今日は山中克郎先生の「八ヶ岳診療日記」を読んでいた。「総合診療の中でまだ経験していない領域は地域医療であった」ということで、藤田保健衛生大学救急総合内科教授から諏訪中央病院に転身された。地域の様々な方たちと交流しながら、研修医教育も継続されている。どちらも到底真似できない。
この中に出てくる後期研修医(当時)の堂畑雄一先生の経歴が面白かった。大学受験失敗後に、沖縄で漁師をして、その後予備校で勉強して京都大学(人類学というから文学部か)に入学した。商社に勤務した後に、北欧を経てアフリカでNGO活動(エイズ撲滅)に従事して、医師を志した。また受験勉強をして東北大学医学部に入学したという(大分離れた後輩になる)。
随分前に、医学書院で開催されたセミナーで山中先生の講義を聴いて、「攻める問診」にサインしてもらった。まさに「スマイリー山中」だった。