なんでも内科診療日誌

とりあえず何でも診ている内科の診療記録

化学療法学会2日目ー淋菌・クラミジア咽頭炎

2014年10月30日 | Weblog

 今日は午前中meet the expertを聴いて、ランチョンは聖マリアンナの國島先生のMRSAの話題を聴いた。以前当院でCD感染症の講演していただいたことがある。いやあすっかり偉くなって(ほとんどファンの心境)。
 この学会はランチョンの後、変に時間が空くので、近くの喫茶店でコーヒーブレイクして「肝炎の診かた、考え方」を読む。本当は消化器だから。
午後は肺炎の講演をちょっと聴いてから、東京女子医大の先生の耳鼻咽喉科領域の性感染症(淋菌とクラミジアの咽頭炎)の講演を聴いた。明らかな咽頭炎の所見のあるものから、耳鼻咽喉科医が見ても所見がないものまであるそうだ。淋菌もクラミジアの弱い菌で培養が難しく、感染していても10%くらいしか検出できない。迅速キットで診断するしかないそうだ。淋菌の咽頭炎はセフトリアキソン2gを3日間投与しないと治療不良になる。これを聴いただけでも来たかいはあった。

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