なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肺癌脳転移

2018年07月10日 | Weblog

 先週の金曜日に、62歳男性が左半身不全麻痺で内科クリニックから当院の神経内科外来に紹介された。1~2週間前からしだいに進行した症状だった。紹介した先生も、紹介された先生も脳梗塞と思っていたが、実際は脳腫瘍だった。

 頭部MRIで右上前頭回に拡散強調画像で高信号域を認めて、FLAIRで周辺白質の広範な高信号域(脳浮腫)を認めた。入院時検査として胸部X線も撮影したが、左中肺野の結節影があった。肺癌脳転移と診断された。がんセンターに紹介することになり、今週水曜(明日)に予約をとった。

 ところが左半身麻痺が進行して日曜日に救急外来を受診した。ちょうど日直が同じ神経内科医だったので、入院で経過をみることになった。グリセオール点滴静注で幸いに症状は軽減して、今日退院して明日がんセンター呼吸器内科の外来を受診する予定となった。

 がんセンターは予約受診日にそのまま入院できるかどうかわからないが、早急に対応はしてくれるのだろう。全脳照射?。

 

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