段間トランスを一次側10kΩで使用している。
巻線比が大きく、二次側の減衰が大きくなる。
その分と言っては何だが、周波数特性が広くなる?
まあ、あまりメリットが見いだせない。
というのは一次側5kΩで使ってた時の話と比べてだ。
NP-126は使用例で見ると、5kΩ:300Ωで使ってるのがある。
二次側タップを変えれば、5kΩ:600Ωで使えるのではないか?
昨日思った20kΩは見送ることにする。
早速配線替え。
測定までは上手くいった。
12AU7のEPは219V
Ekは7.78V
よってIkは16.6mAとなる。
これはA-8713の時とあまり変わらない。
そして初段のE80Fも終段のECC99も良い値を示した。
今日はここまで問題なく来た。これで音出し。
もう方chも合わせるため、調整した方の音出しをしながら作業をした。
音は片方なためか、前とあまり変わらない・・・。
下の方:ウーファーの辺から声が聴こえる。
もう片方も終わり、早速音出しだ。
両方での音は、だんだん良くなってきた。
低音は最初より心なしか減った気もする。
しかし中音が凄い。
腫れ物を触るような、しかし前のような触ると傷んでしまう感じではなく、限界まで鳴らしてる、そんな感じ。
ややもすると歪一歩手前のような危ないところだ。
そういえば柔らかい感じは無い。
真空管を限界まで動作させたような、といえばいいか、電流を目いっぱい流してやった感じというか。
この音を聴いてから柔らかい音を目指さなくなった。
いやあ、良い感じだ。
急にゴールについてしまった?
もうやることは無さそう。しばらくはこれで行こう。