なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

肝細胞癌

2018年07月23日 | Weblog

 糖尿病で内科外来に通院している77歳男性に肝細胞癌が発見された。糖尿病はDPP4阻害薬のみでHbA1c6.2%とまったく問題がなかった。消化器科でピロリ菌除菌後のフォローの内視鏡検査が予定された時に、ついでに(?)腹部エコー検査も入れていた。

 思いがけず肝臓内に腫瘍が指摘された。肝炎はなく、肝機能はまったく正常域だった。肝臓自体は正常肝で慢性肝炎~肝硬変はない。他の消化器癌の転移も、胆管細胞癌も否定的だった。AFPとPIVKAⅡが高値で、肝細胞癌で間違いない。

 当院で手術が予定されて、術前検査が行われた。外科に入院して、手術に備えて、CVラインも挿入された。うまく切除できるといいと思う。

 造影CTで肝右葉に5×3.5cmの等~低濃度の腫瘤があり、造影剤で早期造影~早期減衰され、内部は不均一だった。

コメント (1)
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