。

OPT終端抵抗は無し。

OPT二次側にアースを取る。

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CfD‐7.3 アース取り付け

2020-04-05 17:00:00 | CfD-4 (オートバランス)

またまたED様からアドバイスというか注意を貰った。

OPT二次側にアースが必要、と。

そうだ、忘れとった。早速取り付けた。

ついでにオシロで波形を見てみた。

20Hz

40Hz

200Hz

1kHz

1kHz方形波

2kHz

10kHz

10kHz方形波

特に問題なさそう。

念のためツイーターに耳を近づけたが、音は出てる。

夜中なので少し小さい音量で鳴らしたが、シンっと鳴る。SNが上がったようだ。

そして端正な音。

詳細は後日。

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カップリングコンデンサー交換 追加情報 (importance)

2020-04-05 11:22:52 | CfD-4 (オートバランス)

またまた情報が抜けていた。

まず、

プリのNFBだが、前々回のOPT一次側高域補正で10dBに調整して、そのままである。現在10dB。

オシロの波形が方形波になっているのはプリの出力ではなくプリとパワーを繋いだ時のパワーの出力である。

大変申し訳ありません。追加させていただきます。

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カップリングコンデンサー交換 (importance)

2020-04-05 00:07:52 | CfD-4 (オートバランス)

以前5687のグリッド抵抗を交換したとき、カップリングコンデンサー(C.C.)とグリッド抵抗を小さいものにして時定数を下げた方がいい、とED様からアドバイスを受けた。現在のC.C.は0.22μF、グリッド抵抗は900kΩ。

 

ラジ技誌の設計の時は、

時定数 R(680kΩ)×C(0.22μF)より 150ms、

ローカット周波数F=1/(2πRC)より 1.1Hz。

 

① 現在の時定数 R(900kΩ)×C(0.22μF)より 198ms、

ローカット周波数 0.8Hz。

 

 

② これのC.C.を0.1μFに交換すると、

時定数はR(900kΩ)×C(0.1μF)より 90ms、

ローカット周波数 1.8Hz。

 

確かこの三倍が実際のローカット周波数だから・・・最大でも6Hz以下。大丈夫じゃね?

C.C.を0.1μFにした結果だが、F特はそんなに変わらない。高域が少し伸びたかな?

下グラフ青線が交換前(0.22μF)

赤線が交換後(0.1μF)。

F特を測りながら波形を見たのだが、方形波になっている。

なんだ?また方形波と間違えたかと思って発振器を見たが間違ってない。
周波数の高い方になるとサイン波に戻る。
入力信号の音量を絞ったらサイン波に戻った。
なんだこれ?
 
 

音を聴く。

これは周波数というよりコンデンサーの質の問題が大きいように思う。

レンジが広がった。肉感は少し後退した。

高域も詰まった感じがしない。

私はオイルコン礼讃だが、これだったらこちらの方がいいかも?なんか最近オイルコンが曇った音に聞こえる。

交換したのはVISHAYのフィルムコン。

前に雑誌でフィルムコンを絶賛してたが、良くわからなかった。

それがここに来て「そういうことか」思うようになった。

なるほど。

今まではもしかして回路の不良をオイルコンでごまかしてた?

なんては思いたくない。

 

 

③ 次に5687グリッド抵抗を900kΩから300kΩにする。

時定数はR(300kΩ)×C(0.1μF)より 30ms、

ローカット周波数 5.3Hz。

下グラフ赤線が交換前(900kΩ)

緑線が交換後(300kΩ)

高域は少し落ちる。ローカット周波数は上がったのに低域は伸びた。でも微妙な差だが。

いま夜中だが、少し音出ししてる。特に問題ないと思う。
 
でも、コンデンサーがパンクして燃えたときからなのだが、なんか安心して聴けないんだよな。パンッって言ってアンプが破裂、スピーカー飛ぶ、なんてこと想像してしまう。
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