平ゴムが届いた。
Φ22の1.3mmと思われるが、Φ22の1.2mmを注文した。
左が旧、右が新。
現物は、サイズは微妙に小さく良い感じ。交換して早速組み直し。
一昨日やったばかりなので、スムーズに組み立て。
途中、配線を繋いでないのに間違えて電源ON。
表示がすぐ消えた。やっべー。壊した?
まあ、続ける。
メカ部を組んだところで銅メッキシャシーを少し拭く。あまり変わらない。
メカ部を組み込み、仮に組みあがった。蓋はまだしない。
ここで電源ON。おお、付いた。そしてPLAY。
・・・・
なんと、テープが入ってないのに音がする。ってか、音はしないのだが、レベルメーターが振れる。
コネクタ忘れたかと思って、確認、基板を外そうとしたら、アースになってるネジが緩い。左右のレベルメーターが振れたので、アース不良?
再度組み直す。
今度は振れない。良かった。
なんとなく行けそうだったので、サイドウッドまでくみ上げる。
上手くいった記念に、内部を刷毛とエアブローで掃除する。
ネジが二個、プラスチックのワッシャーが一個余る。
「ターイムボカーン」じゃない。なんとなく行けそうは気のせいだった。
さて、肝心の音出し。
今回は一発で(二発か?)で出た。
凄い。こんなメカメカしいモノをばらして組み直し成功は何年振りか?
最初はごそごその音で、30年近く前はこんな音を聴いてたんだな、なんて微笑ましくなった。
しかしテープも3本ほど聴いてたら、音が変わった。
今聴いてもそんなに遜色無いんじゃない?
え~ほんとけ?
そんな音が出てる。
それでもテープの音だ。CDから一段落ちた感じの音。
昔はシステムがプアで、分から無かったのかな?
以前はCDと録再が分からないほど近かった。
今はどうなのかな?
しかし凄い音だ。しばらく楽しもう。
しかし解体してて思ったのだが、凄い作りだ。
内部だけなら世界最高ではないか。
トランジスタを抱き合わせてセンサーで読んでるようだし、
ギヤの作りも何か設計だけでは動かない感じもする。試行錯誤の上決めてたとするとそんな手間かけられないから何かノウハウがあるのか、そういう下請けが有ったのか。ヘッドの上下の動作も玉コロ(ベアリング)を挟んでばねで支えてる。キャプスタンはフライホイールで滑らか。
何しろガタが無いのだ。凄いものを作っていたものだ。
どうしても劣化部品が出てきてしまうのだが、後世に残したい。
メカというのはどうも人を熱くさせるものがある。趣味とはこういうものに嵌っていくんだなと思う。電気ではこうは行かない。オーディオが流行ったのは、メカ:スピーカー、プレーヤー、テープ類の機械が進化したからなのだろう。
音楽がデータ化してこれらが廃れたのは時代の流れか、仕方のないものだったのか?
もしかしたらこのデータ化も廃れないか?機械とデジタルの融合、そんなものは無いのかな?
私はオーディオの終焉に立ち会ってる気がしてたが、良い時期に立ち会えたのだと思う。